2014年3月24日月曜日

「吊るし」の関数電卓の正規分布計算能

吊るしの関数電卓・CASIOのfx-375ES、915ES、995ESには、「正規分布計算」機能があるみたいです。

マニュアルを見ると「指定した区間の正規分布累積関数」の計算が出来るらしく、結構実用的な様子。
データ集団を入力してやると、そのデータ集団を母集団として、母平均、母標準偏差を計算、更に、計算して得られた母平均と母標準偏差に基づき、累積分布関数値を計算する、となっています。

割合便利そうな機能ですが、データ集団を母集団とした母平均、母標準偏差を用いて計算する、となっているので、平均μ=0、母標準偏差σ=1の標準化・累積分布数表として使うには、少し技巧が必要です。
平均μ=0, 標準偏差σ=1 となる「母集団」を入力してやればいいのですが、一番手っ取り早いのは「-1, 1」という2つのデータでしょう。このデータ集団を入力して、標準化・累積分布数表として計算値を得られれば、推計計算にも応用が利きそうです。

fx-375ESは2000円程度、915ESは3000円程度と比較的安価なので、結構おすすめです。近所のホームセンターにもありました。しかし、最上位機種の995ESは5000円となって、少々お値段が張ります。
995ESは、周期表が付いていて、行列計算なども出来る高機能製品なのですが、5000円ともなると、もう少し出せばfx-5800pが買えてしまうので、そこが惜しい、と思うのです。

この辺の電卓は高機能なので、ナントカ試験には持ち込めないでしょう。ならば、同じくアントカ試験に持ち込めないfx-5800pの後継機種には、こうした機能を盛り込んでみたら面白いのではないかなぁ。
(こんな「寝ぼけた」事を言っていると、やす 様には叱られそうですが)


2014年3月2日日曜日

HP Primeには「Training modules」が無い様子

HP50gなどには「Training modules」が用意されていましたが、HP Primeには用意されていない様子です。

Training modules とは、様々な計算について電卓での操作を解説するPDFです。
HP Primeも発売されて久しいので、そろそろ登場するのかと思ったのですが、どうにも、その気配がありません。

一応、一部製品のページなどを書いておきます。

12C training modules
http://h20331.www2.hp.com/Hpsub/cache/299940-0-0-225-121.html
(zip)
http://h20331.www2.hp.com/Hpsub/downloads/12c.zip

35S training modules
http://h20331.www2.hp.com/Hpsub/cache/532056-0-0-225-121.html
(zip)
http://h20331.www2.hp.com/Hpsub/downloads/35s.zip

50g training modules
http://h20331.www2.hp.com/hpsub/cache/383680-0-0-225-121.html
(zip)
http://h20331.www2.hp.com/Hpsub/downloads/hp50gPDFfiles.zip

これらのページは「キャッシュ」扱いとなっている様子で、今の所、web検索でしか辿り着けません。
もしかすると、将来は消滅してしまう可能性もあります。気になる向きは、今の内にダウンロードしておいた方が良さそうです。