2018年4月8日日曜日

2018年、今年もCASIOがナニかやる ! らしい

昨年(2017)の「電卓の日」に、CASIOの博物館では[「CASIO電卓のあゆみ」という企画展示を行い、ゲーム電卓などを公開展示をおこなったそうです。
今から振り返れば、この時にゲーム電卓リバイバルがけいかくされていたのだろうか ?

CASIOのゲーム電卓がリバイバル、との事で、既に販売されておるそうですが、初回出荷分は既に売り切れだそうで、次回は8月との事。

cf.カシオのゲーム電卓SL-880を旧MG-880と比較 ゲームは忠実、メロディーモードが残念 - engadet japanese
https://japanese.engadget.com/2018/03/23/sl-880-mg-880/

読み応えのある、詳細なレビュー記事です。
初代との比較で、電卓としては性能が向上しているものの、「メロディーモードが省かれたのは残念」と述べられております。
メロディーモードは、ゲームの音のみならず、プリセットのオルゴール機能であったり、電卓のキーを叩いて演奏が出来るものです。

cf. (MG-880のキーボード画像がある、海外サイト)
http://bruprin.tistory.com/4755

1オクターブ以上の音階があるらしい。

そういや、CASIOのプロ電・fx-601/602P (だったかナ ?)では、プログラムを保存するためのCMT(カセット・マグネティック・テープ)インターフェイスを使って、プログラムによってBEEP音楽を自動演奏させる機能があった、と言います。昔のCASIO製品には、遊び心が溢れておりました。

しかし、今日の電卓製品の多くは、音を出しません。静かなオフィス環境、図書館などで音を出すのはまずかろうという配慮なのでしょう。
今回のSL-880では、ボタン電池と太陽電池の併用によるC-Powerで、長時間稼動を達成しております。
電卓の稼動電力自体は大きく省電力化が進んでいるので、太陽電池の併用で長時間稼動が達成されたのでしょうが、音出しには、やはりそれなりの電力が必要らしく (圧電素子による機械的振動で音を出すメカニズムは相変わらずなので)、今回は見送ったのでしょう。
また、音が出ないので「授業中に使ってもバレない ?」といういたずら心も見えてきますが、今時のガキは、そんな事も心配しないのかな ?

そういや、藤堂様がお知らせ戴いた、記事。

cf. カシオ、「関数電卓」普及への挑戦 - マイナビ
https://news.mynavi.jp/article/challenge-1/ 

「日本でも一部の高専や工業高校などでは活用されている」という記述がありました。

その昔と言えば、商業科はソロバン、工業科は計算尺、という具合だったそうですが、工業科では計算尺から関数電卓、そしてポケコンへ推移していったらしい。
しかし、今日ではポケコンすらも製造が終了しており、工業高校ではナニを使っているのだろうか ?
一部の高専では、PICマイコンを使ったワンボードマイコン、Arduinoなどを使うケースがある様です。

最近はIT・プログラミング教育とか言って、小中学生向けの教室が普及しつつある様子。英国では「micro:bit」の様な教材をバラ撒き、児童がプログラミングを行っているらしい。
工業高校が減っていて、ポケコンの需要も先細り、ついには製造終了ですが、一方、小中学生からプログラミング教育みたいな話が出てくると、ポケコンというのも再度、脚光を浴びてもいいのではないか ? などと思ったりしますが、まぁ、新しく教育用途向けにポケコンを開発するというのは難しいのかも知れません。

その成行き、という事なのか、フランスではfx-CG50向けのpythonが登場しようとしている模様。

cf.2018年、プログラミング機能追加の最新動向 - e-Gadget - プログラム関数電卓
http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-661.html

pythonは、様々な分野で利用が進むスクリプト言語です。
fx-CG50に採用される言語なので、PCで動作するフルセットのpythonは期待できませんが、それでも再帰処理やオブジェクト指向などの考えを学ぶ事が出来るものとして、密かに期待しております。


2018年3月17日土曜日

円周率の近似値を求める手法

藤堂様からお知らせ戴きました、つぎのblog様に、とても興味深い情報がありました。

cf. 円周率の近似値となる分数を算出するワンライナー - すぎゃーんメモ 様
http://memo.sugyan.com/entry/20090708/1247044465

Perl言語によるone liner (1行スクリプト)で、円周率に近い分数を検索する、というものです。
ただ、当方はPerlとか正規表現とか、ちんぷんかんぷんなのですヨ。
そこで、上記blog様にある1行スクリプトを凝視するコト数時間、やっている事がおぼろげに判ってきました。
  1. 分母を1から始めて、10000などの上限に達するまで、ループで調べる
  2. 円周率に近い分数であるから、その分子は分母の円周率倍の整数であれば良かろう
  3. こうして分数をでっち上げ、正規表現による精度の確認
という感じらしい。そうか、その手があったのか !

内容としては簡単なものなのですが、それをPerlスクリプトでサラリと書いてしまう辺り、大変勉強になります。
ここでは、同等の機能をBASIC ! (AndroidのRFO BASIC)で行ってみました。電卓で実行するにしても、BASICならば書き換えやすいと思います。

件のone linerでは、円周率近似値を出力する目的を簡単に済ませるものなので、約分まではやりません。必要ならば、別のone linerにパイプするなど、ユーザーが行えば宜しい、という具合。
そこで、BASIC ! プログラムでは、互除法を用いて約分する機能も盛り付けてみました。正確には、約分出来そうな場合には、出力しない様になっております。

プログラム中の変数 d は、円周率と判断する誤差の範囲を指定するもので、これを所望の精度に合わせて変更する事で、分数の絞り込みが出来ます。
電卓で実行するとなると、上限は10000くらいが良さそうです。後は、ユーザーの責任にて実行されたし !


リスト「pseudo-pi.bas」 (Android RFO BASIC 用)


REM Start of BASIC! Program

! title : pseudo-pi.bas
! begin : 2018-03-15 18:13
! note  : 分母を1から順番に検索し、近似値分数が分数を出力する

! precision
d = 0.000001

! pi
pi = atan(1)*4

!  検索ループ
for j = 1 to 10000
  ! 近似値分数を生成
  i = int(j * pi + 0.5)
  ! 近似値分数が精度の範囲内ならば、
  if abs(i/j - pi) <= d 
    ! 互除法で通分可能か調べる
    s = i
    t = j
    while mod(s,t) <> 0
      r = mod(s, t)
      s = t
      t = r
    repeat
    ! 通分出来ない場合、出力
    if r = 1
      print i, j, i/j
!    else 
!      print "..."
    endif

  endif

next j

end

2018年2月9日金曜日

CASIO電卓・自然数式表示のおもしろさ

藤堂様から、とても興味深い話題を御提供戴きました。

https://mobile.twitter.com/Myson_dol/status/955379355189886976?p=v

舞孫弗くん《たつきん》 (@Myson_dol) 様、興味深い話題、有難う御座います。

fx-J700/900のマニュアルを見ると分かりますが、CASIOの自然数式表記は、なるべくpiを使う様になっているもんですから、こんな結果になった様です。

2005009/11 = 731045341/12600*Pi

折角の面白い話題なので、もう少し遊んでみましょう。この式を書き換えると、こんな具合になります。

2005009*12600/11/731045341 = Pi

他の計算機で桁数を増やして計算すると、こんな具合。

2005009*12600/11/731045341 =
3.14159265359065153699232353...

実際のpiとは違えど、かなり精度が良い事が判ります。更に書き換えれば、

25263113400 / 8041498751

ですが、2つの数字を素因数分解すると、

25263113400: 2 2 2 3 3 5 5 7 61 32869
8041498751: 11 13 59 139 6857

であって、互いに素。これ以上は簡単にならないのが惜しい所です。

さて、こんな計算はどうでしょうか ?

2*3*53*73*2531*534697/10000000000000 (0が13ヶ)

試していないので判りませんが、自然数式表記のCASIO電卓では、おそらく「pi」と出るのではないか、と。

2*3*53*73*2531*534697/10000000000000 =
3.14159265358980000000

という次第。

2018年1月26日金曜日

店頭試用で思った

先日、量販店の店頭でfx-CG50をいじって来ました。
しかし、グラフを描く程度の操作もままならず、悔しい思いをした次第です。

近年の高機能電卓は、機能増強により、利用にあたっては、それなりの習熟が必要となっております。
予め取説PDFで使い方を見ておけば、それなりに試用できたのだと思いますが、当方もそれなりにグラフ電卓を使っていたので「ダイジョブジャーン」という軽いノリで試用し、愚かにも、崩れ去ったという所です。

また、惜しいのは、fx-CG50のカタログ、未だ店頭にありませんね。
昔は、カタログを集めて、カタログを穴が空くほど読み「ああでもない、こうでもない」などと思案して、最後「エイヤッ」とばかりに製品を購入したものですが、ポケコン、高機能電卓は、PCほどとは行かずとも、それなりに高級品だったので、いろいろと思案したものでした。

そういや、HP15Cのカタログ、計算使用例が説明されていて、店頭陳列品をその通りに操作して、カタログ通りの結果が出た事に感激したものです。
今日、そうした「ワクワクする」カタログ、お目にかかる事がありません。高機能電卓のカタログは、製品説明を行う事で、「製品に対する理解を深めてもらう」事を意図していて、それが製品の広告となっていたのでした。

藤堂様の御意見としては、マニュアルを繰るのが一仕事で、なるべくならば、マニュアルを参照せずとも、自然に、マニュアル計算からプログラミングまで簡単に進められる、そういう理想を求めているのだと思うのであります。
その場で、解を得るためマニュアルを参照せずとも自在に使いこなせるというのは、道具としての高機能電卓の理想でもあります。
しかし、機能拡充の末、高機能電卓は、すべての機能を十全に活用するとなると、最後はマニュアルを参照する場面が出てしまいます。グラフを描いたりなどの機器括り付けの機能を使うにしても、先ずは基礎的な操作を憶えておかないとならない。
機器に括り付けのヘルプ機能は、道具を単独で活用するための理想ではあるのですが、プロツール由来の高機能電卓では機器のデザインもあり、まだまだ、今日の高機能電卓には実装されそうもありません。
先頃発売された、「日本語表示関数電卓」fx-Jシリーズは、日本語表示を盛り込んで、操作しやすくしようとしたCASIOの「愛」なのですが、まだ、この域に留まっています。また、fx-JシリーズではQRコードを使い、スマートフォンで数式表示という試みもなされております。
ストレージなどのデバイスリソースの制約もあるのでしょうが、ユーザーI/F構成は、まだまだ大変なのでしょう。
ちなみに、TI-83+, HP50Gでは、アルファベット順にコマンドを一覧表示する「Catalog」機能があります。HP60Gでは、一部のコマンドの機能説明も表示できました。こうした機能ならばfx-CG50にもありますが、ドキュメントのストレージリソースが少ないからなのか、スマートデバイス用のQRコードに投げる、というのは、少々カナシイのであります。

昔のHP電卓のマニュアルは螺旋綴じで、机の上に広げてもページが閉じる事がなく、読み進める事が出来ました。内容も、最低限の操作情報しか書かれていない様なものではなく、「読み物」的で、初学者を含め、興味深く読み進められ、自然と操作に習熟していったものです。
また、基本的な使用方法の「勘所」はカタログでも知ることが出来ました。
今日では高機能化によって、読み物的な側面が少なくなり、内容も機能説明に徹する様になってしまった感があります。

そんな中でも、TI-83+のマニュアルは、読み進めながら機器の使用法に習熟する、というスタイルで書かれており、日本のTI電卓の販社・Naoco社も懸命に翻訳を行っております。残念ながら、螺旋綴じとは行きません(コスト高)が、この辺りも、並行輸入品でなく、正規代理店から購入しよう、と呼びかけたい所ではあります (ただ、並行輸入品の方が安いので、悩ましい所)。

こんな事をつらつら考えてみると、今日の高機能電卓に求められる機能としては、ヘルプ機能が自然に利用できる、そういう物なのかも知れません。
また、マニュアルとは別に、数学的、数値計算的リテラシイを涵養する「副読本」的な文献もあると、より良いのだろうか、などと考えたりもします。副読本で、先ずは操作の基礎に習熟して、更に必要に応じてマニュアルを参照する、そんな風にするのが、今日の高機能電卓のマニュアル、そしてソフトウェア、なのだろうか ?

そこで「前項の目的を達するため」、先ずは試論として「fx-CG50 店頭試用簡易マニュアル」を考えてみようと思います。以下は、fx-CG50マニュアルからの抜粋で、簡単なグラフを描く操作ですが、あんちょこ的にまとめたので、憶えやすいと思います。小さな紙片に書いておき、店頭で試用機を操作するのにも御利用下さい。もちろん、これを持って行く前に、PDF取説を良く読んでおき、実機の操作感をよく思い浮かべておくのは、言うまでもありません。

例 y = 3*x^2 のグラフを描く。

1. グラフモードを選択
 [MENU] Graph

2. グラフ領域の初期化
 [Shift] [F3]
 [F1] ([INITIAL])

3. 数式入力
 [3] [XθT] [x2] [EXE]

4. グラフ表示
 [F6] (DRAW) ( または [EXE])

2017年12月29日金曜日

二〇一八年 謹シミテ新年ヲ賀グ

と、年賀状の様な表題に致しました。大方の年賀状がそうである様に、この記事も2017年中に書いております。正月に届く様、旧年の内から書き付けておきポストに投函するという、例年の習わしであります。

Prosit Neujahr ! 

(何故に独逸語 ... ?)
 
所が、近年は年賀状を出す風習も廃れて来ており、歳を重ねる毎に、売上が減じる方向。そこで、東芝から天下った故・ニシムロは、アルバイトの郵便配達夫にも年賀状販売のノルマを課しているとか。これがコイズミ改革以降の「ニッポンのうちゅくちい姿」なのでありましょうか。

閑話休題

年頭公開を意識している記事とはいえ、上記の様に2017年中に書いておりますから、2017年のしめくくり、という内容で攻めてみようと。

  • fx-CG50の国内販売
海外では先行して発売されておりました、カラー関数電卓・CASIO fx-CG50が、若干遅れたとは言え、国内でも発売されました。
海外では、fx-CG500 (だったっけ ?)という上位機種が発売されている様ですが、国内では先代のfx-CP400が発売されなかったので、望むべくもないのでしょう。国内需要が縮小しているので「ション中」なのかも知れませんが。
  •  fx-5800PとPC接続に、一定の成果
 fx-5800Pへのプログラム導入は、同じ機種間でのケーブル転送に限られておりました。
しかし、takumaro氏の成果によって、fx-5800PとPCのリンクが行われ、新しい経路が利用可能になりつつあります。
  •  C.BASIC for CGの公開
fx-CG50国内販売に合わせる形で、sentaro様による、カラー対応のC.BASIC が公開になりました。
fx-CG50はもとより、fx-CG20などでも活用できる、大変ウレシイ成果であります。



fx-CG50の国内販売は、高機能電卓の市場としては、かなり大きな話題である様に思います。
2017年は、こうした大きな話題があったので、来たる2018年は、余り大きな話題がないのかも知れません。

しかしながら、当blogとしては、少しずつでも興味深い情報を提供すべく、ネタ探しを続けていきたいと考えております。

少し早いですが、2018年も宜しくお願いします。

2017年12月22日金曜日

HP電卓のサポートについてのメモ

HP電卓の国内代理店であったJuly.co.jpがアクセスできない状態が続いております。

そこで、サポートはどうなるん ? と思っておりました。

Amazon.co.jp出店者のプロファイル:(株)ジュライ
https://www.amazon.co.jp/sp?_encoding=UTF8&asin=B000GTPRPS&isAmazonFulfilled=&isCBA=&marketplaceID=A1VC38T7YXB528&orderID=&seller=A1RXEGCA5ZKFK6&tab=home&vasStoreID=

ここによりますと、sykes.comがサポートを行う、となっております。
そこで、メールで問い合わせをしてみました。

メールアドレス
CNSHAHPCalculatorJP@sykes.com

しかし、「そんなメールボックスはないよーん」というツレない返事。残念ながら、このパスはありません。

また、青森のジュライさんの住所を調べると、「ジュライモーゲージ」という会社がある事が判ります。SBIのフランチャイジーなのか ?

どうなっちゃったんだよう ... 。

最近、HP35Sの日本語マニュアルについての検索が増えている様に思われます。
最近販売しているHP35Sには、CD-ROMで各国版のマニュアルPDFが付録しているらしいのですが、少し前に購入したものには、残念ながらCD-ROMがありません。

一頃、Julyさんで「校正用」として公開していたPDFがあります。少し古いものですが、ご参考までに。

2017年11月29日水曜日

fx-CG50が安くなってきた

やす親分から、お知らせを戴きました。sentaro様が、fx-CGシリーズ向けのカラー対応「C.BASIC for CG」を上梓されたとの事です。

http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-630.html 

C.BASIC for CGは、高速動作のプログラム環境で、やす親分も申されておりますが、生産終了モデルのfx-CG20でも高速にプログラムが動作するとの事です。もちろん、fx-CG50では言うに及ばず。

C.BASIC for CGが公開になり、fx-CG50の活用の幅もかなり広がって来ました。 国内販売価格も20,600円程度まで下げている販社があり、ますます普及していく事でしょう。 現状は、販社も受注後発注という感じらしく、入手には日時が掛かりますから、欲しくなった時には、すぐにも発注するのが吉かも知れません。

少し早いかも知れませんが、自分への「クリスマス・プレゼント」として購入され、年末年始の余暇の活用として、趣味のプログラムに活用されるのも一興かと思います。 当方も購入を考えているのですが、お足もさる事ながら、プログラミングのネタに困っている所です。