世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」発売40周年記念キャンペーン
http://www.casio.co.jp/release/2012/0802_CASIOMINI_40th/
40周年キャンペーンだそうです。電卓製品のバーコードを送ると、抽選でカシオミニを模したミニチュア復刻版が400名に当たるとか。
一方、fx-5800pは、2007/12にはベンチマークレポートを掲載されておられるblog様があり、登場してかなり時間が経っているので、そろそろ後継機が登場したりしないかな ?
fx-5800pは十分高性能、多機能なので、これはこれでウレシイ製品なのですが、先日、教えてサイトに「fx-5800pの自然表記は、どうやって通常の表示にするのでせうか」みたいな質問が出ているのを見て、少々考えてしまったのですね。
この質問者は、自然表記よりも数値をすぐに知りたい、という事で、こうした質問を書いたのだと思います。確かに、関数電卓の多くは、そうした利便で使われるもの、特に実務の現場ではそうでしょう。fx-5800pの取説を見れば、キー操作で簡単に切り替えが出来、更に、モード切替を設定する事で、最初から結果を数値表示にすることも出来ます。しかし、CASIOとしては、より高機能な製品として、もっと自然表記を利用してもらいたいという「愛」から、こうした製品を開発、販売した。そこを買いたいのです。
fx-5800pはかなり機能があって、その割に思ったよりは低価格。ソフトウェア面も正規分布関数があったり、行列計算能なども充実していますが、ハードウェア面も単4乾電池1本でFlashメモリの書き換えを可能とした上、高速演算。そして、数式表記の都合にしか貢献していないとは言え、フルピクセルの液晶画面と来ているじゃないの ! プログラム機能もそこそこ充実しているらしく、この「名機」でプログラミングを楽しんでおられる方々も多くいる様子。こうした辺りを見るにつけ、fx-5800pこそは、21世紀のfx-502Pだったのか、などと思うのですよ、勝手に。
しかも、「実務のfx-502P」とは違い、これこそは計算リテラシイを向上させるべく存在するものであり、実務の現場よりも、むしろガキに与えた方がいいのではないか、などと思うのですね。それは数式教育向け、数学教育向けとして !
「ン百円関数電卓」という「世迷言」を書いた当blogではあり、そこに匿名様のコメントとして「やはりプロ電がいいですよね」という御意見を戴きましたが、fx-5800pこそは「まさにソレか」と思えるのです。思ったよりも安価に入手できる様ですし。しかし、ガキ向けとなると、もう少し機能があってほしい。それは、やはり「グラフ機能」だったりしますよ、匿名様も申しておりますが。
その昔のfx-502Pには、プログラムをCMT(カセットテープですよ !)に保存する時に、命令ワードに固有の音階を割り当てていて、「音楽再生機能」を実現したとか言います。当時の開発資源を考えたら、何という遊び心のある製品だっただろうか ! しかし、そうした製品の末裔たるfx-5800pも、実に優れた高機能製品であります。ならばこそ、これから発売されるであろう後継機種には、ゼヒともグラフィクス機能、そしてリアルタイムキー入力機能を盛り込んで欲しい、と思うのです。そういうオモロイ製品を出せば、ガキ共も買ってくれるのではないか、などと思うですが。
Akira様は「今どきのガキは、DSのBASICも買わないのではないか」と申しておりました。確かに、今のガキ共はゲームに対する審美眼は高くなっているので、こうした製品に目もくれない事はあるでしょう。しかし、昔BASICパソコン、ポケコンで育ったオヤジ共にはDSのBASICは売れているというじゃあないの。オヤジが買って面白がって使っていれば、そのガキも興味を持つかも知れない。と、そこに希望をつなぐというのだけでは余りにカナシイのですが、売れるとなれば、こうした経路も考えてみてはどうなのか、と。それが営業努力だったりするのではないか、などと思うのです。
その昔、当方がガキだった頃の話ですが、父親に簡単なおもちゃを作ってもらって、大変嬉しかった記憶があります。今日のプロ電は、そうした契機にもなりうるのではないか、と。
40周年記念で、こんなキャンペーンをやってくれるCASIO様なら、この先も電卓製品を開発、販売し続けてくれる事でしょう。そういう事で、期待してしまうのです。お願いします !!
高機能電卓の情報を広く扱おうと、こんな題名にしました。 先日、手持ちの HP50G がイカれてしまい、HP電卓についての話題を追いかける事が出来なくなりました。 他社の高機能電卓も気になるので、色々とちょっかい出しますヨ。 宜しくネ。
2012年7月31日火曜日
もうすぐ「ねぶた祭り」
ねぶた祭りに特別な思い入れはないのですが、以前にJulyさんでHP35Sを買った折に、「ねぶた祭り」のうちわが一緒に入っておりました。Julyさんは、その年のねぶたに協賛していた様です。
8月の上旬には「ねぶた」だそうですが、最近は不景気なので、お祭りにお金を出そうという所も少なく、Julyさんは、今年はどうなのだろうか。最近、webページも新しい情報がない様です。Julyさんの名前と同じ7月も今日で終りですが、8月が終われば「新入学シーズン」ですから、そろそろ日本でも39gIIが出たりするのかも ?
さて一方、楽天のkoboですが、デバイスは良かったのに、電子書籍市場のプラットフォームやデスクトップソフトの出来が悪く、少々泣けてくる状態であったそうな。やはり「デバイスの低価格」は評価したい、と思います。しかし、楽天IDを取って、端末をアクティベーションしないと使えない、というのは、苦しい。アクティベーションを行うソフトに不具合があって(今は修正されているそうですが)、アクティベーション出来なかったケースがあったそうで、そこが不味い。しかし、楽天のシャチョー三木谷氏は、「そんなのは少数派の悪評」と言ってのけているとか。やはり、楽天が手掛けた事が難しいのか。ウーン。
かと言って、Amazonはどうなのか、未だ未知数です。まだ、電子書籍は普及しそうもないのか、年内は ?
8月の上旬には「ねぶた」だそうですが、最近は不景気なので、お祭りにお金を出そうという所も少なく、Julyさんは、今年はどうなのだろうか。最近、webページも新しい情報がない様です。Julyさんの名前と同じ7月も今日で終りですが、8月が終われば「新入学シーズン」ですから、そろそろ日本でも39gIIが出たりするのかも ?
さて一方、楽天のkoboですが、デバイスは良かったのに、電子書籍市場のプラットフォームやデスクトップソフトの出来が悪く、少々泣けてくる状態であったそうな。やはり「デバイスの低価格」は評価したい、と思います。しかし、楽天IDを取って、端末をアクティベーションしないと使えない、というのは、苦しい。アクティベーションを行うソフトに不具合があって(今は修正されているそうですが)、アクティベーション出来なかったケースがあったそうで、そこが不味い。しかし、楽天のシャチョー三木谷氏は、「そんなのは少数派の悪評」と言ってのけているとか。やはり、楽天が手掛けた事が難しいのか。ウーン。
かと言って、Amazonはどうなのか、未だ未知数です。まだ、電子書籍は普及しそうもないのか、年内は ?
2012年7月15日日曜日
三角関数を使った計算の話題
fx-5800Pの取説を見ていたら、巻末に面白い問題が出ていたので試してみました。
p116に、「直接測れない距離」という例題が出ていて、底辺 A=50 [m],左側角 C = 61°32’, 右側角 D = 49°25’ となっている三角形で、右斜辺の長さ X を求める、というものです。取説には「公式」が出ていて、
X = (A・sin C)/(sin (180 – C – D))
という式で計算し、「答 : X = 47.06613853」となっているのですが、「そういや、これって、こんな風に計算するんだっけか ?」と思い出しながら、考えたのでした。
公式自体は「正弦定理」を書きなおしたものでありましたが、そういや、こんな計算、最近はしていないよねぇ。
正弦定理は結構使われる式らしく、形が良いので憶えやすいものであります。では、これをSolvreにて使うには、どうしましょうか ?
ここでは、入力の都合から、三角形の各辺をA, B, Cとし、更に、同辺に対応する角をS, T, Uとしておきます。しかし、Solvreでは、複数の等号は使えません。仕方がないので、A, B, S, Tだけの等式を入れましょう。
A/sin(S) = B/sin(T)
これで上記の問題を解くことが出来そうです。「B」を求める事にして、A=50, S=180-61°32’-49°25’, T=61°32’ を与えればよさそう。HP35Sでやってみた所、確かに47.0661 (FIX 4)を得ました。
ついでに左斜辺も計算させてみます。同様の手続きで、40.6610 (FIX 4)が求まりました。
そういや、fx-5900Pには、内蔵公式で「ヘロンの公式」もありました。三辺の長さが得られたので、この三角形の面積も計算できます。しかし、この式をSolvreに持ってくる具合には行かないので、手でチマチマと入力してやりましょう。
ヘロンの公式では、ラージSとスモールsがあり、このために2つの表式になっております。しかし、スモールsの方は、式を見やすくするために導入された程度のものなので、スモールsを使わない表式にすれば、式自体は1本になり、Solvreでも使えます。少々面倒ですが、この程度の式は一旦記憶させてしまえば良いので、そこが数式記憶機能の利便という具合です。
S = SQRT((A+B+C)*(B+C-A)*(A+C-B)*(A+B-C)/16)
少々長ったらしいのですが、これでヘロンの定理もバッチリ使えます。計算の結果、この三角形の面積は 893.6219 [m^2]となりました。計算練習として、お試し戴きたく。
p116に、「直接測れない距離」という例題が出ていて、底辺 A=50 [m],左側角 C = 61°32’, 右側角 D = 49°25’ となっている三角形で、右斜辺の長さ X を求める、というものです。取説には「公式」が出ていて、
X = (A・sin C)/(sin (180 – C – D))
という式で計算し、「答 : X = 47.06613853」となっているのですが、「そういや、これって、こんな風に計算するんだっけか ?」と思い出しながら、考えたのでした。
公式自体は「正弦定理」を書きなおしたものでありましたが、そういや、こんな計算、最近はしていないよねぇ。
正弦定理は結構使われる式らしく、形が良いので憶えやすいものであります。では、これをSolvreにて使うには、どうしましょうか ?
ここでは、入力の都合から、三角形の各辺をA, B, Cとし、更に、同辺に対応する角をS, T, Uとしておきます。しかし、Solvreでは、複数の等号は使えません。仕方がないので、A, B, S, Tだけの等式を入れましょう。
A/sin(S) = B/sin(T)
これで上記の問題を解くことが出来そうです。「B」を求める事にして、A=50, S=180-61°32’-49°25’, T=61°32’ を与えればよさそう。HP35Sでやってみた所、確かに47.0661 (FIX 4)を得ました。
ついでに左斜辺も計算させてみます。同様の手続きで、40.6610 (FIX 4)が求まりました。
そういや、fx-5900Pには、内蔵公式で「ヘロンの公式」もありました。三辺の長さが得られたので、この三角形の面積も計算できます。しかし、この式をSolvreに持ってくる具合には行かないので、手でチマチマと入力してやりましょう。
ヘロンの公式では、ラージSとスモールsがあり、このために2つの表式になっております。しかし、スモールsの方は、式を見やすくするために導入された程度のものなので、スモールsを使わない表式にすれば、式自体は1本になり、Solvreでも使えます。少々面倒ですが、この程度の式は一旦記憶させてしまえば良いので、そこが数式記憶機能の利便という具合です。
S = SQRT((A+B+C)*(B+C-A)*(A+C-B)*(A+B-C)/16)
少々長ったらしいのですが、これでヘロンの定理もバッチリ使えます。計算の結果、この三角形の面積は 893.6219 [m^2]となりました。計算練習として、お試し戴きたく。
2012年7月13日金曜日
CASIO「fx-5800P」について
Akira様入手のCASIO 「fx-5800P」について、取説のPDFを見たりしました。これは、実に凄い製品だった、と、今更ながら感銘すると共に、自らの不明を恥じる所であります。CASIO様、申し訳ない、とともに、こういう面白い製品を出して戴き、有り難く感謝。
PDFなどから判る範囲でしか書けませんが、どうやら、つぎの様な製品らしいのです。
【ハードウェア】
1) 何と、単四乾電池を1本で、1年動くというじゃないの。これで内蔵Flashの書き換えまで出来るというのですから、驚きの省電力といって良いと思います。
2) しかも、それだけ省電力の割には、結構早いらしい。いくつか情報を上げておられるサイト様をみると、数値積分でかなりの速度が出ている模様。
3) そして、これは少々勿体無いのかなぁ、と思われるのは、複数行表示可能なのに、グラフィクスの機能が見当たらない所。LCDの写真を見ると、キャラクタディスプレイではなく、グラフィクスも表示可能なものらしいのですが、そのグラフィクス表示は数式の自然表示 (積分表示など)にのみ貢献している。簡単な点打ち程度のグラフィクスとかあれば、面白かったかなぁ ?
【ソフトウェア】
これが今回、fx-5900Pを取り上げる「目玉」です。
1) アセンブリ言語風ながらも、プログラムが書けて、動きます。
BASICでいう所のinput$(1)に相当する、1文字入力待ちキー取り込みがあり、かなり自由度のあるプログラムが動きそうです(アクションゲームはムリですが)。まあ、これは電卓としては積極的に使われるものではありませんが、定型業務としてアプリケーションを組み込むという用途に使われている例もあります。
2) 次に、自然表記機能
この製品の特徴として、自然数式入力・表示があります。モダンなデザインとして、割合受け入れられている様です。
3) 正規分布計算能
また、今日的な機能という点では、正規分布計算能がある所が実の所見えない特徴になっているのではないか、と思えます。長らく、関数電卓の統計機能と言えば2変数統計機能 (直線回帰分析)でした。fx-5900Pは、どちらかというとハイエンド機種なのか、これが用意されています。
少し前の電卓では、正規分布計算能は「数値積分機能で計算すればいいでしょ」という扱いでしたが、今日では、数表程度の程度でもいいから、一発で数値が求められるべき機能の一つと言ってよいものと思われます。それが、この価格の製品で実装されました。ウレシイ。
4) 行列計算能
行列計算能もあります。複素数行列も扱えるらしく、これはかなり刺激的です。連立方程式の計算機能も、この行列計算機能を利用しているらしく、かなり大きな計算も出来そうです。
5) 数値微分・積分
数値微分、積分の機能もあります。数値積分だけで十分ではないか、と思うのですが、そこはやはり「電卓」、一々、前進差分の計算をするよりも、「答え一発」で中心差分の値が得られるのは、初学者にとっても便利な機能なのではないか、と思われます。
6) 数式記憶、内蔵公式
数式記憶機能も便利です。関数電卓を実務で使用する方にはウレシイ機能でしょう。また、内蔵公式というのも「いいものではないか」と思っております。
当方、以前は「使いもしない内蔵公式なんて、役に立つんかいや。ROMの埋め草だったら、その分ファームでも充実させて、色々な機能を盛り込んでみんかい」と思っておりましたが、fx-5900Pを見て、その考えを改めました。
確かに、実務では内蔵公式を使う場面は少ないのかも知れません。しかし、それでもCASIOは内蔵数式にこだわっていた。それは、元々「実務に使ってもらう」という願いもあったのかも知れませんが、実際には「実務に向けての教育的配慮」なのか、と思うのです。
実務で使っている人は、その専門分野以外の数式に積極的に触れる事はなかなか無いでしょう。それはそれで結構な事ですが、電卓製品を出している側にしてみれば、広い専門分野に対して製品を供給している、という自負があり、様々な分野に使えるんですよ、というアピールであり、ある意味「教育」なのか、と思うのですね。ある分野ではこうした数式を使っている、他の分野ではこっちの数式。そういう知見を盛り込んでいる。そうした事が、専門分野にあっても、より知見を広げていく。知見の横断的活用。そういう事もあって、CASIOは内蔵公式にこだわりがあるのだろうか、と思えて来たのです。
内蔵公式ではなく、自前の数式を記憶させる数式記憶機能だけで十分、と思っておりましたが、「では、実際に時分で使う数式を、コチコチ入れて使っていますか ?」と言われてたら、当方の場合、そうではありませんでした。電卓使いの人の中には、そうした事を地道にやっておられる方も居られるのかも知れませんが、それというのも、実務をきちんとこなし、その道具として電卓を活用されているからであって、実務により便利に活用するとなると、独自の数式を記憶させたりなどの活用につながっていく訳ですから、「内蔵数式なんて要らないんじゃないの」となる訳ですが、実は、内蔵公式自体は、そういう取っ掛かりを提供しているのだとすればどうでしょうか。例えば、内蔵公式に必要な機能があったとしても、実務では、他に「こんな式があったら便利だな」と思う場面もあるでしょう。それを数式記憶機能で補う。そういう使い方でもいいのではないか。
という事で、fx-5900Pを見て、内蔵公式の意味を悟った訳です。もちろん、数式記憶機能があってこそ、内蔵公式が十全に活用される側面はありますが、fx-5900Pでは数式記憶機能も持っている。
惜しむらくは、数式記憶機能、内蔵公式がSolvreで使えそうもない所 (取説を流し読みした範囲では判りませんでした)。これは、その内改善されるかも知れませんが、将来の製品では採用される事を切に望む次第です。
7) その他
最近はCASIOの電卓を使っていないので、この辺りはどうなっていたのかよく知りませんが、今回、fx-5800Pの取説を見て感激したのが、三角関数のパラメータです。昔のポケコンやグラフ電卓では、三角関数の独立変数値域が±1440 (deg)という狭い範囲でした。この範囲を超えてしまう三角関数値を計算できなかったのですが、fx-5800Pでは、実用上十分な範囲で計算できる様になっております。
【締め】
総じて、今日的デザインとなったfx-5800Pは、かなり「買い」な製品なのではないか、と思うのです。これだけの機能が詰め込まれていて、価格がかなり安い (Akira様情報では、Amazonで6500円程度とか)。モダンな機能を持った今日のプロ電という印象です。過去、ポケコンを使っていたユーザーの一部 (何故「一部」なのかというと、BASICではないからだったりするのですが)に対しては「今日(「こんにち」)、コレを買うべし」と言って良い製品です。昔のポケコンよりも高機能で、しかもより「リーズナブル」な価格。この価格にあれこれ機能を要求するのは間違いなのか、と思わせる程に高機能。いや、これが売れずして、何を買う、というくらいのもの !
もちろん、SharpやCANONの関数電卓にも、使いやすくて良い製品はあります。また、CASIOもカラーグラフ電卓という「上位機種」を出しているのですが、ここまで低価格で高機能なfx-5800Pは「隠れた逸品」だったのではないか、と思うのです (「お前が知らないだけだ、ボケ」と言われたら、グウの音も出ません。私が悪ろう御座居ました !)。また、細かい所では、色々と不満が出るかも知れません (フルピクセルのLCDなのにグラフィクス命令がない、数式記憶とSolvreの連携が利かない、三角関数、指数対数で複素数が扱えない、etc ...)。しかし、そうした部分が至らなくても、高機能、低価格は大きな魅力です。本当、コレこそは中高生などのガキ共に購入させるべき製品なのではないか、と思うのであります。
で、ここまで褒めちぎったのですが、今の所、当方はこれを買うつもりはありません。何故か。それは、同等の機能を持つ電卓を手元に抱えている割に、その活用もままならないからです。Akira様は、手持ちの製品が壊れてしまったため、急遽、代替製品として入手されたのですが、それが「当たり」だった、という事ですね。CASIOにしてもSharpにしても。しかし、当方の電卓は今の所、問題なく使えておりまして (先程、TI-83+の電源を入れたら、画面が点かないのでキモを冷やしましたが、バックアップ電池が少なくなっていたためらしく、入れ直しで復帰しました)、当面、新しい電卓は(欲しいという物欲はあるものの)「お預け」です。しかし、fx-5900Pの様な「良い」製品があった、という事で、ウキウキしてしまいました。いずれ、現有電卓の代替をという頃には、fx-5900Pや、その後継機がある、そう思うと、安心します。
PDFなどから判る範囲でしか書けませんが、どうやら、つぎの様な製品らしいのです。
【ハードウェア】
1) 何と、単四乾電池を1本で、1年動くというじゃないの。これで内蔵Flashの書き換えまで出来るというのですから、驚きの省電力といって良いと思います。
2) しかも、それだけ省電力の割には、結構早いらしい。いくつか情報を上げておられるサイト様をみると、数値積分でかなりの速度が出ている模様。
3) そして、これは少々勿体無いのかなぁ、と思われるのは、複数行表示可能なのに、グラフィクスの機能が見当たらない所。LCDの写真を見ると、キャラクタディスプレイではなく、グラフィクスも表示可能なものらしいのですが、そのグラフィクス表示は数式の自然表示 (積分表示など)にのみ貢献している。簡単な点打ち程度のグラフィクスとかあれば、面白かったかなぁ ?
【ソフトウェア】
これが今回、fx-5900Pを取り上げる「目玉」です。
1) アセンブリ言語風ながらも、プログラムが書けて、動きます。
BASICでいう所のinput$(1)に相当する、1文字入力待ちキー取り込みがあり、かなり自由度のあるプログラムが動きそうです(アクションゲームはムリですが)。まあ、これは電卓としては積極的に使われるものではありませんが、定型業務としてアプリケーションを組み込むという用途に使われている例もあります。
2) 次に、自然表記機能
この製品の特徴として、自然数式入力・表示があります。モダンなデザインとして、割合受け入れられている様です。
3) 正規分布計算能
また、今日的な機能という点では、正規分布計算能がある所が実の所見えない特徴になっているのではないか、と思えます。長らく、関数電卓の統計機能と言えば2変数統計機能 (直線回帰分析)でした。fx-5900Pは、どちらかというとハイエンド機種なのか、これが用意されています。
少し前の電卓では、正規分布計算能は「数値積分機能で計算すればいいでしょ」という扱いでしたが、今日では、数表程度の程度でもいいから、一発で数値が求められるべき機能の一つと言ってよいものと思われます。それが、この価格の製品で実装されました。ウレシイ。
4) 行列計算能
行列計算能もあります。複素数行列も扱えるらしく、これはかなり刺激的です。連立方程式の計算機能も、この行列計算機能を利用しているらしく、かなり大きな計算も出来そうです。
5) 数値微分・積分
数値微分、積分の機能もあります。数値積分だけで十分ではないか、と思うのですが、そこはやはり「電卓」、一々、前進差分の計算をするよりも、「答え一発」で中心差分の値が得られるのは、初学者にとっても便利な機能なのではないか、と思われます。
6) 数式記憶、内蔵公式
数式記憶機能も便利です。関数電卓を実務で使用する方にはウレシイ機能でしょう。また、内蔵公式というのも「いいものではないか」と思っております。
当方、以前は「使いもしない内蔵公式なんて、役に立つんかいや。ROMの埋め草だったら、その分ファームでも充実させて、色々な機能を盛り込んでみんかい」と思っておりましたが、fx-5900Pを見て、その考えを改めました。
確かに、実務では内蔵公式を使う場面は少ないのかも知れません。しかし、それでもCASIOは内蔵数式にこだわっていた。それは、元々「実務に使ってもらう」という願いもあったのかも知れませんが、実際には「実務に向けての教育的配慮」なのか、と思うのです。
実務で使っている人は、その専門分野以外の数式に積極的に触れる事はなかなか無いでしょう。それはそれで結構な事ですが、電卓製品を出している側にしてみれば、広い専門分野に対して製品を供給している、という自負があり、様々な分野に使えるんですよ、というアピールであり、ある意味「教育」なのか、と思うのですね。ある分野ではこうした数式を使っている、他の分野ではこっちの数式。そういう知見を盛り込んでいる。そうした事が、専門分野にあっても、より知見を広げていく。知見の横断的活用。そういう事もあって、CASIOは内蔵公式にこだわりがあるのだろうか、と思えて来たのです。
内蔵公式ではなく、自前の数式を記憶させる数式記憶機能だけで十分、と思っておりましたが、「では、実際に時分で使う数式を、コチコチ入れて使っていますか ?」と言われてたら、当方の場合、そうではありませんでした。電卓使いの人の中には、そうした事を地道にやっておられる方も居られるのかも知れませんが、それというのも、実務をきちんとこなし、その道具として電卓を活用されているからであって、実務により便利に活用するとなると、独自の数式を記憶させたりなどの活用につながっていく訳ですから、「内蔵数式なんて要らないんじゃないの」となる訳ですが、実は、内蔵公式自体は、そういう取っ掛かりを提供しているのだとすればどうでしょうか。例えば、内蔵公式に必要な機能があったとしても、実務では、他に「こんな式があったら便利だな」と思う場面もあるでしょう。それを数式記憶機能で補う。そういう使い方でもいいのではないか。
という事で、fx-5900Pを見て、内蔵公式の意味を悟った訳です。もちろん、数式記憶機能があってこそ、内蔵公式が十全に活用される側面はありますが、fx-5900Pでは数式記憶機能も持っている。
惜しむらくは、数式記憶機能、内蔵公式がSolvreで使えそうもない所 (取説を流し読みした範囲では判りませんでした)。これは、その内改善されるかも知れませんが、将来の製品では採用される事を切に望む次第です。
7) その他
最近はCASIOの電卓を使っていないので、この辺りはどうなっていたのかよく知りませんが、今回、fx-5800Pの取説を見て感激したのが、三角関数のパラメータです。昔のポケコンやグラフ電卓では、三角関数の独立変数値域が±1440 (deg)という狭い範囲でした。この範囲を超えてしまう三角関数値を計算できなかったのですが、fx-5800Pでは、実用上十分な範囲で計算できる様になっております。
【締め】
総じて、今日的デザインとなったfx-5800Pは、かなり「買い」な製品なのではないか、と思うのです。これだけの機能が詰め込まれていて、価格がかなり安い (Akira様情報では、Amazonで6500円程度とか)。モダンな機能を持った今日のプロ電という印象です。過去、ポケコンを使っていたユーザーの一部 (何故「一部」なのかというと、BASICではないからだったりするのですが)に対しては「今日(「こんにち」)、コレを買うべし」と言って良い製品です。昔のポケコンよりも高機能で、しかもより「リーズナブル」な価格。この価格にあれこれ機能を要求するのは間違いなのか、と思わせる程に高機能。いや、これが売れずして、何を買う、というくらいのもの !
もちろん、SharpやCANONの関数電卓にも、使いやすくて良い製品はあります。また、CASIOもカラーグラフ電卓という「上位機種」を出しているのですが、ここまで低価格で高機能なfx-5800Pは「隠れた逸品」だったのではないか、と思うのです (「お前が知らないだけだ、ボケ」と言われたら、グウの音も出ません。私が悪ろう御座居ました !)。また、細かい所では、色々と不満が出るかも知れません (フルピクセルのLCDなのにグラフィクス命令がない、数式記憶とSolvreの連携が利かない、三角関数、指数対数で複素数が扱えない、etc ...)。しかし、そうした部分が至らなくても、高機能、低価格は大きな魅力です。本当、コレこそは中高生などのガキ共に購入させるべき製品なのではないか、と思うのであります。
で、ここまで褒めちぎったのですが、今の所、当方はこれを買うつもりはありません。何故か。それは、同等の機能を持つ電卓を手元に抱えている割に、その活用もままならないからです。Akira様は、手持ちの製品が壊れてしまったため、急遽、代替製品として入手されたのですが、それが「当たり」だった、という事ですね。CASIOにしてもSharpにしても。しかし、当方の電卓は今の所、問題なく使えておりまして (先程、TI-83+の電源を入れたら、画面が点かないのでキモを冷やしましたが、バックアップ電池が少なくなっていたためらしく、入れ直しで復帰しました)、当面、新しい電卓は(欲しいという物欲はあるものの)「お預け」です。しかし、fx-5900Pの様な「良い」製品があった、という事で、ウキウキしてしまいました。いずれ、現有電卓の代替をという頃には、fx-5900Pや、その後継機がある、そう思うと、安心します。
2012年6月27日水曜日
何だか、新しい電卓が欲しくなっちゃった
いえね、手持ちの電卓が3台もあって、最近はロクに使っていないのではありますが、Akiraさまの所で電卓の話題を見たら、何だか欲しくなっちゃったのよ。
かつて、CANONも電卓製品の延長として面白い製品を出していたりしたんですが、今日の電卓製品の細り方といったら、これは何なのか。御手洗氏が社長に就いてからというもの、「大企業病」という事で、リストラ、リストラ。PC部門は止め、電卓も規模を縮小してしまった。まあ、不景気が祟ってきた当時は、会社の存続が最優先課題だったので、仕方のないところだったのかも知れませんが、今は一息ついたのでしょうから、もう少し面白い製品とか出してくんないかね。いや「もう電卓はやらないんだよーん」というのであれば、期待せずに済むんですけど。
Sharpも大企業病に冒されていて、もう電卓も止めてしまうのではないか、と思っていたのですが、意外に製品をコツコツと作っていた。最近は工業高校向けのポケコンは出していない様ですが、未だに電卓部門を縮小しない所を見ると、もう少しすれば新製品も出したりするのかな、などと、少し希望を持ってしまいます。
CASIOも結構元気な様です。先日はカラーグラフ電卓も販売しましたし、Akira様購入のfx-5800Pは、プロ電だというのに、単4電池1本で動くというじゃないの。これはビックリ。実売8000円くらいで、意外に面白い製品を出していたのねぇ、と興味を持ってしまいました。
最近は量販店の店頭にも行っていないので、少し物色してこようかな、なんて「仏心」を出してしまいました。もしかすると、ひょっこり「300円関数電卓」とかあったりしてね ?
かつて、CANONも電卓製品の延長として面白い製品を出していたりしたんですが、今日の電卓製品の細り方といったら、これは何なのか。御手洗氏が社長に就いてからというもの、「大企業病」という事で、リストラ、リストラ。PC部門は止め、電卓も規模を縮小してしまった。まあ、不景気が祟ってきた当時は、会社の存続が最優先課題だったので、仕方のないところだったのかも知れませんが、今は一息ついたのでしょうから、もう少し面白い製品とか出してくんないかね。いや「もう電卓はやらないんだよーん」というのであれば、期待せずに済むんですけど。
Sharpも大企業病に冒されていて、もう電卓も止めてしまうのではないか、と思っていたのですが、意外に製品をコツコツと作っていた。最近は工業高校向けのポケコンは出していない様ですが、未だに電卓部門を縮小しない所を見ると、もう少しすれば新製品も出したりするのかな、などと、少し希望を持ってしまいます。
CASIOも結構元気な様です。先日はカラーグラフ電卓も販売しましたし、Akira様購入のfx-5800Pは、プロ電だというのに、単4電池1本で動くというじゃないの。これはビックリ。実売8000円くらいで、意外に面白い製品を出していたのねぇ、と興味を持ってしまいました。
最近は量販店の店頭にも行っていないので、少し物色してこようかな、なんて「仏心」を出してしまいました。もしかすると、ひょっこり「300円関数電卓」とかあったりしてね ?
ようやく日本も「電子書籍元年」 ?
AmazonのKindleが、日本サイトでも「Kin日発売予定」との事で、もうすぐ発売されるかも知れない、との事。しかし、テレ東に出たベゾス氏は「年内にやりたいねぇ」と、実際には数カ月先が「近日」なのか、と。
一方、楽天の方もいよいよ「電子書籍を始めるゾ」と言い出しました。
当方は、両方やってくれたら面白いかなぁ、などと傍観しておりますが、さて、どうなるのか。
Amazonの電子書籍、どうやら「クレカ払い」でしか買えないでしょう。すると、ガキはおいそれと買えない。楽天は判りませんが、もしかするとweb moneyとか使えるかも知れない。そして、大人情報も出ている日刊ゲンダイやおねーちゃんのグラビヤとかも売ってくれる、かも。すると、やはりガキ共のカネを収奪するには、楽天の方が優勢なのか、などと考えてしまうのです。
一方、電子書籍で考えると、Amazonの方が大量のコンテンツを供給できそうな様子。その辺りで、どんな戦いになるのか、電子書籍の関係者は固唾を飲んで見守っているのでしょう。しかし、最終的には両者とも市場を広げる事なく、最後はAppleのiTuneが一人勝ち、とかなったりするのではないか、などとも思えてしまうのですね。
よく「Amazonは外国企業なので、ここでものを買うと、その収益は外国へ行ってしまう。だから国内企業の楽天で買おう」という「愛国的」な言説があります。現状ではそうなのかも知れません。しかし、楽天もより大きくなるには「世界展開」、世界的企業となるため、既に社員には英語を強要しているとか。で、海外進出で多国籍企業ともなれば、その収益は多国籍企業なので、結果、海外に流出してしまう。これは避けられない事です。そもそも、世界展開を目指しているので、カナダの電子書籍企業Koboを買収して、事業を始めたのですから。
Amazonが勝とうが楽天が勝とうが、当方にとってはどうでもいいのです。だから、安くて使い良い電子書籍端末を出してくんないかな、どっちでもいいから。
追記 on 2012/06/30
ベゾスのバカタレ。結局、尼のKindleは「年内発売」だった様でした。今、尼のサイトを見ると「Kin日発売」のバナーは掻き消えております。近日ではなく「年内発売」ちう事です。 Win8よりも早いのか遅いのか、という時期の話。まあ、当てにはしておりませんが、では何でまた、この時期だったのか。それが怪しい ... 。
一方、楽天の方もいよいよ「電子書籍を始めるゾ」と言い出しました。
当方は、両方やってくれたら面白いかなぁ、などと傍観しておりますが、さて、どうなるのか。
Amazonの電子書籍、どうやら「クレカ払い」でしか買えないでしょう。すると、ガキはおいそれと買えない。楽天は判りませんが、もしかするとweb moneyとか使えるかも知れない。そして、大人情報も出ている日刊ゲンダイやおねーちゃんのグラビヤとかも売ってくれる、かも。すると、やはりガキ共のカネを収奪するには、楽天の方が優勢なのか、などと考えてしまうのです。
一方、電子書籍で考えると、Amazonの方が大量のコンテンツを供給できそうな様子。その辺りで、どんな戦いになるのか、電子書籍の関係者は固唾を飲んで見守っているのでしょう。しかし、最終的には両者とも市場を広げる事なく、最後はAppleのiTuneが一人勝ち、とかなったりするのではないか、などとも思えてしまうのですね。
よく「Amazonは外国企業なので、ここでものを買うと、その収益は外国へ行ってしまう。だから国内企業の楽天で買おう」という「愛国的」な言説があります。現状ではそうなのかも知れません。しかし、楽天もより大きくなるには「世界展開」、世界的企業となるため、既に社員には英語を強要しているとか。で、海外進出で多国籍企業ともなれば、その収益は多国籍企業なので、結果、海外に流出してしまう。これは避けられない事です。そもそも、世界展開を目指しているので、カナダの電子書籍企業Koboを買収して、事業を始めたのですから。
Amazonが勝とうが楽天が勝とうが、当方にとってはどうでもいいのです。だから、安くて使い良い電子書籍端末を出してくんないかな、どっちでもいいから。
追記 on 2012/06/30
ベゾスのバカタレ。結局、尼のKindleは「年内発売」だった様でした。今、尼のサイトを見ると「Kin日発売」のバナーは掻き消えております。近日ではなく「年内発売」ちう事です。 Win8よりも早いのか遅いのか、という時期の話。まあ、当てにはしておりませんが、では何でまた、この時期だったのか。それが怪しい ... 。
2012年6月9日土曜日
「計算遊び」から考える
中学生や小学生が見ているとは思えないのですが、もしかすると、検索で引っかかったりするかも知れません。
中学生にもなると、2乗や3乗などのべき乗の話を勉強されている事と思います。最近は苦悶式なんて学習方式もあるそうで、こうした知識はもしかすると小学生でも知っているのかも。
そうしたお子さんに「では、4の1.5乗は、いくつでしょうか」と問題を出したら面白いかな、なんて思ったのでした。
これは、100円ショップで買える程度の電卓 (もちろん、ルートは必要です)を持っていれば計算できてしまう問題です。また、知っていれば、暗算でもすぐに答えが出ます。
しかし、それを小中学生に説明するのは、少々骨が折れそうなので、ここで「試案」を出しておきます。
1) まず、4の3乗を考えてみましょう
4*4*4 = 64
2) つぎは、4の2乗
4*4 = 16
3) 4は16の「平方根」でした。平方根とは「2乗を元に戻す」、すなわち「1/2乗」の計算であると判ります
16^(1/2) = 4
4) 4^3 = 64 でしたが、64 = 2*2*2*2*2*2 = 2^6 でもあります
さらに、64 = (2*2*2) * (2*2*2) = 8*8 でもありますから、64の平方根は、8であると判ります
5) 4の3乗の平方根というのは、4の3/2乗、すなわち、4^1.5という具合です
かくして、4の1.5乗が求まりました。4^1.5 = 8 だったのです
ルートの計算を知っていれば、√(4*4*4) = 8という計算は出来ます。これで100円電卓でも4^1.5の計算は可能です。
こうした事を勉強すると「では、今度は3の3.25乗はどうなのか」などと思う、ひねくれたガキも出てくるかも知れません。これくらいならばまだ、100円電卓でも計算できます(√√(3^13))が、こういうガキが下手にルートキーなんていじってしまうと、更に「3の√3乗は ?」などという疑問に突き進んでしまうでしょう。
そうなると、関数電卓の出番です。関数電卓であれば、当面、計算については色々とやれるでしょう。
ヘンミの計算尺でも「中学生向け」というのがありました。これにはSI,TI尺、L尺があって、三角関数や対数の計算ができたものです。もちろん、本格的な計算尺に較べれば、機能は劣るものですが、それでも三角関数、対数・指数の計算は十分にこなせます。
こうしたものが、以前の日本には存在しておりました。中学生でも、三角関数や指数・対数の計算を行うかも知れない、そういう視点があったればこそ、の製品でしたが、今日では、中国のKADIOが、関数電卓で「中学生向け」を出している。しかも、海外の話とは言え、200円もしないという。
計算尺は関数電卓にその座を逐われてしまいましたが、代わりとなる関数電卓には、極端な話、ガキ向けの製品がない。いや、量販店に行けば、1000円で購入できるものがありはしますが、量販店の電卓の棚を見に行くガキなんて、そんなにいませんよ。それに、関数電卓は「プロツール」という扱いですから「ガキが使うんじゃねぇよ」というオーラがあって、なかなか、ガキでも「面白そう」と気軽に思わせる製品はないわけですね。それは、Sharpが出している「キティちゃん電卓っすよ」、「キャーッ、キャワイイーッ !」の類とは違い、機能、すなわち「何が出来るのか」を訴えて行かないとならない。ガキでも「こんな事が出来るんだ」と思えば、興味を抱く、そういうものです。それがリテラシイというものです。
一頃、CASIOは量販店の店頭で(ガキ向けの)小冊子を配布しておりました。CASIOは孤軍奮闘、リテラシイを涵養するべく、こうした事を地道に行っておりました。実に高邁な理念なのですが、ついでに「気軽に買える価格」の製品を一緒に出してくれないか、と思うので有ります。それこそ、こういう冊子を頒布し、その冊子にある問題を小遣いで買える関数電卓ですぐにでも試せる。いいじゃあないの。菓子付き玩具ならぬ「関数電卓付き小冊子」くらいのもの。
過日「100円ショップで関数電卓が売られる日」という小文を出しましたが、別に100円でなくても良いのです。しかし、近所のガキの目に触れる所に、ガキの小遣いで気軽に買える程度の価格 (200-300円程度 ?) で出してもらえないだろうか、と切に思うのです。今日ならば、そうした、ガキの小遣いでも買える程度の関数電卓が製造可能である筈です。ガキの目に触れる、という事で言えば、以前ならば、学校近くの文具店やスーパーの玩具売り場とかなのでしょうが、今日、そうした所も少なくなっていて、やはり、コンビニや100円ショップ、スーパーの文具売り場、あるいは書店とかいう事になってしまうのでしょう。そうした所に置いて、ガキの目を惹くのです ! 計算の小冊子を付けて「関数電卓付き小冊子」として !!
大して儲かるものではありませんから、メーカーとしては大変ではありますが、是非とも検討されたく。
あーあ、いつもの「電卓情報」になっちゃったよ ... 。だーれも見ていないのだろうけれども、やはり、訴えて行きたいのよ。
追記
「100の1.5乗」で検索された方が居られる様で。上記の手続きに従えば、
100^1.5 = 100^(3/2) = (√100)^3 = 10^3 = 1000
ちう事ですね、ハイ。
中学生にもなると、2乗や3乗などのべき乗の話を勉強されている事と思います。最近は苦悶式なんて学習方式もあるそうで、こうした知識はもしかすると小学生でも知っているのかも。
そうしたお子さんに「では、4の1.5乗は、いくつでしょうか」と問題を出したら面白いかな、なんて思ったのでした。
これは、100円ショップで買える程度の電卓 (もちろん、ルートは必要です)を持っていれば計算できてしまう問題です。また、知っていれば、暗算でもすぐに答えが出ます。
しかし、それを小中学生に説明するのは、少々骨が折れそうなので、ここで「試案」を出しておきます。
1) まず、4の3乗を考えてみましょう
4*4*4 = 64
2) つぎは、4の2乗
4*4 = 16
3) 4は16の「平方根」でした。平方根とは「2乗を元に戻す」、すなわち「1/2乗」の計算であると判ります
16^(1/2) = 4
4) 4^3 = 64 でしたが、64 = 2*2*2*2*2*2 = 2^6 でもあります
さらに、64 = (2*2*2) * (2*2*2) = 8*8 でもありますから、64の平方根は、8であると判ります
5) 4の3乗の平方根というのは、4の3/2乗、すなわち、4^1.5という具合です
かくして、4の1.5乗が求まりました。4^1.5 = 8 だったのです
ルートの計算を知っていれば、√(4*4*4) = 8という計算は出来ます。これで100円電卓でも4^1.5の計算は可能です。
こうした事を勉強すると「では、今度は3の3.25乗はどうなのか」などと思う、ひねくれたガキも出てくるかも知れません。これくらいならばまだ、100円電卓でも計算できます(√√(3^13))が、こういうガキが下手にルートキーなんていじってしまうと、更に「3の√3乗は ?」などという疑問に突き進んでしまうでしょう。
そうなると、関数電卓の出番です。関数電卓であれば、当面、計算については色々とやれるでしょう。
ヘンミの計算尺でも「中学生向け」というのがありました。これにはSI,TI尺、L尺があって、三角関数や対数の計算ができたものです。もちろん、本格的な計算尺に較べれば、機能は劣るものですが、それでも三角関数、対数・指数の計算は十分にこなせます。
こうしたものが、以前の日本には存在しておりました。中学生でも、三角関数や指数・対数の計算を行うかも知れない、そういう視点があったればこそ、の製品でしたが、今日では、中国のKADIOが、関数電卓で「中学生向け」を出している。しかも、海外の話とは言え、200円もしないという。
計算尺は関数電卓にその座を逐われてしまいましたが、代わりとなる関数電卓には、極端な話、ガキ向けの製品がない。いや、量販店に行けば、1000円で購入できるものがありはしますが、量販店の電卓の棚を見に行くガキなんて、そんなにいませんよ。それに、関数電卓は「プロツール」という扱いですから「ガキが使うんじゃねぇよ」というオーラがあって、なかなか、ガキでも「面白そう」と気軽に思わせる製品はないわけですね。それは、Sharpが出している「キティちゃん電卓っすよ」、「キャーッ、キャワイイーッ !」の類とは違い、機能、すなわち「何が出来るのか」を訴えて行かないとならない。ガキでも「こんな事が出来るんだ」と思えば、興味を抱く、そういうものです。それがリテラシイというものです。
一頃、CASIOは量販店の店頭で(ガキ向けの)小冊子を配布しておりました。CASIOは孤軍奮闘、リテラシイを涵養するべく、こうした事を地道に行っておりました。実に高邁な理念なのですが、ついでに「気軽に買える価格」の製品を一緒に出してくれないか、と思うので有ります。それこそ、こういう冊子を頒布し、その冊子にある問題を小遣いで買える関数電卓ですぐにでも試せる。いいじゃあないの。菓子付き玩具ならぬ「関数電卓付き小冊子」くらいのもの。
過日「100円ショップで関数電卓が売られる日」という小文を出しましたが、別に100円でなくても良いのです。しかし、近所のガキの目に触れる所に、ガキの小遣いで気軽に買える程度の価格 (200-300円程度 ?) で出してもらえないだろうか、と切に思うのです。今日ならば、そうした、ガキの小遣いでも買える程度の関数電卓が製造可能である筈です。ガキの目に触れる、という事で言えば、以前ならば、学校近くの文具店やスーパーの玩具売り場とかなのでしょうが、今日、そうした所も少なくなっていて、やはり、コンビニや100円ショップ、スーパーの文具売り場、あるいは書店とかいう事になってしまうのでしょう。そうした所に置いて、ガキの目を惹くのです ! 計算の小冊子を付けて「関数電卓付き小冊子」として !!
大して儲かるものではありませんから、メーカーとしては大変ではありますが、是非とも検討されたく。
あーあ、いつもの「電卓情報」になっちゃったよ ... 。だーれも見ていないのだろうけれども、やはり、訴えて行きたいのよ。
追記
「100の1.5乗」で検索された方が居られる様で。上記の手続きに従えば、
100^1.5 = 100^(3/2) = (√100)^3 = 10^3 = 1000
ちう事ですね、ハイ。
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