HP PrimeのCASは「XCAS」を使っているそうで、独自スクリプトのほかに、python文法に準じたスクリプトを実行できる、との事。
そこで、簡単なスクリプトを作成してみましたヨ。
参考にしたのは、つぎのTweet。
cf. https://twitter.com/RR_Inyo/status/1217489174128758784
少々古いものですが、色々と研究して、どうにか再現できた次第。
使い方
1. HP Primeのプログラム・エディタで、適当な名前でファイルを作成します。この時、CASのチェックボックスにチェックを入れるのを忘れずに。
2. プログラムを実行します。しかし、この時点では、何も実行されません。
3. CASを呼び出し、iter_cos(20) と入力して実行します。
コード解説
HP PrimeのXCASではPPLのグラフィクス命令が使えるので、こんなコードが動くのですネ。
また、XCASのコードなので、頭と尻に#CAS, #END というタグが付いておりますが、同時に、ファイル名として準備されるスクリプトヘッダは、必要無さそうな感じなので削除しております。
スクリプトを自動実行できない所はありますが、グラフィクスのコードも動くので、そこそこ楽しめそうです。
コード
#cas
def iter_cos(n):
width = 320
height = 240
for k in range(height):
for j in range(width):
x = j/width*10.0-5.0
y = 5.0-k/height*10.0
z = x+y*i
l = 0
while l<n and abs(z)<50:
z = COS(z)
l=l+1
col = rgb(l/20*255,0,0)
PIXON_P(j, k, col)
WAIT
#end