2011年5月29日日曜日

放射線測定に関する話題

早川由紀夫氏が設置した togetterの中に、こんな意見を寄せている方が居りました。

http://togetter.com/li/139806
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学校の校庭の測定はだいたい1m だと思いますのでまずは学校を行政にはかってもらいたいですね。γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。
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という記述。さらりと書かれているのですが、重要な指摘。
「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」
なんだそうです。
この記述をした方は、KEK(高エネルギー研究所)の研究員の方だそうで、いわば、放射能の専門家。で、同じ方が「素人の放射線測定は余りあてにならないんじゃないの」みたいな事を述べております。
確かに、ン万円くらいになってしまったガイガーですが、校正も必要、核種もよく判らない、精度も悪い、などと言われております。しかし、そんな事はどうでもよろしい。私たちは「今、その場に放射能が降っているか否か」を知りたいだけなのであって、「この地域にはどの程度の放射能があって」などとかいう学問的な話ではないのだ。

で、この専門家の方が言った「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」についても、少し考えて見ようか、と思うのです。

ここでは特にγ線について考えます (α、βまでいうと面倒なので)。γ線は電波の一種として考えて良いもので、極端に周波数が高く、指向性も強いものです。ですから、直進性も高く、走行距離による減衰が少ない。従って、「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」という物言いになるのだと思います。

所が「ガイガーは地表に置いて測定してはイケナイ。違う数値が出てくるからだ」と、「放射能は大丈夫、健康に問題なーい」側の人々は言う。
確かに、ガイガーを地表に置くと、ものすごい数値を示す場合があります。それだから「線源に近い所で測るからだ。空間線量を測るには、地上から十分に離れた所で測ろうね」と言う。

しかし、私たちが問題にしているのは、空間線量だけではなく、その場所の放射線量のはず。まして、小さなお子さんは大人よりも地表に近い所の空気、そして地表からのちりまでを吸い込んでしまう場合があります。歩きタバコの火が子供の顔を直撃するというのと同じ話。それなので、地表の放射線量を測ろうとすると「そんなのはダメだ、なっていない。だから素人の測定はダメなんだ」と言い出す。

KEKの研究者は、そんなつもりで言ったのではないのかも知れません。純粋に、科学的知見から「放射線の測定は素人には難しい」という見解から言っておられるのかも知れない。しかし、その見解もどうなのか。

さて、お立ち会い。ここでは、放射線を「電場」と同じように扱って、「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」を検討して見ようと思うのです。
放射線、特にここで考えるγ線は、直進する実体であり、電場の様な空間的なものではありません。しかし、確率的な分布をすると言っても、長い時間という巨視的な見方で考えれば、その分布は電場の様な連続体として扱っても良かろうと。正確には電場、というより「電束」という方が良いでしょうか。
点電荷の放射する電束の強さは、その点電荷からの距離の自乗に反比例します。その距離の球面の面積で電束を割った密度、という具合です。電磁気学の基礎です。
更に、無限に広がる平面電極では、その平面電極の電荷密度が一定になる前提(電荷は電極上を自由に移動できるため)で、電極平面から距離dだけ離れた空間上の位置では、その距離dに反比例するのだそうです(これも、少し電気数学をかじれば判る程度の話)。

ここで言いたいことはもう、お判りでしょう。そうです、「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」というのはどうなのか、と。地上からの距離に逆比例するのですよ、放射線の強さは ! 単純に図を描くだけでも、判りますよ。地上に落ちた放射能が放射線を四方八方に出します、それが地上にはたーくさん散らばっている。下に地面の直線を一本描き、そこに3つばかり「放射能」の点を描いてみます。そこから真上に1本ずつ、放射線の線を描く。これならば、「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」です。しかし、放射線は四方八方。だから、四方八方に線を描き入れてみましょう。さすれば、地表に近い所では線がいっぱい、上に行けば線は疎ら。こんな単純な話です。

専門家といっても、この程度なのですかね。まあ、こういう手合がいうのですから「素人が測定する数値は当てにならない」なんて、聞く耳持たんでもいいですよ。自分で測って自分で検討する。ヤバければ逃げる。これしかありません。

うわーっ、やってもうた !

「素人が測ったって、正しい値は出ないのだから、ヤメレ」という言説に怒りを憶えて、とんだ間違いを書いてしまいました。申し訳ない。怒りに任せるだけでは、良い結果は出てこないのですね、反省。

正しくは、電束になぞらえた放射線の分布でも「電圧勾配が線形になっている」ので、「γ線は 建物の影響がなければ18m でも1m でもあまり変わりませんが。。。」と同じ、という事ですね、ハイ。これはこちらの誤りでした、申し訳ない。簡単なシミュレーションでも確認しましたよ。何という不覚。

でも、これって巧妙ですねぇ。「γ線は」と言っているのが実はミソだったりするんですかね。
実際、地表にガイガーを置いたら、何でか知らぬが、高い値を示す。おそらく、地表にある放射能が放ったα、β線に由来しているのでしょうかね。α、β線はγ線に較べて、走行距離が短いそうですから。
それだから「地表で測ってはいけない」。それは、学問的な興味、すなわち、空中でどれだけの放射線があるのか、という所ではそうかも知れません。しかし、役人の皆様とは違い、私達は地上で暮らしております。そして、地表に降り積もった放射能の放つ放射線に怯えて暮らしておるわけです。お子さんも、砂遊びとか、大地で転がって遊んだりしております。空間線量だけでは、そうした場合の影響が判らない。
ですから、個人でガイガーを使って測定する場合には、地表の放射線を測る、それでいいのです。

2011年5月27日金曜日

果たして、勝算はありや ?

未だ、詳細は明らかになっておりませんが、富士通が電子書籍に参入する模様。

富士通の電子書籍ストアは「BooksV」 - eBook User - IT medium
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1105/26/news039.html

昨年はiPad出現で、いよいよ本邦にも電子書籍ブーム到来、と言われ、Sharpがガラの悪いパゴスで外国製品迎え撃つぞ、見たいな感じでしたが、結局奮わず、という状態。東芝も海外ではPC向けの電子書籍ストアを始めるとか言っておりましたが、その後はどうなったのか。東芝はAndroidタブレを出すらしかったので、もしかすると、その関係でストアを始めるのか、と思って居ったのですが、どうも、さにあらず。PC向けのストアで、鳴かず飛ばず。そんな状況で、「遅ればせながら」と名乗りを上げたのが、今回の富士通の様子。

大手は金を持っているので、もしかすると「これで収益でも出れば面白いんじゃね ?」くらいの感覚で始めるのか、と思うのですが、果たして、何か隠し球でもあるのか。
富士通の最近の話題といえば「Windows 7 電話」くらいですかね。悪い製品ではないのかも知れませんが、そこまでしてWindows 7を使う気にはなれない様な。それはさておき、今の所はPC向けのストアで、コンテンツは大日本印刷あたりから引っ張ってくるとか。まあ、資源を余り投入する事もなく始められる商売だから「いっちょやってみっぺ」くらいの気軽さで、それはそれで構いません。しかし、あれだけ宣伝をして仕掛けた先行社の惨状をみるにつけ、もう少しマシな方針でもないと、商売としてはどうなんか、と。

一方、富士通と言えば、最近は余り話を聞かなくなりましたが、一頃はカラーeInkなんてものを開発しておりました。実用になったのか、その後話を聞かないのですが、実は「隠し球」として用意していたりするのかな、なんてね。カラーでeInkで、しかも「大変安価」だと、端末も大いに売れて、普及するのか、なんて事を期待したい。
カラーで美麗なグラフィクス、(おねーちゃんの写真)、などを手軽に閲覧できる、そんなものが出てきたりしないのか、と思うのですよ。

その昔は温泉地などに行きますと「ダンナダンナ、いい写真があるんですよ」という「手札文化」がありました。今日のスマートフォンにも「美人時計」なんてものがあり、あれはゲンダイの手札文化なのか、と思うのですが、やはり、美麗なグラフィクスも表示できるITの手札、じゃない、カラーeInkの端末とか、出てこないものかなぁ、なんてね。

さて、これからは「アジア」といえば中国市場なのですが、Burns & Noble が電子書籍の世界展開をするらしい、なんて話も出てきております。昨年はAmazon も日本で電子書籍に参入、とかいう噂もありましたが、それはなかった。おそらく、日本よりも中国を見ている。

やはり、電子書籍についても、本邦では中国の「あまりもの」を戴く、という事になりそうな、そんな感じ。

2011年5月22日日曜日

もしかすると将来、面白い製品が出るのかも

と期待したいのです。しかし、まあ、難しいのか。それは、当blogにて散々こき下ろして来ました、Sharpについて (大企業なので、こんな小さい声は聞いとりゃせんでしょうが)。

Sharpという所は面白い所で、古くは電子手帳としてZAURUSシリーズを出し、その後、LinuxをOSに用い、QtEmbeddedを採用した「Linux ZAURUS」を投入しました。そして、一応現行商品として、これまたOSにUbuntu Linuxを採用した「NetWalker」シリーズを製造、販売しています。

実は、UNIXを真面目にやっていた富士通やNECなんかは、こうした製品を出して居らんのですね。NECなんかはMobileGearシリーズを世に問うておりますし、富士通も米PoquetPC社を買収して「OASYS Pocket」を出したりしておりましたが、最近ではNECが「LifeTouch」を出しても、富士通はまったく出していない。LifeTouchも「Android」という事で出ているので、「まともに使える面白ガジェット」としては、どうなんか。

そんな、国内メーカーの体たらくを見て、一方、Sharpは一応、こんな調子でも製品を出している。最近は上層から「Androidで<儲かる>商品だけ作りなはれ。妙に面白い製品はアカン」とでも言われているのか、Androidケータイ製品ばかり。しかし、そこは社内にも「もっと面白い製品を作りたい」という欲求を募らせている開発者もいるに違いない、と思いたいのです。

ガラの悪いパゴスは、「電子書籍ブーム」が下火になってしまい、おそらく売上も伸び悩んでいるでしょう。すると、これだけで儲けようとしてもうまく行かない。そこで、今度は「面白ガジェット」でも作って投入してくるんではないかと、期待したいのです。
でも、その意識が「Andoridケータイ」だけに振り向けられるとすれば、惜しい。Androidもタブレが出ているし、3Gを持たないものもあります。そして、中国ではRENESASのARMプロセッサを使って安価なAndroidマシンを開発、投入する所もあると言います。それは3Gケータイだけではありません。通信環境には無線LANのみを持った「Androidガジェット」も出ているのです。

実際、ガラの悪いパゴスも「クローズドなAndroidガジェット」だったんですから、もう少し使い勝手のいいAndoridガジェットを出せないものかと思うのですが、遠い将来には、その可能性もあるのかと少し期待したい、そんな所なのです。

2011年5月20日金曜日

以前取り上げたAndroid端末の「その後」

国内のP社もAndroid端末「SV-MV100」を出す、というので、こちらでも面白い、として取り上げましたが、その後、販売順延となったりして、すっかり忘れておりました。いつの間にやらひっそりと販売されておりましたが、実は大変残念なものになっていたのでした。
Biglobeが提供するAndroidアプリマーケット「Andronavi」が、SV-MV100に対応予定だったのですが、諸般の事情から「見送り」になっているそうです。


http://www.biglobe.co.jp/press/2011/0214-1.html


もともと、公式Androidマーケットが使えないAndroid製品なので、あれこれとアプリケーションを入れてカスタマイズ、とは行かない様でしたが、Andronaviが使えないので、ますます、こうした使い方が出来なくなってしまいました。また、ファームウェアのアップデートによって、アプリケーションの導入そのものが出来なくなる、という話も聞かれます。
P社が出すというので少々身構えておりましたが、案の定でした。確かに、目的が「Android端末」ではなく「(組み込みOSにAndroidを使った)高機能マルチメディアリモコン」だったので、こんなものなのかも知れません。ガラの悪いパゴスと同じだった。

とかく「エンドユーザー製品だから」という理由で、OSをハックする部分を隠したがる。「それが製品の機能上、重大な問題を引き起こすから」というのは確かにその通りだが、では、何でまたAndroidOSを使うのか。より多く使われているスマートフォンのOSにもAndroidを使っているが、そうした部分は隠さず、それがスマートフォンの魅力となっているのだし、そうした、ハックでカスタマイズできるスマートフォンを提供しているので、ユーザー側のリテラシイも十分に育っている筈。なのに、こうした製品ではそれをやりたがらない不思議。まあ、リモコンの組み込みOSにAndroidを使っただけの話なのですから、目くじらを立てる事もないのでしょうが、まあ、意図がはっきりしなかったために「Androidマーケットにも対応しようか」などと言って、結局は断念してしまった。

これが、和製「非スマートフォン」Android端末の一つになるか、と思っていたのですが、そうはならなかった。だから「ヒソーリ」発売されたのか、などと思ったりして。まあ、残念な話ではありますが、海外社がそのうち、もっと面白い製品を出してくれるかも知れません。

2011年5月18日水曜日

一方、コレは何処か勘違いの様な気がしないでもない

悪口を言う積もりはありませんが。

ダイヤルキー搭載スマートフォン「AQUOS PHONE IS11SH」ムービーレビュー - Gigazine
http://gigazine.net/news/20110517_aquos_phone_is11sh_movie/

不可解、と言っていいと思うのは、何でスライド式の「テンキー」なのか、という所。W-ZERO3で「フルキーはダメ、テンキーじゃないと」と思いつめてしまい、こうしてしまったのでしょう。
しかし、テンキーだったら画面に出せば良いのではないか、などと思うのですよ。そりゃあ、確かにキーボードのクリック感というのは、スクリーンキーには替えがたいものはありますが、だったら、もう少し「マシ」なキーボードに出来なかったのか、と。「どうせ今の携帯ユーザーは(バカばっかりだから)テンキーしか受け付けない」とでも思っているのか、それでこんな珍妙な製品を出してしまったのか。
Linux ZAURUSのキーボード、あれって結構良かったんですけどね。B500もCシリーズも。どうせスライド式なんだから、もう少し大胆なアプローチとか出来なかったのか。まあ、Androidを出すだけマシ、という事ですかね。それとも、何か考える所があるのかな ? 高性能グラフ電卓(しつこいねぇ)をAndroidアプリとしてバンドルするとか ? 電卓も作っているんだから、それくらいはあってもいいんじゃないか、なんて期待をしても、大抵は裏切られるのですけれど。それに、今の状態では期待出来そうもないし。まあ、それはCASIOも同じなのか。あーあ。

もしかすると、これはeInkの本命になるのか ?

E Inkとエプソン、9.7型2400 x 1650の高速表示電子ペーパーデバイスを開発 - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/05/17/e-ink-9-7-2400-x-1650/

EPSONは、プリンター技術の応用で安価に大量生産できる、と「有機EL(OLED)」の開発を進めて居ったのですが、最近はOLEDも韓国がリードしていて、世界基準を確立してしまった事から、国内の各メーカーも開発が鈍っておりました。そこで、EPSONはeInkの開発に手を出したのでしょう。

eInkは、階調が少なく、漫画などのグラフィクス・コンテンツではモアレが出てしまう場合がある、と言われておりますが、おそらく解像度を上げる事で、ある程度階調を補う事になるのではないか。さすれば、eInkでも漫画が読めるゾ、と期待したりして。
この製品、結構スペックは高く、これがプリンター技術を応用して安価に大量生産されるとなると、より高性能の電子書籍ビューワーなんかに使われてくるのか、と期待したい所。しかし、実際にこれを採用するのは、海外メーカーや、AmazonのKindleくらいなのかも知れません。

2011年5月15日日曜日

やはり、浜岡はポーズ以上のものではなかった - さすがは官総理・民選テロリスト

(申し訳ないが、移動しました。見てみたい向きは「アシャーイ」で検索して見てください)

2011年5月11日水曜日

確率計算のお勉強

流石はケケ中、下記の記述を御覧戴きたく。

http://twitter.com/#!/HeizoTakenaka/status/67726323170283520

30年で大地震の確率は87%・・浜岡停止の最大の理由だ。確率計算のプロセスは不明だが、あえて単純計算すると、この1年で起こる確率は2.9%、この一カ月の確率は0.2%だ。原発停止の様々な社会経済的コストを試算するために1カ月かけても、その間に地震が起こる確率は極めて低いはずだ。

87 % / 30 = 2.9 %、だって。

既にwebでは触れられているから、批判はしません。ここでは計算方法について触れておきましょう。

まず、「30年以内に起こりうる確率」という事です。簡単のため「毎年の地震が起こる確率」を一定とし、それをpとしてやれば、「30年にわたって地震の起こらない確率」は、(1-p)^30 という値になります。そして、この余事象である「30年以内に起こりうる確率」は、1-(1-p)^30 となり、これが87%、という具合ですから、つぎの表式を得ます。

1-(1-p)^30 = 0.87

これをpについて解けば、

1-0.87 = (1-p)^30
(1-0.87)^(1/30) = 1-p
p = 1-(1-0.87)^(1/30)

ここで電卓登場。

p = 0.0657...

何と、一年以内に起こりうる確率は6.57 %の程度です。同様に「1ヶ月地震が起こる確率」を一定とし、それをqとしてみますと、

q = 1-(1-0.87)^(1/360)
= 0.00565...

今度は0.56%の程度でした。

数値自体はケケ中氏のものと大差ない所ではありますが、それでも、これを「小さい」と言って切り捨てて良いものなのでしょうか。実際、地震の起こりうる確率を検討していなかった今回の大地震ですが、実際に起こってしまい、それが原発震災まで引き起こしてしまった。そして、この大地震の発生により、今まで検討していた大地震の確率計算についても、見直す必要があるはずなのです。
それに、上記の87%という数値は、30年にわたって発生する可能性という視点で論じているものであり、直近の地震について同じ確率で述べていると言うものでもありません。また、まったく発生しないか、といえば「そうは言えない」から、0%ではないのです。

慶応の教授をやっておられるそうですが、こんな学問を授けておるんですかね、あそこは。これじゃあ、金子先生も泣いている ... 。まあ、金子先生は「学会のアルカイーダ」を自称されておられるそうですから、ケケ中の様なbktrの事などかまっている暇などないでしょうが。

2011年5月6日金曜日

HPの「古くて新しい」電卓の話題

HP-12C Special Edition and HP-15C Re-Release - Tech Powered Math
http://www.techpoweredmath.com/hp-12c-special-edition-hp-15c-re-release/

ここによると、「シリーズ10」として販売された電卓のうち、HP12C、15Cが発売される(?)様子。

既に12Cは「復刻版」と「おスペ版」が出ております。おスペは、プログラム容量を大幅に増やした(とは言え、昨今のガジェットに較べれば高々知れておりますが)ものですから、今回の「Special Edition」がどんなものなのか、とても興味深いものです。
また、15Cはアメリカにもファンサイトがあったほどで、ようやく「復刻」される、という事なのか。日本では16Cを評価する向きもあり、また、iPhone向けのシリーズ10アプリが好評だった様で、今回の復刻にいたったのかも知れません。

記事によれば「in July」なので、恒例の「新学期」シーズン、なのでしょうか。July、といっても、HP電卓のJulyさんではありませんが。
Julyさんでも、そろそろHP電卓の内覧とかしているでしょう。何か面白い話題でもあると嬉しい ... 。

ただ、折角復刻するというのであれば、何かサプライズ的な機能を期待してしまいますね。