2008年11月19日水曜日

ついに販売、HP35S「紙」マニュアル

最近、こちらの書き込みが絶えておりましたが、そうしている内にもJulyさんは、着実に事を進めておりました(当たり前か)。


【hp 35s】 日本語ユーザーズガイドの印刷物完成


1,640円と、結構良心的な価格です。次はいよいよ50gかな ?

データロガー、国内販売 ?

お久です。

ポツポツとHP電卓の品揃えを増やしているJulyさんですが、次に挙げる blogで、いよいよデータロガー「」を販売する可能性も出てきました。


【展示会】全日本科学機器展 in 東京2008 で新製品を展示します

このショウで「MCL (Mobile Calculating Lab)」という製品を展示するそうです。このMCLというのが「StreamSmart 400」らしいのですね。
で、StreamSmart 400の情報を漁りにHPのサイトに行きましたら、「Coming SOON !」だって。

HP StreamSmart 400 - overview and features
http://h10010.www1.hp.com/wwpc/us/en/sm/WF05a/215348-215348-64232-3732525-3732524-3732522.html

未だ出ていなかったのですねぇ。どおりでJulyさんでの扱いが遅かったわけです。

2008年10月3日金曜日

HP 20b、予約受付中

既にAkSd様から情報を戴いておりますが、HP電卓販売のJulyさんから新型金融電卓「20b」の発売が決定、予約の受付が始まって居ります(AkSd様、Julyさんのblogに書き込まれておりましたね)。

【予約10/17】HP 20b 金融電卓 日本語マニュアル付き
10,710円 -> 6,426円 (40% off)

何とも日本語マニュアル付きでこの値段は、かなり勉強されて居ります。また、blogでの質問に答える形で、ファーム書き換えが出来る、と軽く触れています。能力者の方は挑戦されてみてはいかがでしょうか。
JulyさんオリジナルのPDFカタログが取り込めます。最近、日本語のHP電卓マニュアルというものにお目にかかった事がないので、何とも新鮮な感じです。出来れば、昔のVoyagerシリーズのカタログの様に、簡単な使い方を紹介して「欲しくなる」カタログを期待したい所ですが、いきなりそれは難しいですね (お前がやれ、と言われると、当方、クレクレ厨ですから)。

今夏は、関数電卓が出ず、金融電卓の20bなどの電卓にとどまりました。当方、金融方面の知識は乏しく、MBAとMIBの区別もつきません(では、数学方面の知識は、というと、それも心許ないのですが)。既にJulyさんのblogでも明らかな様に、来年発売の電卓について、既に話があるそうです。まあ、今から来年の話をしても、鬼がなんとか言いますから、1年先のお楽しみとしておきましょうか。

既に、前の投稿から1ヶ月ほどが過ぎていたのですねぇ。

2008年9月7日日曜日

日本語マニュアルはもう少し先になりそう

もう9月になってしまいましたが、最近はコレというネタがなく、困って居ります。

Julyさんのところにあるレビュー記事によりますと、HP 50gのマニュアルは翻訳が余り進んでいないとのことです。
ウーム、そろそろか、と予想していたのですが、残念です。まあ、かなりのページ数あるでしょうから、分冊になるのは間違いないでしょう (その昔、HP 48SXのマニュアルは2分冊でした)。
かなりの厚みが出るので、やはり昔のHP電卓の様に「螺旋綴じ」にしてくれると良いのですが、そうすると料金に はね返るのかな ?

2008年8月20日水曜日

Julyさん、「値上げ」

HP電卓を国内で販売しているJulyさん(お世話になっております)が、どうやら一部電卓を「値上げ」したようです。

* 50g
33,600円 が 49%OFF で 16,980円

* 35S
13,230円 が 37%OFF で 8,350円

他の関数電卓も軒並み値上げしていますが、今の所は値上げ価格から割引で、以前の価格が維持されています。

何で値上げ ?

これに関する「答え」は、どうやら「日本語マニュアル」の様です。
既に 30S が「日本語マニュアル付き」で販売されていて、20b も日本語マニュアルをつけたパッケージとして発売される、と発表されています。そして、最近では 35S の日本語マニュアル以降、日本語マニュアルの話をしませんが、ここにきての「値上げ」は、日本語マニュアルを添付するための値上げなのではないでしょうか。
実際、最近の blog では、古い機種の日本語マニュアルの在り処を示しています。多分、紙の日本語マニュアルの準備が整いつつあり、日本語マニュアル付きの場合に価格が上がってしまうために、今から「値上げ」しているものと思われます。
すると、 50g の紙製日本語マニュアルの価格は、33600 - 16980 = 16220 円、ですか。ウーム。少々高いかな。でも、これを買うのがHP電卓ユーザーの「心意気」という所でしょうか。当方は金欠なので、今の所は様子見 ... 。

2008年8月15日金曜日

Julyさん、新しい電卓の発売を予告

既に、新しいHPを発売を予定していると予告していたJulyさんですが、ようやく、具体的な製品名を公開しました。


新機種(hp 20bなど)のリリース予定



これによりますと、金融電卓「20b」と、デスクトップ電卓、マグネット電卓あたりが発売になるそうです。日本語マニュアルを付け、日本オリジナルのパッケージになるとの事で、かなり期待されます。Julyさん、よくやります。

惜しむらくは、データロガーが発売されない所ですが、需要がある様ならば検討するかも知れません。今暫く待ちましょう。

2008年7月26日土曜日

HPのミニノート

今回は、巨大電卓(?)の話題です。

Julyさんのblogに、HPのミニノートが販売再開早々に売り切れ、という話題が出ていました。


【広告】お待たせしました!HP Mini販売再開 ♪


そんでもって、ここからHPへのリンクで移動すると、「販売終了」となっているのですね。しかも、「後継となるモデルの販売を8月中に予定しています。」となっています。
どうも、8月中にもAtomを採用した製品が出る、と見て良いでしょう。色々とミニノートが出ておりますが、どれが良いのかな ?

2008年7月11日金曜日

NAOCO、TIの新型電卓「TI Nspire」の取扱いを開始

既にアメリカでは販売されていた模様ですが、この度、本邦でもTIの最新電卓が入手できる様になりました。

http://www.naoco.com/ti-nspire/ti-nspire_pamphlet.htm

TI Nspireは、電卓とPC用ソフトがあり、両者にCASと付くものと付かないものがあるので、組み合わせで4通りの製品があることになります。この内、NAOCOで取り扱っているのは、CAS付きの電卓とPCソフトウェアの様です。

TI-Nspire CAS Handheld (英文マニュアル)  36,540 (税込価格)
TI-Nspire CAS Sotware (英文マニュアル)   23,940 (税込価格)

簡易版ながら、日本語マニュアルを作成する予定との事で、期待されます。


(おまけ?)
以前、TI-89のPDFマニュアルの一部がNAOCOのwebページにあるという話を書きましたが、既に手を入れていた様で、アクセスできなくなっておりました。残念、といってはいけませんが。

2008年6月13日金曜日

新しいHP電卓の情報・2

既に、新しいHP製品の紹介が出ているそうで、次のサイトにHP電卓に関する情報がありました。


http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press_kits/2008/connecting/calculators.html



かいつまんで、見てみましょう。


* HP StreamSmart 400

4 つの入力ポートを備えた、データコレクタの様です。HPのグラフ電卓に接続して使うのですが、その機種が HP 39/40gs に限られているのが惜しい所。多分、学校教育向けという事で出したのでしょう。とは言え、SysRPL とか使えば、HP 50g とかでも使えるかも知れません。

* HP 20B Business Consultant Calculator

既に情報が出ている、金融電卓です。最新の写真をみると、かなり薄い感じがします。プロセッサにATMELのARM7アーキテクチュアの石を使っているようで、$ 40 程度の価格をつけています。ARM7 の石は今後、HP 35S クラスの関数電卓にも採用される可能性もあります。
金融電卓の方はてんで疎いので、この機種の使いやすさは良く判らんのですが、AlgebraicとRPNの切り替えが出来るそうです。プログラム機能はない様子なので、プログラム機能が必要な方は HP 12C を求めた方が良いのかも知れません。

* HP OfficeCalc 100
* HP OfficeCalc 200

いわゆる「電子式卓上計算機」です。CASIOとかが出している、事務向けの計算機のようですが、こうした製品は多分,HP では初なのではないでしょうか。いわば「殴り込み」という所でしょうが、悪い意味での経営拡大とならない様にしてもらいたいものです。

* HP PrintCal

上記の HP OfficeCalc に、小型プリンターをつけたもののようです。

* HP Quick Calc

磁石を後ろに持っていて、金物の机 (いわゆる事務机) などの場所に手軽に貼り付けておける電卓です。これなども、日本の電卓にはありそうな感じですが、ノベルティーグッズという事も狙っているのでしょうか。


HP の関数電卓に関心のある方 (当方もその一人です) にとっては、今年のHP電卓はどうやら「不作」のようです。まあ、毎年新しい電卓が出ても、電卓の「追っかけ」をしている訳ではありませんから、たまにはこんな調子でも良いですか。


追記 on 2008/06/16
はるまき様の情報により、リンクを変更しました。

2008年5月28日水曜日

金融電卓「HP 12c」の情報

July さんでは、今まで販売されていた「HP 12c platinum 金融電卓 25周年記念モデル」が完売し、「HP 12c platinum 金融電卓(ブラック)」 (価格: 10,580円) が発売になったそうです。現在発売されている 12c は、電源にリチウム電池 CR 2032 を使っているそうで、内部は新しいものとなっています。そもそも、昔の 12c は、プログラムのステップ数が 99 でした (現在のものは 400 あります)。

個人的には名機と思っている「HP 15c」 (同じボディーを使っている、シリーズ 10 の一つ)の復活を期待したいのですが、難しいのでしょうね。まあ、50g や 35S もあるので、贅沢は言えません。

2008年5月15日木曜日

新しいHP電卓の情報

Julyさんが、この夏、HPから新しい電卓が2機種出るという予告をしております。
しかし、その内の1機種と思しき情報が、comp.sys.hp48 に上がっておりました。


New hp calculator?


ここでは、「HP20b」という機種が報じられていました。情報源は独逸の買い物サイトのようで、末尾の「b」から、金融電卓のようです。三角関数までは計算できる様子(逆三角関数はなさそう)ですが、重装備というものでは無さそうです。Google 翻訳を使うと RPN は使えそうな事が表示されますが、INPUT キーがあるので、通常は Algebra 入力と考えて良いのかと思います。

一方、July さんは、次の blog を掲載して居ります。


オフィス機器展2008に出展します


ここには、

> 招待券がありますので、必要な方は sales@july.co.jp 宛にご連絡下さい。
> 出展製品:hp 電卓、フラッシュメモリ
> ( hp 電卓の新機種を持って行きます :) )

とあります。新型が 2機種、と予告されているので、もう 1 機種も出るかも知れません。片方が金融電卓なので、いま一つは関数電卓であると考えて良かろうと思います。果たして、どんな電卓がでるのかな ?
新しい電卓に目が無い筆者としては、行ってみたい気もします。July さんも、招待券をくれるようですし。
しかし、残念ながら、このショウは「バイヤーズ・ショウ」の様なので、一般の消費者が行くと、却って迷惑になりそうです。ウーム、惜しい !
もし、どなたか、見られる機会がありましたら、レポートされるとウレシイですね。まあ、ショウ自体も 7 月の話ですし、その頃までには他の情報も出てくるかも知れません。夏休みが明けると、新しい電卓の発売時期です。

2008年5月3日土曜日

July さん、HP 35 S の日本語マニュアルを完成

と、表題以上の事はありません。有り難いです。まだ、不備があるかも知れないとのことで、気付いたことがありましたら、御報告をいれましょう。

2008年4月17日木曜日

July さんのblog より

日本 HP にて、電卓のページが出来たそうです

http://h50055.www5.hp.com/calculators/jp/ja/

流石に、日本 HP が電卓の販売を再開するということでは無さそうですが、それでも日本語で電卓の情報が提供されるのは、どこかうれしいものです。

そして、この関連ページに、われらが (?) 電卓販売サイト (他にも色々とお値打ち品を販売されて居りますが)、July.co.jp が紹介され、リンクもあります。詳しくは、July さんの blog をご参照。

http://www.july.co.jp/index.php?main_page=wordpress&p=129

July さんでは、もうすぐ新しい電卓の情報も提供される様子です。HP や TI は、アメリカの「新入学シーズン」 (夏休み明け) にあわせて、新しい電卓を投入してくるのが常なので、夏前には何かしらの情報がありそうです。HP 50g の日本語マニュアルとともに期待して待ちましょう (圧を掛けてどうする)。

追記 on 2008/06/13
タイトルを変更しました。

2008年2月11日月曜日

懸垂線を使った、対数の導出について

岩波新書の「数学入門(下)」(遠山 啓・著)に、懸垂線に関する面白い話題が出ています。
その昔、ライプニッツが、懸垂線を対数表の代わりに使ったらどうだろうか、と言ったのだそうです。実際にやってみると、どんな具合になるのか、ということで、やってみました。


ある数 Y の対数 X = ln Y を求めることを考えます。X と Y の関係は次の通りです。

Y = exp X

つぎに懸垂線を考えます。つぎの式で表わされるのでした。

x exp (x/a) + exp (-x/a)
y = a cosh --- = a ------------------------
a 2

ここで、 Y = exp X = exp x/a とおきます。すると、

Y + 1/Y
y = a ---------
2

この式から、Y を「対数を求めたい数値」として、Y から y を計算、さらに得られた y から懸垂線のグラフを使い、x を求めます。

最後は、 X = x/a によって X を求めます。

実例 )

カテナリ数 a = 18.63 の懸垂線を使って、ln 30 を求めましょう。

まず、Y = 30 として、に対応する懸垂線上の値 y を計算します。

30 + 1/30
y = 18.63 * ----------- = 279.7605
2

グラフを使い、これに対応する x を調べます。ここでは、つぎの値を得ました。

x = 63.33846

この作業が、精度に一番影響を与えます。実際に紐を垂らしたり、あるいはグラフ電卓なんかを使うと面白いかも知れません。

最後は、得られた値から対数 X を計算して終了です。

X = 63.33846 / 18.63 = 3.39981

実際の値は ln 30 = 3.40120 ... なので、まあまあの値といえそうです。

2008年2月7日木曜日

双曲線関数の話題

久しぶりの記録です。果たして、どれだけの人が読んでいるのか、などという愚痴はさておき、今回は、はるまき様のblogに影響され、双曲線関数の話題をお送りします。

双曲線関数は、大抵の関数電卓に用意されておりますが、果たして、どれくらいの方が利用しているのでしょうか。当方は、余り利用した事がないので、こんな呑気な事を書いてるのですが、どうも、必要な人にとっては、やはり必要なものであるから、関数電卓のなかでも、重要な位置を占めていると思われます。

HPのサイトには、電卓のチュートリアルがPDFの形で用意されています。その中に、双曲線関数に関するものがあるので、それを見てみましょう。

この中に例題があります。一応、意訳を出しますが、誤訳の可能性もあるので、その事にお気づきの方はお知らせ戴きたく思います。では、行ってみましょうか。

問 1) 山の頂を結ぶケーブルを伝う trum (ケーブルカーの様なものでしょうか) があり、速度は v = 135 m/min、頂の間(径間)は 400 m と言います。
頂におけるケーブルの傾き角が 63 deg の場合、この trum は、頂の間をどのくらいの速度で移動するのでしょうか。

答 1)

まず、ケーブルを伝う trum という事で、この trum が移動するのは「懸垂線」と呼ばれる曲線である、と理想化します。懸垂線は、次の式で表現される式です。

x
y = a cosh ---
a

但し、

S ; 径間 (吊り下げ点の間隔)
D ; たるみ (吊り下げ点と極点の高度差)
L ; 径間の曲線長
a ; カテナリ数
t ; 吊り下げ点での曲線の傾き

この式をいじくり回すと、次の式を得ます。

S tan t
L = ----------------
arc-sinh tan t

この例の場合、S = 437、t= 63°なので、次のような計算になります。

437 tan 63
= ---------------
asinh tan 63

= 601.1129 (m)

よって、掛かる時間は

L / v = 601.1129 / 135 = 4.45269 (min.)


問 2)

径間 S = 40 ft、カテナリ数 a = 18.63 ft の懸垂線で、曲線長はどれほどでしょうか。

これを解くには、次の式を使います。

S
L = 2a sinh ----
2a

40
= 2 * 18.63 * sinh -----------
2 * 18.63

= 48.13830 (ft)



ex. 3) (これはオリジナル)

径間 S = 400 m、曲線長 L = 450 mのカテナリ数は ?

S
L = 2a sinh ----
2a

から、数値解を計算します。HP35S (ようやく出て来ました !)での、Solvreを使った作業例。

1) まず、[EQN]キーを押して、上記の式を入力します。
2) 続いて [SOLVE] [A] と押して、Solverを動かします。
3) "L?" には 480 [R/S]、"S?"には 400 [R/S] と押します。
こうして、

a = 187.8166

を得ました。


追記 on 2008/02/10
kaak様の指摘で、修正しました。

2008年1月12日土曜日

謹賀新年

というには余りに遅くなりました。しかも、今回は電卓ネタではありません。
まだ、余り本調子ではありませんので、情報の追加も出来ませんが、ポチポチ行こうと思います。

最近はBlogの調査をしても、HP35Sのネタが少なく感じますが、ここでは何かしら情報がありましたら取り上げて行く予定です。

今年も宜しくお願い申し上げます。