シャープ エアコンやコピー機事業を売却検討(08/17 11:32) - テレ朝
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220817020.html
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悪化する経営の立て直しを急いでいるシャープですが、その商品は、テレビやエアコン、コピー機、そして太陽光発電システムなど多岐にわたります。そのシャープが、コピー機やエアコン事業を売却する方向で検討していることが分かりました。
関係者によりますと、シャープが事業の売却を検討しているのは、コピー機など情報機器事業やエアコンをはじめとした空調機器事業です。シャープは今後、冷蔵庫や洗濯機などの生活家電事業や液晶パネルなどに経営資源を特化し、生き残りを図ります。シャープは主要事業が多額の赤字に陥っていて、2013年3月期の最終損益も2500億円の赤字を見込んでいます。今月2日には5000人規模の人員削減策を打ち出していますが、主力銀行からは、さらなるリストラの検討を迫られていました。
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かつて、電卓ではCASIOと並んで2強になったSharpですが、この報道の通りだとすると、電卓事業も売却、という可能性があります。
当方、以前にSharpのポケコンを買った事があり、結構愛用しておりました。機械語でチマチマとコードを書いて、ポートにつけたLEDをピコピコさせたりする実験をやった憶えがあります。CASIOのポケコンでは機械語の情報が出て来たのが一部機種のみで、大掛かりな改造などをしないと、ハードウェアをいじる、という事はなかなか出来なかったのですが、Sharpのポケコンでは、入門程度の事から出来たのですね。それが、先日まで販売されていた工業高校向けのポケコンに至っていたりするのだと思います。
所が、最近ではポケコンも流通在庫のみらしく、電卓も今ひとつ奮わない感じになっておりました。
先日来、台湾社との関係で株価が相当落ち込んできたSharpですが、いよいよ大変な事になってしまった様です。
Sharpについては「どうせ新しい電卓は出さないだろうよ」と散々罵ってきた当blogですが、それは家電などでも収益を上げている大手なので、それこそ今では片手間同様にしかやっていないかの様な電卓事業、いずれは「原隊に復帰せよ」と、そろりそろりと巻きなおしをするのか、とどこか期待しておったのです。しかし、実の所は「火の車」だった。
電卓については、既に縮小方向だった様ですが、他にも電子辞書や携帯電話・スマートフォンあたりも情報機器事業という事では、Sharpの手から離れる方向なのでしょうか。既にフィーチャーフォンの頃から「ケイタイも儲からない」と、各社は事業を統合していましたが、Sharpは独自にそこそこやってきた。今になって、身売り、とは、チョット悲しい。
台湾社との関係で、遠い将来、Sharpは全社まるごと「バルクセール」になるのか、と思っておりましたが、実際には「量り売り」になってしまった。いや、これは始まりに過ぎず、残りは更に時間を掛けて、という事かも知れません。
とは言え、リストラの末に、「製品に愛情を込められない」会社は、製品の売上が細ってしまうのですから、こうなってしまうのは道理なのかも知れない。当方は高機能関数電卓についてばかり、こうした主張をしているので偏見はある訳ですが、では、他に「これは面白そうだ」という製品があったでしょうか。液晶TVにしたって、スマートフォンにしたって、少しは売れておった様ですが、それは残存者利益に近いものであって、スマートフォンについてはSamsungがシェアを取ってしまった現状では、やはり「これは興味深い」という製品を出せなかった、そこには製品に対する愛情が欠如していたちう事になりますまいか ?
311以降は福島県周辺にはホソノ汁=放射能がぶちまけられてしまい、多くの農産物に放射能が含まれてしまった。事故があって早々、あるお豆腐屋さんは「放射能の入った大豆を使って、安心な豆腐を作ることは出来無い」と、豆腐店を廃業したという話があります。それは、豆腐に愛情があったから。しかし「放射能なんて大した事はない」という政府の方針で農産物を作っていたら、放射能がしこたま含まれてしまった多くの農家。
確かに、農家の皆さんも愛情込めて育てられた作物ですし、一見、何ともないのですから。これが売れないというのは不条理、不可解だとは思います。しかし、東電のばらまいたホソノ汁・放射能が入ってしまった。ホソノ汁は目に見えないし、一見、作物にも何らの影響もなさそうですが、サソリの毒とホソノ汁は「後で効くのよ」。そうした事が、農家の皆さんもどこかで知ってはいる筈なのですが、政府が「安全」というから、そのまま生産、出荷してしまう。首都圏の生活者はホソノ汁農産物にむしゃぶりついてしまう。これこそ「政治とは生活である」。で、長期に渡って内部被曝を起こす事になり、国民の健康は害されていく。また、一部の消費者は「放射能は心配」だから、ホソノ汁に汚染されていないと思しき農産物を買い求めるため、ホソノ汁農産物の売上は減ってしまう。いくら「愛情」を込めても、それは「オレの製品は正しいのだ」ではなく、「買ってもらいたい」という方に向いていなければ、消費者は買ってくれない、そういう事です。中国などへ果物を出荷する農家もありましたが、それは中国の人も「この果物は素晴らしい」といって買っていたのです。しかし、今日では「放射能があるからね」と、出荷しても受け入れてくれない。
「放射能なんて大した事はない、放射能が危険、というのは<放射脳>」とうそぶいておる輩が多くおります。しかし、科学・医学の現場では「これからそれを研究しよう」という段階なのです。福島を中心とした多くの人々が、長い時間を掛けて研究される。そういう状態だからエートスマンセーなんて事になる。経済は大切ではありますが、それは国民の生活があっての経済なのであって、と思っていたら、一部法人に寄与するばかりで、「放射脳」という言葉で多くの国民の健康まで搾取されてしまうこの状態は、どうなっているのか。国民総動員法。これはやはり戦時体制なのか。一部財閥だけが儲ける。バーローッ !
2 件のコメント:
こんばんは。
鋭利な某社という豪華客船も、船底の小穴からの浸水に沈没しそうですね。
乗組員総出で汲み出すも船は沈み続け、いよいよ隔壁を封鎖(不採算部門放棄)する手段になってますが、この後は船を捨てて救命ボートに乗り換えるか救助に来た別の船に助けを求めるか・・・
常陸の国にある某社も似た方向へ向かいつつあるので、一歩未来の姿なのかもしれません。もっとも、こちらの中枢事業を放棄すれば日本中の自動車がエンジン制御できなくてパニクるかと思います。
#そういえばパゴスも某社でしたね。
パゴスを発売した当初は、点灯で買って持って帰れないなんて客を馬鹿にした商売だな、と思いました。
Akira様、お晩です。
いや、本当に残念な事ですが。しかし経営トップがこういう方針を打ち出してしまったので、どうにもならんのでしょう。
何でも、この経営トップは「膿を出しきる」とか言ったそうな。何だか、おかしな事になってしまった。同じ会社の社員だろうに。
> 常陸の国にある某社...
半導体ならルネサ...ですかね ? 自動車メーカーはSTMicroのARMを使っているとかで、この辺りには既に期待していなかったりするのかも ?
先頃、Windows RTの開発を中止した某社なんかも、結構危ういのではないか、なんて話もありますネ。秋葉原では2SC1815がディスコンになって、千石さんでも「在庫限り」なんて言っておりましたが、秋月さんでもいよいよ、互換の2N3904とかを扱い始めました。
某社は「エネルギーとエレクトロニクスの...」とか言っておりましたが、エネルギーに軸足を移しており、こういった方針が誤ると、会社全体に影響する。さて、S社と同じことにならなければ良いのですが。
本当、大手は苦しい時代になっております。
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