2011年8月16日火曜日

あれっ、また出ている ... (with update)

先日以来、英語も日本語も見られなくなっていた HP-15C Limited Edition のページですが、今見ましたら、英語の方は「しれっ」と出ております。何と「New」だって。
しかも、電卓カタログページからもたどれる様になっていて、いよいよ登場、という所ですか。

http://www8.hp.com/us/en/products/calculators/index.html

で、電卓カタログのページには、「HP-20S」という機種があります。これですかね、溝江氏の言っていた新製品というのは。

http://en.wikipedia.org/wiki/HP-20S

20sも復刻版の様ですが、なかなか興味深い機種。機能としては、CASIOとかでも出ていた、50ステップくらいの電卓言語でプログラムが出来、積分まで出来た機種、あんな感じですかね。
問題は価格ですが、3千円くらいなら ? (ソレハムリカ)
しかし、当方としては 15C LE に注目してしまいます。

それにしても、カラーグラフ電卓は今の所「お預け」ですか。ウーム。

追記 on 2011/08/17
と、思っておりましたが、よく見ると、

Scientific and Graphing Calculators
HP 20s Scientific Calculator (20S)
http://www8.hp.com/us/en/products/calculators/product-detail.html?oid=34772

となっております。どうもグラフ電卓なのです ! コリャービックリ !!
何とも、楽しみになってきました。続報は !?

更に追記 on 2011/08/18

内容はブランクながらも、日本サイトでもページが作られておりました。

http://www8.hp.com/jp/ja/products/calculators/product-detail.html?oid=34772


まだまだ追記 on 2011/08/21

よく見たら、カテゴリの所に「Graphing」であって、本体名は「HP 20s Scientific Calculator (20S)」でしたね。スマソ。

2011年8月7日日曜日

あれこれ予想は楽しいな

July・溝江様がお知らせ下さいましたが、どうやら今年はHPから2種類の電卓製品が提供される模様です。
当方、HP-15Cが出ると思っておりましたが、そこは溝江氏も販売側の立場ですから、言うに言われぬ事情があるので、今すぐに詳細を述べる事はできません。
それを良い事に(?)、勝手な「予想」をして楽しもうじゃないの、という趣向です。

HP-15C Limited Edition が出るのは、まず間違いないと思われます。では、2種類の「もう一つ」は、果たして何なのでしょうか ?
順当に(?)考えると、15Cと同じ「シリーズ10」のHP-16C辺りが出ても良さそうな感触です。しかし、その話題は今の所、見えてこない。
ならば、新しい金融電卓なのか、とも思われますが、既にARMプロセッサ採用の20b,30b が登場しているので、それはないのではないか、と。
最近は一般向けの電卓も作っている HP ですから、そうした製品を拡充する可能性もありますが、だとすると、当方はお手上げ。
なーんて、色々考えるのは楽しいものです。
去年末からCASIOが、そして、今年の春にはTIが出しているものがあります。そうです ! 「カラーグラフ電卓」です。所が、今のところHPは出していませんね。さて、どうなのでしょう ? いきなり「HP100g」とかいって、出たりして ?
(追記 on 2011/08/11 ; この「HP100g」とか言うのも、当方の勝手な話です、念のため)

そもそも、15C LEにしても確定情報ではありませんしね (まあ、出るとは思うのですが)。

無責任な記事ですから、内容は当てにしないで欲しいのですが、色々と夢想して楽しみましょうよ、この際ですから。

ちなみに、日本のページには出ていない15C LEの概要については、英語ページで見ることが出来ます。

http://www8.hp.com/us/en/products/calculators/product-detail.html?oid=5153395

ここによれば、15C LEは15Cの「100倍早い」様子。12C PEでもそうだったのかな ? さて「running」表示はどうなるのか ?

また、以下は日本サイトの情報ですが、中身は

同梱品

電卓, バッテリ, 操作ハンドブック, 高機能ガイド, 仮想電卓を収録した製品CD, 保護スリーブ

とのこと。操作ハンドブックは日本語であるとウレシイ。日本語版PDFがダウンロードできない現状では、日本語版になっている公算大か ? 「高機能ガイド」は、Avdanced Function Handbook」とは異なっているので、新しく編纂した資料なのかも。

あー、ますます楽しみになってきた !

追記 on 2011/08/09
さて、こんな調子のいい事を書いていたからなのか、あるいは、登場が本当に近いのか、その辺りは定かではありませんが、上記の英語ページ、並びに日本語ページが閲覧不能になっております。
注視していきたく。

追記 on 2011/08/11
July さんの所ですが「8月の新製品」が消えておりますね ? ちょっと、気になります。
8月も中旬に入ったから、なのでしょうか。

2011年8月2日火曜日

E192 系列だって

良く疑問に上り、そしてwebには実に丁寧な解説もある事なので、今更ではあるのですが、電子回路の抵抗器やらコンデンサ、あの定数ちうのが、「Eナントカ系列」というものになっているそうです。

E6系列 E12系列 E24系列 E48系列 E96系列 E192系列の一覧表と概略計算方法 - OKAWA Electric Design
http://sim.okawa-denshi.jp/keiretu.htm

ここには、一覧で具体的な値が示されており、なんと、E192系列というのまであるとか。そこで、E192系列を元に、電卓でもって得られた数値との比較を試みました。

計算値 E192 E96 E48 E24 E12 E6 E3

10.000 10.0 * * * * * *
10.121 10.1
10.243 10.2 *
10.366 10.4
10.491 10.5 * *
10.618 10.6
10.746 10.7 *
10.876 10.9
11.007 11.0 * * 1.1
11.140 11.1
11.274 11.3 *
11.410 11.4
11.548 11.5 * *
11.687 11.7
11.828 11.8 *
11.971 12.0
12.115 12.1 * * 1.2 *
12.261 12.3
12.409 12.4 *
12.559 12.6
12.711 12.7 * *
12.864 12.9
13.019 13.0 *
13.176 13.2
13.335 13.3 * * 1.3
13.496 13.5
13.659 13.7 *
13.824 13.8
13.991 14.0 * *
14.159 14.2
14.330 14.3 *
14.503 14.5
14.678 14.7 * * 1.5 * *
14.855 14.9
15.034 15.0 *
15.216 15.2
15.399 15.4 * *
15.585 15.6
15.773 15.8 *
15.963 16.0
16.156 16.2 * * 1.6
16.351 16.4
16.548 16.5 *
16.748 16.7
16.950 16.9 * *
17.154 17.2
17.361 17.4 *
17.571 17.6
17.783 17.8 * * 1.8 *
17.997 18.0
18.214 18.2 *
18.434 18.4
18.657 18.7 * *
18.882 18.9
19.110 19.1 *
19.340 19.3
19.573 19.6 * * 2.0
19.810 19.8
20.049 20.0 *
20.290 20.3
20.535 20.5 * *
20.783 20.8
21.034 21.0 *
21.288 21.3
21.544 21.5 * * 2.2 * * *
21.804 21.8
22.067 22.1 *
22.334 22.3
22.603 22.6 * *
22.876 22.9
23.152 23.2 *
23.431 23.4
23.714 23.7 * * 2.4
24.000 24.0
24.289 24.3 *
24.582 24.6
24.879 24.9 * *
25.179 25.2
25.483 25.5 *
25.790 25.8
26.102 26.1 * * 2.7 *
26.416 26.4
26.735 26.7 *
27.058 27.1
27.384 27.4 * *
27.715 27.7
28.049 28.0 *
28.387 28.4
28.730 28.7 * * 3.0
29.076 29.1
29.427 29.4 *
29.782 29.8
30.142 30.1 * *
30.505 30.5
30.873 30.9 *
31.246 31.2
31.623 31.6 * * 3.3 * *
32.004 32.0
32.390 32.4 *
32.781 32.8
33.177 33.2 * *
33.577 33.6
33.982 34.0 *
34.392 34.4
34.807 34.8 * * 3.6
35.227 35.2
35.652 35.7 *
36.082 36.1
36.517 36.5 * *
36.958 37.0
37.404 37.4 *
37.855 37.9
38.312 38.3 * * 3.9 *
38.774 38.8
39.242 39.2 *
39.715 39.7
40.195 40.2 * *
40.679 40.7
41.170 41.2 *
41.667 41.7
42.170 42.2 * * 4.3
42.678 42.7
43.193 43.2 *
43.714 43.7
44.242 44.2 * *
44.776 44.8
45.316 45.3 *
45.863 45.9
46.416 46.4 * * 4.7 * * *
46.976 47.0
47.543 47.5 *
48.116 48.1
48.697 48.7 * *
49.284 49.3
49.879 49.9 *
50.481 50.5
51.090 51.1 * * 5.1
51.706 51.7
52.330 52.3 *
52.961 53.0
53.600 53.6 * *
54.247 54.2
54.901 54.9 *
55.564 55.6
56.234 56.2 * * 5.6 *
56.913 56.9
57.599 57.6 *
58.294 58.3
58.997 59.0 * *
59.709 59.7
60.430 60.4 *
61.159 61.2
61.897 61.9 * * 6.2
62.643 62.6
63.399 63.4 *
64.164 64.2
64.938 64.9 * *
65.722 65.7
66.515 66.5 *
67.317 67.3
68.129 68.1 * * 6.8 * *
68.951 69.0
69.783 69.8 *
70.625 70.6
71.477 71.5 * *
72.339 72.3
73.212 73.2 *
74.095 74.1
74.989 75.0 * * 7.5
75.894 75.9
76.810 76.8 *
77.737 77.7
78.674 78.7 * *
79.624 79.6
80.584 80.6 *
81.556 81.6
82.540 82.5 * * 8.2 *
83.536 83.5
84.544 84.5 *
85.564 85.6
86.596 86.6 * *
87.641 87.6
88.699 88.7 *
89.769 89.8
90.852 90.9 * * 9.1
91.948 92.0
93.057 93.1 *
94.180 94.2
95.316 95.3 * *
96.466 96.5
97.630 97.6 *
98.808 98.8


長い表でスマソ。ネタですな、コレは。電卓で計算するには、つぎの様にすると手っ取り早い。

1) E192系列ならば、192の逆数を取り、[10^x]を押して10のべき乗を求めます
2) Tレジスタまで、4段スタックを同じ数値ですべて満たします。(ENTERキーを3回)
3) 後は [*] (掛け算) キーを叩いていく

これは4段スタックの機種の場合です。上記の表はawkで作ったものですから、電卓にて得られる数値とは違っている所もあります。

さて、HPのサイトにページが登場して居ります HP-15C Limited edition ですが、未だに July さんでは「だんまり」を決め込んで居られます。海外の電卓販売サイトでは「10月から12月くらい ?」みたいな話も出ておりますので、量が揃うまでまだ、時間が掛かるのかも知れません。
そこで、今から HP-15C のマニュアルPDFをダウンロードして準備しようか、などと思って居られる方もいらっしゃるかも知れません。実は、当方もそうだったりするのですが、以前はダウンロードできた HP-15C のマニュアル、今は出来なくなって居るのですね ! ゲーッ、ショックのパー !!

試みに「HP電卓 Wiki」様サイトを覗いてみて頂戴。July さんの所も同じです。

hp 電卓 古いマニュアル一覧 - July さん
http://www.july.co.jp/index.php?main_page=wordpress&p=144

July さんの所には、他の機種のマニュアルリンクもあり、それらは今でもダウンロード出来る様です。15C だけダウンロードできない ... という事は、やはり、販売に向け準備中という事でしょう。

しかし、御安心召されい。蛇の道は ... という訳でもありませんが、つぎのサイトからは、今のところダウンロードできる模様。

http://www.rpn-calc.ch/

ここは、comp.sys.hp48 にも出ていたコンパチ機のサイトです (中国なのかは良く判りません)。機能的にはシリアルでPCと接続できるらしく、limited edition よりは上なのかも知れませんが、やはり LCD が気になるので、当方としては limited ed. の方ですね。でも、マニュアルは有難く頂戴しましょう。[features]タブをクリックすると、マニュアルページのリンクがあります。急げ !

2011年7月29日金曜日

いよいよ、出るぞッ !!

先日の、日本HPサイトに出ていたHP15C LEの情報ですが、今見たら、今度はちゃあんと出ております ! いよいよ、登場近し !! Final countdown !! 刮目して待つべし !!!

HP 15cアドバンスト科学計算用プログラム関数電卓
http://www8.hp.com/jp/ja/products/calculators/product-detail.html?oid=5153395


July様、早く情報を !

2011/08/09 追記
既にJuly 溝江様からの情報があります (別記事・コメント欄を御参照)。

2011年7月23日土曜日

どしゃーっ、出ていた !?

既に2chでも話題になっているそうですが、何と、日本のHPのページに「HP15C」 limited editionが出ていたそうです (現在はnot found)
※ 再び出てきております。

HP-15c limited ed. appeared in Japanese HP web site - comp.sys.hp48
http://groups.google.com/group/comp.sys.hp48/browse_thread/thread/bf2b6089885d0dfb#

このスレに依りますと、中国の互換機「DM-15C」も開発が進んでいる模様。DM-15Cは、ARMプロセッサでシリーズ10のエミュレータを動かし、その上で15Cのマイクロコードを動かしている、との触れ込み。シリーズ10のLCDは入手するのに難がある、あるいは高くつくからなのか、132x16ドットのビットマップLCDで代替表示を行っている模様。CGによるモック表示で、7/8月中にもケースのモールド作成、10月製造、11月出荷、という予定と言います。

一方、日本HPのサイトなどにあったHP15Cは、このDM-15Cと何か関連があるのか、と思って居ったのですが、2chのスレに掲載されているwebキャッシュをみると、こちらはHPが独自に出すものと考えて良さそうです。キャッシュのアドレスは2chのスレを御覧下さい。

キャッシュによると、メモリ数は65となっていて、15Cの忠実なクローンと言えそうです。15Cは、1レジスタ=8ステップとしてレジスタ/プログラムを動的に記憶出来ました。これにより、最大448ステップ(だったかな ?)のプログラムを行えたのです。更に、行列計算能のバッチリと用意されて居ります。電池はCR2032を2個で、これはHP12C新版と同じですから、やはり、12Cと同じ手法で15Cを復刻したものの様です。

現在は引っ込めているものの、webページまで用意されていたので、製品の準備は既に行われていると見てよいでしょう。最近はそうでもないのですが、関数電卓は夏休みに出て来る事が多かったので、もしかすると、この夏にもいよいよ登場 ?! なのでしょうか。 以前、Julyさんは「HPは各国の販売代理店向けに内覧を行っている」と言っており、Julyさんも参加して、それを見ているとの事でした。今年も恐らく、既に内覧しているでしょうが、販売決定までは「言えねぇ言えねぇ」ですから、なかなか難しい所です。でも「新しい製品が出るヨ」くらいは、何か言ってほしいもの。

果たして、今年の夏は久しぶりに「熱い夏」になるのでしょうか。

2011年7月15日金曜日

こんな話題がありました

レディー・ガガ公式YouTubeアカウント停止、SMAP×SMAPの公開も一因に - Gigazine
http://gigazine.net/news/20110714_lady_gaga_youtube/

もともと、ジャニーズのタレントさんは、webに写真がありません。それは、ジャニーズ事務所がタレントの写真をwebに置いたら「著作権、肖像権で訴える」と強気の方針だからです。
確かに、商品であるタレントの写真などをwebで流したら、商品価値は下がってしまうから、それは困る、というものでしょう。そこで、いくら世界のLady Gagaといえども容赦せず、として、こんな事をしてしまった。
Lady Gagaは「愛の人」ですから、こんな事を大して気にもとめないでしょう。しかし「折角目をかけてやったのに」と思うのは間違いありません。ジャニーズ事務所にしても、契約としてこの辺は確認できたはずなのですが、それを怠った。相手が世界のLady Gagaですから、その世界的な人気に乗っかろうとして共演したのだし、むしろ、こうした動画を世界中で見てもらえば、それこそ「日本にこんなタレントがいたのか」と関心を買っていた筈なのですが、そうもしなかった。
昔のジャニーズ氏だったら、こんな事はしなかったのではないか。しかし、今日のジャニーズ氏は、それをやってしまった。それは、やはり経営が「後ろ向き」になっているからなのかも知れない。

そもそも、昔、昔のその昔、、というと大変古い時代の様になってしまい兼ねませんが、そんなに昔ではありませんで、美空ひばり氏が子供の頃の話です。美空ひばり氏は大変歌がうまかったので、国民が皆、聞き惚れたものでした。しかし、レコードと言ったら、今日のCDの売上の様に1曲で100万枚とかは売って居らんのだそうです。それは、昔の日本は貧乏だったので、レコードプレイヤーも大して普及していなかった、という所があったからですが、それでもラジオやTVで皆が美空ひばり氏の歌を聞いておりました。だから、暇と小銭があればショウやステージを見に行った。まずは、国民的な人気、知名度があってこそではあります。
今日では、「電気紙芝居」が無料で国民的知名度を高めてくれる。確かに、そのとおりです。そこで、TVはその「大きな声」で、様々な事を喧伝する様になった。昔はそこに「ジャーナリズム」もあったのですが、民放はスポンサーあっての放送であるので、すべてに渡って公正な報道というのは難しい所はあった。それでも、出来るだけ努力し、様々なジャーナリズムを提供してきた。それは、国民が知りたがるであろう情報を提供してきたからであります。所が、最近ではそういう努力もしなくなっているのではないか。TVにも「大企業病」が進行している。

もうすぐ、恥デジが始まろうとしています。秋葉原では駆け込み需要で地上波対応の液晶TVが飛ぶように売れているとか聞きますが、本当なのでしょうか。最近では画面の1/9に大きく「あとxx日でアナグロ放送終了」と出しておりますが、そこまでしないと買い替えが進まなかったのでしょうか。

その昔、英国の科学者が「ラジオに未来はない」とか申したそうです。それは誤りではありましたが、今日の「後ろ向きな」経営をしている放送業界はそれこそ「テレビに未来はない」という事になりかねないのではないか、そんな気もします。


電卓とは無関係の話題ばかり。

2011年7月13日水曜日

時代は移ろいゆく

「日本の社長」宮尾すすむさんが死去 - Yomiuri online.
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110713-OYT1T00640.htm?from=main4

 タレントの宮尾すすむ(みやお・すすむ、本名・山口進=やまぐち・すすむ)さんが12日午後2時56分、肺炎のため死去した。77歳だった。

 告別式は18日午前10時から東京都港区高輪3の15の18、高野山東京別院。喪主は長男、山口雅史(まさし)氏。

 軽妙な語り口で、ワイドショーの「日本の社長」コーナーなど、テレビのリポーターとして親しまれた。
(2011年7月13日13時34分 読売新聞)

最近、宮尾すすむ氏もTVで見ないなぁ、とは思っておりましたが、亡くなってしまった。合掌。

宮尾氏というと、やはり「日本の社長」コーナーを思い浮かべる方も多いかと思います。それは、宮尾氏が絶妙な話術で社長の魅力を引き出していたからという事もあったのですが、実は、そうした魅力のある社長が多かったから、でもあります。

近年では資金調達に汲々とする余り、自社の株を運用する事ばかりに頭を持っていかれ、それで本業を疎かにしてしまった所ばかりが大きくなってしまった。会社を維持、存続させるというのは、社長にとっては重大な関心事ではありますが、それでいて、本業を疎かにしてしまっては、本末転倒。ただ、大メーカーなど、近年では「何がしたい」という目的で社員が参加しているわけではなく、「大メーカーだから、食いっぱぐれることはなかべ」という程度の社員ばかりだから、「会社組織を維持しないと」という方向に行って居るわけです。だから「会社を維持するには、とにかく収益を上げる事だ。だから竹中・小泉改革で社員はリストラ、契約社員で人件費カット。法人税優遇で収益確保、本業そっちのけでもどうにかやっていけるべ」となってしまった。

メーカーにとって、社員はより良い製品を開発・提供するための「道具」です。それは、一人一人ではなかなか出来ない事も有るから、多くの人々の知恵や努力で、より良いものを作っていこう、という事であった。だから会社組織を作って、多くの人材を抱える様になった。良い道具は、それだけ金は掛かるものです。だから人件費が掛かるのは仕方のない所。それを「収益が上がらないのは人件費が掛かりすぎているからだ。ヨシッ、コストカーット !」とリストラしたら、それはパイプカットみたいなものであった。昔は「お前の燃料棒に火はついていないか」だが、いまは「虚勢」になってしまった。
昔の社長はそうした事が判っていたからこそ、製品を開発するなり、サービスを提供するなりの「本業」で努力する、そこが魅力的だった。そんな社長を相手にしていたので、宮尾氏のコーナーも面白かった。

所が、今の大手の社長は、本業はどうでもいい手合ばかり。これでは、会社は立ち行かない。会社存続だけが目的になっている所ばかり。だから、宮尾氏ももう「社長コーナー」は出来なかった。これこそ「大企業病」です。元々「新しい製品、新しいサービスが待っているに違いない」という事で創業したはずなのですが。宮尾氏も、こんな状態ではコーナーを続けることは出来なかったでしょう。いずれ、こうした「後ろ向きな」所は、衰亡していくに違いありません。大手はカネだけは持っているから、時間は掛かると思いますが、会社として何かをしようというのでなければ、存立理由がないのですから。

そして、そういう程度の考えしかない人物が総理になってしまった。福島県をはじめ、広い地域で「(未来の)国民のリストラ」が進行中。「国民は資産。反対売買で収益を上げるのも私、官直人」。

この国はどこへ行こうとしているのでしょうか。