教科書12社、『デジタル教科書』を共同開発へ(2014年春に実用化を目指す) - タブクル 様
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いわゆる「ちゃちな電子教育道具」を、今度は教科書として利用しようというハラ。しかし、何でまたこんな話が、と思ったら、
日本では2019年までに全生徒へタブレット型端末を配備する予定としており、『デジタル教科書』については2014年春の実用化を目指すとのこと。
なんだそうだ。高校生全員がタブレの洗礼を受ける事になるらしい。で、その実相が、つぎの話題から垣間見える。
県立高のタブレット端末 生徒負担は5万円 - 佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2544580.article.html
県教育情報化推進室によると、端末の基本ソフトはウィンドウズ8に決まっているものの、ハードのメーカーや導入するデジタル教材、最終価格は入札で決定する。
ただ、「5万円を下回ることはない」(同推進室)ことから、生徒の自己負担額を5万円に設定した。
いわゆる教育利権というヤツです。「タブレットが悪い」とは言いません。しかし、最初から「端末の基本ソフトはウィンドウズ8に決まっている」となっているのが「?」なのです。一つには、競争入札で選定する、という「配慮」があるからなのですが、ならば「5万円を下回ることはない」とは、どういう事なのか。
昨今の電子百科事典が、この程度(5万円)の価格で販売されているから、という事もあってなのか、5万円を設定したのかも知れませんが、電子百科事典には、著作物の使用料金が含まれているのですから、ある程度高いのはやむを得ない所 (もっと安くして欲しいのですが)。しかし、教育用タブレ製品では、電子教科書もアプリケーション、コンテンツとして別途購入することになりましょうや。それも生徒負担。
紙の教科書には「落書き」の楽しみもありましたが、電子教科書には出来ない相談です。それは余計としましても、 デジタル教科書はどんなものになるのでしょうか。
Windows 8には、Intel版、ARM版の2つがあります。Intel版だとするならば、デバイスの中身はPCなんですから、「タブレット」とは言わず、もっと安価に供給できるWindows 7のノートPCでも良さそうです。大学に行っても使えるでしょう。一方、ARM版だとすると、アプリケーションが劇的に少なく、それこそ教育分野で使うには問題があるのではないか。
順当に、タブレを教育分野で使うというのならば、まずは使いやすいiPad、そして安価なAndroid、というあたりからではないか、と思うのですが、サガでは「コレジャナイ」製品が採用される事になりそうです。さて、他の都道府県ではどうなるのでしょうか。
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