過日発売されたAppleの「iPad」は、その操作性からかなり好評となり、タブレット・デバイスという新しい商品カテゴリを生み出しました。
そして、色々なメーカーがタブレット・デバイスの開発を進めており、一部はプロトタイプなども出現している状況です。
我らが(?)HPは、いち早くMSに対しタブレット・デバイスの試作機を供与、MSのバルマー氏によって、その強烈なデモが行われましたが、一方でHPは、Palm社を買収する形で「WebOS」を手に入れました。そして、Windows1採用のタブレット・デバイスと並行してWebOSを使ったタブレット・デバイスを投入すると計画しているという情報も出て来ています。
現在、低消費電力の点から、タブレット・デバイスについてはIntelのAtomプロセッサよりも、英国ARM社の提供するARMアーキテクチュアの方が都合が良い、とされています。そして、ARM向けのWindowsはWindows Embedded Compactなどの一部の製品を除き、存在していません。そこで、タブレット・デバイスを開発する各社は、ARM向けにも開発が行われているAndroidなどのOSを採用するケースが目立ちます。しかし、我らが(?)HPは、WebOSを採用したタブレット・デバイスを投入するというのです。WebOSのタブレット・デバイスにも、IntelのプロセッサではなくARMプロセッサが使われます。各社がAndoridを採用する中で、WebOSを採用するというのは、なかなか勇気のいる事ですが、恐らく、勝算があるのでしょう。
そういや、HPはiPhone向けにシリーズ10のエミュレーションを行うアプリケーションを提供しています。一部のユーザーはこれを使っていると聞きます。そして、過去にはHP-LXにグラフ電卓のアプリケーションを搭載していました。HP-LXは、Lotus1-2-3を採用した、表計算の出来る高級電卓で、その中に、Lotusと連携して動作するグラフ電卓まで盛り込んだのです。そして、今日では、シリーズ10のプログラムをiPhone向けにも提供してます。新規の電卓製造は、中国のメーカーに委託しておりますが、「HPでは電卓をやらない」という訳でもないのではないか、と思うのです。そこへ、WebOSタブレット・デバイスの投入です。
タブレット・デバイスは、iPadで示された様に、実に直感的に操作できるという特徴があります。関数電卓では、テンキーや関数キーなどを持って居れば、それで用が足りていた所もありましたが、グラフ電卓などが登場すると、その機能はより多機能になり、電卓I/Fでは、その機能を十全に活用するのには足りなくなってきてます。しかし、タブレット・デバイスに高性能関数電卓のアプリケーションをイムプリメントしたらどうでしょうか。様々な機能をタッチオペレーションで簡便に呼び出し、目的とする結果をスムーズに得られる、という事が可能になると思うのです。
もしかすると、HPのWebOSタブレット・デバイスには、そうした「高性能関数電卓」アプリケーションが搭載されてくるのではないか、とどこか期待したいのです。
HPは「Computer is Personal Again」というスローガンを掲げて、製品を投入しています。まさに、WebOS「関数電卓」タブレット・デバイスは、そうした方向を力強く示すものになるのではないか、と密かに期待しているのですが、果たして、どうなるのでしょうか。一応、ツバをつけましたよ。
あーあ、そんな関数電卓が出ないかなぁ。