2012年6月27日水曜日

ようやく日本も「電子書籍元年」 ?

AmazonのKindleが、日本サイトでも「Kin日発売予定」との事で、もうすぐ発売されるかも知れない、との事。しかし、テレ東に出たベゾス氏は「年内にやりたいねぇ」と、実際には数カ月先が「近日」なのか、と。
一方、楽天の方もいよいよ「電子書籍を始めるゾ」と言い出しました。

当方は、両方やってくれたら面白いかなぁ、などと傍観しておりますが、さて、どうなるのか。

Amazonの電子書籍、どうやら「クレカ払い」でしか買えないでしょう。すると、ガキはおいそれと買えない。楽天は判りませんが、もしかするとweb moneyとか使えるかも知れない。そして、大人情報も出ている日刊ゲンダイやおねーちゃんのグラビヤとかも売ってくれる、かも。すると、やはりガキ共のカネを収奪するには、楽天の方が優勢なのか、などと考えてしまうのです。
一方、電子書籍で考えると、Amazonの方が大量のコンテンツを供給できそうな様子。その辺りで、どんな戦いになるのか、電子書籍の関係者は固唾を飲んで見守っているのでしょう。しかし、最終的には両者とも市場を広げる事なく、最後はAppleのiTuneが一人勝ち、とかなったりするのではないか、などとも思えてしまうのですね。

よく「Amazonは外国企業なので、ここでものを買うと、その収益は外国へ行ってしまう。だから国内企業の楽天で買おう」という「愛国的」な言説があります。現状ではそうなのかも知れません。しかし、楽天もより大きくなるには「世界展開」、世界的企業となるため、既に社員には英語を強要しているとか。で、海外進出で多国籍企業ともなれば、その収益は多国籍企業なので、結果、海外に流出してしまう。これは避けられない事です。そもそも、世界展開を目指しているので、カナダの電子書籍企業Koboを買収して、事業を始めたのですから。

Amazonが勝とうが楽天が勝とうが、当方にとってはどうでもいいのです。だから、安くて使い良い電子書籍端末を出してくんないかな、どっちでもいいから。


追記 on 2012/06/30
ベゾスのバカタレ。結局、尼のKindleは「年内発売」だった様でした。今、尼のサイトを見ると「Kin日発売」のバナーは掻き消えております。近日ではなく「年内発売」ちう事です。 Win8よりも早いのか遅いのか、という時期の話。まあ、当てにはしておりませんが、では何でまた、この時期だったのか。それが怪しい ... 。

2 件のコメント:

Akira さんのコメント...

こんにちは。

iPad2が魅力的と思いつつも未だ手を出していませんが、電子ブックも欲しいと思っています。

「読書好き」ではなくて「書籍好き」としては、場所を取らないのはgoodです。書店で本をヒョイと買っては部屋での置き場に困って床に平積みですから、これが数台の電子ブックに収まるなら有りがたい。

正直Amazonの出る出る詐欺にはもうウンザリしていますので、$onyのReaderにKindleDX(A4?)サイズが出たら飛びつきたい所です。オフィスの文章関係も殆どがA4やB5(又はA3やB4)ですから、A4サイズ等倍の電子ペーパーディスプレイが無いことが残念です。
そうなると結局iPadを買えば良い、ということになりますが・・・

これまでの書籍は出版社の区切り・目安で書籍を買っていました、今後はそれが電子ブックの区切りとなって、出版社の拘りは薄くなるのかなと思います。(電子ブックが数種類出ても、蔵書次第次第では全種類買ってしまいそうな予感がします。)

akatuki さんのコメント...

Akiraさま、いらっさーい !

> 正直Amazonの出る出る詐欺にはもうウンザリしていますので、
これは言えてる。また、「メールでお知らせ」と出ておりましたが、やはり登場は年末なのではないか ... 。

> オフィスの文章関係も殆どがA4やB5(又はA3やB4)ですから、A4サイズ等倍の電子ペーパーディスプレイが無いことが残念です。
eInkなら、A4くらいは出そうな気がするんですけれど、法人向けに出ているらしいBrother (だったかな ?)の製品はやたらと高かった(14万円 !)ので、売れてはいないのではないか、それで、後続の製品が出ないのか。ウーン。

> iPad2が魅力的と思いつつも未だ手を出していませんが、電子ブックも欲しいと思っています。
> そうなると結局iPadを買えば良い、ということになりますが・・・
現在、iPadは一番使いやすい製品なのではないか、と思います。大きさも十分。しかし、少々高い(性能を考えれば十分に安いのですが)のが、悩みの種。

> これまでの書籍は出版社の区切り・目安で書籍を買っていました、今後はそれが電子ブックの区切りとなって、出版社の拘りは薄くなるのかなと思います。(電子ブックが数種類出ても、蔵書次第次第では全種類買ってしまいそうな予感がします。)
なかなか見通しがどうなのか、という所なんですよ。
出版社は複数あるマーケットに電子書籍を出しておりますが、なかなか「ここ」というマーケットがないので、出しあぐねている所もあり、各マーケットも点数を揃えるのがなかなか進んでいない。それは、電子書籍の市場規模が未だ小さいからなのですが、そこで「黒船・Kindleだ」とか日経がはやし立てておったわけです。しかし、Amazonのマーケットは、出版社や著作者の取り分が少なく、出版社は「儲からないなぁ」と心配していたとか。
この記事を上げた後に、楽天が本腰を入れて参入するというじゃあないの ! これは後でネタにするつもりですが、結構面白い事になって来ている、らしいのです。

楽天を支持するというものでないので、もう少し推移を見守りたいと思いますが、これで本当に電子書籍元年になるのか、と。