2015年9月26日土曜日

Julyさんの所のHP Primeが「おいでおいで」をしている ...

先ずは、最近は入手しにくくなりつつあるHP電卓マニュアルなどのPDFの一部について、リンク(直リン含む)を載せておきます。

HP35S Training modules
http://h30499.www3.hp.com/t5/Calculators/HP35S-Training-Modules-for-specialties/td-p/5854845?notmigrated#.VfKfk7O-feQ

HP50G Training modules
http://www.ele.uri.edu/faculty/vetter/Other-stuff/HP-calculators/HP-50g/index.html

HP42S manual
http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c01094960.pdf

HP15C manual
http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c01095005.pdf

HP12C manual
http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c00787560.pdf

HP12C クイックスタートマニュアル
http://www1.hp.com/ctg/Manual/c01798125


少し前の事ですが、某県知事が「高校女子に三角関数の勉強など不要」と公言し、インターネットでは「何を言うか、女性蔑視だ」などという意見が多く出回りました。そうした意見を受け、訂正を述べたとの事。県知事自身が「俺も使った事ないしネ」と言ったとかナントカ。

「女子に三角関数必要ない」 - Reuter
https://jp.reuters.com/article/2015/08/28/idJP2015082801001432

https://twitter.com/Stakesh/status/637048757142458368

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1522492048040753

この「訂正」は、結局の所「男女問わず、高校生程度のガキにサインコサインの勉強なんて、いらねんじゃね」という事になっております。
高齢に達し県知事になった所で人生を振り返ってみれば、確かに三角関数の計算など無縁だったのでしょう。大学出ても、計算を必要としない人は少なくなく、確かに申す通りなのかも知れません。

日本で少なく売られている関数電卓について、土地家屋診断士試験対応電卓などを謳っているものもあり、三角関数が生活にまったく不要なのか、というとそうでもなさそうです。
遠山啓・著「数学入門 (下)」(岩波新書)には、洋服の縫製について、袖の展開を行うと接続面にsin curveが現れる、と書いてありました。工業高校では間違いなく必要であり、高専なんかでは入学してからすぐに微積分を教えるとか。
商業高校ではサインコサインの計算には余り縁がないのかも知れませんが、複利計算を考えると、指数・対数の計算が顔を出します。
「高校生程度のガキに三角関数は不要」とは限らないのだと思う所です。

過日、Twittreで、こんな話題がありました。(リンクを持っていないので、記憶に基づいて文意を書いております。御容赦)
「せんせー、なんで三角関数なんて勉強すんの」というガキには「それは、こうしてバカなガキに三角関数を教えるお仕事が存在するからだ」と言うとガキは納得したので、おススメです
ネタとしては、なかなか面白い答えですが、現実では、バカなガキが言うのではなく、県知事がこんな事を言うております。
こういう県知事が出てくる事こそ「この国の教育が荒廃した」という証左なのですが、こうしたイカレテいる知事の話は、これ以上相手にしていると気が触れそうなので止めます。


CASIOの社員ですらも「高機能関数電卓の高機能を使う必要を感じていない」とは以下の記事でも書かれております。

異様に欲しくなった電卓の話 カシオCLASSWIZ - 週刊ASCII
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/339/339010/

関数電卓の基本的機能さえあれば十分、という意識なのでしょう。
ただ、こういう意識で関数電卓、高機能電卓を使っているとなると、確かに需要は減っていく。

所が、海外ではAggressiveに、関数電卓、高機能電卓が売られているのです。TIはトップシェアで、CASIO,HPと続いているらしいのですが、Sharpでさえも海外では高機能電卓を出している !

Sharpも海外ではEL-9950なんて製品を出しているそうで、当方としては「EL-9950という電卓がある」という事に驚いたのでした。これは、過去に発売されていた「EL-9900」の改良新機種らしく、機能的にはTI-83+に相当する模様。

[シャープ] SHARP EL-9950関数電卓ライセンスシールを提供グラフィックコンバータ(海外直送品)- Amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%97-EL-9950-SHARP-EL-9950%E9%96%A2%E6%95%B0%E9%9B%BB%E5%8D%93%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BF%EF%BC%88%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%9B%B4%E9%80%81%E5%93%81%EF%BC%89/dp/B00T7U4A4G/ref=pd_sim_sbs_229_8?ie=UTF8&refRID=0SSSXVYTXG92RNAAE4SE#productDetails

Sharpは、海外ではこんなのを出して居るのですね、何で日本では出して呉れないの ?

一方、以下の記事には興味深い事があります。世界的に見るとSharpの電卓シェアは、実の所かなり少ない。

4 電卓は今後どう進化していくのか? - 【レポート】「いつでも、どこでも、だれにでも」使える計算機を! シャープ、電卓発売から50年の節目 - mynavi
https://news.mynavi.jp/articles/2014/03/18/sharp_calculator/003.html

電卓は現在でも、全世界で1億3,000万台の需要がある。シャープは現在、年間700万台を出荷しており、そのうち国内が100万台、海外が600万台となる。

(国内における)電卓戦争の一方の覇者・Sharpでさえも、世界的には大した売上がなかった。そのSharpでさえも、海外では高機能電卓を販売している。結局の所、国内においては高機能電卓の需要がない、という事に尽きるのでしょう、残念ながら。

先日、Julyさんの在庫が復帰したHP Primeですが、入荷数が多く無かったのか、既に残り2台となっておりました。
他のHP電卓も大分さばいていて「もうHP電卓の販売は終了なのか ?」と思ったのですが、価格が少々高めのリアル店舗・東映無線さんでは在庫が潤沢な様子なので、Julyさんでも当面販売は続くのかなぁ ?

https://www.toeimusen.co.jp/~dp/

東映無線さんでは、HP Prime以外にも50Gなどの在庫が十分あるみたいですから、「どうしても50Gが欲しい」方も、今暫くは迷えそうです。(Julyさんから引いているので日本語クィックガイド付きの筈ですが、念の為、お問い合わせ戴き度)

当方はHP Primeの「日本語冊子付き」を待っているのですが、頻繁なファームウェアのアップデートと、それに伴うPDFマニュアルの更新もあって、紙マニュアルは印刷と製本が追いつかないのかも知れず、日本語冊子付きは当分出ない可能性があります。

2015年8月27日木曜日

今回は移植ネタ「酔っ払いの虫」

先日、親分からつぎの話題を紹介されたのですが、関連したものを色々と調べている内に、記事のアップが遅れてしまいました。

楽屋裏 - 酔っ払いの虫 (Drunk Bug) - e-Gadget - プログラム関数電卓
http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-445.html

以下では、この記事を「原作」と記しております。まずは、TI-83+への移植を試みました。

TI-83+版のコード

PROGRAM:DRUNK
:ClrDraw
:94/2→V:62/2→W
:While 1
:Pxl-Change(W,V)
:2*randInt(0,1)-1→S
:2*randInt(0,1)-1→T
:If V+S≧0 and V+S≦94 and W+T≧0 and W+T≦62
:Then
:V+S→V:W+T→W
:End
:End

randInt(Begin, End)は、Begin,Endの間の整数乱数を返す関数で、randInt(0,1)は、0もしくは1を返します。
2*randInt(0,1)-1 の部分で、-1, +1の整数乱数にしております。
原作ではMODを使っておりましたが、まったく同じでは芸がないので、少しひねってみました。

今回、Pxl-Change()を使って判ったのですが、不規則ながらもグラフィクスコマンドを使う所で、一部変数の値が書き換わってしまうケースがあります。CASIO BASICと同じ様な感じです。
マニュアルには「ただし、変数X,Y,T,θ,Tはグラフを描く際、更新されることがあるので、グラフ関係以外の値を代入することは避けたほうが賢明です」(ページ A-50)と明記されておりました。

原作の興味深い所としては、酔歩の「移動の等方性」を担保するため、斜め方向の移動のみを行っている所です。
斜め方向の移動は、縦、横の移動と較べると、√2倍の距離の移動になります。縦、横の移動と斜め方向の移動とでは、単位時間での移動速度が異なる事になりますが、縦、横の移動、もしくは斜め方向の移動だけならば、移動の等方性が確保されます。原作の場合、斜め方向の移動のみを行う事で、移動の等方性を確保し、更に視覚的にも面白い表現を実現しています。

直交座標系では、縦、横と斜め移動の等方性について考える事が必要になりますが、四角ではなく六角形を敷き詰めたマス目空間(Hexagonal field)では、黙っていても移動の等方性が確保されます。少し工夫をする事で、直交座標系のピクセル空間にHexagonal fieldを擬似的に表現できます。

PROGRAM:HXDRNK
:ClrDraw
:94/2→V:62/2→W
:While 1
:Pxl-Change(W,V)
:Pxl-Change(W,V+1)
:Pxl-Change(W+1,V)
:Pxl-Change(W+1,V+1)
:randInt(0,5)→D
:(iPart(D/2)-1)*2→T
:2(fPart(D/2)*2)-1→S
:If T=0
:Then
:S*2→S
:End
:If V+S≧0 and V+S≦94 and W+T≧0 and W+T≦61
:Then
:V+S→V:W+T→W
:End
:End 
 
図が必要な事もあり、詳しい内容は、いずれ折を見て述べましょうか。 
 
更に、HP Prime向けコードも。

// title : Diagonal random walk for HP Prime
// begin : 2015-08-02
// note  : 

EXPORT drunk()
BEGIN
// Clean the screen (G0)
RECT();

LOCAL i, p;
LOCAL x, y, v, w;

x := 320/2;
y := 240/2;

WHILE GETKEY() == -1 DO
  p := B→R(GETPIX_P(x, y));
  IF p<>0 THEN
    PIXON_P(x, y);
  ELSE
    PIXOFF_P(x, y);
  END;
  v := RANDINT*2-1;
  w := RANDINT*2-1;
  IF x+v>=0 AND x+v<320 AND y+w>=0 AND y+w<240 THEN
    x := x+v;
    y := y+w;
  END;

//  WAIT(0.1);

END;

//  key wait loop
REPEAT UNTIL GETKEY() == -1;
FREEZE;

END;

実行中に適当なキーを押すと、停止します。更にもう一度キーを押す事で、プログラムの終了となります。
エミュレータで動かすと「爆速」ですが、そんな時にはコメントになっている「WAIT(0.1)」を使ってみて下さい。

お次はHexagonal field版

// title : Hexagonal random walk for HP Prime
// begin : 2015-08-02
// note  : 

EXPORT hexdrunk()
BEGIN
// Clean the screen (G0)
RECT();

LOCAL i, p, d;
LOCAL x, y, v, w;

x := 320/2;
y := 240/2;

WHILE GETKEY() == -1 DO
  p := B→R(GETPIX_P(x, y));
  IF p<>0 THEN
    PIXON_P(x,   y);
    PIXON_P(x+1, y);
    PIXON_P(x,   y+1);
    PIXON_P(x+1, y+1);
  ELSE
    PIXOFF_P(x,   y);
    PIXOFF_P(x+1, y);
    PIXOFF_P(x,   y+1);
    PIXOFF_P(x+1, y+1);
  END;
  d := RANDINT(5);
  w := (IP(d/2)-1)*2;
  v := 2*(FP(d/2)*2)-1;
  If w==0 THEN
    v := 2*v;
  END;
  IF x+v>=0 AND x+v<320 AND y+w>=0 AND y+w<240 THEN
    x := x+v;
    y := y+w;
  END;

//  WAIT(0.1);

END;

//  key wait loop
REPEAT UNTIL GETKEY() == -1;
FREEZE;

END;

HP PrimeのPPL (Prime Programming Language)での注意ですが、「変数への代入には := を使うべし」です。
実は、ピクセル値の値を取得する所で「p = B→R(GETPIX_P(x, y));」とやって、かなりハマってしまいました。
これでは代入ではなく「比較」になってしまうのですが、構文上は問題がないのでそのまま実行出来てしまい、エラー発見に手こずる事になります。


小中学生の皆様はもう新学期だそうで、今更「夏休みの自由研究」でもないのですが、来年の自由研究のネタに使えるかも知れません (鬼が笑うとりますがな)。

2015年8月24日月曜日

ちょっとした話題 - 「演算保留」って、何 ?

昨日、やす親分のコメントに対するレスポンスを投稿した折、yahooけさんく(←変換できない)で「CASIO 電卓 演算保留」というワードで来ていた方が居られる様でした。
「演算保留」って何、と思って、調べてみた所、どうもSharpの電卓で使われている言葉の様で、演算スタックの事らしい。
括弧を使う計算では、その括弧内の計算結果を保留しておく必要があり、その量、というか「深さ」をどれだけ用意しているかで、括弧の入れ子をどこまで許容できるか、という指標の様です。

HPのRPN/RPLでは、この演算保留をスタックで明示的に操作するのですが、RPNでは大抵4段となっています。この4段だけで大抵の計算は十分可能なのですが、その分、計算の手順などで頭を使う事になります。
RPLの方はというと、再帰計算を行う様になっている都合で、スタックはメモリの許す限り取れますが、これに甘えて、計算結果を次々とスタックに置いていき、ある日、SysRPLとかをいじっていてパァにしてしまう事もしばしば ... 。

以上「演算保留」という言葉で書いた「小ネタ」でした !

2015年8月9日日曜日

夏休みの自由研究 #4 - 電卓遊び

どうも、小学4年生から電卓を算数の授業で取り入れているとかで、今回の記事は、小学4年生向けのものです。

まずは、12345679 と電卓のボタンを押します。更に「×」ボタンを押し、1から9までの、好みの数のボタンを押し、「=」を押して掛け算を行います。

ここまでで出た数は、まだ、何の数なのかよく解らない数ですが、更に「×」、「9」、「=」、とボタンを押すと、大変面白い事になります。

中学生くらいの知恵が付くと、この計算の仕掛けが判ってしまうのですが、小学生向けとは言え「この先の話」も用意しているのですよ、当blogは !

まず、上記の計算の「種明かし」から。12345679×9= を電卓で計算します。すると、111111111 が得られます。これに1から9までの数字を1つ選んで掛ければ、ゾロ目の数になる訳ですネ。
掛け算の内では、数の順番を換えても、同じ結果が得られる、という事が判ります。

12345679×9×■ = 12345679×■×9 = ■×12345679×9 = ■×9×123456789

更に、こうした現象が起こるのは、12345679だけなのか、調べてみましょう。

111111111 = 12345679×9 でしたから、今度は11から始めて、次々と桁を増やして行きましょう。電卓で計算します。

11÷9 = 1.222222222
111÷9 = 12.33333333
1111÷9 = 123.4444444
11111÷9 = 1234.555555
111111÷9 = 12345.66666
1111111÷9 = 123456.7777
11111111÷9 = 1234567.888
111111111÷9 = 12345679


最後の計算以外は、どうにも端数が出てしまいますから、憶えておくのも面倒です。
一方、端数の部分をよく見ると、規則的で大変面白い事が判ります。最後の計算、もしかして「12345678.99」だったのかしらん !?

電卓の計算は、計算の桁が限られているので、小数点以下の端数を計算するとしても、途中までで切り捨てになっています。ですから、上記の計算は、正確にはこんな風になっているのです。

11÷9 = 1.222222222222222... (以下、限りなく2を繰り返し)
111÷9 = 12.3333333333333... (以下、限りなく3を繰り返し)
1111÷9 = 123.44444444444... (以下、限りなく4を繰り返し)
11111÷9 = 1234.555555555... (以下、限りなく5を繰り返し)
111111÷9 = 12345.6666666... (以下、限りなく6を繰り返し)
1111111÷9 = 123456.77777... (以下、限りなく7を繰り返し)
11111111÷9 = 1234567.888... (以下、限りなく8を繰り返し)
111111111÷9 = 12345679

ここで、電卓でつぎの計算を行ってみましょう。

2÷9 = 0.222222222222222... (以下、限りなく2を繰り返し)
3÷9 = 0.333333333333333... (以下、限りなく3を繰り返し)
4÷9 = 0.444444444444444... (以下、限りなく4を繰り返し)
5÷9 = 0.555555555555555... (以下、限りなく5を繰り返し)
6÷9 = 0.666666666666666... (以下、限りなく6を繰り返し)
7÷9 = 0.777777777777777... (以下、限りなく7を繰り返し)
8÷9 = 0.888888888888888... (以下、限りなく8を繰り返し)
9÷9 = 1


最後の計算を除いて、全て小数点以下が繰り返しになっております。

0.222222... という数は、2÷9, 2/9の小数点表記である事が判りますが、この0.222222... という数を分数で表現するには、どうしたらいいのでしょうか。

  1. ■=0.22222... と置きます。
  2. 10×■=2.22222... ですネ
  3. 10×■-■=9×■ですが、同時に、=2.22222... - 0.22222.... = 2 と計算できます。
  4. 結果として、9×■=2, ■=2÷9 という計算がわかりました
ちょっと、狐につままれた様な話ですが、細かい事は学校の先生に聞くなどして頂戴。同様に、0.99999... が、1と違うのか、同じなのか、この方法で調べてみましょう。

  1. ■=0.99999... と置きます。
  2. 10×■=9.99999... ですネ 
  3. 10×■-■=9×■ですが、同時に、=9.99999... - 0.99999.... = 9 と計算できます。
  4. 結果として、9×■=9, ■=9÷9=1 となる事がわかりました !

小学生の皆様なら「電卓を使った夏休みの自由研究」というネタで、自分の文章で書かれてみてはいかがでしょうか。


【親御さんへ】
昨今では、100円ショップでも8桁程度の計算が出来る電卓が売られております。
しかし、学校の教材として電卓を買い与えるとなれば、是非とも関数電卓を選択され度 !
昨今の関数電卓は、2000円程度から近場のホームセンターで入手可能です。少し足を伸ばせば、1000円程度で買えるものもあります。

2015年6月28日日曜日

短いコードの「お中元」

先日来、JulyさんでHP50G, HP Primeほかの入荷があった様で、徐々に販売されて居ります。
Amazonのレビューに、neuro_drive 様がレビューを投じておりました。

HP Primeは未だ、「日本語クイックリファレンス付き」ではありませんが、既に日本語マニュアルPDFがwebでも取り寄せる事が出来、冊子としての日本語クイックリファレンスが添付されるのは、もう暫く先になるのかも知れません (もっとも、あと5日でJuly、もしかして、何か動きがありや ?)。
一方、アベノタレナガシミクスで円安も進行、10月には消費税も上がるので、輸入製品の価格が高騰する事も予想されており、こうした製品が欲しい向きは、今のうちに買っておくのが良いのかも知れませんが、それはさておきます。

6月もそろそろ終わりですが、HP Prime使用の方に、ささやかながら「お中元」を。Clifford attractor というグラフィクスのコードです。
4つのパラメタ A,B,C,D を色々と変えてプログラムを実行すると、様々な意匠を表示します。

// title : Clifford attractor for HP Prime
// begin : 2015-06-22 19:29:08  
// note  : 

EXPORT Clifford(a, b, c, d)
BEGIN
// Clean the screen (G0)
RECT();

LOCAL i;
LOCAL x, y, xp, yp;
LOCAL xmin, xmax, ymin, ymax;
//LOCAL a, b, c, d;

//a := -1.4; 
//b :=  1.6; 
//c :=  1.0; 
//d :=  0.7;

Xmin := -3.2;
Xmax :=  3.2;
Ymin := -2.4;
Ymax :=  2.4;

x := 0.5;
y := 0.5;

FOR i FROM 1 TO 10000 DO
  PIXON(x, y, RGB(25, 128, 240));
  xp := SIN(a*y)+c*COS(a*x);
  yp := SIN(b*x)+d*COS(b*y);
  x  := xp;
  y  := yp;
END;

//  key wait loop
REPEAT UNTIL GETKEY() == -1;
FREEZE;

END;

ホーム画面から
Clifford(1.38, 1.65, 1.2, 0.7)
の様に打ち込んでやると、実行されます。 
 
HP Primeは、QVGAのカラー画面を持っていて、グラフ電卓のなかでは比較的高いグラフィクス機能を持っています。そして、pコードJITコンパイラでプログラムが実行されているらしく、プログラムの実行速度は割合早いものです。

エミュレータで実行すると、すぐにも実行結果が得られるのですが、それはPCのパワーが強力だからなので、実機で実行すると、どの程度になるのか、お知らせ戴くと有難く思います。

2015年6月14日日曜日

素晴らしい !「CLASSWIZ」の記事

先ずは、以下の記事をお読み戴き度。

異様に欲しくなった電卓の話 カシオCLASSWIZ - 週刊ASCII
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/339/339010/

開発者のホンネがみっちり詰まった、とても読み応えのある良い記事です。

そういや、CLASSWIZって、2 way powerでした。ここまで省電力で動くために回路設計を限界まで作りこんでいた、素晴らしい成果だった、と !
何故、2 way powerに拘ったのか ? それは、世界で広く使われる事を意識しているからです。「乾電池なんて近所のコンビニで買えるでしょうよ」という国は、実の所、そんなに多くはないのです。一方、太陽光ならば、広く世界を照らし出している。常に手元に置いて、すぐに使えるという理想を実現するのは、2 way power、だった。ウーン。流石は世界企業 !

で、大変素晴らしい取り組みであり、記事でありますが、当blogとしては、つぎのお言葉がチョット気になってしまいました。
 帰国してカシオの新入社員に聞いてみたところ「難しくて使いこなしていない。使っていたのはせいぜいLOGと三角関数だけだ」という返事が戻ってきたことに落胆し、どうにかせんといかんと討議をはじめた。

「電卓のいいところは、手軽で大事に扱わなくても大丈夫で、ポンと押したらすぐ出てくること。ものさしや鉛筆みたいに使えなければならない。そこを忘れて多機能に入ってしまうと、スマホに全部食われてしまう。電卓のいいところを残して、プラスアルファを作っていく必要があると思うんです」
ウーン。なるほど「高機能電卓」はウケが悪い ... 。
道理で、なかなかfx-5800Pの後継機が出ない、のか ?

どうせ鄙びた辺りの当blog、見ていないだろうから以下、好き勝手な事を書きます。

「多機能になるとスマホに喰われてしまう」いうのは、確かにそう感じる所もありますが、一方、高機能電卓にしても、スマホのタッチスクリーンよりも使いやすいボタン操作ですから、スマホとは別モノとして普及する余地はあるのだと思うのですヨ。

「難しくて使いこなしていない。使っていたのはせいぜいLOGと三角関数だけだ」という返事が戻ってきたことに落胆し、の所ですが、これは如何ともしがたい、遺憾な状況であります。
今日に至るも、関数電卓は未だに「エレキ計算尺」という位置付けに過ぎず、高機能電卓の存在意義は無くなってしまったのか ?
その昔、世界に初めて登場したグラフ電卓はCASIOのもので、液晶パネルの高解像度化が進む中で投入された、実にエポックな製品だった。ポケコンの次の製品世代であり、グラフ機能を盛り付ける事で、計算に対するリテラシイの向上につながるものかと期待されたため、発売に至ったのではないか。
グラフ電卓が、より高機能電卓の開発に拍車をかける事になったのですが、今日では「普及が見込めない」という理由からか、開発に積極性が無くなってきてしまった。

確かに、高機能電卓を欲しがる人なんて、ごく少数ではあります。しかし、TI, HPはそれでも作っているじゃありませんか !
そこで、CASIOにも、高機能電卓を出して欲しく思うのです。
計算リテラシイの向上に寄与するとなれば、例えばfx-5800Pの様にプログラム機能を盛り付けるとか (fx-5800Pも単4電池1本で動くスグレモノでした !)。そして、今日的には外部ストレージのパスを用意し、プログラム・データのPCとの共有を図る。fx-FD10 proがそうだった様に。

普及価格帯の関数電卓でもやることは沢山あるのは判りますが、高機能電卓もやって欲しいのです。

「頼むから、そんな悲しい事を言わないでくれよ ... 」

HP50GでZINTによる階乗計算が9999! まで計算できるという話なので、実行してみました

エミュレータでは割合早いそうですが、実機は結構掛かります。
ちなみに、9999!の「桁数」がどうなるのか。こんな事で求まる筈です。
50Gが計算中なので、TI83+でのプログラムを。

PROGRAM:LIMIT
:0→S
:For(I,1,9999)
:S+log(I)→S
:End
:Disp "FACTO",S

1から9999までの足し算ですが、流石に実行時間が掛かり、最終的に得られた値は、35655.45427 という値。これは log(9999!) の値なので、概算では 2.846259e35655 という値になります。桁数は、35656桁。なるほど、これではすぐに結果は出そうもありません。
今もって、50Gは計算中です。ホントに終わるのか心配になってきたヨ ... 。

で、最終的に 01時間28分 で計算が終わりました !

追記
実行時間の表記を変えました。