先日、余りにビックリして、書きなぐってしまった「HP 39gII」の件は、どうも「?」なのです。どうも、今回HPから出る電卓は「HP15C LE」、「HP 12C 30th Anniversary Edition」の2つ、らしい。
この2つは既に米国HPのサイトに価格が出ていて、それぞれ$99, $79との事で、現状では「Coming soon」なのですが、正式にサイトに登場しているので、実際に販売されるのは、この2つの模様。The Museum of HP calc のフォーラムでも、話題になっているのは、この2つの機種のみ。未だに「39gII」の話はありません。
しかも、39gIIは、どうやら「NW249AA」と「NW259AA」の2種類がある様な感触。とは言え、HP電卓の番号は、同じ製品なのに複数あるのは当たり前らしく、12Cでも微妙に違うものが複数あるらしいのですね。
先日「20Sだっ !」と書いて大恥を掻いてしまった当方ですが、この「39gII」も誤報だったのか、と。しかし、20Sの方は見えなくなっていますが、現時点では39gIIの方は未だ見られます。とは言え、HPの中の人によると、「NO」だった20sですから、今回の39gIIも「NO」なのでしょうね。またしても「かつがれた」のか !
これがもう少し先に準備している新しい製品だとして、その画像からは色々な事が読めます。
1) 高校生向けっぽい記述
「Ideal classroom calculator」の文字が出ていますから、学校向けという所でしょう。39gもそうでした。となれば、50gの後継機種も !?
2) モノクロLCDらしい。しかし、解像度は従来機種よりもかなり高そう
最近はCASIOを皮切りにTIもカラーグラフ電卓を出しておりますが、HPはモノクロとなりそうな ? しかし、グラフのグリッドラインが薄いらしいので、4階調程度の表示が出来るとみてよいでしょう。
また、これはつぎの「中国語っぽい文字」にも関連しますが、12ドット程度の文字が表示可能となれば、かなり高解像度が期待されるのではないか、と思われます。
3) 中国語っぽい文字が表示されている
開発が中国の方で行われているからなのでしょうが、表示には中国語っぽい文字列が見られます。もしかすると、多国語ヘルプ機能みたいなものまで期待してしまいます。それだけの解像度があるらしいのですから。
4) 一方、キー回りは意外にシンプル
なので、余りいろいろな事を期待は出来ないのか、などとも思えます。
そもそも、今日ではLCDも高解像度のものが手軽に使えるのですから、カラー化も良いのですが、高解像度の提供という方向もあってよいのではないか、と思います。積んでるプロセッサもARMだしね。こんな感じの「50gII」とか出ちゃったら、ウーン、どうなるのかな ... 。欲しい様な。少なくとも、ハードウェアはCASIOやTIのカラー電卓に匹敵するくらいのものになるのではないか、と。後はソフトですが、それがどうなのか。ハードに見合った充実した機能を提供するのは、なかなか難しいのかも知れません。
最近はCASIO、TIとカラー電卓を出しているのに、HPはどうした ? みたいな話も海外では言われております。これが出ればHPの「一つの回答」になるのだと思いますが、未だ出るのかも判らない状態。さて、どうなるのでしょうか ?
まあ、今回はJulyさんも「2機種だけ」と申していますので、まずは15C LEと12C 30th、という事ですか。であれば、39gIIも、もう一つ別の製品と一緒に出てくるのか、などと密かに期待して、様子を見る事にしましょう。
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