2024年3月11日月曜日

〽 誠に遺憾に存じます ...

 やる事がないので、他人のつぶやきを肴に。

ref. https://twitter.com/hal_note/status/1766472321592942614

 飲酒漢 @hal_note
【悲報】Boost Your Curiosityされfx-CG50購入。「%」の入力さえできず詰む。

そういや、%キー、久しく使っておりませんでした。
当方の場合、「÷ 100」で計算しているので使った事がなかったのですが、言われてみれば電卓ですから、%キーの有効活用はあっても不思議ではありませんネ。
fx-CG50では、optionキーから使うん ? 機能が増えてくると、キーを探し出す手間が掛かるという、高機能電卓に遍在する問題ではあります。

ref. https://twitter.com/teteten/status/1766685105937056042
【bot】てててn ™ @teteten
iPhone/iPadと同様、NUMWORKSから公式アプリ出てるので、昔のポケコンに思い入れのない新しい人&TI/HPなんかの高機能関数電卓系が好きな人はこっちでイイと思う。
なかなか含蓄のあるご意見であります。
当方は「古い人間」で、ポケコンとかから来ているのですが、今はスマートフォン全盛のご時世であり「昔のポケコンに思い入れのない新しい人&TI/HPなんかの高機能関数電卓系が好きな人」って、どれくらいいるのかが気になる所でありますネ。

ref. https://twitter.com/Tossy99077342/status/1763891787989668093

Tossy @Tossy99077342
CASIOのfx-5800Pやfx-CG50が欲しいが
製品ライフサイクル的にもう終わりだろうし
後継機種を待つか

これ、当方も少し気になっておりました。
そこで、検索しておりましたら、最新情報がやす親分の所で、様々でておりますのヨ。

ref. fx-JP900 と fx-5800P 後継機への期待 - e-Gadget - プログラム関数電卓
https://egadget.blog.fc2.com/?no=214

ここのcomment 欄にて、CalcLoverHK 様が能くポストされておりますが、おフランスでは、Graph Light , Graph Math+ が計画されているらしい。2024年度中の発売と目されております。

問題は、世界的に展開されるのか ? という点です。
TI-84 plus CE python ed. が、最初おフランスで発表され、遅れてから世界展開という経緯がありました。
CASIOも同様の展開となるのかが、今後の注目となりそうです。

fx-CG50 のsuccessor としては Graph Math+ が相当するそうですが、今の所、つぎの噂が出ております。

  • メニュー項目が整理されており、Appsが一部削除されている
  • これに伴い、CASIO BASIC が見当たらない
  • upython の機能が拡充され、editor が見やすくなって、realtime key scan としての getkey() 追加

があります。実際の登場は未だ先の事であり、世界展開の行方も気になる所であります。


2024年2月13日火曜日

令和「ポケコン」の夢

 最近は、電卓ですらボタンを押さずの日々で、何か、もう少しやらんとアカンなぁ、と思うこと頻りなのであります。

電卓で計算のネタをもう少し考えないとならんのですが、同時に、電卓やポケコンに対する「ロマン」を思い返す事ばかりが多くなって来ました。ポンコツの繰り言であります。

そういや昔は、Sharpのポケコン・PC-1250/1251 が大変眩しかったなぁ、などと思い返します。当時は、CASIO PB-100を購入し、何処へでも持っていったものでした。
一方で、級友の中には、Sharp PC-1250/1251を持っている人がいたりなどで、この界隈では密かなPB-100 と PC-1251 の領土争いのような事が起こっていた。
その後、サイズ的に近しかった、HP15Cをニコニコしながら購入し、ポツポツとボタンを押して、複素数の計算などを勉強したのでした。

なかなか思い入れのある所なので、このあたりの話を色々と書くことは容易いのですが、本題からそれそうなので、其の内にでもと思います。

で、ポケコンやプロ電で、キーボード部分の大きさはあまり小さく出来ない、それに見合うLCDは1行程度の表示しかなかったのですが、このあたりの制約で、PC-1250/1251 はそれこそ「ワイシャツのポケットに忍ばせる」という感じでウケたのだろうか、などと。

時代が下ると、HPLXシリーズが登場し、当時はいつでも身につけている事から「電脳パンツ」などと言葉まで登場したそうですが、この辺りから、スマートフォンの登場により、国民聡電脳武装、の世の中になりつつあります。

こうした、ある意味ゲンナリするハナシは置いておき、今日では、過去の「ポケコン」に相当するものとして、こんなモノがあるといいます。

M5Stack Cardputerキット(M5StampS3付属)
https://www.switch-science.com/products/9277

小さいとはいえ、カラー液晶を用意したデザインなど、なかなか興味深い。
プロセッサは無線機能を持っている32bitのものらしく、microSDや各種センサーの利用も可能とかで、ポケコンに抱いていた「夢」が、これ一つで済んでしまうほど強力です。。
しかも、pythonで動くらしいのですが、残念ながら、pythonのプログラムを本体で編集できるのかはわかりません。

以前、マイクロコントローラーに液晶、簡単なTact SWをつけて動作する、手作りポケコン、のようなモノを構想したのですが、そこませずとも、安価にモノが入手できてしまう。時代の進歩には脱帽します。

しかしながら、残念な事に、本体サイズがカードサイズのfootprint にこだわったためか、たいへん小さそうです。
快適入力は難しそうですが、令和の時代の学生に向けた製品ですから、この大きさでも喜々として使うのかも知れません。

同時に危機感があるのは、こうした製品が日本で出てこない所でもあります。
それは、日本のユーザーの多くはスマートフォンで十分満足しているからなのでしょう。

「これ以上はどうなるか、子供でもわかるだろう」という田所博士(映画「日本沈没」)のセリフを思わせるものがあります。

2023年11月28日火曜日

汲めども尽きぬ悩みの泉

 こんなポストがありました。

https://twitter.com/sakaguc39782541/status/1728972290992525399

fx-CG50 で、atan(-1.33) が 約127 を返してほしい所、-53.06 を返す、というハナシの様です。
おそらく、DEG モードでの操作なのでしょうが、「そりゃあ、atan()の返戻値域は -pi/2...+pi/2 だかんね」。

pythonでは、どうだったか、と、調べたら、

>>> import math
>>> math.atan(-1.33)/math.pi*180
-53.06123726771017

まぁ、そりゃそうであります。返戻値域が同じなのですから。
Cやpython では、こうしたバヤイに利用できる、atan2() がありますネ。
>>> math.atan2(1.33,-1)/math.pi*180
126.93876273228983

同様に、計算機の数値関数で値域を換えたいならば、同等の機能を適用する別のAPIを使用する、という事になります。fx-CG50の場合、Arg 機能が利用できます。
上記の問題のバヤイ Arg -1+1.33i とやれば良さそう。

2023年10月23日月曜日

電卓への興味は尽きないのではあります

 昨今の円安のため、並行輸入製品も価格上昇なのは仕方がないのでありますが、興味は半減してしまったとはいえ、fx-CG50のモノクロ版とも言うべき fx-9750GIII が少しソソるのであります。pythonが使える所は大いに魅力ですが、既にfx-CG50を持っているので、今更入手したいとも思わないものの、少し気になってマニュアルを読み返してみました。海外製品ため、英語マニュアルしかないのですが、pythonは元より、気になったのが、先日fx-CG50で使って、その機能の高さに驚かされたLogistic 関数の回帰分析機能でした。fx-CG50で十分使えるのにも驚かされたのですが、fx-9750GIII にも設置されているのですね。fx-9750GIIIはモノクロ液晶で、表示は若干貧相ではありますが、その分、気軽に使えそうな感じで、電卓好きならば手元に置いておくのも悪くはないと思う所であります。標準でpythonが利用できる所は入手についての価値を高めているように考えます。python、恐らくはinteger が使え高速処理が期待され、グラフィクスなども楽しいはず。しかし、今日的に苦しいと思うのは、その価格かも知れない。海外版fx-CG50 に迫る価格上昇は戴けません。しかし、電卓製品については、fx-5800Pもそろそろ製品寿命を全うしつつあるらしく、実売価格が上昇してきていて、9,000円以上となっている。fx-5800Pよりはfx-9750GIII, 更には fx-CG50 が、価格機能比で「お買い得」となっております。同時に、それだけ高機能電卓製品の市場が冷え込んでいるという事でもあり、現状は正直寂しいものとなっております。そこで、小生としては手元のfx-CG50をポチポチと叩いて身近な計算や小さいプログラムを動かすなどのホビイを楽しんでいきたいと思う所。「グラフ電卓でpythonが動くのは結構だが、PCでpython使って処理する方が効率的」、「周期律表が更新できないので使いものにならず、スマホで事足りる」など、様々な御意見がありますが、用途は人それぞれなので、小生としては身近な道具として高機能電卓を使い続けて行きたいと思います。そりゃ、スマートフォンを使えば、大抵の問題に対するsolutionは得られるでしょうよ。でも、そこはヘタノヨコズキなので勝手にやらせてもらいます。fx-CG50で簡単なコードを動かすなどの作業をしておりまして、実際、実行速度は驚くほど遅いのではありますが、それはそれで、動いている所を楽しんでいるのであります。以前の高機能電卓は、それこそ、様々な計算問題に対しての解を提供するための道具として開発が進められた様な所があったのですが、今日、そうした需要はスマートフォンが担ってくれつつあります。なので、電卓製品には、即応性に於いてもスマートフォンの代替は無理ゲーとなりつつあります。そこで、ガッコの試験対応という所へ開発の方向性を求めたのかも知れない。それでも、色々と頭をひねって開発を進めております。願わくば、ガッコの学習支援、試験対応以外のSolutionも考えて欲しいなぁ、と。オツムの弱いホビイストからのお願いだったりするのです。

以上、鄙びた辺りからでした

2023年8月27日日曜日

CASIO の新しい関数電卓

 CASIOのニュースリリースをみたら、新しい関数電卓を発売、と出ておりました。

ref. シンプルなUIにより操作性が向上した関数電卓
https://www.casio.co.jp/release/2023/0824-classwiz/

ClassWiz シリーズの最新製品です。

ref. ClassWiz CW
https://www.casio.com/jp/scientific-calculators/classwiz/features/

丸ボタンでデザインが良く、高機能。行列計算機能もあるそうで、当方が高校生の時分にこんなのがあったら欲しかったかも知れない、と。流石に、これは今日の製品なので、今から40年以上前に求めるのは賢明ではありません。

機能的にかなり考えておりますが、スマホアプリなどの連携でグラフ作図という事も用意しているものの、プログラム機能は残念ながらなかったりします。

機能拡充で、スマホ連携というのは、今日的には一つの考えではありましょうか。しかし、それは同時に、関数電卓単独製品の「敗退」なのではないか、とも思うのです。

一方で、高校生などにも電卓を使った計算の演習などを、という事で考えると、スマートフォンが使えない状況、例えば、試験で電卓を使うような場合に、機能拡充の部分がスマホ連携であるならば、機能拡充の部分の「切り離し」で使用できる、ということなのかも知れない。
また、関数電卓も、今日では様々な試験での利用が許されているとかで、単体での機能制限があるというのは、或る意味、「試験向き」という事なのかも知れない。

電卓製品も、今日では実用の場面から学習の場面へと、その市場が移っているのか ? 実際、実用の場面ではスマートフォンがあれば、様々な問題に対してのSolutionが用意できてしまう。それこそ、スマートフォン全盛の今日の姿であり、そこに計算の道具としてだけのプログラム電卓の居場所はなくなってしまった、のか、と思うと、寂しい所でありますが、それだけ、現代の人々には、ITへのリテラシイが要求されているというのであります。


2023年6月19日月曜日

夏休み「前」の自由研究 2023年

 昨今は気温上昇で、既に夏休みに入ってしまったかのようであり、少し早いのですが、お子様の皆様の夏休みの自由研究のネタを出しておきますヨ。

今時は、ガキ共の「夏休みの自由研究」などと侮っている御時世ではないそうな。
およそ「バカガキ」であった当方からすると、今のガキ共はスゴイ事になっているらしい。

先日、小学生向けの自由研究のネタとして、スマートフォンで植物の名前を調べる、という話をやっておりました。
スマートフォンのカメラで植物の画像を撮ると、立ちどころにその植物の名前などが解る、というのです。

熊本県知事でしたか「三角関数とか、生活に必要ない知識を教えるのだったら、花の名前をおぼえさせた方が、余程子供のためになる」と言って物議を醸したものでしたが、今日ではスマートフォンなどで、花や草木の名前を調べるといった事はガキでも日常になっているのだと、衝撃ではありました。

また、東大生のオニイサン、オネイサンが、懇切丁寧、に小学生の家庭教師を無償でやっていた、などという話題までやっておりましたヨ。今時のガキ共は結構恵まれているのか ?
更には、タブレットの活用で、作曲までこなすという「スーパー小学生」なんてのが居るとか。

怠け者の途方のバヤイ「夏休みの計算ドリルなんて、いちいちやっておられるか」と夏休みの間は遊び呆けてをり。夏休みの終わりには、さんざん慌てて、結局「白紙」で出したり、「忘れた」と言って済ませていたのですが、今になって、その「ツケ」を支払う事になろうとは ... 。
そういった些末な事柄はさておき、スマートフォンという「文明の利器」が、ガキ共の間にも普及しつつある今日、今更オツムの血の巡りがイマイチなオサーンが「夏休みの自由研究」などとは、何をかいわんや、なのであります。

そんな状況なので、ガキ共、もとい、お子様の皆様に置かれましては、今更ながら、こんな「鄙びた辺り」をみるまでもないのでしょうが、当方の様に、今から慌てて「自由研究のネタ」に窮している様なバヤイには、何か参考になるかも知れません。
(ここまで「前フリ」)

以前に、静止衛星軌道の高度というのを簡単に計算してみました。

そういや、静止衛星というくらいですから、常に頭上にあるよう、地球の自転速度に同期して周回しておるはずであります。
すると、地図上に投影した際、その位置は常に地図上の一点にあるのでしょうか ?
例えば、東京の緯度は、36度くらいだったはずですが、その一点に常に居られるのかというと、そうは問屋が卸さない。何故か ?
周回軌道は、常に地球の中心を通らないとならないのです。すると、緯度が0度である赤道上を周回する場合には、常に頭上に居られるのですが、緯度がズレてくると、その緯度までの範囲で、上下=緯度方向でフラフラと移動する様に見えてくるのですね、地図上への投影としては。

そこで、緯度を指定した場合の、静止衛星軌道の地図上への投影というものを簡単に計算し、意匠表示してみようというのが、今回のお題。

手続きとしては、

1.  緯度 0 度 (赤道) の周回軌道の(3次元)座標を用意しておき、
2. これを緯度 ph で座標回転させます
3. 回転して得られた座標から、地図上に投影するため、緯度、経度を計算し
4. 地球の自転に同期する様、経度から計算前の経度を引き算

とやれば、地図上にマップされるはずの静止衛星軌道が描かれるはず。

python電卓が多いのですが、この計算をして、軌道を描くというスクリプトを書き出すのは、少々面倒。
グラフ電卓の活用で考えているので、データの計算だけをプログラムで行い、グラフ機能で描かせるという作業をやってみましたヨ。

以下、fx-CG50 BASIC のプログラムです。

  
'ProgramMode:RUN
Rad

45/180*pi->D

32->C

For 0->I To C-1

I/C*2pi->S

cos S->X
sin S->Y
0->Z

Ycos D-Zsin D->W
Ysin D+Zcos D->Z
W->Y

sin^-1 Z->P
Arg (X+YImaginary)+2pi->T
Frac (T/(2pi))*2pi->T
T-S->T

T->List 3[I+1]
P->List 4[I+1]

Next

これを実行すると、緯度が45度のバヤイの静止衛星軌道の投影軌跡が計算されるはずです。
リスト3, 4に値が収蔵されております。

表示させるには、グラフ表示を使い、Parameter表示を選択して、

Xt1 = List3[T]
Xt1 = List4[T]

の様な式を入力してやります。
このとき、グラフの横、縦の範囲はそれぞれ、-pi .. +pi, -pi/2 .. +pi/2 にしておき、
媒介変数Tの変域を 1..32 に設定しておきます。変化量は 1 。

ここまで、チマチマした経産手続きを示しましたが、スマートフォンでも気軽(?)に利用できる生成AIなんてものまで登場していて、この程度の経産手続きならば、生成AIにでも尋ねれば、立ちどころに答えを返してくれるという御時世であります。

昨今のガキ共、もとい、お子様達は、こうしたディジタルツールを十全に活用しており、当方の如きポンコツが何をかいわんやではあります。
更には、様々な問いかけに対して即答できるような環境が整っていて、今の「Z世代」ちうんですか、若い方々はTime performance「タイパ」を気にして生活しているのだとか。

ポンコツな当方、ついていけませんヨ ... トホホ。

2023年5月24日水曜日

HP15C Collectors' Ed. だって

 最近は、電卓の話題から遠ざかっているので、偉そうな事は言えない。
そんな日々、こんな話題を目にしました。

Lilbits: HP 15C Collector’s Edition calculator, a Winamp-inspired physical music player, and more - liliputing
https://liliputing.com/lilbits-hp-15c-collectors-edition-calculator-a-winamp-inspired-physical-music-player-and-more/

なんと、HP15C Collectors' Ed. というのが、この7月にも登場するとの事。

しかし、内容としては、ARM processorで復刻したと思しき、HP15C Premium ed.と同様に思われます。プロセッサの速度は、オリジナルの15C に比較すれば「爆速」(x100)、若干、メモリは増えていそうな ?

ノスタルジィを誘う、良い製品ではあります。15Cは色々とお勉強させてくれたものなので、手元に欲しいかナ、とも思うのですが、
昨今はRPLもまともに使っておらずなので、こんなポンコツが買っても、恐らく使うことはあるまいやなぁ、とため息。

随分以前に35Sを購入したのは、15Cの代替としての利用を考えていたのですが、35Sは、行列計算能がなく、代替とするには難しいものでした。
15Cの行列計算能は、この小さなメモリ資源に、ここまでの機能を盛り込んだ、というくらいの驚異的な製品だったのですが、それは、登場当時の話であります。
今日、機能的には十分に高性能な電卓製品が十分低廉な価格で入手可能です。

しかし、7月発売とは ... Julyさんが営業していたら、販売したのだろうなぁ、と。ウーム ...