既に fx-CG100 が発売、fx-CG50 は生産終了となっておりますが、珍しい事に、fx-CG50 のアプデが登場しておりました。
ref. fx-CG50 アプデ
https://support.casio.jp/download.php?cid=004&pid=2126
- バージョン履歴
(2025年10月29日) fx-CG50 OSアップデーター(⇒Version 3.81)及び関連アプリソフトの公開 (Windows/Mac OS)
- バージョンアップ内容
(Ver3.80.XX1X → Ver3.81)
軽微な修正
との事で、内部的な不具合の修正、という具合のようです。
これで casioplot.getkey() とかが追加になれば興味深いのですが、マニュアルの更新はなさそうですから、機能面は変更なし、として差し支えなさそう。
他方で、OS に lock を掛ける、というイヤな更新もあるかも知れません。
確か、XCAS は、OS 3.7 では問題なしだったものの、3.8 になって、導入が困難になったそうで、3.7 へ roll back する必要があると記されておりました。
今般の 3.81 は、OS の downgrade を阻止する、そんなイヤなメカが入っていたりしないか、などと思う所。
(当方、未だに 3.40 だったりします)
で、XCAS, PythonExtra を使っていない皆さん、おそらく最後のアプデが提供されましたので、是非ともご利用戴きたく ... !
突然のアプデ襲来に驚いてしまい、出だしはこんな事で始めましたが、先日から、チョット手遊びで、こんなコードを作っておりました。
四角形の中に少し傾けた線を引き、それを繰り返していくと、規則性のある図柄が現れる、というものです。
# recsq.py 2025-10-27但し、やす親分作成の線引き module 「u.py」を使用しております。折角作っていただいたので、有り難く使わせて戴いております。
from math import *
#from casioplot import *
from u import *
a=(86,191)
b=(86,0)
c=(277,0)
d=(277,191)
def sqlin(a,b,c,d):
line(int(a[0]),int(a[1]),int(b[0]),int(b[1]))
line(int(b[0]),int(b[1]),int(c[0]),int(c[1]))
line(int(c[0]),int(c[1]),int(d[0]),int(d[1]))
line(int(d[0]),int(d[1]),int(a[0]),int(a[1]))
def tr(r,p,q):
return (p[0]*(1-r)+q[0]*r,p[1]*(1-r)+q[1]*r)
def recsq(n,r,a,b,c,d):
for i in range(n):
sqlin(a,b,c,d)
b=tr(r,b,c)
c=tr(r,c,d)
d=tr(r,d,a)
a=tr(r,a,b)
recsq(60,0.05,a,b,c,d)
親分、多謝であります !
ref. Casio Python - グラフィックス出力関数の追加 - e-Gadget - プログラム関数電卓
https://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-739.html
このコード、元々は再起処理っぽい感じで書いておりました。
def recsq(n,r,a,b,c,d):しかし、繰り返しの回数が 50 になると stack overflow になってしまいました。なんだよ、オイ !
if n<=0:
return
sqlin(a,b,c,d)
b=tr(r,b,c)
c=tr(r,c,d)
d=tr(r,d,a)
a=tr(r,a,b)
recsq(n-1,r,a,b,c,d)
upython では、バルクデータを扱う必要もあって、heap oriented らしく、Stack は少し控えめに配分するのだと思う所です。
で、作業中のコード、入力している最中、「無理に recursive にする必要はなさそうだナ」と、単純な繰り返しにした所、stack 消費がないため 50 を越えて 100 でも問題なく動くと判明しました。
先日来、ダイソーで買ってきた NiMH 電池を使っていたのですが、今日になって、Low Batt replace が出る様になったものの、一度電源をサスペンドすると、一時的に復帰する事をいい事に、使い続けておりました。
流石にこのままではキツそうと、電池交換のため、編集中のコードを保存しておこうとすると、Low Batt 警告が出るのであります。Flash memory は書き込みに電力が要るのです。そこで、一旦サスペンドで電圧回復を図り、保存しなおすという際どい操作で、切り抜けたという具合。(良い子はマネしちゃダメよ)
昔のポケコンでは、RAM に BASIC プログラムを置いておりました。電池が切れると、内容をすっかり忘れてしまうのですが、それを思うと、隔世の感、ではあります。
12 件のコメント:
akatuki様
再起処理を諦めた recsq.py ですが、再起処理に繋がるコードは面白いです。
せっかく line() 関数を使って頂いたので、ついでに線分に色を指定する grp_color() 関数もお味見頂くために、チョコッと触ってみました。
https://egadget2.web.fc2.com/python/akatuki/recsq.html
line() 関数の第5引数は色を指定しますが、色の指定方法は3通り使えるようにしており、0~7の整数で指定する方法を使えば、比較的簡単に色指定できます。
そこで、sqlin()関数に第5引数として col を追加して整数のカラーコードを渡せるようにして、中のline()関数の第5引数に grp_color(col) を追加します。
最後の仕上げとして、recsq() 関数内の sqlin() は、sqlin(a, b, c, d, i%7) とすることで、同じ色変化の繰り返しパターンで正方形に異なった色を付けてみました。
やす (Krtyski) 様、ご来訪戴き、多謝であります !
> 再起処理を諦めた recsq.py ですが、再起処理に繋がるコードは面白いです。
再帰処理(本文の方, 変換間違いでしたネ。スンマセン)っぽい絵を想定していたので、再帰処理で書き始めたのですが、スタックが思いの外、少なかった ...
> せっかく line() 関数を使って頂いたので、ついでに線分に色を指定する grp_color() 関数もお味見頂くために、チョコッと触ってみました。
> https://egadget2.web.fc2.com/python/akatuki/recsq.html
> line() 関数の第5引数は色を指定しますが、色の指定方法は3通り使えるようにしており、0~7の整数で指定する方法を使えば、比較的簡単に色指定できます。
grp_color() ですが、u.py module に収録されているのに、気付きませんで、申し訳ない !
> そこで、sqlin()関数に第5引数として col を追加して整数のカラーコードを渡せるようにして、中のline()関数の第5引数に grp_color(col) を追加します。
> 最後の仕上げとして、recsq() 関数内の sqlin() は、sqlin(a, b, c, d, i%7) とすることで、同じ色変化の繰り返しパターンで正方形に異なった色を付けてみました。
早速、実行してみました。
fx-CG50 は高精細度の画面なので、そこそこヨカッタかな、と思っておりましたが、色分けすると、より見栄えがしますネ。
ありがとうございます !
ついでに書いておきますと、a,b,c,d bind しているタプル、画面上の座標となっております。
a=(0,191)
b=(0,0)
c=(383,0)
d=(383,191)
の様に変更すると画面を目一杯使う事になるはずなので、お試し下さい。
akatuki様
Line()で線に色を付けるのは、第5引数に grp_color() を使わずに、直接 col として問題ありません(作った本人の私がうっかりしていました)。
grp_color() は line()関数の中で使っているので、ユーザーが明示的に使う必要はなかったのです(お恥ずかしい...)。
また、四角形の4頂点の座標を締める4つのタプルをおっしゃるように画面一杯に大きくしてみました。
https://egadget2.web.fc2.com/python/akatuki/recsq.html
同じURLですが、スクリプトを変更しました。
# recsq.py 2025-10-27
from math import *
#from casioplot import *
from u import *
a=(0, 191)
b=(0, 0)
c=(383, 0)
d=(383, 191)
def sqlin(a, b, c, d, col):
line(int(a[0]), int(a[1]), int(b[0]), int(b[1]), col)
line(int(b[0]), int(b[1]), int(c[0]), int(c[1]), col)
line(int(c[0]), int(c[1]), int(d[0]), int(d[1]), col)
line(int(d[0]), int(d[1]), int(a[0]), int(a[1]), col)
def tr(r, p, q):
return (p[0]*(1-r)+q[0]*r,p[1]*(1-r)+q[1]*r)
def recsq(n, r, a, b, c, d):
for i in range(n):
sqlin(a, b, c, d, i%7)
b=tr(r, b, c)
c=tr(r, c, d)
d=tr(r, d, a)
a=tr(r, a, b)
recsq(70, 0.05, a, b, c, d)
やす (Krtyski) 様、お越し戴き多謝であります !
> Line()で線に色を付けるのは、第5引数に grp_color() を使わずに、直接 col として問題ありません(作った本人の私がうっかりしていました)。
> grp_color() は line()関数の中で使っているので、ユーザーが明示的に使う必要はなかったのです(お恥ずかしい...)。
あっ ! そうでしたの !
当方、線引きで色を使った作をやった事がないのですが、
この辺りの仕様と言いますか、どうしたらユーザーの利便になるとか、ちょっと考えちゃいますよネ。
> また、四角形の4頂点の座標を締める4つのタプルをおっしゃるように画面一杯に大きくしてみました。
> https://egadget2.web.fc2.com/python/akatuki/recsq.html
> 同じURLですが、スクリプトを変更しました。
ありがとうございます !
この変更に合わせて、末尾の recsq(70, 0.05, a, b, c, d) の部分、繰り返し数を増やしている辺り、イイですネ !
akatuki様
そういえば、この記事の主題であるfx-CG50のOSアップデートですが、同じ日 (2025/10/29) に国内外同時に、fx-CG50に加えて、fx-9860GIII と fx-9750GIII のOSも ver 3.71にアップデートされていました(同様に軽微なアップデート)。
いったいどこが更新されているのか、チョット触ってみて分かれば良いのですが、まだ分かっていません。
やす (Krtyski) 様、お越し下さいまして、有難う御座います !
> そういえば、この記事の主題であるfx-CG50のOSアップデートですが、同じ日 (2025/10/29) に国内外同時に、fx-CG50に加えて、fx-9860GIII と fx-9750GIII のOSも ver 3.71にアップデートされていました(同様に軽微なアップデート)。
あれ、そうだったのですか !
この間、fx-9750GIII のアプデを調べた際には、公開が止まっていた様な感じだったので、「こりゃ、もうアプデは不要という感じなのか ?」と
早合点しておりました。
> いったいどこが更新されているのか、チョット触ってみて分かれば良いのですが、まだ分かっていません。
fx-CG50 の修正が「軽微な修正」となっているので、普通に考えれば「新機能の追加はナシ」という認識でいいのだと思う所です。
( 3.80 → 3.81 ですからネ )
古い製品でも「内部的に気になる部分があったら手直しする」という姿勢は有り難いものではあります。
fx-CG50 は、生産終了のあおりもあるらしく、並行輸入品の価格も大分上がって来ましたが、
fx-9750GIII は、現在の所、価格がイイ具合になっているので、ちょっかい出したくなってしまい ...
( 財布は軽いので、そんな事を言っている場合じゃないのですが )
akatuki様
「fx-5800Pとfx-9750GIII のどちらか1つをくれるとしたら、どちらを選ぶ?」
という命題があったら、どうします?
私ならば、とても悩みます。値段もfx-5800Pが少し安いとはいえ、殆ど同じ。
Casio BasicとPythonの両方が使え、さらに C.Basicまで使えるモノクロ液晶電卓としては、最強の fx-9750GIII 一択と理性ではそうなりますが、実は関数電卓とプログラム電卓のバランスを考えたら私は fx-5800P を無視できないのです。
小型軽量もfx-5800Pの良いところですし、カバーやヒンジを安くリニューアルできるのもとても良いです(但しそろそろ出来なくなりそうだけど...)。リニューアルできればさらに愛着も深まります。私にとっては名器で、電卓プログラミングが趣味になったのもfx-5800Pに出会ったからです。
fx-5800Pの部品購入も2025年までだという情報を以前頂いていますので、そろそろ生産が終わる可能性も心配されます。生産終了となれば、記念に1台新品保管(ほぼ未開封保管)用として、買ってしまいそうです。
fx-CG50で同じことをするかと問われたら、「しない」と答えます。とても個人的な気持ちの問題なんですね!
akatuki様
e-Gadgetでのアプデに関するコメントをありがとうございます。
いつも思うのですが、akatuki様がアップされるコードは、私には無いプロっぽい雰囲気を感じています。(って思いっきり失礼なこと言っていますけど...)
やす (Krtyski) 様。夜分に恐れ入ります !
> 「fx-5800Pとfx-9750GIII のどちらか1つをくれるとしたら、どちらを選ぶ?」
> という命題があったら、どうします?
なかなか、悩ましい設問であります。
> 私ならば、とても悩みます。値段もfx-5800Pが少し安いとはいえ、殆ど同じ。
> Casio BasicとPythonの両方が使え、さらに C.Basicまで使えるモノクロ液晶電卓としては、最強の fx-9750GIII 一択と理性ではそうなりますが、実は関数電卓とプログラム電卓のバランスを考えたら私は fx-5800P を無視できないのです。
仰る事、よく解ります。
当方も、5800Pの「計算機」の側面、注目しているのです。数式記憶、内蔵公式集というのが、「こうした工学的知見を持ち運んで使える」という部分で、ソソられるのです。
同時に、BASIC も 5800P のハードウェアを活かし、機能を十二分に引き出すという作りでありますから、実に使いやすそうではあるのだと思う所。
> 小型軽量もfx-5800Pの良いところですし、カバーやヒンジを安くリニューアルできるのもとても良いです(但しそろそろ出来なくなりそうだけど...)。リニューアルできればさらに愛着も深まります。私にとっては名器で、電卓プログラミングが趣味になったのもfx-5800Pに出会ったからです。
当方としても、ご意見に同意であります。
以前に、Sentaro 様から教えてもらったのですが、5800P, Flash memory にハイバネーションする仕掛けだったそうで、かなり先進的で、びっくりしました。
ただ、欲を言うと、数式記憶機能/内蔵公式集に Solver が連携してくれる、更に、BASIC から この連携 Solver が使えたりすると、かなりウレシイか、なんて贅沢を言ってしまいます。それほどまでに完成した製品だと思うのです。
リニューアルの際には、PCにつないで、プログラムを読み書きできる CG50 の様なメカがあったら、ウレシイ、と。
> fx-5800Pの部品購入も2025年までだという情報を以前頂いていますので、そろそろ生産が終わる可能性も心配されます。生産終了となれば、記念に1台新品保管(ほぼ未開封保管)用として、買ってしまいそうです。
そういや、Amazon JPで、値段が心持ち上昇傾向でありました。在庫量とかで変動するモノかも知れませんが、これが「生産終了の合図ですね」だとすると、チョット気になります。
> fx-CG50で同じことをするかと問われたら、「しない」と答えます。とても個人的な気持ちの問題なんですね!
確かに、CG50 には CG100 という successor がありますから、5800P の様に「もう一台準備しておこう」という事にはなりませんネ。
問題は 5800P の successor が登場するのか ? という所にあるような気がします。
> e-Gadgetでのアプデに関するコメントをありがとうございます。
fx-9750GIII アプデの件でお知らせ戴きましたので、お礼がてら お邪魔仕り候。
> いつも思うのですが、akatuki様がアップされるコードは、私には無いプロっぽい雰囲気を感じています。(って思いっきり失礼なこと言っていますけど...)
いや、あのですネ、当方、プログラム独学のオンタンチンですから、「プロっぽい」なんて言われると、勝手に舞い上がってしまいますヨ !
それでも一所懸命にやっているのですが、同時に、コメントをつけないんで、後で振り返ると「何だ、コレは !?」なんて思う事ばかり。
ここで、一区切りと致しまして、5800P successor についての、個人的な見解を開陳しておきたく。
以下の文書をみると、どうも「教育/関数事業(と時計事業)」のを資源に、「教育事業,新規事業(メンタルウェルネスなど)」のへ進めていく、みたいな事が述べられております。
ref. CASIO 統合報告書 2025
https://www.casio.co.jp/ir/library/annual/2025/
これだけみると、関数電卓事業は、教育向けに特化していく様でもあり、実用本位のプロ電などの「存続の危機」になりはしまいか、という懸念があるのです。
海外社は、教育分野に特化する事で、グラフ電卓製品を展開している様でもあります。では、学校教育を卒業した人々は「計算に何を使ったらエエの ? 」という事を想像するのですが、それはおそらく「スマホ/PC 使えばエエ」だとすると、少々残念な気がするのであります。
今日、スマホ/PCでは AI が使えるとあって、プロ電よりも強力な利便を提供するので、IT社会道具の primary opinion となっておりますが、AI の返す答えを評価するには、それなりの知見が必要でもあります。
尤も、プロ電が、そうした専門分野の知見を涵養するに、どこまで資するのか、というと、ゴールは見えないのではありますが、社会的には、様々な道具立てが十分に普及する事も「豊かさ」の指標である様に思えてならないのであります。
現在、関数電卓、プロ電製品は、削減の傾向が続いております。
こうした状況であり、プロ電が廃盤となるのには、一抹の寂しさを感じざるを得ないのであります。
(大見栄切りましたが、単に新製品が見てみたいだけの「古いヤツほど新しいモノを求めるもんで御座います」でありましょうか)
akatuki様
色の話ではありますが、akatuki様のコメントをスルーしてしまっていたようで、失礼しました。
>この辺りの仕様と言いますか、どうしたらユーザーの利便になるとか、ちょっと考えちゃいますよネ。
これ、私も結構考えました。
そこで、fx-CG50 Casio Basicの色指定は色の名前の文字列で7色を指定する方式を先ず採用しました。次に、この方式に White (白)を追加し全8色を指定するように追加し、さらに8色を 0~7 までの整数(カラーコードとでもいうものです)で指定できるようにしました。
さらに、Casio Pythonの仕様で色の指定は(R, G, B)のタプルを使うようになっているので、この指定方法も取り入れました。今のところCasioのから液晶は24bitフルカラーではなくて、16bitカラーという中途半端なものですが、一応 R, G B いずれも0~255まで指定できる関数仕様にしています。これで電卓搭載の液晶をフルに利用できるようにしています。将来24bitカラーに対応しても、そのまま使えるってわけです。
色指定は、以上の文字列、整数、タプルの3通りを可能とし、色指定の変数の型を判定してどの指定方法かを判別しています。
そのような grp_color()関数を作り、この関数を使った circle(), line(), locate() などを作って、色指定は grp_color() の仕様に従って行うって感じの u.py になっています。
u.pyの各関数にはわりと丁寧な仕様説明を書いてあるので、既にお気づきかとは思いましたが、念のため余計なことを申し上げました。
=====
fx-5800Pの後継モデルは、私も今最も関心のあるネタです。
過去のモデルの進化の類推として考えると、OSをアップデートできる仕様の搭載、Casio Basicのアップデートなど、Casio のプログラム電卓としては大きな進化を遂げたのが fx-9860G でした。
そしてそれに搭載された Casio Basic から主にブラフィックス関係の機能を削除し、一部はさらに進化させた Casio Basicを搭載した fx-5800P が fx-9860Gの派生モデルとして開発・発売されました。
fx-CG100は、その評価は分かれるとして、Casio としては大きな仕様変更後の国際版の位置づけのモデルです。なので、丁度 fx-9860G の派生版の fx-5800P が登場したきと同様に、fx-CG100 の派生版としてのプログラム関数電卓が fx-5800Pの後継として登場しないだろうか?と希望的観測をしてしまいます。
fx-JP900CW /fx-990CW は、科学乗数の [x10^x] キーでの乗算の優先度がオカシナことになっていて、少なくとも高校3年生以降の理系の学生や技術者にとっては、買ってはいけない(使えない)関数電卓になってしまっています。
fx-CG100ではその点を修正してきているので、カシオもこの問題を認識していて手を打ったと考えられます。
それならば、買ってはいけない関数電卓の後継モデルを出すのならば、それどほぼ同時にfx-CG100の派生版プログラム関数電卓を投入する良い時期が近づいていると、私は希望的観測をしてしまうのです。
akatuki様
fx-5800P後継モデルのことを話し出すと、止まらないのですが...
fx-5800P は、Casio Basic の仕様の流れで見ると fx-4000P ⇒ CFX-9850G ⇒ fx-9860G ⇒ fx-5800P という変遷を辿りますが、外見やメニューシステムに着目すると、fx-4800P ⇒ fx-5800P という流れになります。
4800 に 1000 を足して 5800P にしたと読み取れますので、次は fx-6800P になるでしょうか?
カシオとしては、学校教育用という大義名分が必要でしょうから、CWという記号にこだわる可能性があり、一方で関数電卓の高機能モデルは 990 という銘々が続いています。例えば時系列に並べると fx-990MS、fx-990ES、fx-990EX そして fx-990CW と続きます。
ならば、プログラム機能のあるのは、fx-JP900P(日本語モデル) / fx-990P(国際モデルの英語版) なんでのもアリかも?
或いは、新しいCLASSWIZ fx-990CW や fx-9750GIII を意識して CLASSWIZ fx-9800P なんてのも有りそう?
筐体は、fx-KP900XW / fx-990CW や fx-CG100 と同様のカバー機構が良いと思います。
搭載プログラミング言語は、fx-9750GIII 搭載のCasio Basic からグラフィックス画面出力機能とグラフィックス画面に出力する関数を削除したもので、アップデート機能の無いものだと、コストもかからず良いと思うのです。μPython は不要だと思うのですが、搭載するなら fx-9750GIII に搭載されているものから getley() 以外の casioplot の関数やオブジェクトは削除、他はそのまま残して搭載というので許容できると思います。
さて、実際などうなるのでしょうか?
やす (Krtyski) 様、夜分に恐れ入ります !
> これ、私も結構考えました。
> 色指定は、以上の文字列、整数、タプルの3通りを可能とし、色指定の変数の型を判定してどの指定方法かを判別しています。
> そのような grp_color()関数を作り、この関数を使った circle(), line(), locate() などを作って、色指定は grp_color() の仕様に従って行うって感じの u.py になっています。
> u.pyの各関数にはわりと丁寧な仕様説明を書いてあるので、既にお気づきかとは思いましたが、念のため余計なことを申し上げました。
詳細をお知らせ戴き、有り難く思います。
線が引けるだけで十分嬉しかったので、色の事まで気が回らずにおりました。これでは「ネコに小判」ではあります。
ただ、今まで、線を引く際に色付けをするようなコードを書いた事がなかったので、創造/想像力が欠如しておるのですネ。
コレはアカンとハンセイしております。
> fx-5800Pの後継モデルは、私も今最も関心のあるネタです。
で、ありますネ !
> 過去のモデルの進化の類推として考えると、OSをアップデートできる仕様の搭載、Casio Basicのアップデートなど、Casio のプログラム電卓としては大きな進化を遂げたのが fx-9860G でした。
> そしてそれに搭載された Casio Basic から主にブラフィックス関係の機能を削除し、一部はさらに進化させた Casio Basicを搭載した fx-5800P が fx-9860Gの派生モデルとして開発・発売されました。
なるほど !
ということは、fx-5800P のファームウェア改良、という可能性も少しはあったり、とか。
> fx-CG100は、その評価は分かれるとして、Casio としては大きな仕様変更後の国際版の位置づけのモデルです。なので、丁度 fx-9860G の派生版の fx-5800P が登場したきと同様に、fx-CG100 の派生版としてのプログラム関数電卓が fx-5800Pの後継として登場しないだろうか?と希望的観測をしてしまいます。
ソコは、チョット期待したいところでありますネ !
ただ、fx-CG20/50 とカラーグラフィクスになっていて、CG100 では遂に BASIC が廃されてしまいました。今日的状況としては、CG100と並べて出すとなると、プログラム機能を盛り込むのが良いのか、あるいは、カラーにするべきなのか ? と、商品の目的、系列など、検討する項目が多く、それで考えあぐねて、方針が定まらないという事もありそうです。
腕時計の事業では、色々と遊んでいる様子なので、電卓事業の方も、もっと「遊んで」欲しい気がするのですが。
> fx-JP900CW /fx-990CW は、科学乗数の [x10^x] キーでの乗算の優先度がオカシナことになっていて、少なくとも高校3年生以降の理系の学生や技術者にとっては、買ってはいけない(使えない)関数電卓になってしまっています。
あれ、「学生向け」を意識しすぎて、機能デザインが却ってオカシナ具合になったみたいですネ。
キーボード面など色々と考えたのでしょうけれども、残念な事に、Experimental な結末になってしまった ...
> fx-CG100ではその点を修正してきているので、カシオもこの問題を認識していて手を打ったと考えられます。
確かに、User I/Fと関連して、キーボード面と内部機能を考えた様で。
fx-JP900CWでもファーム改変なんて事が出来れば良いのでしょうが、関数電卓で、そこまでする営業資源が確保できない事が惜しまれる所ではあります。
> それならば、買ってはいけない関数電卓の後継モデルを出すのならば、それどほぼ同時にfx-CG100の派生版プログラム関数電卓を投入する良い時期が近づいていると、私は希望的観測をしてしまうのです。
この辺りの知見、色々と議論がされてきて、CASIOとしても「落とし所」を確信した所なのでしょう。
今後の関数電卓に活かされるのは間違いなさそうで、この方向で新製品を投入してもらいたい所ではあります !
> fx-5800P後継モデルのことを話し出すと、止まらないのですが...
ええ、仰る通りであります !
> fx-5800P は、Casio Basic の仕様の流れで見ると fx-4000P ⇒ CFX-9850G ⇒ fx-9860G ⇒ fx-5800P という変遷を辿りますが、外見やメニューシステムに着目すると、fx-4800P ⇒ fx-5800P という流れになります。
時間的な遷移とグラフィクスの有無もあって、整理するのがチョット難しいですネ。
> 4800 に 1000 を足して 5800P にしたと読み取れますので、次は fx-6800P になるでしょうか?
オッ、そういう見方もありますネ !
> カシオとしては、学校教育用という大義名分が必要でしょうから、CWという記号にこだわる可能性があり、一方で関数電卓の高機能モデルは 990 という銘々が続いています。例えば時系列に並べると fx-990MS、fx-990ES、fx-990EX そして fx-990CW と続きます。
fx-990番、いわゆる「High class」(最上位機)でありましたね。
仰るように、関数電卓の事業は「学校教育向け」に向かう様な感触が、今の所は強い印象であります。
> ならば、プログラム機能のあるのは、fx-JP900P(日本語モデル) / fx-990P(国際モデルの英語版) なんでのもアリかも?
そこは、最上位機種 990番 にプログラム機能を盛り付ける、とするならば、堂々の「1000番台」とかを期待したいであります !
fx-1000P-CW とか ?
> 或いは、新しいCLASSWIZ fx-990CW や fx-9750GIII を意識して CLASSWIZ fx-9800P なんてのも有りそう?
ソレもイイですネ !
ただ、グラフ機能の有無で、番号をどういう風に振るのかが悩ましい感じ ...
> 筐体は、fx-KP900XW / fx-990CW や fx-CG100 と同様のカバー機構が良いと思います。
グラフ電卓のスライド式カバー、fx-5800Pのヒンジ式カバーなど、液晶画面の保護を色々とやって来て、これに落ち着いたのでしょう。
あのカバー、見た感じは使いやすそうなのですが、取れやすかったりしないのでしょうか ?
使いやすさと軽量化には十分貢献していると思うので、ある種の「発明」ではあると思います。
> 搭載プログラミング言語は、fx-9750GIII 搭載のCasio Basic からグラフィックス画面出力機能とグラフィックス画面に出力する関数を削除したもので、アップデート機能の無いものだと、コストもかからず良いと思うのです。μPython は不要だと思うのですが、搭載するなら fx-9750GIII に搭載されているものから getley() 以外の casioplot の関数やオブジェクトは削除、他はそのまま残して搭載というので許容できると思います。
仰るように、「新型プログラム電卓」にグラフィクス機能がなければ、BASIC プログラミングでかなりの事が出来ると思います。
その際には、数式記憶機能に関連した、BASICに少しばかりの機能拡充と、プログラムをUSBケーブル1本でPCに保存できる仕掛けがあるとウレシイ ... ( Type-C ケーブルならば、電卓本体の厚みも薄くできそうです )
> さて、実際などうなるのでしょうか?
CASIOの経営方針があるので、消費者としては、周囲で見守るしかないのですが、
国内他社が、ことごとくプロ電を終了している今日、CASIOが唯一の弧塁を守っている格好ですから、どうしても期待をしてしまうのであります。
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