2011年4月3日日曜日

これからは、今までとは違った製品が売れるようになる・2

Gigazineの「チャリダーマン」氏の記事は、世界中を自転車でまわり、その地域の人々の暮らしぶりなどを伝えてくれる、大変興味深いものです。
今回は、こんな記事が掲載されておりました。

外国資本と中国商店が国内経済を破壊するスペイン危機の可能性について考えてみました - Gigazine
http://gigazine.net/news/20110402_spain-chinese/

このレポートの中程に「DON SIMON SANGRIA」というジュースのレーベルの写真がありました。輸入および取引先が日本の会社「やまや」になっております。そのレーベルをつけた製品をスペインは自国内に流通させている。これは「自国の製品であっても、それを海外に出し、それを逆輸入している」という事なのでしょうか。チャリダーマン氏は中国などの他国の資本などがスペイン経済を侵食していると述べられていますが、そこには日本もお相伴しているという事なのかしらん。日本の会社もスペイン経済破壊に手を貸している、という事なのかも知れません。

レポートでは中国製品のことを悪く言いますが、昔の日本の製品も、そんな所からスタートしていました。しかし、研鑽をつんで、今日の様な製品を製造、輸出するに
至っておりますが、大手メーカーは製造できる製品が良くなったので、今度は「高級志向だ、金がなくて買えない奴は買わなくて結構。それも、製造に人件費が掛かるので、安く作って利益をウハウハと出すためには、海外へ工場を移すよーん。与謝野さん、よろしくね」と企業献金。与謝野は亡国政治家なので「はい喜んで」とばかりに、法人税減税と消費税増税。国家の税収なんて、経済が上向きになれば自然と上がるものなので、まずは経済をよくしないとならない。それで亀井さんたちは消費税はもう少し据え置き、歳出を削減して郵貯原資を活用し、経済を浮揚する事を模索していたのです。所が、官のバカタレは与謝野死にかけ亡国政治家を核内に取り込み、挙句の果ては自民党の持ち出した「復興税」だって。そりゃあ、東北の復興も大切ですが、その前に福島県の避難地域をもう少し拡大して、原発の方をもっと早くに抑え込むくらいはしないと。そうでないと、東北に住む人がいなくなってしまいます。そうしたら復興なんてどうなってしまうのか。まずは、そこに住む人が安心して暮らせる様にする。そのためには、後で地元に戻るのですから、その人口を減らさないように一時避難を政府主導で行う。まずは、人々が安心して暮らせるために、早急に避難させて、それからゆっくりと復興を論ずればよろしい。大体、未だに原発はどうなっているのか、当の東電も「どうなっているのか、放射線が強くて見に行けないからわかんなーい」と言って居るじゃないの。それを「もう原発は収まった。飯舘町もホットスポットではない。もう復興だ」などと言っているバカ官。それなら、岩手よりも飯舘町に視察に行け、ノブ子を連れて。

原発の件でイライラしてしまいました。逸れた話を戻します。

今後は、東電も株価が下落し、電力供給もままならず、そうなると東北に工場を置いていた大手は「国内に工場をおいていても、電気がないから動かせない。こりゃー海外雄飛でんな。与謝野さん、たのんまっせ」となります。そうでなくても海外雄飛のために工場を海外に移したい大手メーカーは法人税減税で得た富を、海外工場などの設備投資に使う。ますます、大手の海外進出は進むでしょう。そして、円も価値が下落するので、日本人は大手メーカーの作ったものですら買えなくなる。チャリダーマン氏が見たスペインの姿は、実の所、未来の日本の姿なのかも知れません。

しかし、NECはLenovoと合弁社を作っているくらいですし、これからは中国のメーカーもより良い製品を出してくるに違いありませんから、日本の、海外進出してしまうような大手メーカーに期待する必要はなさそうです。NTTドコモも、SamsungのGalaxyTabを売っている位ですし、日本製品でなくても大丈夫。でも、円が下落するから、こうした製品ですら買えなくなるかも... 。

かくして、今後の日本は、産業戦後の「焼け野原」から国富を蓄えるべく、海外雄飛してしまった大手に代わり小さなメーカーなどが徐々に登場して、日本国地元の経済に貢献すべく生産を始める、という事になるのか、それとも、そのままなのか。

ちなみに「やまや」は、与党幹事長の兄弟が経営する会社の子会社でしたね。

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