2024年4月9日火曜日

fx-CG50のOSアプデに期待したい

 以前に、n602💉x5 様 (@n602_NA) が Graph MATH+ のリンクをご紹介されておりました。

ref. https://twitter.com/n602_NA/status/1768053761455612237

n602💉x5 様 @n602_NA の X post

Graph Math+ とか FX-CP400+E とかちょっと欲しくなってしまうのよ
ref. おフランス CASIO の グラフ電卓一覧ページ
https://www.casio-education.fr/produits/?v=gammes

Graph MATH+ と Graph 90+E (fx-CG50 のおフランス版 ? という位置づけで良いのだと思う) が仲良く並んでおります。
今は Graph MATH+ は発売されていない様子ですが、既に「ACHETER」(購入ボタン)があるので、販売が間近と思われます (ガッコ向けには売っておるんか ?) 。90+E と並んでいる所をみると、MATH+, 90+E は併売の可能性があるのではないか ?

一方、90+E の所には「MISE À JOUR」(UPDATING) の印があり、OSのアプデが提供されるらしい。主な内容としては、CALCULメニューの追加となっている。
CALCULメニューでは、おフランスの高校生が履修する80の機能を選択的に使用するための計算機メニューらしい。従来のRUN-Matrix メニューでは330の機能を十全に使用できたようですが、その中から80を選択して、簡便に利用できる様にメニューI/Fを導入した、という感触。
従来のRUN-Matrixメニューはpythonメニューの後ろに配置される、と述べられていて、廃止とはならないらしく、CALCULメニューは、おフランスのEXAMEN対応の機能なのか、と思われますネ。
他には「おフランス語フル対応」みたいな感じで示されております。

Graph MATH+ では、upython にrealtime key detectionの機能が追加されるという話がありましたが、90+E 向けのアプデでも追加される事を期待したいものです。

その「MISE À JOUR」ですが、どうも 2024年4月 ("Disponible depuis le mois d’avril 2023")には提供される感じらしい。

ref. https://www.casio-education.fr/actualites/nouvelle-mise-a-jour-sur-les-graph-35e-ii-et-graph-90e/

日本の fx-CG50 の OS アップデートの提供が、2023年4月23日のことでした。
ほぼ1年という時期だけに、fx-CG50 のOSアップデートも期待したい所ではあります。


6 件のコメント:

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

フランス発の新機種がもうすぐ発売開始される感じですね。

https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?p=275110
https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?p=275111
https://www.planet-casio.com/Fr/forums/topic17734--.html
https://www.planet-casio.com/Fr/forums/topic17735--.html

TI-PlanetやPlanet-Casioでは続報が続々と出てきていますが
フランス以外ではCG100という型番になるようで、黒を基調としたカラーリングは変わりないようです。

新機種は予想通りというか外部アドイン不可という学校教材としてガチガチな製品になっていくようですね。(^^;

その昔、ポケコン時代はSHARPがいち早くマシン語が使えるポケコンを出して人気だったかと思いますが、
グラフ電卓時代はCASIOも公式SDKを提供するなどオープンな環境を構築して成功していたと思われるだけに、
今回の閉鎖的な流れはなんというか、高機能電卓が高機能になりすぎたゆえの終末感が漂ってますね。(^^;

フランスの教育市場で無視できないシェアを獲得しつつあるNumWorksも初期発売時はハード・ソフトともにオープンな環境でスタートしておいて、ある程度のシェアを獲得した途端に閉鎖的な電卓に仕様変更されたというのも今回のCASIOの新機種の仕様策定に大きな影響を与えたのは間違いないかもしれません。

中身がブラックボックス的な電卓にあえてZ80や68000を採用して通好みの高機能電卓を出していたTIもついにというかマシン語の使用は公式的にシャットアウトしていく流れなので、世界的な流れとして致し方ないところなのでしょう。

新しいClassWizシリーズで今までのUIをリセットして新たに作り直したような、また一から始めたみたいな感じというか、
その流れはグラフ電卓でも同様の展開がされるようで、電卓としては進化しつつも遊び的な要素は徹底的に排除していくというような教育機器としては自然な成り行きかもしれません。


ところで、
フランス版CG50であるところの90+Eのアップデートは昨年あったのですが、
新しく追加されたCALCULメニューはClassWizシリーズのメニュー形式を取りいれてる感じでものすごくシンプルなUIになっています。
従来のRUN/MATも残されているのはCALCULメニューでは全機能が扱えないので仕方なくという感じですね。(^^;
そのCALCULメニューですがCG50のアップデートでは提供されていないので、90+Eだけのフランス版限定仕様という感じのようです。
国別対応で独自進化を遂げるガラパゴス的な電卓が日本には無いのが残念なところですが、こればっかりは教育市場の絡みもあるので仕方ないところですね。(^^;

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、遅れておりまして申し訳ない !

> フランス発の新機種がもうすぐ発売開始される感じですね。
> https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?p=275110
> https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?p=275111
> https://www.planet-casio.com/Fr/forums/topic17734--.html
> https://www.planet-casio.com/Fr/forums/topic17735--.html
> TI-PlanetやPlanet-Casioでは続報が続々と出てきていますが
> フランス以外ではCG100という型番になるようで、黒を基調としたカラーリングは変わりないようです。
> 新機種は予想通りというか外部アドイン不可という学校教材としてガチガチな製品になっていくようですね。(^^;

興味深い情報、多謝であります !
fx-CG100, 検索すると出ておりますネ。2025年度というのは、鬼よりもコワイ、ガッコのセンセイが笑う ?
外部アドイン排除の方向がより鮮明化してきたのはクルシイ所であります。
storage の制限と、オーストラリアって何を考えているのか ? Game emulatorでガキ共が遊ばない様にするため ? ウーン。
ガッコのセンセイいうのも、ガキ共を信用しておらんらしい。そりゃ、ガキだけに、信用に値しないのか。
そんなガキ共でも、スマートフォンを使うておる訳ですが、それはどうするのだろうか ?

> その昔、ポケコン時代はSHARPがいち早くマシン語が使えるポケコンを出して人気だったかと思いますが、

最近、webの威力を思い知らされるのは、海外では、PB-100(相当機種)でもinternal infoが提供されていた様で、
海外のHackerはそうした使い方を楽しんでいたような感じらしい。
当時、そうした情報は日本に居てはなかなか入手できなかった ... 。

> グラフ電卓時代はCASIOも公式SDKを提供するなどオープンな環境を構築して成功していたと思われるだけに、

仰るとおりであります !

> 今回の閉鎖的な流れはなんというか、高機能電卓が高機能になりすぎたゆえの終末感が漂ってますね。(^^;

ウーム ... そう言われると、ツライ。
仰るように、高機能電卓製品の Raison d'etre というのですか、高機能になりすぎた為の、機能呼び出しの煩雑さ、あるいは、機能の代替可能な小型PC, スマートフォンの普及著しい状況もあり、高機能電卓製品自体が問われているのか、と。

> フランスの教育市場で無視できないシェアを獲得しつつあるNumWorksも初期発売時はハード・ソフトともにオープンな環境でスタートしておいて、ある程度のシェアを獲得した途端に閉鎖的な電卓に仕様変更されたというのも今回のCASIOの新機種の仕様策定に大きな影響を与えたのは間違いないかもしれません。

Numworksも、Omega OSの様なモノがあって、XCASが動くみたいな事になると「ガキ共がXCAS使ったら勉強にならんゾ」ちうて閉鎖的になっていった様な ?

> 中身がブラックボックス的な電卓にあえてZ80や68000を採用して通好みの高機能電卓を出していたTIもついにというかマシン語の使用は公式的にシャットアウトしていく流れなので、世界的な流れとして致し方ないところなのでしょう。

ウーム、TIもその方向でしたか ... 。
TI Nspire CAS だと、CAS が使えるので、ガキ共もカンニングに使えそう。これは、Game emulator封じみたいな部分もあるのかしらん ?
いずれにせよ、Hackable Calcsが少なくなるのは、サミシイ。そういう「おイタ」は、Single Board Computreでヤレ、なのかなぁ。Arduino, micro:bit, RaspPi ... 。

> 新しいClassWizシリーズで今までのUIをリセットして新たに作り直したような、また一から始めたみたいな感じというか、
> その流れはグラフ電卓でも同様の展開がされるようで、電卓としては進化しつつも遊び的な要素は徹底的に排除していくというような教育機器としては自然な成り行きかもしれません。

そうでした ! Graph MATH+, カーソルキーの他に、Fnキーを廃して、左右、ページ上下(?)キーが付いておりましたネ。
UI研究は結構なれど、「学習用途は結構でありますが、実用機は未だでありますか !」の心境です。

> ところで、
> フランス版CG50であるところの90+Eのアップデートは昨年あったのですが、
> 新しく追加されたCALCULメニューはClassWizシリーズのメニュー形式を取りいれてる感じでものすごくシンプルなUIになっています。
> 従来のRUN/MATも残されているのはCALCULメニューでは全機能が扱えないので仕方なくという感じですね。(^^;

あれって、昨年のアプデでしたのですね ! ウーン。

> そのCALCULメニューですがCG50のアップデートでは提供されていないので、90+Eだけのフランス版限定仕様という感じのようです。

ウーム、なるほど ... 。
もうそろそろ、fx-CG50のアプデから1年のタイミングなので、本邦でもこれに合わせて、ついでに uPython のアプデとか期待したいのですが、難しいなぁ。

> 国別対応で独自進化を遂げるガラパゴス的な電卓が日本には無いのが残念なところですが、こればっかりは教育市場の絡みもあるので仕方ないところですね。(^^;

CASIOにしてみると、日本の状況を世界に合わせようと努力しているらしく、その努力は尤もではありますが、
教育市場へばかり入れ込んで行くばかりでなく、他の電卓製品の開発をする「余裕」が欲しいなぁ、なんて思うのです。
例えば、fx-5800Pの後継機種みたいなの、そろそろ出てもいい頃合いなのかなぁ。fx-5800P, Amazon JPで9,000円になっておりましたネ。
「実用製品でしたら、スマートフォンをドウゾ !」っていうのは ... なんだかなぁ。

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>TI Nspire CAS だと、CAS が使えるので、ガキ共もカンニングに使えそう。これは、Game emulator封じみたいな部分もあるのかしらん ?

モノクロから高解像度カラーになればエミュレータの再現性も格段にアップしてよりゲーム向けになりますよね。
Z80に少なからず思い入れがある世代にとっては最新TI-84シリーズのeZ80(48MHz)とか超絶性能ですし、
Nspireシリーズに至っては初期のWindowsパソコンを超える性能なので
電卓機能以外にアドイン開放すればそれはもう何でも出来ちゃうポケットPCと言えます。
そうなるととても試験とかで許可するわけにもいかないので今に至ってるわけですね。(^^;


>教育市場へばかり入れ込んで行くばかりでなく、他の電卓製品の開発をする「余裕」が欲しいなぁ、なんて思うのです。

関数電卓を使い倒してた世代は開発メンバーには誰もいないってことにもなってそうですし、
電卓はアプリで十分という世代が開発の中心になってるように思います。

従来の関数電卓でも現役で問題なく使用できる機種が多く、10年単位の製品寿命があることも、
市場として飽和状態なところで、新製品を出しても…というのもありそうです。(^^;

とはいうものの、akatuki様のおっしゃるとおり、教育市場一辺倒ではなく「余裕」と「遊び心」のある製品も期待したいところですよね。


>例えば、fx-5800Pの後継機種みたいなの、そろそろ出てもいい頃合いなのかなぁ。fx-5800P, Amazon JPで9,000円になっておりましたネ。

fx-5800Pはハード的にもスタンダード関数電卓と同じCPUなので現行の新ClassWizシリーズに通信機能を付け足すくらいで
後継機種を出すことのハードルはかなり低いと思われるのですが、
教育市場に注力している現在は商売上のメリットがよほど大きくない限りはなかなか…っていうところでしょうか。(^^;

fx-5800Pはすでに内部情報がハッキングされていてPC上のエミュレータも存在するので
非公式のエミュレータアプリが登場するのも時間の問題かと思われるところですが、
後継機種はもちろんのことCASIO純正のfx-5800Pアプリという可能性も低そうですし、
ハード的に模倣品が出てくるほどの市場規模があるわけでもないので、
本家CASIOが後継機種を出さないでプログラム電卓終了となればSwissMicrosのようなメーカーが復刻してくれるのを待つしか無いのかもしれません。(^^;

fx-5800Pは機能的にみれば9000円でも決して高くはないと思うところですが、
お手頃感のある軽量コンパクトなプログラム電卓はぜひとも継続して欲しいと思うところですね。

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、御来訪多謝であります。遅れて、申し訳ない。

> モノクロから高解像度カラーになればエミュレータの再現性も格段にアップしてよりゲーム向けになりますよね。
> Z80に少なからず思い入れがある世代にとっては最新TI-84シリーズのeZ80(48MHz)とか超絶性能ですし、
> Nspireシリーズに至っては初期のWindowsパソコンを超える性能なので

アアッー ! 時代の流れではありました ... 。
Nspireの前に出ておりました、「Drive 電卓」 TI-89とか, 68000積んでおりましたネ。
昔、これを欲しかったのですが、金欠だったので、TI-83+ を購入したというのは、懐かしい思い出ではあります。

最近の高機能電卓では、カラー液晶になって見栄えする様になり、プロセッサも32 bitは当たり前。
大変恵まれた御時世であったのですが、同時に、PC, スマートフォンの性能向上が著しい現状を一顧だにしなかったのは、時代錯誤の誹りを、とハンセイ。

所で、余計な事ではあるのですが、こんな話がありました。

ref. Now you can play Sonic the Hedgehog 2 on a TI-84 Plus CE graphing calcultor
https://liliputing.com/now-you-can-play-sonic-the-hedgehog-2-on-a-ti-84-plus-ce-graphing-calcultor/

TI-84 Plus CE でSEGAのゲームを移植したツワモノがいるという話でありますが、
python ed. では動くんじゃろか ? Firm改変で Asm() が無くなって、キツイ ?

> 電卓機能以外にアドイン開放すればそれはもう何でも出来ちゃうポケットPCと言えます。
> そうなるととても試験とかで許可するわけにもいかないので今に至ってるわけですね。(^^;

仰る通りであります。

> 関数電卓を使い倒してた世代は開発メンバーには誰もいないってことにもなってそうですし、
> 電卓はアプリで十分という世代が開発の中心になってるように思います。

ウーム。クルシイなァ。
CASIOも KEISAN サイトとかで、色々と計算についての知識向上を目指しておりました。
「カシオミニ」のCM以来、計算についての研究を継続して来ましたが、ICT時代となり、ガッコにPC,タブレが「配備」される御時世でありますから、ガキ共の教育に入れ込むのは、成り行き上、致し方のない所なのか ... 。
昔の、学校への「ゲーム持ち込み禁止」とか、そういった時代ではありませんからネ。ガキ共もスマートフォンを持っているのが当たり前になりつつあり、まずはITの情報武装が要求されるという、考えてみれば物騒な御時世でもあり。
昔には戻れないのですね、時代の進歩ではあります。

> 従来の関数電卓でも現役で問題なく使用できる機種が多く、10年単位の製品寿命があることも、
> 市場として飽和状態なところで、新製品を出しても…というのもありそうです。(^^;

仰る様に、新しい「計算の道具」を出す、その暇(いとま)は、現在の先進企業としては許されないのか ?

先日、NHKの新・プロジェクトXを観ました。カメラ付きケータイの回。
Sharpの技術者が、四苦八苦して開発に成功した、という話をやっておりまして、
カメラ付きケータイいうのも、先進技術の現場での執念の結晶である一方、その技術者の人が言っていたのが、「"よく出来ました、これで終わり。はい次"、と言われた」と。
こうした先進技術の成果を、消費者としてはオイシク受け取っているわけですが、消費者としては、驚きを持って新製品を受け入れた以降は「もっと強い刺激を」と要求する様になります。
その先端技術の末、今日のICT社会に至っている。

Sharpは、電卓製品の様なものには、それこそ技術的な挑戦を掻き立てるモノを見いだせないらしく、あまり目立った製品を問うては居ない様子であります。Mission criticalな、スマートフォンなどの製品に入れ込んだ方が、よほど楽しい、らしい。

CASIOの方は、ある意味で泥臭い、というと語弊があるのですが、それでも新しい電卓製品を考え、開発を続けている。先端技術だけではない、総合的な創意工夫が製品開発であるかの様に。
そんな電卓製品の「持続可能なる開発」となると、そこは教育市場への傾注にならざるを得ない、のか ?

世の中、いつの間にやら ICT 時代ですからネ。あらぬ所へ連れてこられてしまった。

> 教育市場一辺倒ではなく「余裕」と「遊び心」のある製品も期待したいところですよね。

そうなのですヨ、折角、電卓市場 NO.1 になったのですから、CASIOには「遊び心」を期待したいのでありますッ !

> fx-5800Pはハード的にもスタンダード関数電卓と同じCPUなので現行の新ClassWizシリーズに通信機能を付け足すくらいで
> 後継機種を出すことのハードルはかなり低いと思われるのですが、

以前お知らせ戴きました、沖電気の ML610901 でしょうか ? Long seller であります。

> 教育市場に注力している現在は商売上のメリットがよほど大きくない限りはなかなか…っていうところでしょうか。(^^;

確かに、今時は高度な計算の資源というと、UMPCやスマートフォンが普及しており。
高機能電卓にロマンを求める御時世ではない、「寒い時代」に ... 。

> fx-5800Pはすでに内部情報がハッキングされていてPC上のエミュレータも存在するので

ウーム ... long seller ですから、時間的蓄積もあるのかなぁ ?

> 非公式のエミュレータアプリが登場するのも時間の問題かと思われるところですが、
> 後継機種はもちろんのことCASIO純正のfx-5800Pアプリという可能性も低そうですし、
> ハード的に模倣品が出てくるほどの市場規模があるわけでもないので、

仰るとおりでありますネ。
模倣品があっても良さそうな感じではありますが、未だに見ない。

> 本家CASIOが後継機種を出さないでプログラム電卓終了となればSwissMicrosのようなメーカーが復刻してくれるのを待つしか無いのかもしれません。(^^;

あっ、出ましたね、SwissMicros。そういう考え方もアリ ?

> fx-5800Pは機能的にみれば9000円でも決して高くはないと思うところですが、

「定価」(CASIO site で 15,800 円でしたっけ?) よりは十分安くなっておりますネ、fx-5800P。

> お手頃感のある軽量コンパクトなプログラム電卓はぜひとも継続して欲しいと思うところですね。

仰る通りでありますッ !
fx-5800P と一緒に、program step 数の少ない「プロ電」fx-72Fが販売されております。
グラフ電卓を除くと、国内製品で「プロ電」といえるのは、実にこの2機種のみであります。
ROMに公式集を持っていて、結構「面白そう」です。

以前の当方ならば「ROMに公式集なんぞ要らんワイ」だったのですが、それは、当方がポケコンユーザーだったからでした。
ROMを増やすならば、RAMを増やして欲しい、という考えだったのでした。RAMが増えれば、公式集は自前のプログラムで解決できるじゃろ、だったのです。
今日、ポケコン自体は終売となり、プログラムによる活用を求めるには、Note PC, UMPCなどが普及しております。安いものならば、ン万円。
また、BASICプログラミングの様な、気軽なプログラミングの機能を求めると、プロ電、グラフ電卓となっております。
グラフ電卓は、Educationalな市場に活路を見出した様で、機能制限などを課す様な有様。
しかし、教育市場を指向しない、プロツールとしてのプロ電は、まだ、遺されている。
プロツールとしてみると、プロ電の内蔵公式は「ちゃち」なものに映るかも知れませんが、fx-5800Pでは自作公式も登録できるので、プロツールとしての利用も期待できるのではあります。
同時に、内蔵公式自体は、様々な分野の計算式に触れる機会でもあり、初学者の学習の利便に供するものと期待したいのです。
今般、PDFを取得して刮目したのですが、内蔵公式に、norm dist (正規分布)の計算能が用意されている所でした。昔の関数電卓には無かったものであります。結構、機能が充実しておったのですネ。
欲をいうと、nor dist, t-distなどの計算能がBASICプログラムから利用できるとウレシイのですが、そこは、今後のプロ電に期待したい所です。
尤も、現行2機種の販売も「在庫が残っているから」という消極的な理由だとすると、かなりクルシイ ... 。

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>TI-84 Plus CE でSEGAのゲームを移植したツワモノがいるという話でありますが、
>python ed. では動くんじゃろか ? Firm改変で Asm() が無くなって、キツイ ?

オリジナルと遜色ないゲームの移植が出来てるというのが凄いことなのですが、
ユーザー数が多いということは内部に踏み込むツワモノもそれなりにいるということなので、
メーカーがいくらブロックしても、毎度のことですがすぐに脱獄ツールが開発されて、メーカーとユーザーのいたちごっこが永遠に繰り返されます。(^^;


>先日、NHKの新・プロジェクトXを観ました。カメラ付きケータイの回。

それ見ました。(^^)
開発に関わった技術者の底力というかまさに目の付け所がSHARPだった時代の成せる技ですよね。(^^)


>Sharpは、電卓製品の様なものには、それこそ技術的な挑戦を掻き立てるモノを見いだせないらしく、あまり目立った製品を問うては居ない様子であります。Mission criticalな、スマートフォンなどの製品に入れ込んだ方が、よほど楽しい、らしい。

過去の電卓製品を見ればかなり意欲的な製品を出し続けていたSHARPですが、ポケコン終焉と時を同じくして電卓の新製品も尻すぼみになっていったような感じがあります。
かろうじて商売になるのが制限だらけの教育市場だと開発のモチベを維持するのも難しいところかもしれません。
CASIOもfx-9860G Slimという一見電子辞書かと見間違えるクラムシェルなグラフ電卓を出していましたが、こういうチャレンジ精神溢れる製品が無くなってしまったのが残念に思うところですね。


>以前お知らせ戴きました、沖電気の ML610901 でしょうか ? Long seller であります。

電卓に使われるような超低消費電力に特化したCPUというのは世界的にも希少品なのでしょうか。
ライバルのTIの関数電卓も沖電気の同系の16ビットCPUが使われているらしいので、日本製CPUが電卓で広く使われている現状にはちょっと嬉しくなりますね。(^^)
ARMとかでも低クロックで動作させると電池駆動可能なくらいには消費電力下がりますが、沖電気のは余裕で太陽電池駆動できるくらいの桁違いのエコなCPUである上に、
今ではTi-80シリーズの初期のZ80-6MHz以上の性能があるので、フランス発の新機種にてグラフ機能が追加されるようになるのも納得です。


>fx-5800P と一緒に、program step 数の少ない「プロ電」fx-72Fが販売されております。

fx-72fは2行表示の関数電卓をプログラム実習用のプロ電にしてみました的な学校向け教材だと思いますが、
いまだに生き残ってるところがそれなりに需要があるということなのでしょうか。
一般向けのfx-5800Pとはやはり大きな機能面の格差がありますが、プロ電のお試し版としてはリーズナブルな製品かもしれません。


>プロツールとしてみると、プロ電の内蔵公式は「ちゃち」なものに映るかも知れませんが、fx-5800Pでは自作公式も登録できるので、プロツールとしての利用も期待できるのではあります。

プロ用として測量業務のアプリ込の製品も以前より売られていますよね。
fx-FD10Proという専用機を生み出すくらい、活躍の場はそれなりにあったと思われるところですが、
それでも無線通信の利便性の面からすればスマホやタブレットアプリに駆逐されていく現状はどうしようもありません。(^^;


>今般、PDFを取得して刮目したのですが、内蔵公式に、norm dist (正規分布)の計算能が用意されている所でした。昔の関数電卓には無かったものであります。結構、機能が充実しておったのですネ。

プロ電として完成形ともいえるくらいに守備範囲が広いですよね。
本体組み込み以外の機能はプロ電ならではの自作プログラムでカバー出来るので関数電卓としての守備範囲はほぼ無限といえますね。(^^)


>欲をいうと、nor dist, t-distなどの計算能がBASICプログラムから利用できるとウレシイのですが、そこは、今後のプロ電に期待したい所です。

この辺は、上位機種=グラフ電卓を買ってねという棲み分けなのでしょう。
モノクロのfx-9750GIIIは輸入品でも国内販売のfx-5800Pと実売価格にほとんど差がないという時期もありました。(現在の円安ではどうにもなりませんが(^^;

グラフ電卓のあのファンクションキーが従来のfx-603PやHP電卓みたく登録プログラムのワンキー起動とかに使えたりしたら一般用としても使い勝手のいい製品になっていたと思うと、教育市場の縛りというかそういう足かせが重くのしかかってきますね。

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、御来訪ありがとう御座居ます。

> ユーザー数が多いということは内部に踏み込むツワモノもそれなりにいるということなので、
> メーカーがいくらブロックしても、毎度のことですがすぐに脱獄ツールが開発されて、メーカーとユーザーのいたちごっこが永遠に繰り返されます。(^^;

そこは、ユーザー、Hackerの厚みに期待という所でありますネ !

> それ見ました。(^^)
> 開発に関わった技術者の底力というかまさに目の付け所がSHARPだった時代の成せる技ですよね。(^^)

観ましたか ! うまい番組作りなので、ついつい観ちゃうんですヨ。

> 過去の電卓製品を見ればかなり意欲的な製品を出し続けていたSHARPですが、ポケコン終焉と時を同じくして電卓の新製品も尻すぼみになっていったような感じがあります。
> かろうじて商売になるのが制限だらけの教育市場だと開発のモチベを維持するのも難しいところかもしれません。

Sharpのポケコンのプロセッサ、確かSharp自社開発だったらしいのですが、半導体から家電製造まで幅広くやっていて、
当時のポケコンも半導体開発の先端事業だったので、やっていたのかしらん ?
しかし、電子機器製造となると、先端開発は、より先鋭化した製品、スマートフォンなどに行かざるを得なかったのか、などと思うのですネ。

CASIOのポケコンは、どうも日立のプロセッサ (PB-1000には HD61700だった ?)を使っていた様です。fx-CG50も"Super H"使っておりますが、世界初のWindows CEマシン CASSIOPEA でしたか、あれからSuper Hとの付き合いがあるとか。
中国でも広く利用されているキャラクタ液晶コントローラ(LCDC)なんかでも、日立製LCDCプロトコルが採用されているものが多いらしいのですが、
昔のポケコンも、キャラクタLCDCをベースにしたものが多かった様で、こういう状況を見ていると、CASIOと日立との付き合いはかなり永いのではないか、などと想像するものであります。
最近は沖電気からも低電圧電卓コアSoCの供給を受けているとの事で、CASIOとしては、半導体製造はout-sourcing、自由に電卓製品を企画、開発できるのが「強み」らしく、そこに、プロ電製品の新製品を期待したい、と夢想するものであります。

> CASIOもfx-9860G Slimという一見電子辞書かと見間違えるクラムシェルなグラフ電卓を出していましたが、こういうチャレンジ精神溢れる製品が無くなってしまったのが残念に思うところですね。

ありましたね ! やす親分の所でみました。大きさも手頃な感じで魅力的でした。
CASIOのポケコンで、FX-795P というクラムシェル形状(今でこそこういう言い方ですが、当時は、ご婦人方がお化粧直しに使う「コンパクト」形状とか言っておった様に記憶してをり)のものがありました。実際に手にして使う製品なのですから、形状を様々工夫する手法、イイと思うのです。
しかし、こうしたプロ電などの製品は需要が少なくなったので、やらなくなってしまった。

> 電卓に使われるような超低消費電力に特化したCPUというのは世界的にも希少品なのでしょうか。

超低消費電力、結構大変らしいです。
電卓製品では「電池寿命を気にせず、いつでも使える様に」とのことで開発されているのが、頼もしいです。
Numwroks電卓、パワーはあるのですが、ストレージがRAMにあって、バッテリーが空になると、ユーザーscriptなどがパァになってしまう。scriptなどはブラウザ経由でNumworksのアカウントにweb storageするらしいのですが、良くも悪くもweb時代の申し子であります。
fx-CG50 は、power-offすると、ある程度時間が経った所でRAM/work memory をFlashストレージにバックアップしているらしく、電池切れでも安心、という所がウレシイ。同時に、乾電池稼働ですから、充電時間を気にする事がないというのも、手放せない理由でもある様に思うのであります。

> ライバルのTIの関数電卓も沖電気の同系の16ビットCPUが使われているらしいので、日本製CPUが電卓で広く使われている現状にはちょっと嬉しくなりますね。(^^)
> ARMとかでも低クロックで動作させると電池駆動可能なくらいには消費電力下がりますが、沖電気のは余裕で太陽電池駆動できるくらいの桁違いのエコなCPUである上に、

オオッ !
しかし、こうした情報が出てくるのは、海外のHackerが調べ回っているから、というのはサミシイ所ではあります。
国内にいる筈の事情に明るい技術者が、あんまり情報を出したがらないのは、企業情報に関わるためで、株価などにも影響するからなのかなぁ ?

> 今ではTi-80シリーズの初期のZ80-6MHz以上の性能があるので、フランス発の新機種にてグラフ機能が追加されるようになるのも納得です。

という事は、TIもおフランスで新製品、なのですか !? ウーン。不勉強だったなァ。

> fx-72fは2行表示の関数電卓をプログラム実習用のプロ電にしてみました的な学校向け教材だと思いますが、
> いまだに生き残ってるところがそれなりに需要があるということなのでしょうか。
> 一般向けのfx-5800Pとはやはり大きな機能面の格差がありますが、プロ電のお試し版としてはリーズナブルな製品かもしれません。

仰る通りであります。
fx-72Fに「ロマン」を観たのは、数少ないプロ電製品の「生き残り」として、であります。
価格,機能を検討すると、fx-72Fを買うのだったら、fx-5800Pを買っちゃった方がイイですね。

> プロ用として測量業務のアプリ込の製品も以前より売られていますよね。
> fx-FD10Proという専用機を生み出すくらい、活躍の場はそれなりにあったと思われるところですが、

fx-FD10Pro, Civil-Engineer向けの専用機という目的は素晴らしかったと思うのです。
以降、電気計算などの他の分野向けとか出るのか、とも可能性を感じたのですが、

> それでも無線通信の利便性の面からすればスマホやタブレットアプリに駆逐されていく現状はどうしようもありません。(^^;

ではありますネ、残念ながら。
仰るように、web全盛の御時世でありますから、内蔵計算式などはweb経由で取り込める、そんな仕掛けがあるスマートフォン、タブレで代替できてしまう。いや、それどころか、web backendにより、電卓よりも高度な作業が出来てしまう。

> プロ電として完成形ともいえるくらいに守備範囲が広いですよね。
> 本体組み込み以外の機能はプロ電ならではの自作プログラムでカバー出来るので関数電卓としての守備範囲はほぼ無限といえますね。(^^)

実際、それだからこそのlong-seller になっているのでしょうネ、fx-5800P。
あの大きさで、機能ギッシリ、欲しくなってしまったのですヨ。
PCリンクを改良するなどの方策を期待したいのですが。

> この辺は、上位機種=グラフ電卓を買ってねという棲み分けなのでしょう。
> モノクロのfx-9750GIIIは輸入品でも国内販売のfx-5800Pと実売価格にほとんど差がないという時期もありました。(現在の円安ではどうにもなりませんが(^^;

fx-9750GIII ! モノクロ版 fx-CG50 という位置付けだと思っていたのですが、fx-5800Pの上位機種という見方も出来るのではありますネ。
こうなると、fx-9750GIIIに内蔵公式を導入し、計算式をワンタッチで計算できる改変を施して、とか夢想するのも面白い。
でも、円安で価格上昇は、fx-5800Pにも通底する様な感じもあり、微妙。

> グラフ電卓のあのファンクションキーが従来のfx-603PやHP電卓みたく登録プログラムのワンキー起動とかに使えたりしたら一般用としても使い勝手のいい製品になっていたと思うと、教育市場の縛りというかそういう足かせが重くのしかかってきますね。

ウーム ... 。
機能充実の末、使いやすさが犠牲になってしまった感が否めない所で、消費者としてはハンセイしないとならないのか ?
悩ましい所。

こうして、色々と夢想していると、その事自体が楽しいのですが、結果「無い物ねだりのウィンドウショッピング」だったりするのか、などと反省する事しきりではあります。
ただ、昔は、様々なプロ電製品が多く開発されておりましたから、今日でも、もう少し充実てくれたらウレシイなぁ、などと「希なる望み」を、ですネ。