2026年9月9日水曜日

ClassWiz CW シリーズが新しくなっていた

 CLassWizシリーズが 2nd ed. になっていて (どうやら 6月に登場の様子)、色々と修正を施したのだろうと思うのですが。このキーボード面、今更ながらつらつらとみると、妙な思いつきがありました。
メニュー形式で機能を呼び出すため、キーボード面を大きく改めたのは、TI Nspire シリーズが嚆矢だった様に思うのです。それは、増大する機能を盛り付けるという目的で、敢えてこうしたデザインを採用するに至ったのでしょうが、これを踏襲するという方策を他社採る所は、実に少なかった、というか、そこまではやりはしないですな、ハイ。
時代が下り、CASIO が関数電卓の機能増大という課題、更に、学生さん向けに新しい I/F を提供するという目的もあって、結果的に、メニュー oriented なキーボード面を設計したのが、ClassWiz だったのだと思う所。動機は別のところにありながら、結果としては、Nspire の様な「新しい計算の道具」を提供するに至った、という意味では、Epoch なのだろうと思います。
( そんなことで言えば、先日発売された TI-84 Evo なんかも「回り回って」メニュー oriented なキーボード面になっているので、高機能電卓の多くは、メニュー oriented になっていったりするんじゃろうか、などと妄想を広げてみたりする所 )

それはさておき、今般の ClassWiz 2nd ed. で度肝を抜かれたのが「内部計算桁数 23桁」になっているのですね。コリャーエエ !!
もちろん、計算範囲は従来どおり「 ±1 × 10^-99 ~ ±9.999999999 × 10^99 または 0 」なのですが、なにか、思う所があったりするんじゃろうか、などと考える所です。例えば、内部のプロセッサに機能付加があったりとか。

ClassWiz 2nd ed. になって、括り付け機能の高度化に伴い。それらを今様に「アプリ」と称しておりますが、このあたりにも「新しい計算の道具」という意識を打ち出しているのか、と思うと、少々ウキウキします。そこで、プログラム機能が付加されたりしたら、ちょっと気になる存在になりそうな、そんな予感 ...

fx-CG100 のファームウェアに更新が登場していた

 グラフ関数電卓:fx-CG100 OSアップデート
https://support.casio.jp/download.php?cid=004&pid=2390

金融アプリの更新だそうです。

TI-84 Evo 考

 並行輸入品が Amazon JP でも売られるようになって、しかも価格が、結構安い。
TI-84 python 並行輸入版 > TI-84 python 国内正規版 > TI-84 Evo 並行輸入版 の順という不可解状態。

しかし、TI-84 Evo の国内正規版は暫く登場する気配がなく、今買うのだったら並行輸入版になりますが、結構マニヤ的には「?」という点に気づいてしまった次第。
Evo では、Z80 互換プロセッサから ARM へ移行した最初の製品で、python の実行速度が向上してるとの触れ込みでした。これだけみるとイイ事ずくめの様にも思うのですが、Z80 でなくなり、Z80 向けに作成されたゲームプログラムとかが動かないという事に、今更ながら気付いたのでした。
TI 電卓 Hacker の皆様が、Evo 向けに様々な trick を駆使して、面白いアプリが作られるのでしょうが。そうした利便を享受するには、今暫くの時間が必要なのだろうと思う所です。

2026年5月25日月曜日

TI-84 Evo 続報

 TI planet.org に、つぎの記事がありました。

ref. Review/Test TI-84 Evo-T : index des épisodes - TI planet.org
https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?f=10&t=27361

python については評価はありませんが、TI BASIC の速度についての記述があります。プログラムに拠る様で、単純なループでは速い動作ながらも、少し込み入ったプログラムでは、パフォーマンスが落ちるようです。

Sentaro様も申しておりましたが、Z80 から ARM へ移行したてなので、ファームウェア改善の積み重ねでパフォーマンス向上を期待したい所です。

で、亜米利加でも話題になっている TI-84 Evo ですが、遂に Amazon JP でも取り扱う業者さんが ! ゲーッ !!

ref. TI-84 Evo Graphing Calculator Texas Instruments ラベンダー - USB-C充電、Pythonプログラミング、TI-84 Plus CEよりも高速なパフォーマンスと大きなグラフ。 - Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/Graphing-Calculator-Texas-Instruments-USB-C%E5%85%85%E9%9B%BB%E3%80%81Python%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%81TI-84/dp/B0G8S9HC7D/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3LPE4N1ECTEEB&dib=eyJ2IjoiMSJ9.A240F4zYTn_rAiq9cPpCdMFdwo2AUc1ibnCCFFTVBSevfIqXfPRdQblepzCJoxkyQfiS1wP95RubXR2lT58S8-b2DFfsDLqsz7EcL_2KvBTYVsC3y7VYBwCRNK-UJgp8WFYv_reUPifJqM_Vr4K4jCPl3-vbBYkJRYbZbMwxSXtYKGJsWZrXaZmux6YTcHQa3r5TPmLj7XSASeiWOvi-wiSFR0l0BMZe-5ClYdi_sa84rn9uRBZYtpVCqWA4G9OniUBr423QgrQqCG2LqC-Az-guHrceZx7t-diSqx4WAc8.GF3zdlwRJka898QB5MKP8vUOuoK4ajCt9nhdME1quG0&dib_tag=se&keywords=ti-84+evo&qid=1779718341&sprefix=ti-84+evo%2Caps%2C175&sr=8-1

その心意気たるや、脱帽する所でもありますが、価格が ... 並行輸入の哀しみではあります。ウーン。


2026年5月15日金曜日

fx-5800P が販売されていた

 近所の家電量販店で、CASIO fx-5800P が売られておりました。

その量販店は規模の割に電卓の品揃えは割合充実している様子でした。流石に fx-CG100 はありませんが、今や fx-5800P を置いている所は結構少ないので「頑張っているなァ」と感心した次第。

流石に、価格は「もう少し」の 10,800円でした。Amazon JP で 8,800円くらいですから、ネット販売に流れてしまうのも道理とは言え、CASIO サイトでは 15,800円でありましたから、それを思うと、実店舗でこの価格は、努力の跡があると思う所 (実店舗、地代が掛かりますからネ)。

さて、fx-5800P には、60進数入力のためのメカ、「° ' "」キーがあります。これは、面倒な手続きを要せず、60進数入力が簡潔に出来るという具合であります。
先日、fx-CG50 Solver で 60進数入力が出来なーいッ ! と不平をこぼしたのですが、fx-5800P ならば、おそらく「バッチリ」だと思われます。

思えば、昔の関数電卓の多くで、60進数入力のメカ、専用キーを用意していたのでありますが、時代が進む内、関数電卓がプロ電やグラフ電卓へ変貌を遂げ、機能付加の徒然に、キーボード面にも工夫が必要となって、使用頻度の少ない(と判断された)キーを、例えば Option メニューのようなところへ押しやってしまった。
ユーザーとしては、機能が付加され、充実するのは歓迎されるながらも、キーボード面に制約があるものですから、どうしても機能呼び出しの競争みたいになってしまったのだと思う所。

今日では、ClassWiz シリーズの関数電卓でも、I/F の構成を考え、Option キーを付けるなどの工夫を進めております。これも新時代のアプローチ、とでも言えましょうが、同時に、fx-5800P という選択肢を温存しているのは、やはり「プログラム関数電卓の集大成」の位置づけであるからこそ、なのかも知れません。

もう少し前だったら、6,000円で買えた時期もあったのですが、今日、物価高騰の折とあって、fx-5800P も、チョット高くなってしまいました。
当方、fx-9750GIII に手を出してしまい、今から fx-5800P を買うという程でもありませんが、「グラフや python 要らないヨ、プログラムや計算がしたい !」という気骨のある方は、fx-5800P は未だにオススメ出来る機種である様に思うのであります。

2026年5月3日日曜日

TI-84 Evo だって !

 Sentaro 様に教えて戴きました TI-84 シリーズの最新機種 TI-84 Evo が、アメリカで発売になっているそうです。

ref. TI-84 Evo - TI education
https://education.ti.com/en/products/calculators/graphing-calculators/ti-84-evo

どうも、検索結果から 4日前に情報が公開され、同時に発売されている模様。

Z80 から ARM に移行して、3倍近い Clock となっているそうです。その分、機敏な動作が期待される所ですが、同時に、Z80 時代の binary 資産が動かない事が予想され、更には、ARM binary ですらも動かないのかも知れません。
( ハンドヘルド Game console は無理ゲー ? )
TI-BASIC, python が両方稼働するのは歓迎されるところであります。

画面が広くなり、キーボード面がシンプルになった、と案内されております。
画面が大きいのは結構ながらも、QVGA解像度だったかなぁ ? キーボード面がシンプルになったのは、アイコン・メニューシステム、プルダウンメニューなどのUIメカが導入されている事と関係がありそう。

操作法について、ユーザーに優しくなった様子ではありますが、機能面で大幅な拡充は期待できない様でもあります。
扱える数値は 

Real and complex numbers calculated to 14-digit accuracy and displayed with 10 digits plus a two-digit exponent 
との記述があり、有効桁14桁, 指数部2桁という事で、普通の関数電卓で扱える範囲の数であります。

推計の機能などは TI-83+ の頃からかなり充実していたので、これ以上の追加は難しい ?
行列計算機能など十分であります。

こうしてみると、計算の上位機能は「Nspire シリーズでやってネ」と、機種の棲み分けなのだろうと思われます。
想定されるユーザーとしては、TI-84 シリーズでお勉強していた若い人々(中高生 ?)なのだろうと。当方のように、TI-83+ で楽しんでいた様な人にも向いている様に思います。

ただ、内蔵物理定数、公式集の様なものはなさそうで、そこは学校教育用であって、実用性は少しショボーンだったりして。

Sentaro 様が「TI-84 シリーズを fx-CG50, CG100 が追っかけていたのではないか ? 」とのお言葉を出しておりましたが、今般の TI-84 Evo では、UI デザインを fx-CG100 に寄せてきたのか ? と思ってみたり。

アメリカで発売されたばかりで、日本で入手できるようになるのは、もう少し先になりそうな感じです。
amazon.com では $160, 25,132 JPY となっておりました ... ウーン、高い ?

2026年4月21日火曜日

少し不平を言わせてもらいたく

 ご無沙汰です。最近は、blog へのポストも滞っております。何と言ってもネタ枯れがキツイ。

永らくお休みしていた所で、プログラミング作業も全く行っていないのでありますが、「では、何をしていた ?」というと、電卓にある Solver 機能で、いくつかの計算式の数値を計算するなど、電卓本来の用途を"満喫"していた次第。

計算式の一つの例としては、タイマー IC 555 の無安定マルチバイブレーター動作で、発振周波数の計算をしておりました。

    f = 1/(ln 2 *(R1+2*R2)*C) 

これを Solver に入力しておき、R1, R2, C から 発振周波数 f を計算する、という手筈。Solver なので、逆に f を指定し、コンデンサ容量 C を逆算する、という用途にも使えます。
ちなみに、電卓の Solver では、変数の名前に使えるのは 英数字名1文字 である場合が多いので、上記の式は

    f = 1/(ln 2 *(R+2*Q)*C) 

の様に書き換える必要があります。

で、Solver の利便を満喫していた所で、「そうや、地球上の 2点間の距離を計算する式があったな」と思い出し、使ってみようと。

[HP200LX manual より]

Distance = 69.0466*acos( sin(LT1)*sin(LT2) + cos(LT1)*cos(LT2)*cos(LG1 - LG2) )

LG1, LT1 ; 第1 地点の経度(Longtitude), 緯度(Latitude)
LG2, LT2 ; 第2 地点の経度(Longtitude), 緯度(Latitude)
※ 東経、南緯は 負数で指定する

例 : 
Pennsylvania 州 Philadelphia (北緯 40° 35' 西経 75° 10') と 
Oregon 州 Corvallis (北緯 44° 35' 西経 123° 16') の間の法定マイルを求める。

答 : 
計算結果は  2425.31 [法定マイル]

これを、fx-CG50 の Solver で計算しようと思ったのですが、操作を始めて、計算する所で「詰んでしまった」のです。
というのも、Solver の数値入力画面で、度分秒の入力が出来んのですヨ ! ウーン、マイッタ ... 。
「エ、ウソ !?」とお思いの方、お手元に fx-CG50 があったなら、是非ともお試しいただきたく思います。
(ぶっちゃけ、40° 35' という数値を入力するには 40+35/60 とやってやれば済むのではありますが、こうなってしまうと、度分秒の記号はいらん事になってしまう ... )

「最新の電卓製品で、此の辺りはどうなん ? 」と思ったんで、近所の家電量販店に行って、電卓をポチポチと操作してみました。操作したのは、fx-JP500CW 。
(何でコレにしたのかというと、店頭で稼働展示されている機種だからだったりします。CASIO の営業サマ、お疲れ様です)

上記の数式をすぐに思い出すほどオツムの回転が良くないので、Solver を動かして適当な式を入力し、変数入力で度分秒の数値が入力できるか、という所を確かめました。すると、そこは最新の電卓製品だけあって、入力自体はどうにか出来ますネ。
少し操作が煩雑になってしまいますが、全く入力できないよりは雲泥の差ではあります。

昔の関数電卓では、度分秒の入力補助として DMS→、→DMS といった(疑似)関数機能がありました。
度分秒の入力で、一旦度分秒を "度.分秒" として入力し、DMS→ キーを押して、度に変換するものです。
具体的には、40度35分15秒の場合、40.3515 と入力、DMS→ を押して 40.5875 と 10進数変換して計算に供するのでした。

時代が下り、今日では自然数式入力が全盛となっております。
この度分秒の入力についても「°」の区切り文字を使うことで、(便宜上)60進数の記法に沿う形で数値表現が出来る様になりましたが、電卓全体で統一されたデザインとして具現されていない様でもあり、数値入出力 I/F としては"いま一つ"(イマイチ)の状態、と言えるのかも知れません。

最新の fx-JP500CW では、数値入力時に「°」を呼び出す事が出来ましたが、計算結果を度分秒にて表示したいというニーズについては、試しておりません。
incremental な改良を経て、良くなっていくのでしょう。

そんな具合で、ここでは少しだけ不満をブータレてしまいました。ついでに言うと、手元には HP35S (新版) があり、キーボード面に →HMS, などの機能があります。こうした用途では「電卓そのものを取り替える」という手段もあるのか、などと思ってみたり。