永らく、fx-CG50 が写真では上がっておりましたが、ようやく写真が更新され、fx-CG100 が登場しました。
ref. 関数電卓 - CASIO
https://www.casio.com/jp/scientific-calculators/#program
やす親分も申されておりましたが、fx-CG100 では CASIO BASIC を廃してしまったため、実用的な計算の必要な場合、upython のみという、結構キツイ状態とも言われます。
他にも Add-in が使いにくい構造になっているなど、fx-CG50 successor としては「?」な点が多いとも言われております。
そうした評価の CG100 が、遂に CASIO 関数電卓の top となった様で、CASIO の経営方針を垣間見たような感じでもあります。
CASIO 関数電卓は、学生、生徒向けの「教育型」関数電卓と、fx-5800P を筆頭とする「実用型」関数電卓の両者は、現時点で併売されております。
電卓製品では切磋していた Sharp ですが、PC の事業を切り離したらしく、今は dynabook株式会社から製品を出しているそうで、目下、技術的な成果を問うスマートフォンに経営資源を集中しているかの様でもあります。
「実用型関数電卓を必要とするならば、PCやスマートフォンを使うべし」の様な意見もあるようですから、実用型は、新機種を期待するのが難しいGenreになっているのかも知れません。
しかし、個人的には、密かに「製品が多種類、潤沢に用意されている事が"豊かさ"の指標なのではないか ?」という思いがあります。
ついでに記しておきますと、連休中、CASIO の 電卓アプデ提供ページが、止まっておりましたネ。今は復旧しております。
こんな話と関係しているのかなぁ ?
ref. クラウドフレアの大規模障害と海賊版訴訟が示す「ネットインフラの責任」
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/2065820.html
そういや、1970年11月25日は、作家の三島由紀夫氏が自衛隊有志に決起を呼びかけ、呼応した自衛官が居なかった事に絶望し、割腹自殺を図った日だそうです。
( 何か、意図があるでもありません。単なる史実を書いただけ )
今後の動向に注目したく思います。

1 件のコメント:
akatuki様
2024年~2025年は、カシオの商品設計が大きく変化した年でした。
科学技術計算は、パソコンやスマホでやれば良く、関数電卓やプログラム電卓を使わなくて良い。
そのかわり、学生は電卓を使って算数や数学を勉強すべきで、試験への電卓持ち込むも良いが、カンニングを可能にする電卓の機能は不要なので、新しい製品からは多くのプログラム資産のあるCaso Basicや、亜Add-Inプログラムを使えなくした。
カシオにとって、電卓ビジネスの主な収益源がGAKUHAN (学販)であり、そこへこれまで以上に資源を集中させると判断したのでしょうね。
これでは、仮に学生時代にカシオを使って育った人は、大人になって科学技術計算に電卓を使おうと思ったら、「我が社の製品は使い物にならないのでどうぞTIやHP品を使ってくださいね。」とでも言いたいのでしょうね>カシオ殿
繰返しになりますが、2024年~2025年は、関数電卓/プログラム電卓にとっては、激動の時期だったと思います。
e-Gadgetは、昨日でちょうど12周年になったりします。よくもまぁ、ここまで続いたものだと思います。この12年で、昨年と今年はまだに激動の時期だと総括できます。
https://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-2515.html
Casio Basicがほぼ完成したのが 2006年で、fx-5800P や fx-9860G が登場したのが」この年なんです。2006年はカシオ電卓の大きな変化の年だと言えます。
そして、fx-CG50が発売されたのが 2017年です。このモデルはある意味、2006年からのプログラム電卓の集大成と言えます。
さらにカシオは、ちょうど 2006年から数えて20周年の2025年に、GAKUHAN重視という大きな進路変更を行ったことになります。
ところで、2006年の10年前の1996年には、CFX-9850G が登場し、Casio Basicの前身と言える Casio コマンド、特に Getkey や Locate コマンドを実装した最初のモデルが発売されたのです。Casio Basic 開闢の年です。
その更に10年前の 1985年には、fx-4000P や fx-7000G (世界初のグラフ関数電卓)が発売されました。fx-4000P は、今のCasio Basic の基本的構成が上梓された初のモデルで、Baisc風コマンドはまだありませんが、代入の→、条件ジャンプの ⇒、カウントジャンプの DszやIsz、Goto/Lbl、配列変数、サブルーチンコールの Prog が実装された始めてのモデルです。そして、これらに点を打ったり、画面消去 Cls などのグラフィックコマンドを追加したものが fx-7000G でした。
では、1985年の10年前ではなく7年前になりますが、1878年には世界初の手帳サイズプログラム関数電卓 FX-502P が発売されました。
カシオのプログラム電卓は、そのプログラム言語に着目すれば、1985年以降は、ピッタリと10年単位でエポックメイキングな変化を繰り返してきています。
このあたりは、プログラム電卓温故知新 の一連の記事で振り返ってみると、気がつきます。
https://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-713.html
この一連の記事では、まだ fx-CG50に触れていません。いずれ Casio Basic, C.Basic, 中途半端な Python が使える最終モデル、Casio Basic の集大成のモデル、つまり過去のエポックメイキングなモデルとして、記事をまとめようと思います。
そして、今年は新しいフェーズに入った記念すべき年として、将来は歴史的価値のある年になるのだろうと思います。
このあたりの話は、いずれ私のブログで改めて総括して記事にしようかと考えていますが、先ずはコチラで披露させて頂きます。
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