2014年1月11日土曜日

一応「電卓情報」なので、

webには、こんな記事もあると。
     
電卓選びは恋に似ている - Daily portal Z
http://portal.nifty.com/kiji/140110162933_1.htm

うーん。
当方、事務用電卓なんて縁もないのではありますが、電卓メーカーは、様々な電卓製品を作っていて、それなりの需要を満たしている、と。

また、いくつかの資格試験では、関数電卓の持ち込みもダメとかで、そうした場合には試験場の売店などで事務用電卓を急遽購入して使う、なんて場面もあるそうです。(そうした試験では、必要とされる三角関数値などが問題に書かれているらしい)

事務電卓でも、ルート機能を使って、立方根などを計算する方法などがあり、しゃぶり尽くす気になれば、色々と機能を捻り出せるわけです。そろばんでも、平方根や対数、指数などの計算が行える。そうした計算技能を手回し式計算機で使っているという研究者もいるとか。その研究者に言わせると「電算機では所望の精度が得られない」との事で、うーん、そこまで極めるのだと、感服しております。

関数電卓は、関数計算機能が付録した(事務用)電卓であります。そして、CASIO,Sharpは普通の電卓から始まり、関数電卓なども手広く開発しており、これは誠に結構、ウレシイ事であるのですが、高機能関数電卓となると、Sharpは何故だか止めてしまったかの様子。なんでだろうか、なんで、新しい製品を出さないのか、と、とても悲しく思うのであります。

関数電卓は、CASIO,Sharp以外にCANONが少し伸びてきております。Sharpは新製品を出さなくなって時間が経っており、「このまま止めてしまうのか」というふいんきです。一方、電子辞書では積極的に開発を行っている。

過日、日経の「飛ばし」にやられて、当方も「Sharpの電卓はどこへいくのか」という一文を上げました。

「よく飛ぶ記事」への変更認める 日経新聞 (これは嘘ニュースです) - 虚構新聞
http://kyoko-np.net/2013061701.html

この記事自体はまんま「釣り」ですが、当方の場合、日経の「釣り」にまんまと引っかかってしまった、いう具合です。

Sharpの経営危機が言われてからかなりの時間が経ちますが、未だに身売りはなく、それなりの経営をしている様子です。先だっては液晶ペンタブレットという製品を出しており、電子辞書も好調の様子。他に家電などはいうに及ばず、最近はIGZO液晶を作りまくっている様子。CMも打っているので、相当の収益があるのだろうか。経営危機は何処へやら。

しかし、高機能電卓には余り開発費を掛けていない。そこが「悔しい」と思うのです。

Sharpとしては「高機能電卓はもう終わった」という意識なのだろうか、と。CASIOは地道にやっているというのに。

鄙びた辺りで何をかいわんや、笑ってやってください。合掌。

2 件のコメント:

やす さんのコメント...

akatuki様

情報発信とは、自分の考えをまとめるのにとても良い方法ですね。


電卓製品は、ホビー用ではなくて、実務用でないと利益が出ない。

と言うのも、電卓検定なるものがある日本では、関数などが無い標準電卓がきちんと売れてゆく。

関数電卓も、資格試験用として売れてゆく。

一方、プログラム電卓は、教育用として売ってゆく。

つまり、カシオがこれまでに市場創造の努力をし、それに併せた開発を地道に行ってきたからこそ、勝ち組に残っていると思うのです。

そして残念ながら、プログラム電卓は日本市場では売れないが、欧米で市場創造に注力した結果が、欧米に軸足を置いた開発・販売戦略と言うわけですね。

情報発信と言う視点でみても、日本はお粗末の一言。

面白いことに、fx-5800P はそんなカシオの海外戦略のおこぼれ的製品なわけです。

このあたりは、「CasioBasic入門1」に書きました。

これが単なるおこぼれ(trickle)なのかどうか、今後のロードマップがあるのかどうか、そこがとても気になるわけです。


私のe-Gadgetでも、fx-5800P を trickle device と呼ぼうかなぁ...


いよいよCasioBasic入門講座に足を踏み入れてしまいました。講座の進捗に併せて、私の視点でコマンドリファレンスも作ってゆこうと思っています。

e-Gadgetは開設してから2ヶ月半ですが、ページレビューが1300程度になりました。

読者が増えてくれているようなのが、励みになります。

自分で実際に試して考えたことだけを、記事にすると言うスタンスだけは、守ってゆきたいと思っています。

akatuki さんのコメント...

やす 様

> 面白いことに、fx-5800P はそんなカシオの海外戦略のおこぼれ的製品なわけです。
> このあたりは、「CasioBasic入門1」に書きました。
> これが単なるおこぼれ(trickle)なのかどうか、今後のロードマップがあるのかどうか、そこがとても気になるわけです。

ウーン、「おこぼれ」ですか。ケケ中とかが言うている「トリクル・ダウン」という奴ですかネ。
今後のロードマップ、という所は、当方も気掛かりなのではあります。

> 私のe-Gadgetでも、fx-5800P を trickle device と呼ぼうかなぁ...

そこまで言ってしまっては ... 。

> いよいよCasioBasic入門講座に足を踏み入れてしまいました。講座の進捗に併せて、私の視点でコマンドリファレンスも作ってゆこうと思っています。

地道な作業ですが、インフラを整えるという意味で、こうした作業は素晴らしいと思うのです。

> e-Gadgetは開設してから2ヶ月半ですが、ページレビューが1300程度になりました。
> 読者が増えてくれているようなのが、励みになります。

当方、最初は伸び悩みでした。
しかし、続けていくと、広い世間には「同好の士」が少なからず居るので、少しずつカウントが増えていくのですが、ある程度続けていると、より読者が増えてくるのです。これこそ「継続は力なり」という具合。
多くの読者がついてくると、「今度はどんな話題があるのだろうか」と見にきてくれる常連さんも出てきます。すると、少しずつでも、新しいネタをこまめに用意するのが肝要です。常連さんが見方になれば、ますますカウントが増える、という良循環。

> 自分で実際に試して考えたことだけを、記事にすると言うスタンスだけは、守ってゆきたいと思っています。

地道な作業ですから、それは大切な事です。そうした記事が信用を産むのです。

当方、ネタがないもので、それをメーカーの所為にしている様な所もありますから、偉そうな事は言えないのですが、地道な作業というのはホントに骨が折れる割に、その場での見返りが少ない。しかし、それこそが長い時間を掛けて実を結ぶのであります。

「トリクル・デバイス」とは穏やかではありませんが、確かに外国で売っている製品を日本でも出す、みたいな感触があります。例えば、世界初のフルカラーグラフ電卓も、アメリカで先行販売され、半年した辺りで日本でも発売されている様子です。これはどうした事か、と。
一方、後からでもデバイスが発売されるだけマシ、という見方も出来る訳です。海外戦略もかなぐり捨ててしまったSharpの様な所もあるわけですし。そこで、当方の場合は「CASIOならもっと続けるのではないか」と積極評価しているのです。

そこはユーザーとして積極的に言う事が必要なのでしょう。当方も、鄙びた辺りからではありますが、色々な事をくっちゃべっているのです。
やす様も、fx-5800pユーザーなんですから、もっと言うたらよろしい、と思うのであります。いや、既に言うて居られるのですから、その真意が伝わる方法を模索しないとならない、という段階ですかネ。ウーン。

今度、本社ビルに押しかけてみようかしらん、なんて書くと「テロ好意」ですか ?