2025年11月26日水曜日

ようやく、CASIO 関数電卓ページのトップ画像に fx-CG100 が登場しました

 永らく、fx-CG50 が写真では上がっておりましたが、ようやく写真が更新され、fx-CG100 が登場しました。

ref. 関数電卓 - CASIO 
https://www.casio.com/jp/scientific-calculators/#program

やす親分も申されておりましたが、fx-CG100 では CASIO BASIC を廃してしまったため、実用的な計算の必要な場合、upython のみという、結構キツイ状態とも言われます。
他にも Add-in が使いにくい構造になっているなど、fx-CG50 successor としては「?」な点が多いとも言われております。
そうした評価の CG100 が、遂に CASIO 関数電卓の top となった様で、CASIO の経営方針を垣間見たような感じでもあります。

CASIO 関数電卓は、学生、生徒向けの「教育型」関数電卓と、fx-5800P を筆頭とする「実用型」関数電卓の両者は、現時点で併売されております。
電卓製品では切磋していた Sharp ですが、PC の事業を切り離したらしく、今は dynabook株式会社から製品を出しているそうで、目下、技術的な成果を問うスマートフォンに経営資源を集中しているかの様でもあります。

「実用型関数電卓を必要とするならば、PCやスマートフォンを使うべし」の様な意見もあるようですから、実用型は、新機種を期待するのが難しいGenreになっているのかも知れません。
しかし、個人的には、密かに「製品が多種類、潤沢に用意されている事が"豊かさ"の指標なのではないか ?」という思いがあります。

ついでに記しておきますと、連休中、CASIO の 電卓アプデ提供ページが、止まっておりましたネ。今は復旧しております。 


こんな話と関係しているのかなぁ ? 

ref. クラウドフレアの大規模障害と海賊版訴訟が示す「ネットインフラの責任」
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/2065820.html 

そういや、1970年11月25日は、作家の三島由紀夫氏が自衛隊有志に決起を呼びかけ、呼応した自衛官が居なかった事に絶望し、割腹自殺を図った日だそうです。
( 何か、意図があるでもありません。単なる史実を書いただけ )

今後の動向に注目したく思います。

2025年11月16日日曜日

fx-CG50 の Add-in は強力な様子

 こんな post があったので、取り上げてしまいました。

 ref. https://x.com/bockringElec/status/1989343294028140609

 fx-CG50 で Bad Apple というアニメーション表示を行うデモを取り上げ、「fx-CG50 は非力なので、別の電卓を推奨する」としております。

確かに、TI-83+ CE では、Z80の binary が動き、海外ユーザーがゲームを作成しているそうで、うまくプログラムを組めば、同等の事が出来るかも知れません。

しかし、HP Prime は Binary プログラムを導入できるのか、まだ、よく判らない ( 昔、HP Prime のファームを根こそぎ削除して Linux を boot する、という研究があったそうですが)。

それらを以て、fx-CG50 が非力と断じるのは、ちょっと無理があるようにも思われます。

ただ、TI 電卓、HP Prime も面白い電卓でありますから、こうして取り上げるのは有り難いものではあります。 

Sentaro 様は、fx-CG50 で Clock up のプログラムを作成しており、 さらに C.BASIC まで登場しております。

他にも、KhiCAS(io), Python Extra の様な Add-in も公開されてて、かなりの事が出来るのです。

 Add-inの作成が出来る人ならば、fx-CG50 で、こうしたアニメーション表示をするプログラムを作成出来るかも知れません。

 fx-CG50 が Dis continue 製品となって、新しいグラフ電卓 fx-CG100 は、Add-In の利用が出来ない様にしており、Add-In を使うのは容易ではありません。

それでも、海外のユーザーは活発に、fx-CG100 でも Add-in を使用できる様な Hacking を行っているそうで、既に一部の Add-in が 稼働していると言われます。

しかし、アニメーション表示、スゲェな ... 画像を圧縮しても、かなりのデータ量と思われます。デモとしては凄さが伝わってきますが、電卓に常駐させるとなると、他に何も入らないかも 。

Add-in 作成は、かなりの知識が必要でありますから、「物欲しげ」に周囲をうろつくしかありません。

 

2025年11月7日金曜日

χCAS(io) が見られないゾ ... (追記しました)

 fx-CG50, fx-9750GIII などで動く、CAS「χCAS(io)」が、2025-11-06 現在、見られない状態になっております。

https://www-fourier.ujf-grenoble.fr/~parisse/casio/khicasioen.html

そこで、Wayback machine で検索した所、ちゃんとアーカイブがあると解りました。

https://web.archive.org/web/20250911060358/https://www-fourier.ujf-grenoble.fr/~parisse/casio/khicasioen.html

本家サイトが回復するまでは、ここでお世話になるようです。

ついでに、以前、芝村先生の記事が出ていたのですが、トピックス・ページという所に収録されております。

https://www.casio.co.jp/topics/

色々と面白い記事があるので、気になった方は是非ともご覧頂きたく思います。

 

2025-11-23 追記

KhiCAS(io) のアドレスを紛失してしまい、再度、検索した所、以下のページが出てきました。

ref.  χCAS(io)
https://www-fourier.univ-grenoble-alpes.fr/~parisse/casio/khicasioen_o.html

どうも、アドレスを見る範囲では、ドメインに変更があったらしく、以前のページが見られなくなったようです。

所が、新しいページでは、気になる部分があります。

  •  fx-CG50 向けのファイル「khicasen.g3a」のみになっております
  • それまで 2MB あったサイズが、1.0MB になっております 

新しくなった事で、サイズが小さくなったのか、と思い、手持ちの fx-CG50 で試してみましたが、どうにも不具合で、実行できないのです。
具体的には、Menu に出て来ないので、実行できない状態。ウーム ?

以前は fx-CG100 で動かす手段として mpm も紹介しておりました。また、fx-9860GIII, fx-9750GIII でも動く khicasen.g1a も用意されておりましたが、今は見当たりません。
その場合は、上記に示しました wayback machine のページからダウンロードできます。

もしかすると、新しいサイトの Add-in ファイル、fx-CG50 では動かないものの、mpm を使った fx-CG100 なら動くのかも知れません。
蛮勇をお持ちの方は、お試し下さい。