2026年5月3日日曜日

TI-84 Evo だって !

 Sentaro 様に教えて戴きました TI-84 シリーズの最新機種 TI-84 Evo が、アメリカで発売になっているそうです。

ref. TI-84 Evo - TI education
https://education.ti.com/en/products/calculators/graphing-calculators/ti-84-evo

どうも、検索結果から 4日前に情報が公開され、同時に発売されている模様。

Z80 から ARM に移行して、3倍近い Clock となっているそうです。その分、機敏な動作が期待される所ですが、同時に、Z80 時代の binary 資産が動かない事が予想され、更には、ARM binary ですらも動かないのかも知れません。
( ハンドヘルド Game console は無理ゲー ? )
TI-BASIC, python が両方稼働するのは歓迎されるところであります。

画面が広くなり、キーボード面がシンプルになった、と案内されております。
画面が大きいのは結構ながらも、QVGA解像度だったかなぁ ? キーボード面がシンプルになったのは、アイコン・メニューシステム、プルダウンメニューなどのUIメカが導入されている事と関係がありそう。

操作法について、ユーザーに優しくなった様子ではありますが、機能面で大幅な拡充は期待できない様でもあります。
扱える数値は 

Real and complex numbers calculated to 14-digit accuracy and displayed with 10 digits plus a two-digit exponent 
との記述があり、有効桁14桁, 指数部2桁という事で、普通の関数電卓で扱える範囲の数であります。

推計の機能などは TI-83+ の頃からかなり充実していたので、これ以上の追加は難しい ?
行列計算機能など十分であります。

こうしてみると、計算の上位機能は「Nspire シリーズでやってネ」と、機種の棲み分けなのだろうと思われます。
想定されるユーザーとしては、TI-84 シリーズでお勉強していた若い人々(中高生 ?)なのだろうと。当方のように、TI-83+ で楽しんでいた様な人にも向いている様に思います。

ただ、内蔵物理定数、公式集の様なものはなさそうで、そこは学校教育用であって、実用性は少しショボーンだったりして。

Sentaro 様が「TI-84 シリーズを fx-CG50, CG100 が追っかけていたのではないか ? 」とのお言葉を出しておりましたが、今般の TI-84 Evo では、UI デザインを fx-CG100 に寄せてきたのか ? と思ってみたり。

アメリカで発売されたばかりで、日本で入手できるようになるのは、もう少し先になりそうな感じです。
amazon.com では $160, 25,132 JPY となっておりました ... ウーン、高い ?

2026年4月21日火曜日

少し不平を言わせてもらいたく

 ご無沙汰です。最近は、blog へのポストも滞っております。何と言ってもネタ枯れがキツイ。

永らくお休みしていた所で、プログラミング作業も全く行っていないのでありますが、「では、何をしていた ?」というと、電卓にある Solver 機能で、いくつかの計算式の数値を計算するなど、電卓本来の用途を"満喫"していた次第。

計算式の一つの例としては、タイマー IC 555 の無安定マルチバイブレーター動作で、発振周波数の計算をしておりました。

    f = 1/(ln 2 *(R1+2*R2)*C) 

これを Solver に入力しておき、R1, R2, C から 発振周波数 f を計算する、という手筈。Solver なので、逆に f を指定し、コンデンサ容量 C を逆算する、という用途にも使えます。
ちなみに、電卓の Solver では、変数の名前に使えるのは 英数字名1文字 である場合が多いので、上記の式は

    f = 1/(ln 2 *(R+2*Q)*C) 

の様に書き換える必要があります。

で、Solver の利便を満喫していた所で、「そうや、地球上の 2点間の距離を計算する式があったな」と思い出し、使ってみようと。

[HP200LX manual より]

Distance = 69.0466*acos( sin(LT1)*sin(LT2) + cos(LT1)*cos(LT2)*cos(LG1 - LG2) )

LG1, LT1 ; 第1 地点の経度(Longtitude), 緯度(Latitude)
LG2, LT2 ; 第2 地点の経度(Longtitude), 緯度(Latitude)
※ 東経、南緯は 負数で指定する

例 : 
Pennsylvania 州 Philadelphia (北緯 40° 35' 西経 75° 10') と 
Oregon 州 Corvallis (北緯 44° 35' 西経 123° 16') の間の法定マイルを求める。

答 : 
計算結果は  2425.31 [法定マイル]

これを、fx-CG50 の Solver で計算しようと思ったのですが、操作を始めて、計算する所で「詰んでしまった」のです。
というのも、Solver の数値入力画面で、度分秒の入力が出来んのですヨ ! ウーン、マイッタ ... 。
「エ、ウソ !?」とお思いの方、お手元に fx-CG50 があったなら、是非ともお試しいただきたく思います。
(ぶっちゃけ、40° 35' という数値を入力するには 40+35/60 とやってやれば済むのではありますが、こうなってしまうと、度分秒の記号はいらん事になってしまう ... )

「最新の電卓製品で、此の辺りはどうなん ? 」と思ったんで、近所の家電量販店に行って、電卓をポチポチと操作してみました。操作したのは、fx-JP500CW 。
(何でコレにしたのかというと、店頭で稼働展示されている機種だからだったりします。CASIO の営業サマ、お疲れ様です)

上記の数式をすぐに思い出すほどオツムの回転が良くないので、Solver を動かして適当な式を入力し、変数入力で度分秒の数値が入力できるか、という所を確かめました。すると、そこは最新の電卓製品だけあって、入力自体はどうにか出来ますネ。
少し操作が煩雑になってしまいますが、全く入力できないよりは雲泥の差ではあります。

昔の関数電卓では、度分秒の入力補助として DMS→、→DMS といった(疑似)関数機能がありました。
度分秒の入力で、一旦度分秒を "度.分秒" として入力し、DMS→ キーを押して、度に変換するものです。
具体的には、40度35分15秒の場合、40.3515 と入力、DMS→ を押して 40.5875 と 10進数変換して計算に供するのでした。

時代が下り、今日では自然数式入力が全盛となっております。
この度分秒の入力についても「°」の区切り文字を使うことで、(便宜上)60進数の記法に沿う形で数値表現が出来る様になりましたが、電卓全体で統一されたデザインとして具現されていない様でもあり、数値入出力 I/F としては"いま一つ"(イマイチ)の状態、と言えるのかも知れません。

最新の fx-JP500CW では、数値入力時に「°」を呼び出す事が出来ましたが、計算結果を度分秒にて表示したいというニーズについては、試しておりません。
incremental な改良を経て、良くなっていくのでしょう。

そんな具合で、ここでは少しだけ不満をブータレてしまいました。ついでに言うと、手元には HP35S (新版) があり、キーボード面に →HMS, などの機能があります。こうした用途では「電卓そのものを取り替える」という手段もあるのか、などと思ってみたり。

2026年3月1日日曜日

( 電卓とは無関係なので 小さな声でお知らせ )

 まあ、あまり心配しても仕方がない様な所もありますが、この様な話があります。

  

ここは、以前にも触れた事があるサイトで、仮説検証実験という体で地震の発生予測を行っております。

ref. 長期前兆その後 「長期前兆No.1778」について 新書原稿校了後のフォロー
http://www.jishin-yohou.com/99_blank003006.html

今般、前駆現象が終息した様で、公開実験で注目している当該事象(地震)が発生しそうだとの情報を公開しておりました。

もちろん、こうした予測実験が地球物理的に裏付けがあるというものではありませんで、観測事実からの推測実験中という事ではありますから、全く信用するでも無いのではありますが、東日本大震災から15年を経て、この間、北海道、熊本、石川県などで大きな地震が発生しております。
大きな地震は無いのが一番ながらも、世界で発生する地震の1割程が日本で起こっているという統計もあります。

昨日は、アメリカがイランの指導者を殺害したという物騒な話もありました。
また、日本でも初の女性総理誕生、更に日経株価が最高値更新を続けるなど、色々な意味で予測不可能、不確実な御時世ではあります。

地震はいつ起こってもおかしくないものであります。この情報を注意喚起の一つとして捉え、これを機会に備えをしておくのが良いのかも知れません。

こうした性質のpostなので、comment 戴いても、返す内容がありません。あくまでもお知らせと注意喚起、として捉えていただきたく。

 

2026年1月25日日曜日

電卓に求めるものは人それぞれ

 次の X post がありました。

ref. https://x.com/BLKEagleFeather/status/2014542620111093762

水破 様 ( @BLKEagleFeather )
今流行りのプログラム言語Pythonが使えるFX-CG100...Pythonやって(習得して)みたくはあるけど、買ってもただのおもちゃにしかならない未来しか見えない。たぶんそのうちに飽きる。
午後0:36 · 2026年1月23日

 個人のご意見でありますから、post に絡むなどの行為は控えて戴きたく思います。

確かに、python をしっかりと習得するならば、fx-CG100 によらず PC を使うのが良いと思う所であります。
PC で動く pythib ならば外部 Lib なんかもあり、AI computingなどの大抵の (python)需要に応える事が出来ましょう。

そもそも、電卓に upython が載ったのも Numworks 電卓からで、主に中高生の upython programming 学習用という割り切りでもあります。いい大人が python programming 学習目的で購入するのだったら、最初から PC で python を勉強するのがよろしい。

では「グラフ プログラム電卓に upython は不要か ? 」となりますが、これは論点としては別のものでして、そもそも、プロ電の用途という視点で考えないとならない、そんな所であります。

プロ電の用途としては、所望の計算結果を手のひらの上の計算機資源で即時的に得る所にあります。古くは、計算尺まで遡る所であります。
その計算手続きの高度化に伴い、プログラム機能を付加し、高度化、自動化してきたものでありますから、基本的な性向としては「テメェの計算をチャッチャと処理したい」という所でありますが、最近では、計算という作業そのものが多岐にわたる様ですから、PC や server computing resources まで援用する必要があり、プロ電だけでは役不足、という現状でもあります。

そして、今日では web 時代とあって、server resources を web 経由で自在に、即時利用可能という御時世であります。而して、プロ電は時代遅れの誹りを受けるに至るのでありましょうか。
一方で、個人の道具がスマートフォンにのみ集約されてしまうのは、「何処か社会構造が貧困になっていはしまいか ?」と憂う所でもあります。

過日、Windows 10 の基本的なアプデ提供が終了されてしまい、既存のユーザーは Windows 11 への移行を促されているとの事ですが、Windows 11 が稼働する PC には色々と制限があるとかで、Windows 10 が十全に動いていた PC でも、Windows 11 が稼働しないものが多くあるとも言われております。
そうすると、「Windows 11 移行キャンペーン」として、メーカーは新製品PCの売り込みを行い、同時に PC メーカーも潤う、という事になるのは結構ながらも、Windows 10 が動いていた PC が廃棄となって、何処か SDGs なんてモンは単なるお題目だったのか、などと思う所。

PC という計算資源も、ネットワークにつながり、更には AI の活用という利便があるので、Winddows 11 への買い替えは結構ではありますが、プロ電は、ネットワークにつながるでもなく、Malwareの危険とは無関係であります。
PC で行う様な高度な計算処理に、プロ電は向かないとは言いますが、それほど高度な計算処理を必要とする個人的な作業は如何ほどあるのだろうか、などと斜に構えた事を思ってもみたりします。

さて、プロ電ユーザーは、何を計算していくのでしょうか。

2026年1月15日木曜日

Feynman point を求めて

 タイトルにある Feynman point ちうのは、円周率の一部に 9 が連続する箇所があり、それが何故か Feynman point と呼ばれているとの話であります。

ref. ファインマン・ポイント - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88

円周率の小数点以下 762桁から "999999" が現れるとの事。

そういや、CASIO の Topics ページに、以下の記事がありました。

ref. 小学3年生の小原さん 関数電卓でPythonを動かす「シン・電卓アート」を制作 - CASIO Topics
https://www.casio.co.jp/topics/article/2024/K-055/

python で script を組んで、円周率 1000桁を憶えようとしている小学3年生の記事であります。
時代はここまで進んでおりました。マイッタ。

過去に、100円ショップの電卓をいじって興じている幼児をみて「電卓で遊ぶ幼児は理学者の夢を見るか」というネタを書いた憶えがあるのですが、現実はもっと進んでいたという次第。

25歳の頃「円周率を憶えるゾ !」と頑張ってはみたものの、16桁程度で満足してしまったバカチンの当方としては、オツムの体操と称して、円周率を求める script を使って遊んでみたのですが、その辺りの話を書いておきますヨ。

円周率を計算する upython script は以下の様であります。(実は再掲)

def machin(n):
  sm=0
  term_1=10**n//5
  term_2=10**n//239
  flg=0
  for j in range(n):
    dv=1+2*j
    if flg==0:
      sm+=term_1//dv*4
      sm-=term_2//dv
      term_1=term_1//5//5
      term_2=term_2//239//239
    else:
      sm-=term_1//dv*4
      sm+=term_2//dv
      term_1=term_1//5//5
      term_2=term_2//239//239
    flg=1-flg
  return (sm*4)
これを使うと、(原理的には)所望の桁数分、円周率を計算をしてくれるのですが、実際には丸め誤差があるので、余裕をみて計算桁を指定するのがよいです。
例えば 500桁を計算するならば、510桁とか。

で、fx-CG50 の upython でコレを実行すると、およそ 508までは計算できました ... Feynman point の 762桁には届かない。ウーム。

800桁程度まで計算できるならば、Feynman Point の部分を取り出すため、つぎの追加をする所なのですが、
print(str(machin(800))[760:769])
CASIO python では無理ゲーでした、残念。

しかし、諦めが悪いので Python Extra などで試してみましたら、ナント ! 計算できてしまいますネ ! コリャーエエ。
調子に乗って、XCAS でも試してみましたら、これでも計算できます。いや、不可解。
メモリ管理などの方法が違う、という感じなのかも知れません。

この 「Feynman point を表示する」という設問については、C.BASIC で実現できそうな気がするのですが、そのために、C.BASIC のマニュアルを眺めていたら、その機能の多さに圧倒されてしまい、勉強が進んでおりません。

折を見て、書けたらと思います。

ス・キ・魔 :

fx-9750GIII の CASIO python では、machin(254) まで計算してくれましたが、メモリの少ない 9750GIII では致し方のない所であります。
と・こ・ろ・が ! XCAS では実行できますネ。ただ、Clock UP の仕掛けがないので、40秒くらいの時間が掛かります。
str(machin(800))[760:769]
          "349999998"