2019年11月29日金曜日

HP Primeシミュレータのβ版

昨年の2018/12/03、CASIO fx-CG50にpython機能の追加を含むファームウェアの更新情報がアップされました。
それから1年が経とうとしており、そろそろ、CASIOから新しい話題がありそうな時節となってきております。

一方、MoHPCに、HP Prime シミュレータのβ版が登場しているという話題があり、早速試してみました。

cf. HP Prime Beta Software
https://www.hpcalc.org/prime/beta/

βなので「無保証」ですが、最新のファームに対応しているらしく、3Dグラフも描けます。
ウーン、やっぱ、イイなぁ。実機が欲しくなっちゃったヨ !

先日、HP Prime G2がAmazon JPで40,000円を割る価格で出ておりましたが、既に業者も売り切ってしまったらしく、価格が元に戻ってしまいました。

最近の当方、グラフ電卓向けのコードを作ったりしておらず、もっぱら、グラフを描いて遊んだりばかりです。
こうした用途ならば、メモリが多いG2でなくてもいいのかな、などと思う所です。

HP Prime G1ですが、Amazon JPではスリーゲートがかなり安く扱っております。当方としては、スリーゲート推しでいきたい。何故か ? Amazonのページを見ると、なにやら「HP PPL超入門」というものを添付しておるのですネ。スリーゲート謹製なのかしらん、大変気になります。

https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B00OX59OYG/ref=dp_olp_new_mbc?ie=UTF8&condition=new&m=A34V9I8YOA1OXY

スリーゲートの輸入電卓には、スリーゲート謹製(?)の簡易マニュアル、読本が添付されているらしい。fx-CG50は、CASIOサイトから日本語マニュアルがダウンロードできるので、スリーゲートとしては扱う理由がなくなってしまったのか ?

スリーゲート謹製のマニュアル類、そこに、スリーゲートの電卓製品に向けられた愛を感じずにはいられないのです。

この記事を読まれた方で、スリーゲート謹製マニュアルをお持ちになられた方がいらっしゃるならば、レビューをお寄せ戴きたく !

2019年9月13日金曜日

嗚呼ッ ! 楽しい記事でした !

そういや、その昔はこんな面白い製品がありました。

簡易表言語“CETL”にも対応したカシオのハンドヘルドコンピュータ「FP-200」 - Akiba Watch
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1201811.html

当時、プログラムを作成し、電算処理という感じで、こうした製品が様々、製造されていたのですネ。
今日では、グラフ電卓の方が高性能になっておりますが、それは技術の進歩によるものですから、有り難いものであります。
しかし、BASICコンピュータからPC、そしてスマートフォンへと、ディジタル機器が次々と更新され、アプリケーションを自作せずとも十分な活用が出来る、そんな御時世でありますから、グラフ電卓なども需要が細くなりました。
時代の流れ、という事でもありましょうが、一方、プログラミング、やはり面白いんですヨ。
当方、「下手の横好き」ではあり、長いコードを書いた事はありませんが、今でもグラフ電卓とかでプログラムを作って動かしたりしております。
気軽な価格で購入できるプログラム・グラフ電卓、趣味としてオススメであります。


ちなみに、この楽しい記事には、少しだけ「?」という部分があります。

 カシオのハンドヘルドコンピュータはFP-200のみで終了し、この後はポケットコンピュータへと移行することになります。

FP-200の前に、CASIOポケコンの名機・PB-100が発売されており、PB-100の前身にあたるFX-702Pは、更にその前から販売されていたのです。FP-200から移行した訳ではありませんワナ。

2019年9月2日月曜日

Fourier seriesのグラフをグラフ電卓で表示する

Fourier seriesと言っても、一般的な手法ではなく、ここでは次の式のグラフを描てみようと。

sin(x)+sin(3x)/3+sin(5x)/5+ ...

数式処理の出来る電卓なら、無限級数の記述も出来るかも知れませんが、グラフ電卓が高機能と言っても、無限大を扱えるものは少ない。
そこで、級数の項を途中まで計算する事になります。
この項目数を気ままに設定して、グラフの形状が変化する辺りを観察するのも一興ではあります。

さて、上記の式ですが、バカ正直に入力してもいいのですが、高機能電卓の多くに、総和(∑)機能があります。これを使えば、上記の式は、こんな具合で記述できそうです。

∑(sin((2K-1)x)/(2K-1), K, 1, T)

変数Kを1からTまで1づつ増やしつつ、計算式 sin((2*K-1)*x)/(2+K-1)) の総和を求める式です。

この表式は、fx-CG50で使えるのですが、面白いのは、この式をグラフ機能で使うには、チョットばかり手間が必要なのです。
まず、∑計算を入浴するには、Optionキー、CALCメニュー、と進めますが、グラフの式入力では、CALCメニューの中に∑が出てこないのです。マイッタ。
直接、∑の式を入力できないのですが、色々と試した所「抜け穴」がありました。それは、FunctionMemoryを使う方法です。

fx-CG50などの高機能電卓では「自然数式表示」がウリになっておりますが、数式記憶の機能であるFunctionMemoryは、自然数式表示モード (Mathモード)では利用できません。そこで、SetUpからInput/OutputをLinearにしておきます。
そうしてから、上記の式を入力しておき、OptionからFuncMem (メニューの3ページ目にあります)を使って、適当な番号のFunction memoryに保存しておきます。
そして、変数Tに、予め、適当な数を入れておきます。

これで準備が出来ました。グラフ機能を呼び出し、適当な数式メモリーに、先程数式を記憶しておいたFunctionMemoryの番号を指定して、入力します。#1に記憶したならば、こんな風です。

Y1=fn 1

これでグラフを描けば、アラ不思議、Fourier seriesのグラフが描かれましたヨ !
変数Tの値を変えるためには、いちいちRun-Matrixメニューを使う必要がありますが、面白いので、やってみて頂戴 !

夏休み「明け」の、電卓を使った自由研究

もう、夏休みも終わってしまいましたが、小中学校の皆さん、元気に新学期を迎えておられますでしょうか。いや、こんな鄙びた辺りで何か叫んだ所で、聞いてやしませんわナ。
そんな具合ですから、夏休みも終わった時期を見計らって、というわけでもありませんが、自由研究のネタになりそうな話題を少しばかり。来年の自由研究のネタにでもしてチョ。

最近のお子さんも、色々とお稽古事、学習塾に通っておられる様で、その暇を縫うように、ゲームに勤しむ日々。お疲れ様であります。疲れによく効く、Monster Energy !
最近では、ガキ共にプログラミングを教えるとかいう塾が出てきたそうで、学習塾で高度な数学のお勉強をした末、更にプログラミングまで教えるというのでありますから、何とも大変な御時世ではあります。
ソレほどまでに、教育熱心なご家庭の御子息は、高度な教育を受けて、偏差値の高い学校へと入学なされるというので、結構な事ではあります。
事ほど左様に、高度な教育を受けたお子さんは、ガキ共などと言っても、大人顔負けの知識を十全に活用する所であり、ナメた事を言わんでも、つぎの様な話題はすらすらと判るのでしょうから、余り細かい事は申しません、判らない事がありましたら、学習塾のセンセにでも聞いてみてネ。

さて、能書きはここまでにして、今回は電子工作の基本ともいうべき、コンデンサと抵抗器を直列接続した回路に流れる電流の変化を計算するという話題であります。

電卓、特に高機能電卓を用いて、数値計算をやってみようという次第。やってみよう!

コンデンサの静電容量を470uF, 抵抗器の抵抗値を100kOhmとしておきます。この直列回路に接続する電池の電圧は3Vにしておきましょうか。
すると、コンデンサ、抵抗器に流れる電流 a は、次の式で計算出来るというのです。不思議ですね。ホンマかいな !?

D*(-1/(R*C))*a + a →  a

但し、
微小時間隔  D = 1  (1 sec)
抵抗値     R = 100000  (100 kOhm)
静電容量   C = 4.7*10^(-4)   (470 uF)

初期電流   a = V/R = 5*10^(-6)

この計算式を200回ほど繰り返して計算すると、電流の変化が得られます。
計算している期間は、微小時間隔Dの200倍なので、1*200 = 200 sec程度の時間での電流の変化となります。
3分ほどで、ゆっくりと電流が低減していくので、この現象を利用する事で、簡単なタイマーを構成できます。

高機能電卓ではプログラム機能があるので、上記の手続きをプログラムで書いてもいいのですが、高機能グラフ電卓の多くは、再帰計算、 Recursive といった機能が用意されており、上記の様な漸化式を入力してやる事で、電流のグラフが得られます。
電卓の操作演習として、やって見てネ !

冒頭、スネた感じで文章を始めました。

しかし、こうした話題は、興味を持った人でないと、なかなか見たりしないでしょう。
こんな話題に興味を持つ人は、そこそこ「何について述べているのか」、それを知っているから、こんなハナシに興味があるのかと思われます。

当初、計算の背景について、事細かく述べてみようか、と思ったのですが、大方、検索によってこの記事を見つけてくるでしょうから、その時点で、計算の背景事情を述べるのは「釈迦に説法」かと思った次第であります。
ガキ共、と、口汚く言っておりますが、検索で訪れ記事を読む様な人は、恐らく、こうした計算の背景を熟知している事でしょう。ガキ共と言っても、侮ってはイケナイのだと思うのです。子供は、大人が思っているよりも、かなり色々と考えて、知っている。
そんな事で、計算の手続きを放り出す様な記事になりました。

2019年8月31日土曜日

fx-5800Pは、「今でしょ」なのかも知れない

当方、HP35Sを持っており、たまーにキーボードを叩いたりしておりますが、Julyさんがお店を畳んでしまって以来、35Sを入手するには並行輸入品に限られます。
その35Sですが、並行輸入品のためか、国内での価格があまり値頃感があるとは言い難い状態であります。

一方、fx-5800Pは、35Sに較べて、かなりお得感があります。Amazon JPで7,000 円しないのですね。

35Sとfx-5800Pの比較を簡単に見ておきましょう。

+ 35SはRPNのキーストロークプログラム方式、fx-5800PはBASIC
+ 35Sは1+1行表示、fx-5800Pは4行表示
+ 35Sには複素数計算機能がありますが、fx-5800Pのソレは、少し物足りない ?
+ 35Sにはない、リアルタイムキー入力の機能がfx-5800Pにはあります

現状、価格の高くなった35Sを購入するならば、代わりにfx-5800Pを購入する方が断然オトク、と言わざるを得ない。

さて、先日 Sentaro様からお知らせ戴いたのですが、やす親分様のblogに、通りすがり様から「fx-5800Pの性能維持部品の供給期限が2025年まで」というハナシがあり、どうやら、永きに渡り続いていたfx-5800Pの製造も、いよいよ終盤に近づいているんではないか、との事。

当方などは、fx-5800Pに外部ストレージ、PC連携の様な機能を盛り込んだ後継機種を期待したいのですが、目下のfx-CG50の販売を眺めるにつけ、これは期待薄なのかも知れないと思い始めました。
fx-5800Pにくらべ、カラーで大型化したスクリーン。USBマスストレージクラスでPCと接続してプログラムの保存性も格段に向上している。しかも、電池の数こそ増えたものの、乾電池稼働。fx-CG50は、fx-5800Pの上位後継機なのかも知れない。

ただ、惜しむらくは、そのボディーの大きさであります。fx-CG50は高機能ではあるものの、カバンに忍ばせておくには少々大きい。先日、量販店でfx-5800Pを試用したのですが、流石に、fx-CG50ほど大きくはなかった。携帯するにはちょうどよいサイズです。その場で計算結果を得られる、実にウレシイサイズです。やす親分が海外出張の折にも蛍光しているのがfx-5800Pというのも、なるほどであります。

fx-CG50は、fx-5800Pに較べて、PCへのプログラム転送、大容量メモリ、カラーグラフィクス液晶などのウレシイ機能が充実しておりますが、昔のキャラクタ液晶のポケコン的な利用を考えるならば、fx-5800Pでも十分に答えてくれる筈です。画面は十分大きくなっており、更に、リアルタイムキー入力まで用意されているので、ポケコンゲームのBASICプログラムならば十分に作成し、プレイできそうです。fx-5800Pは、CASIO ポケコンの最終形態なのか、と思うのであります。

fx-5800Pは凝ったデザインで、ヒンジでつながる蓋が画面まわりを保護するのですが、このヒンジが少々ヤワなため、壊れやすい所が欠点だと言われております。
考えて、凝ったデザインにしたのですが、堅牢性が伴わなかったのは残念でした。
昨今、KingJim DM200は、少し本体が圧迫されるだけで液晶画面の変色が発生すると言われておりますが、fx-5800Pでは、ここまでひどい事にはなりません。
しかし、液晶の保護カバーは大切です。当方など、カバーを付けずに電卓をカバンに押し込んだら、液晶をだめにした経験があります。画面の大きい高機能電卓では、液晶保護カバーは重要であります。そこで、カバーを改善した後継機種、という方策もあって良かったのだと思います。

とまれ、fx-5800Pは大きな改変をすることなく、今日まで販売されております。それは、基本設計が十分だったからなのだと思います。
fx-5800Pの上位後継機はfx-CG50という事でいいのでしょうが、さて、fx-5800Pのコンパクトさを継承する後継機が出てくるのか、まだわかりません。
仮に出たとして、目下のfx-5800Pの価格・7,000円程度で購入できるのか、という疑問もあります。
fx-5800Pの後継機、ホントは出てほしいのですが、fx-CG50があり、fx-FD10 proがあり、という状況下で、fx-5800Pの後継機は、望み薄な気もしてきました。

そして、この10月には、いよいよ消費増税10%になります。
fx-5800Pの購入を考えている方は、今が絶好期なのだと思えてなりません。価格が十分に下落して久しいこの時期だからこそ「今でしょ」なのです。

2019年7月6日土曜日

〽 新たな 始まりの予感 ...

久しぶりにCASIOサイトを見ると、「スクール関数電卓」という製品カテゴリがある事に気付きました。
https://casio.jp/dentaku/scientific/

スクール関数電卓には、fx-530AZ、fx-710AZが掲載されております。

特にfx-530AZはfx-JP900に似たデザインで、少々気になったもので,調べてみました。

高校斡旋価格 : 3,980 yen
cf. http://www.e-net.nara.jp/hs/ojikogyo/index.cfm/10,1000,c,html/1000/buppinkounyuu.pdf

発売された時期は、以下の記事から、2015/9/2 以前であろうか、と思われます。

CASIOの電卓について。 −Yahoo! 知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10150738090

学校教育向け、という製品カテゴリが登場した事で、にわかに期待が高まるのは、おフランスで先行発売されている「Scearch電卓」であります。

fx-92+ Spéciale Collège - CASIO education fr.
https://www.casio-education.fr/products/fx-92-speciale-college

... アレッ、Scratchの語が無くなっちゃったよ ? ヲイヲイ ... 。

2019年、CASIOはやってくれるのでしょうか !?

HP Prime G2が安くなる ?

先日、HP Prime G2を4万円台で販売するショップがありましたが、今はすでに売り切れております。

HP Prime G2グラフ計算機 - Ama JP
https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B07HF6RXGG/ref=dp_olp_new?ie=UTF8&condition=new

先日、米中の貿易交渉で、一旦「和解」となったためらしく、アメリカでもHP Prime G2がおおっぴらに流通を始めた様子です。

Prime G2 available in USA - MoHPC
https://www.hpmuseum.org/forum/thread-13231.html

BestBuyでは、$150らしい。ウーム、安い !

アメリカで販売が始まったので、並行輸入業者さんも「安心価格」で流通して呉れることを強く希望します !

2019年4月2日火曜日

チョット休憩 - fx-CG50でグラフを描いてみたよ

量販店の店頭に展示されていた、fx−CG50をポチポチといじり、グラフを描いて遊んできました。
機種選定の御参考にして下さい。


1. Cardioids

Plot TypeをPolar (極座標)にして、つぎの式を設定します。

r4=1-0.8cos(0.6θ+π/4)

Shift F3 [V-Max] とキーを押して、

Tθmax = 4π

と範囲指定をして、F6 [DRAW] を押すと、Cardioids が描かれます。


2. Zhukovski

Zhukovski変換による。等角写像のグラフィクス例です。

円の中心座標を移動し、それをZhukovski変換すると、飛行機の翼の断面が描かれるのだそうですが、
詳しい理屈は置いておき、ここではグラフィクスの面白さを見ていきましょう。

最初に、つぎの変数を設定しておきます。

-0.08+0.15i → C
√((ReP C-1)^2+(ImP C)^2) → R

Plot TypeをParametricにして、つぎの式を設定します。

Xt1=Rcos T
Yt1=Rsin T

Xt2=Xt1(T)+ReP C
Yt2=Yt1(T)+ImP C

Xt3=ReP ((Xt2(T)+iYt2(T)+(1/(Xt2(T)+iYt2(T))))/2)
Yt3=ImP ((Xt2(T)+iYt2(T)+(1/(Xt2(T)+iYt2(T))))/2)

後は F3 [DRAW]を押せば、グラフが描かれます。

少々、入力する式が長いのですが、カラー表示のグラフは実にきれいです。
手元で動かせるのならば、是非ともお試し頂きたく。

2019年3月19日火曜日

HP Primeでpythonが動くとな !

【重要】

この記事の内容、今日ではいささか古くなりにけり。

以下のblog様の記事が参考になります。

 

ref. HP PrimeのPython覚え書きなのだ!
http://hangyodon.cocolog-nifty.com/hangyodon/2022/01/post-374e72.html
 

  ---

 

先日、Sentaro 様からお知らせ戴きまして、HP PrimeのXCASがpython文法に対応した事で、Primeでもpythonコードが動く様になったとの事。手元で動いているHP Primeシミュレータでpythonコードを動かしてみましたヨ。

以下、少々長いのですが。programエディタで「CAS」のチェックボックスをONにしてから入力して下さい。


#cas

## title : py_shida.py
## begin : 2019-02-23 18:44:05 

def py_shida() :
  ## window size
  WIDTH  = 320
  HEIGHT = 240

  ##  field 
  XL  = -4.0
  XH  =  4.0
  YL  =  0.0
  YH  = 11.0

  ##  反復計算の回数
  count  = 100000

  ##  シダの葉を描くよん
  cnt  = 0
  r    = 0
  px   = 0
  py   = 0
  
  while cnt < count :
    cnt = cnt + 1
    r = RANDOM()
    if   (r < 0.01) :
      x = 0
      y = 0.16*py
    elif (r >= 0.01 and r < 0.07) :
      x = 0.2*px  - 0.26*py
      y = 0.23*px + 0.22*py + 1.6
    elif (r >= 0.07 and r < 0.15) :
      x = -0.15*px + 0.28*py
      y =  0.26*px + 0.24*py + 0.44
    else :
      x =   0.85*px + 0.04*py
      y =  -0.04*px + 0.85*py + 1.6
  
    px = x
    py = y
    i = (py-YL)/(YH-YL)*WIDTH
    j = HEIGHT-(XH-px)/(XH-XL)*HEIGHT
    PIXON_P(i, j, RGB(0, 96, 0))
 
  ##  key wait
  FREEZE

#end


ンマァ、なんて長いのでしょう ! まるで某代議士のチ○ポの様な ... オゲレツ !!

それはさておきまして、OSを最新にすると、XCASがpython文法に対応したとの事で、HP Primeでpythonコードが動く様になります。HP Primeをお持ちの方は、是非ともお試し頂きたく !

なお、βではありますが、新しいシミュレータなどが、つぎの所から入手できます。


HP Prime Beta Software - MoHPC
https://www.hpcalc.org/prime/beta/


一方、海の向こうではGeneration 2nd という新型ハードウェアのHP Primeが販売されているとか。性能が向上していると ! 欲しくなっちゃったヨウ。

で、並行輸入品がないのか、調べてみましたら、一応はあるらしい。

HP Prime G2グラフ計算機 - Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-2AP18AA-B1S-Prime-G2%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%A9%9F/dp/B07HF6RXGG/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1552733648&sr=8-6&keywords=hp+prime+graphing+calculator

価格: ¥ 64,920 ... 高いなぁ。
しかも、アヤシイのが「256 MBフラッシュメモリ」という所。確か、G2はFlash 512 MBだったような ?

HP Prime - en Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/HP_Prime

それでも「2AP18AA#B1S」という型番が出ているので、つられてしまうのです。さて、その真相は !?

2019年1月12日土曜日

2019 Prosit Neujahr !

新年・2019年を迎えました。遅ればせながら、謹賀新年。

2018年は、高機能電卓界隈でも動きがありました。

  1. CASIO fx-CG50で、MicroPythonが動作する様になりました

    当初、フランスの教育関係者向けに限定供給されていた、GRAPH 90+E 向けのMicroPythonがfx-CG50向けにも提供、OSのアップグレードで利用できる様になりました。

  2. HP Prime のハードウェアが更新される

    Sentaro様にお知らせ戴いたのですが、HP Primeの第二世代ハードウェアが発売されている様です。

    cf. New G2 HP Prime - MoHPC
    http://www.hpmuseum.org/forum/thread-11202.html

    どうやら、MPUのクロックが高くなり、処理速度が向上している模様。
    しかしながら、流通がこれかららしく、米国でも入手が容易ではない状況です。

    また、最新のファームで、CAS環境でMicroPythonが使えるとの事。これは新旧、両方のハードウェアで利用可能の模様。
  3. フランスNumworks社のMicroPython電卓

    既に、2016年の時点で、海外では仏Numworks社のグラフ電卓が発売されているとの事。

    cf. NumWorks - The graphing calculator that makes learning math easier
    https://www.numworks.com/

    Numworksの特徴は、MicroPythonが動作する所でしょうか。計算機能などもかなりユニークです。グラフ電卓なので、関数の2D plotや、統計グラフ機能などがあります。複素数や行列の計算も用意されております。
    電卓の機能としてはかなりのものですが、各アプリケーション間でデータの共有ができないらしく、惜しい印象です。
    一方、ハードウェアの設計、OSを含めたソフトウェアも、全て公開されているので、ユーザーが独自の拡張を行う事が、原理的には可能らしい。とても興味深い製品ではありますが、果たして(高機能)「電卓」なのか ? という疑問もあります。
    オープンソースで、サイトにはブラウザで動作するシミュレータも用意されてます。興味のある方は、お試しいただきたく。
2019年も始まったばかりで、これから何があるのか。不安でもあり、楽しみでもあります。

今年も宜しくお願い申し上げます。