2024年8月11日日曜日

みんなの「憧れ」Mexican Hat

 連日、電卓喫茶 様が、X にて、「Mexican Hat」の作図を複数の電卓で行う作業をポストしておりました。

https://x.com/calculator_cafe/status/1821531729443823776
https://x.com/calculator_cafe/status/1819654869633937426
https://x.com/calculator_cafe/status/1817881332875497881

件のグラフィクス、Mexican Hat というの、寡聞にして知らなかったのですが、確かにとても興味深いものです。
ある世代に、とても「刺さる」ものがあるのですね、この図。昔々の8 bit PC 「MZ-80B」 の広告で、よく見たものです。
Green CRT に(当時としては)精細度の高いグラフィクスで、まさに「コンピューター」による作図、という具合でした。MZ-80B は、当時「高級製品」だったので、ガキの財布で買える様な代物ではありません。憧れの的でした。

同様のグラフィクスが、今では手元の電卓で表示できる、という事を、あらためて示してくれた、電卓喫茶様の一連のポストは、大変嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
折角、こうした電卓製品を持っているのであれば、たまにはこうした使い方をしたいものではあります。ハンセイ。

一通りの電卓で作業されているので、今更当方が割って入る隙はなく、外野として、Mexican Hat について少し考えてみたく思います。

Mexican hat は、ある種の関数 z = f(x, y) を、x-y 平面の斜行投影によって 3D作図しているものです。
y 軸方向について「奥」から手前方向に作図することで、陰線処理を実現しているのですが、同時に、この斜行投影という変形によって、作図の面白さが出てくる様でもあります。

左様に、このグラフィクスは3D表示をうまい仕掛けで実現しておりますが、fx-CG50 には、3D グラフ機能がありますネ。
そこで、折角ですから、Mexican Hat の数式を 3D graph で表示してみましょう。ウヒョヒョ !

式は Z = sin(sqrt(X^2+Y^2)) + 0.4*sim(3*sqrt(X^2+Y^2)) の様な表式になります。

X : -4 ... +4, grid=30
Y : -4 ... +4, grid=30

の範囲で描けば、そこそこいい絵が得られる事と思います。
これくらいなら、量販店の店頭に置いてあるデモ機でも十分操作できるので、購入を検討している方は、店頭でお試し頂きたい。

他人様のポストを肴にする程度のことしかできませんで、スマソ。

そういや、Nspire CASのBASICでgraphixが描けないというのは知らんかったですネ。勉強になりました。

あと、藤堂様のpostで、こんなのがありました。

https://x.com/ShunsukeTodo/status/1814566819480674670

「スリーゲイト」でいち早くfx-CG50, Numworks 電卓を販売しておりました、北門 達男氏の書籍紹介です。残念ながらKindle版ですが、一定の需要があるんじゃろうか、Kindle書籍 ?

あと、fx-CG50 のOS アップデータに、Windows 11対応版が出ておりました。

ref. グラフ関数電卓:fx-CG50 OSアップデート
https://support.casio.jp/download.php?cid=004&pid=2126

Windows 11 では「Smart App Control」という仕掛けがあるとかで、コレに対応したアップデータらしい。Windows ユーザーは面倒な事をしないとならない。


19 件のコメント:

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!
ちょこっとおひさしぶりです・

"Mexican Hat"って言われてもピンとこなかったんですけど、画像を見たらピンときました(^^;
シンプルなプログラムで訴求度抜群のグラフィックスが出てくるのがとっても興味深いですね。

CG50のCasioBasicのグラフィックスプログラムが遅いのはコマンド毎にLCD転送されることによるオーバーヘッドがありすぎるっていうのがあるので、
さすがにPythonだとそのあたりは転送コマンドが別に用意されてて改善されてますね。
C.BasicCGでも純正同様に画面転送を毎回する設定にするとかなり遅くなりますし、このあたりはハードの仕様上仕方ないところですね。
ちなみにC.BasicCGでの実行時間は画面転送を最適化すれば15秒前後で描画完了するのでPythonに近い速度が出るようです(^^)

Pythonといえば新型機種の内蔵言語はほぼPythonが必須状態になってますが、
そのパフォーマンス差は結構気になるところです。
ハード的にはPrime G2が反則的に優位なのは間違いないですが、このあたりの比較もちょっと試してみたくなりました。(^^)

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、来訪多謝です!

> "Mexican Hat"って言われてもピンとこなかったんですけど、画像を見たらピンときました(^^;
> シンプルなプログラムで訴求度抜群のグラフィックスが出てくるのがとっても興味深いですね。

電卓喫茶 様の「目の付け所」、参りましたのです、ハイ。

> CG50のCasioBasicのグラフィックスプログラムが遅いのはコマンド毎にLCD転送されることによるオーバーヘッドがありすぎるっていうのがあるので、

なるほど、ですネ。
プロセッサが32 bit なんで、この辺りの事は無頓着になっておりましたが、
言われてみれば電池で動くので、省電力の工夫の様な所なのかも ?

> さすがにPythonだとそのあたりは転送コマンドが別に用意されてて改善されてますね。
> C.BasicCGでも純正同様に画面転送を毎回する設定にするとかなり遅くなりますし、このあたりはハードの仕様上仕方ないところですね。

そこが、upython で realtimeキー入力機能導入のネックになっているのかしらん ?

> ちなみにC.BasicCGでの実行時間は画面転送を最適化すれば15秒前後で描画完了するのでPythonに近い速度が出るようです(^^)

オオッ, イイですネ !

> Pythonといえば新型機種の内蔵言語はほぼPythonが必須状態になってますが、
> そのパフォーマンス差は結構気になるところです。

仰るように、upython が事実上の「標準」になった事で、bench mark 的な立ち位置になりつつあるようですネ。
これだと、電池稼働のfx-CG50は不利になってしまう ... 。

> ハード的にはPrime G2が反則的に優位なのは間違いないですが、このあたりの比較もちょっと試してみたくなりました。(^^)

やはり、速いのですか、HP Prime G2。でも、円安の上、入手しづらくなっちゃったの ... シクシク。
NSpire CX が 相当品かな、などと思うものの、BASIC でgraphics が使えないと聴いて、軽くショックだったり。
「Lua を使え」でしょうけれども、そろそろ高齢者なので、新しいモノに追いつけるか不安 ... 泣き言ばかりでゴメンネ。

手軽にグラフィクスで遊ぶには、fx-CG50 で C.BASIC が、価格の面では有効だと思うのですが、
fx-CG50 の活用で、どうにもスカタレな事ばかりして時間をムダにしております、ハイ。
CASIO BASICの数値微分とかを使ってミョーな事ばかり ... 進歩が無いんだヨウ。

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>電卓喫茶 様の「目の付け所」、参りましたのです、ハイ。

ホントに目の付け所がナイスですよね。
こういうベンチマーク的に面白いものにはとくに興味を惹かれます。(^^)


>プロセッサが32 bit なんで、この辺りの事は無頓着になっておりましたが、
>言われてみれば電池で動くので、省電力の工夫の様な所なのかも ?

グラフィックス周りは省電力特化のハードの仕様上仕方ないところでしょうけど、
書き込めば表示されるVRAM方式のTI-84CEシリーズの方がよりレトロPCに近い感覚で使える(=遊べる)のかもしれません。
Pythonが載ってる新型TI-84CEでは初期型より倍くらい速くなってるみたいですし、やっと48MHzのeZ80が真価を発揮できるようになってきてるようです。
(初期型はメモリウエイト入りまくりなので実質Z-80の18MHz程度でした)

CasioBasicも元々は貧弱なハードでもそこそこ動作させられるシンプルイズベストな電卓言語であったはずが、
グラフ電卓にもそのまま搭載されていったことで機能てんこ盛りにしすぎていろんなオーバーヘッド重なりすぎてる感じがしますね。(^^;


>そこが、upython で realtimeキー入力機能導入のネックになっているのかしらん ?

そ、そこは、たぶん、その、、教育的指導というか…
電卓で遊ばせないための機能削減だったのは間違いないかと思われます。(^^;
とはいえ、次の新仕様のCG100ではようやく考えを改めたと言うか他社との互換の面で仕方なくというか、リアルタイムキー入力が搭載される模様ですね。


>やはり、速いのですか、HP Prime G2。

元祖Primeから速かったですがそこからほぼ平均的に3倍速になってるので、現行の他の電卓で速度スペックで並ぶものは無いと思われます。
元祖PrimeでもアップデートすればPythonも使えますしシリーズとしてアプリに一貫性のあるのは良いことですね。(^^)
ちなみに例のMexican Hatは元祖PrimeのPythonでも1秒以内で終わります。

ま、ゆっくり描画されるのを眺めるのもありなのですが、一応計算機と名が付く以上は速いに越したことはありませんよね。
とはいえ、速すぎて何もかも力技みたいになっても問題なのかもで、
遅いのを如何にして高速化するかの工夫とかの方が教育的観点からは望まれる方向なのかもしれません。(^^;


>NSpire CX が 相当品かな、などと思うものの、BASIC でgraphics が使えないと聴いて、軽くショックだったり。
>「Lua を使え」でしょうけれども、そろそろ高齢者なので、新しいモノに追いつけるか不安 ... 泣き言ばかりでゴメンネ。

なんと!現行のCX2のTI-Basicではグラフィックスが復活というか解禁されてます。
さらには業界標準のPythonも搭載されてますが、これらはすべてCX2限定仕様なので、CX以前は完全に過去機種に追いやられてしまいました。

最新機種を並べてみると相対的にCASIOのハードが周回遅れ感はありますが、
CG50はCAS無し電卓なのでTI-84CEのカテゴリーなら互角以上に戦える感じではありますね。
とはいえ、Python電卓としてみた場合はTI-84CEと底辺争いにもなってくるので、
そこは巧みなマーケティングで乗り切るということなのでしょうが、アドイン不可の方向とか現状ではお先真っ暗な悪寒しかありません。(^^;

TI-Nspire CX2にしてもHP Prime G2にしてもアプリやシミュレータで使った方がずっと快適なわけで、
実機が必ずしも必要ではないということで共通してますが、
CASIOのは等速エミュレータな上にPC上で使っても実機よりも快適とはならないのが難点です。
そういう観点でみればCASIOのグラフ電卓は本体だけでポチポチ遊ぶのには一番向いていた電卓(だった)かもしれません。(^^;

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、再びの御来訪、多謝であります !

> ホントに目の付け所がナイスですよね。

手頃な大きさのコードであっと思わせるような、そんな話には、心奪われるものがあります。

> こういうベンチマーク的に面白いものにはとくに興味を惹かれます。(^^)

そこは、C.BASIC の開発者ならではでありますネ !

> グラフィックス周りは省電力特化のハードの仕様上仕方ないところでしょうけど、
> 書き込めば表示されるVRAM方式のTI-84CEシリーズの方がよりレトロPCに近い感覚で使える(=遊べる)のかもしれません。

昔のポケコンだと、LCDC内のグラフィクスメモリが、CPUのアドレス空間に連続していたりで、CPUから直接メモリ操作をすると、即時グラフィクスをハンドル出来たみたいですが、
SH4とかだと、Video-processorに相当するLDCDにコマンド送受信、Bit-BLTとかのメカでデータのやり取りだったりでしょうから、ある程度グラフィクスの処理が終わった所で「表示」みたいにするのが、電力効率などがいいのでしょうか。
プロセッサが高性能化したための、ある意味で「弊害」のような ?

> Pythonが載ってる新型TI-84CEでは初期型より倍くらい速くなってるみたいですし、やっと48MHzのeZ80が真価を発揮できるようになってきてるようです。
>(初期型はメモリウエイト入りまくりなので実質Z-80の18MHz程度でした)

python ed. になった事で、ハードウェア自体の更新もあったのですネ ! これはビックリ。
以前は、TI-83+ を使っていたので、この際だから「浮気」しちゃおうかナ、なんて。
でも、LiON batteryだからこその「力技」なんだろうねぇ、多分。

> CasioBasicも元々は貧弱なハードでもそこそこ動作させられるシンプルイズベストな電卓言語であったはずが、
> グラフ電卓にもそのまま搭載されていったことで機能てんこ盛りにしすぎていろんなオーバーヘッド重なりすぎてる感じがしますね。(^^;

仰るように、「fx-5800P BASIC にグラフ機能を付け足しました」という感じではありますから、もう少し練り込んで欲しかった、と。一方、fx-5800Pのプログラムが読み込める、という「互換性」の工夫だったとするならば、fx-5800Pにあった数式記憶機能をヤメてしまったのは悔やまれる ... ウーン。

>> そこが、upython で realtimeキー入力機能導入のネックになっているのかしらん ?
> そ、そこは、たぶん、その、、教育的指導というか…
> 電卓で遊ばせないための機能削減だったのは間違いないかと思われます。(^^;

「お察し」ですね ... ガキどもにゲームマシンにされてはならぬという「教育現場」の配慮。

> とはいえ、次の新仕様のCG100ではようやく考えを
> 改めたと言うか他社との互換の面で仕方なくというか、リアルタイムキー入力が搭載される模様ですね。

fx-CG100は fx-CG50 よりストレージが少ないらしいとか、Add-Ons が不明とか、なんて話もありで、少々気がかり。
これって、fx-CG50 のアプデには降ってくるのかなぁ ?
いつになるのか、判りませんが ...

> 元祖Primeから速かったですがそこからほぼ平均的に3倍速になってるので、現行の他の電卓で速度スペックで並ぶものは無いと思われます。
> 元祖PrimeでもアップデートすればPythonも使えますしシリーズとしてアプリに一貫性のあるのは良いことですね。(^^)
> ちなみに例のMexican Hatは元祖PrimeのPythonでも1秒以内で終わります。

ウーン、安い内に買っておけば良かったのか ...
まあ、円安を恨んでも始まりませんが。Julyさんが店を畳んでしまったのが悔やまれる。

> ま、ゆっくり描画されるのを眺めるのもありなのですが、一応計算機と名が付く以上は速いに越したことはありませんよね。

電卓のCASIO言うたら「答え一発」ですから、早いほうが ... ウーム。
でも、ジワジワと、グラフィクスが描かれるのを見るのも「教育的効果」ではありますネ。

> とはいえ、速すぎて何もかも力技みたいになっても問題なのかもで、
> 遅いのを如何にして高速化するかの工夫とかの方が教育的観点からは望まれる方向なのかもしれません。(^^;

それは「相違」工夫、という事ですか !?
それは冗談としましても、fx-CG50は、「電卓」の延長でありますから、掌中でスタンバイして、手軽に答えを得る、そういう立ち位置だとすると、パワー全壊でバリバリ伝説ではなく、そういう「枯れた」、というか「細く長く仕えていきます」的なトコロを、推しておきたい様な感じではありますが、そんなfx-CG50も SH4/32bit ですから、パワー負けと言われるとキツイ ... そこは「乾電池駆動」に免じて、ですネ。

>> NSpire CX が 相当品かな、などと思うものの、BASIC でgraphics が使えないと聴いて、軽くショックだったり。
>>「Lua を使え」でしょうけれども、そろそろ高齢者なので、新しいモノに追いつけるか不安 ... 泣き言ばかりでゴメンネ。
> なんと!現行のCX2のTI-Basicではグラフィックスが復活というか解禁されてます。
> さらには業界標準のPythonも搭載されてますが、これらはすべてCX2限定仕様なので、CX以前は完全に過去機種に追いやられてしまいました。

エエッー !? そうなの !!
NSpire の upython, 機能自体はずば抜けているとは聞いておりましたが、
TI-BASIC でもグラフィクスで遊べるとは !
TI-84 CE にココロ奪われそうな所で、迷ってしまいますヨ ...

> 最新機種を並べてみると相対的にCASIOのハードが周回遅れ感はありますが、
> CG50はCAS無し電卓なのでTI-84CEのカテゴリーなら互角以上に戦える感じではありますね。

ソレソレ、ソレですヨ !
TI-84 CE では CAS が使えませんが、fx-CG50 では Add-Ons の XCAS がありますから、電池で動いて XCAS まで使える分、fx-CG50の方が面白いのネ。
もちろん、C.BASIC もありますから、TI-84 CE python より安い fx-CG50 がいい所であります。

> とはいえ、Python電卓としてみた場合はTI-84CEと底辺争いにもなってくるので、
> そこは巧みなマーケティングで乗り切るということなのでしょうが、アドイン不可の方向とか現状ではお先真っ暗な悪寒しかありません。(^^;

> TI-Nspire CX2にしてもHP Prime G2にしてもアプリやシミュレータで使った方がずっと快適なわけで、
> 実機が必ずしも必要ではないということで共通してますが、

それ、当方も気になっているのですよ。
最近は、HP Prime のシミュレータもうまく動かずで、離れております。
一方、電卓ハード自体の販売が伸び悩みらしく、各社、シミュレーターや連携アプリに力を入れております。
確かに、PC、スマートフォンが普及しているので、それらで動く連携アプリ、シミュレーターがあって、電卓の普及も達成される、そんな所なのかも知れませんが、
それは、最終的に「電卓の死」につながりかねないのではないか、と若干ながら危惧しておる次第。
特に、upython電卓はPCとの連携を要求するきらいがあります。それは、教育市場での展開上、仕方のない方針なのかとも思うのですが、電卓製品である原点を意識した製品づくりも期待したいなァ、なんて思うのであります、ハイ。

> CASIOのは等速エミュレータな上にPC上で使っても実機よりも快適とはならないのが難点です。

ハードウェアベースで忠実に実機を再現している、というのは「凝って」おりますネ。
その分、Add Onsが実機でどの様に動作するのかが、正確に評価できる、と。

> そういう観点でみればCASIOのグラフ電卓は本体だけでポチポチ遊ぶのには一番向いていた電卓(だった)かもしれません。(^^;

仰る通り、電卓本体だけで十分活用できる、そこがfx-CG50の強みだろうと。
OSのアップグレードにはPCを要しますが、あとは電卓本体だけでいい、という所がウレシイ。
PCやスマートフォンが「ありふれた」計算資源となってしまった今日、電卓は「原点を見直す」時期なのかも知れない、と、何処か、そんな事を最近は考えておる所であります。

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>そこは、C.BASIC の開発者ならではでありますネ !

C.Basicにおいては今、CalcLoverHK様主導によるGCC環境への移行で従来比20~40%の速度アップになっているので、
ベンチマークプログラムの出番が多くなる状況になっています。
今はまだFX版のテスト版がリリースされている状況ですが近い内に本命のCG版がリリースされる予定です。(^^)


>プロセッサが高性能化したための、ある意味で「弊害」のような ?

昔はCPUがどこにでもダイレクトにアクセスしていたような感じでしたね。
マシン語が出来ればもう何でも出来ちゃうんじゃないかという全能感というか(^^;
その後、CPUだけがどんどん速くなって周辺が追いつけない状況になってきて、
グラフィックス専用のチップが出てきたあたりから完全分業化というか、
そういう流れが電卓の世界にも当然のように波及してきたというところですね。


>以前は、TI-83+ を使っていたので、この際だから「浮気」しちゃおうかナ、なんて。
>でも、LiON batteryだからこその「力技」なんだろうねぇ、多分。

TI-84CEシリーズは消費電力的にはCASIOのグラフ電卓より少なかったりするので単4電池駆動でも余裕だと思われるのですが、
薄さ軽さというデザイン面と学校で使う3年間は電池交換無しで使える手軽さというところから充電池になった可能性がありますね。
TIのZ80シリーズがここまで続くとは当のTIも思ってなかったかもですが、
今やZ80の末裔的なeZ80を弄れる状況はここしかないといっても過言ではないので、記念碑的に一台持っていてもバチは当たらないものと思います。(^^)


>仰るように、「fx-5800P BASIC にグラフ機能を付け足しました」という感じではありますから、もう少し練り込んで欲しかった、と。一方、fx-5800Pのプログラムが読み込める、という「互換性」の工夫だったとするならば、fx-5800Pにあった数式記憶機能をヤメてしまったのは悔やまれる ... ウーン。

同じメーカーの製品で同じCasioBasic搭載なのに両方の電卓間で通信やプログラムのやりとりが出来なかったのは惜しかったところですね。
両機種の開発はある程度共通化していたのだろうと思われますが、fx-9860Gをfx-5800Pの完全上位としなかったのもそれぞれが生き残るための仕様上の施策だったというところでしょう。
結果的には上手く棲み分け出来たように思いますが、fx-5800Pの後継機種一切なしというのはさすがに残念過ぎました。


>fx-CG100は fx-CG50 よりストレージが少ないらしいとか、Add-Ons が不明とか、なんて話もありで、少々気がかり。

CG50とほぼ同じスペックのハードをソフト的に各種制限でスペックダウンしたCG100が新製品として出てくるというのも
授業で使う学校用電卓としては遊び要素はできるだけ排除したいという意思表示ですよね。
新規に買う生徒にとってはほとんど遊べない教材をひとつ買わされるだけどいうか。(^^;
選択肢はCASIOだけではないのでシェアが激減すればまた考えを変えるかもですが…。


>これって、fx-CG50 のアプデには降ってくるのかなぁ ?

アプデが来たら神アプデですが、そうなるとCG100の存在意味が薄くなるようなものなので
おそらく、CG100相当のアプデはCG50には来ないのではないかと思われます。(^^;


>そんなfx-CG50も SH4/32bit ですから、パワー負けと言われるとキツイ ... そこは「乾電池駆動」に免じて、ですネ。

充電池内蔵となるとメーカーの責任において将来的なメンテや交換までしないとですし
乾電池というのはメーカーにとっても負担減りますしユーザーにとってもやはり安心感が段違いですね。

パワー負け問題に関しては、ライバルは数年前より400MHzオーバーですから、CG100で搭載言語がPythonのみになる段階でCPUを高クロックのFPU付きに刷新しても良かったと思うのに、従来同様の100MそこそこのSH4のままではさすがに厳しいですよね。
電池駆動を考えて200MHz駆動くらいに抑えてでも良いのでCPU更新くらいはしてほしかったところです。


>エエッー !? そうなの !!
>NSpire の upython, 機能自体はずば抜けているとは聞いておりましたが、
>TI-BASIC でもグラフィクスで遊べるとは !
>TI-84 CE にココロ奪われそうな所で、迷ってしまいますヨ ...

CX2を出したタイミングでグラフィックスやPython追加してくるとは新機種に買い替えさせたいという下心見え見えですが、
それでもやっとTI-Basicでグラフィックスが使えるようになったのは朗報ですね。(^^)


>ソレソレ、ソレですヨ !
>TI-84 CE では CAS が使えませんが、fx-CG50 では Add-Ons の XCAS がありますから、電池で動いて XCAS まで使える分、fx-CG50の方が面白いのネ。

CAS電卓ではないCG50でもXCASが使えるのはやはり大きいですね。
XCASは各種高機能電卓に移植されてますが、これが動かなくなるとしたらCG100はどこまでTI-84CEと同じ土俵で戦いたいんだということにもなってきます。(^^;


>最近は、HP Prime のシミュレータもうまく動かずで、離れております。

バージョンアップでそこそこ安定してきてる感じもありますが、
とりあえず以前のは綺麗さっぱり削除してPython使える最新版の新規導入をオススメします。(^^)


>確かに、PC、スマートフォンが普及しているので、それらで動く連携アプリ、シミュレーターがあって、電卓の普及も達成される、そんな所なのかも知れませんが、
>それは、最終的に「電卓の死」につながりかねないのではないか、と若干ながら危惧しておる次第。

PCか電卓という状況ではまだ棲み分け出来ていたようなところもありますが、タブレットやスマホの普及が決定的だった感がありますね。
さらには、PC並のハイスペックなスマホが出てくるようになってからはPCさえも要らないという感じにもなりつつ…


>特に、upython電卓はPCとの連携を要求するきらいがあります。それは、教育市場での展開上、仕方のない方針なのかとも思うのですが、電卓製品である原点を意識した製品づくりも期待したいなァ、なんて思うのであります、ハイ。

Python(に限らずプログラム言語一般的に)は電卓で使うために設計されているわけではないので小さな電卓で使うにはかなり無理がありますね。
PCと繋いでなんぼという使い方するくらいならPCだけで完結させた方が断然便利なわけですし、
無理に電卓でどうこうせずに、一人一台PC持たせたほうが話が早いですよね。


>仰る通り、電卓本体だけで十分活用できる、そこがfx-CG50の強みだろうと。
>OSのアップグレードにはPCを要しますが、あとは電卓本体だけでいい、という所がウレシイ。

通常ならUSBメモリ繋いで本体のみでアップデート可能にという方向も当たり前に考えられたところなのですが、
そこもやはり教育機器としてハッキングに繋がる可能性は少しでも潰しておかねばという
電卓としての進化と規制の板挟み状態なので開発に携わるエンジニアの方々のご苦労が忍ばれるところでもありますね。


>PCやスマートフォンが「ありふれた」計算資源となってしまった今日、電卓は「原点を見直す」時期なのかも知れない、と、何処か、そんな事を最近は考えておる所であります。

従来ユーザーからはかなりの不評の新ClassWizシリーズが「原点を見直した」電卓なのかもですが、あれは教材として「原点を見直した」電卓ですよね。
新機種が一機種しか無いのであれこれ言われてしまいますが、関数電卓も用途目的別にいろんな種類の関数電卓があっていいと思うんです。
ちょい前にあったHPの電卓みたいな感じですが、
仕様をユーザーが自由に変更できるSDK込みの「関数電卓をプログラムできる関数電卓」とかあっても面白そうですよね。(^^)
(もちろん、アプリで作ればそれは自在だろうと言われてしまえばそれまでですけど、物理キーのある実機が一番という向きには…)

結局のところ、関数電卓というある意味特殊な電卓は閉じた世界であるところの教育市場に活路を見出すしかなかったというのが実情で、
一般ユーザーにとっては関数電卓はもはや実用品としてではなく、趣味の製品となってしまったわけですが、
その趣味の製品としてみても、過去機種のほうが魅力的だったりで先細り感しかないですが、
それでもどこかでエポックメイキングな製品が登場することに密かな期待だけは持ち続けています。(^^)

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、御来訪かたじけなく !

> C.Basicにおいては今、CalcLoverHK様主導によるGCC環境への移行で従来比20~40%の速度アップになっているので、
> ベンチマークプログラムの出番が多くなる状況になっています。
> 今はまだFX版のテスト版がリリースされている状況ですが近い内に本命のCG版がリリースされる予定です。(^^)

いや、そうだったのですね !
最近、fx-CG100関連の情報とかないもんか、と、MoHPC を覗いてみましたら、

https://www.hpmuseum.org/forum/thread-22065.html

で、fx-CG50 の C.BASIC などで N-Queen 問題 (チェス盤でQueenのコマがどうとかで、組み合わせを計算するベンチマークの定番らしい)の結果を云々、みたいな記事があって、見たりしたんですが、言われてみれば、Postの主が CalcLoverHK 様 ...
なるほど、でした。ハイ。

> 昔はCPUがどこにでもダイレクトにアクセスしていたような感じでしたね。...

確かに、8bit の時はマシン語をコチコチと ... 。

> その後、CPUだけがどんどん速くなって周辺が追いつけない状況になってきて、...

仰る通りですね、ハイ。
当方なんぞ、16 bit PC を触る機会を逸して、Windows 95登場時に、Windows 95が動かない程度の DOS/V ノートが安く売られていた時期から、PCを始めたクチ。
ちょうど、LSI-C 試食版が入手できて、C言語の勉強を始めたので、16 bitのアセンブリとか、ようわからんです。

> TI-84CEシリーズは消費電力的にはCASIOのグラフ電卓より少なかったりするので単4電...

仰るように、薄くて軽い。確か、自動走行Roverという教材にマウントして、制御するなんてことも出来るとかで、トータルデザインなんじゃろうね。
海外でしか入手できないので、よほどの数寄者でないと、お呼びではないものの ...

> TIのZ80シリーズがここまで続くとは当のTIも思ってなかったかもですが、...

またまたァ ! そういう、物欲を刺激する事を言ってもらうと本気になっちゃますヨ !

> 同じメーカーの製品で同じCasioBasic搭載なのに両方の電卓間で通信やプログラムのやりとりが出来なかったのは惜しかったところですね。...

確かに、「高性能プログラム電卓」で、冷静になって考えると、機能てんこ盛りでありますから、盛り付ける機能の選定などを考えると、ポンコロポンコロと簡単に開発できるものではありませんネ。

> 結果的には上手く棲み分け出来たように思いますが、fx-5800Pの後継機種一切なしというのはさすがに残念過ぎました。

そこです !
fx-5800P、かなりのlong run 製品でありますから、マイナーチェンジくらいはあっても良さそうなものです。
ただ、需要の問題なのかなぁ ...

> CG50とほぼ同じスペックのハードをソフト的に各種制限でスペックダウンしたCG100が新製品として出てくるというのも...

残念ながら、その様でありますね。
- 事務用途で使う、キーのしっかりした四則計算電卓
- 学校教育で使う、関数電卓、グラフ電卓
が大きな柱になっている ...

> 新規に買う生徒にとってはほとんど遊べない教材をひとつ買わされるだけどいうか。(^^;...

アメリカではTI、ヨーロッパではNumworks がシェアを占めているとかで、CASIOはアジア圏から攻めようとしている様な節がありましたネ。
今は、どうなっているんだろうか ?

> アプデが来たら神アプデですが、そうなるとCG100の存在意味が薄くなるようなものなので...

ウーン、キツイなァ。

fx-CG50 upython の casioplot module にある、show_screen() ですか、
アレって、プログラム実行中に呼び出すと、「即時レンダリング、実行継続」という動きだったんですネ。
そこで、これの返戻値にキーコードでも返してくれたら、これだけで十分遊べるよなァ、とか思ったのですが、「教育的配慮」でしたネ。スマソ。

> 充電池内蔵となるとメーカーの責任において将来的なメンテや交換までしないとですし...

乾電池は、流行りの「エコ」に通じるモノですヨ ! ENELOOPもあります !!

> パワー負け問題に関しては、ライバルは数年前より400MHzオーバーですから、...

そういや、SuperH って、最新のはどうなっていうんだろう ?
詳しいこと、調べた事ないもので、ハイ。
向こうさんは、ARMなんで、色々と選び放題ではありますネ。同時に、High Clock だとハイパワーの分、どうしても乾電池駆動が難しく ...
CASIOとしては、電卓製品にどこまで開発資源を投入できるのか、その判断が難しいのでしょう、おそらく。

> CX2を出したタイミングでグラフィックスやPython追加してくるとは新機種に買い替えさせたいという下心見え見えですが、...

ウーム、マイッタなァ ...
なんだか「コレ買ってくれたら勉強するッ」病がうずいてしまう ...

akatuki さんのコメント...

> CAS電卓ではないCG50でもXCASが使えるのはやはり大きいですね。...

確かに、fx-CG100 ではストレージが狭く、XCASが期待できない、なんて声が、MoHPCでも出ておりましたネ。
すると、「CG100」と、CG50の2倍の数字を冠したCASIOの意図を図りかねる。

> バージョンアップでそこそこ安定してきてる感じもありますが、...

いえ、ねぇ ... こちらのPCの問題なんですヨ ... Wine がゴチャゴチャに ...

> PCか電卓という状況ではまだ棲み分け出来ていたようなところもありますが、タブレットやスマホの普及が決定的だった感がありますね。...

仰る通りであります。
世は並べてスマホ、タブレット時代 ... 日本では「Gigaスクール構想」でタブレットなどの教材が小中学校に「配備」されたとかで、CASIOも二の足を踏んでいる格好なのかも、とは思いますが、
そこは、CASIOらしい「奇策」で攻めてくれないかなぁ、などと。
CASIOポケコン PB-100 なんかでは、BASIC教則本とか付けておりましたが、そういった工夫とか、ですネ、例えばの話。
web時代とは申せ、電卓という物品を販売する以上、泥臭い商品展開があってもイイのかなぁ、なんて言うのは、時代遅れの感がありそうではありますが、それでもガキ共、おもちゃやゲームなど、実際に自分の手でいじりたいと思うのですヨ。
ゲームボーイの性交、いや成功も、ガキ共の物欲を刺激したからこそ ... ?

> Python(に限らずプログラム言語一般的に)は電卓で使うために設計されているわけではないので小さな電卓で使うにはかなり無理がありますね。...

そういや、ポケコンって、一応はフルキーだったんですよネ。
仰るように電卓のキーボードでありますから、scriptなりの入力が面倒ではあります。
TI の 「Derive電卓」 Voyage 100 も、フルキー装備で登場したくらいでした。
Numworksが下手に電卓スタイルで登場したあまり、uPython電卓はある種の「呪縛」が発生してしまったのかも ?

> 通常ならUSBメモリ繋いで本体のみでアップデート可能にという方向も当たり前に考えられたところなのですが、...

教育向け機器の開発者の苦労、ではありますネ。

> 従来ユーザーからはかなりの不評の新ClassWizシリーズが「原点を見直した」電卓なのかもですが、あれは教材として「原点を見直した」電卓ですよね。

確かに、CASIOとしては教育方面にその開発資源を集中させた、興味深い位置づけの製品でありました。

> 新機種が一機種しか無いのであれこれ言われてしまいますが、関数電卓も用途目的別にいろんな種類の関数電卓があっていいと思うんです。

同意であります !
ただ、その用途、というのが、目下、教育市場のみにfocusしている、そこが個人的には悔しい、と。

> 仕様をユーザーが自由に変更できるSDK込みの「関数電卓をプログラムできる関数電卓」とかあっても面白そうですよね。(^^)...

最近は、FirmWare変更から、どうも方向が怪しくなりつつあったのですが、一頃のNumworksが、そうした方向性を打ち出していた様でしたネ。
Firm変更も「教育市場向けに対応するためやむを得ず」みたいな話だったそうですが、それでもOmega OSチームは懲りずにHackingして、Add-Onsが稼働する様に ...

高度なグラフ電卓製品を土台から作るのは労力が必要で、土台となる製品に自由にAdd-Onsを開発して盛り付けられるとなると、大変ウレシイかなぁ、とは思いますネ。

> 結局のところ、関数電卓というある意味特殊な電卓は閉じた世界であるところの教育市場に活路を見出すしかなかったというのが実情で、

残念ながら、電卓開発社にしてみると、その認識であるのは否めない模様であります。

> 一般ユーザーにとっては関数電卓はもはや実用品としてではなく、趣味の製品となってしまったわけですが、...

ウーム。
確かに、関数電卓、プログラム関数電卓は、今、教育市場にfocusしております。
昔のHP 電卓の広告なんかには、測量技師がHP電卓を使っている、なんてのがありました。
一頃、CASIO が fx-FD10 という製品を問うたのも、Civil Engineeringの分野では、細々ながらも需要があったからなのだと思うのです。
fx-5800Pに導入出来る計算式プログラムを公開している「あさかぜネット」様の話もあり、導入して専用計算機として販売する商売なんてものもあります。
以前に、CASIOでは電気計算専用のキーを装備したプロ電・fx-71F なんてのがありました。当時のプロ電のプログラム容量は大したものではありませんが、それなりに重宝したのだと思うのです。
他にも、金融計算機能を充実させたFC-200(だったか)電卓もありました。
そんな事を色々と考えてたら、以前、割り算の剰余が計算できる事務用電卓、というのをCASIOが出して、これが広い分野で活用されているとの話もあります。

> それでもどこかでエポックメイキングな製品が登場することに密かな期待だけは持ち続けています。(^^)

仰るように、「きっとCASIOが何かやる」という事は期待したいものです。

( Googleがケチをつけるので、分割に致しました。申し訳ない)

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>最近、fx-CG100関連の情報とかないもんか、と、MoHPC を覗いてみましたら、
>https://www.hpmuseum.org/forum/thread-22065.html

ほんの数日前にスレッドが伸びてますね。
ココだけの話(でもないですが)N-QueenベンチマークはC.Basic開発時のメインベンチマークプログラムだったのでその高速化に関してはあれこれと工夫をしたところがあります。(^^;

例えば、
X=A+B
という数式が一番シンプルで左から右に計算すればそれで終わりですが、
X=A+BxC
となると優先順位を考慮して一時的に計算順序を変更するためにスタックに積む必要が出てきます。
RPNだとこういうところを機械任せじゃなく人間がしないといけないわけですが、
数式通りで逐次処理となると優先順位処理にひと手間余計にかかるので速度低下に繋がっていきます。
ここをあえて、明示的にカッコを使って、
X=A+(BxC)
という風にすることで、数式処理的にはA+Bのシンプルな形式になってくるので余分な優先順位処理をしなくてすみます。
単純ながら速度的には有効に効いてきたりします。


>ちょうど、LSI-C 試食版が入手できて、C言語の勉強を始めたので、16 bitのアセンブリとか、ようわからんです。

試食版ありましたね!
DOSコンパイラとしては試食版というにはもったいないくらいお世話になってた感じですけど、小さなプログラムでちょこちょこ遊んでたりしました。


>そこです !
>fx-5800P、かなりのlong run 製品でありますから、マイナーチェンジくらいはあっても良さそうなものです。

現在のClassWizシリーズはそのままファーム入れ替えたらfx-5800Pになりそうなくらいに進化してますが、
fx-5800P筐体はそのままで構わないのでCPU刷新+液晶ハイレゾ化と現行世代の仕様を取り入れたファームアップ位でも良かった感じですよね。
電卓同士で繋がるリンク関連もTakumako様のCcLinkerありますからfx-5800Pとの互換性さえ保ってくれれば十分と言えるので、
それだけの改良で相当魅力あるプログラム電卓になっていたと思うと惜しい限りです。


>アメリカではTI、ヨーロッパではNumworks がシェアを占めているとかで、CASIOはアジア圏から攻めようとしている様な節がありましたネ。

fx-9860GやCGシリーズの仕様やCasioBasicを見るとその仕様的にTIの後追い的な感じが強いですが、
OSが共通なPCとは違い電卓では他機種間での完全な操作互換性があるわけではないので、
より格安高性能となってもおいそれと乗り換えるというわけにはいかないのが難しいところですよね。。
それが、仏方面ではNumworksが新規参入組としてはあっという間に驚異的なシェアをとってしまったことで、
教育現場での機種選定の絶対的な権限を持つ先生の支持をいかにして得られるかというところでCG100への流れになっていったのでしょう。
アジア圏では中国やインドの教育現場へ売り込みかけてると思われますが、まずは欧米のように試験に使えるようになるかどうかが最大の課題ですね。


>そういや、SuperH って、最新のはどうなっていうんだろう ?

私もそのへんの事情はよくわかってないのですが、wikiとか見ると顧客がいる限りは生産を続けるみたいなこと書いてありますね。


>web時代とは申せ、電卓という物品を販売する以上、泥臭い商品展開があってもイイのかなぁ、なんて言うのは、時代遅れの感がありそうではありますが、それでもガキ共、おもちゃやゲームなど、実際に自分の手でいじりたいと思うのですヨ。

今やアプリダウンロード一発で大抵のことが事足りる状況ですけど、
その昔は電卓というかポケコン買うと分厚いマニュアルと分厚いプログラムライブラリが付属していて、
自力でプログラム作ってなんぼというところがやはり大きかったですよね。


>そういや、ポケコンって、一応はフルキーだったんですよネ。

小さいながらもQWERTY配列のキーボードが付いていたのは紛れもなくポケットに入るコンピュータでした。(^^)


>TI の 「Derive電卓」 Voyage 100 も、フルキー装備で登場したくらいでした。

Z80や8088はあれど68000採用のポケコンとか日本では出なかったですし、
この頃のTIはポケコンの発展版的な意欲的な製品を出してきてなかなかに惹かれるものがありましたね。


>Numworksが下手に電卓スタイルで登場したあまり、uPython電卓はある種の「呪縛」が発生してしまったのかも ?

メニューでコマンド選べるとか工夫はあれど、本体でポチポチ入力するには激しく向いてないですよね。
教育業界では電卓キーボードはABC配列しか認められないとかほとんど嫌がらせの世界です。(^^;


>最近は、FirmWare変更から、どうも方向が怪しくなりつつあったのですが、一頃のNumworksが、そうした方向性を打ち出していた様でしたネ。

最初のNumworksは商売上手かったですね。
一旦普及してしまえばあとはどうにでもなるという典型ですが、新規メーカーが電卓市場に入りこめる余地があったことがある意味驚きでした。


>一頃、CASIO が fx-FD10 という製品を問うたのも、Civil Engineeringの分野では、細々ながらも需要があったからなのだと思うのです。
>fx-5800Pに導入出来る計算式プログラムを公開している「あさかぜネット」様の話もあり、導入して専用計算機として販売する商売なんてものもあります。

今ではスマホ/タブレットアプリに置き換わってますよね。
やはりどこでも通信が出来るメリットにはかなわない状況なので、業務で電卓を使用するという場面はどんどんニッチな状況になりつつ…


>仰るように、「きっとCASIOが何かやる」という事は期待したいものです。

世界初のグラフ電卓、世界初のカラーグラフ電卓と来てますから次もまた世界初の???が出てくることに期待したいです。(^^)

Sentaro さんのコメント...

ちょこっと遅くなりましたが、各電卓での純正PythonでのMexican Hatの実行速度です。

HP Prime G1    0.84秒
Hp Prime G2    0.23秒
TI-NspireCX2   15秒  
TI-84CE python  3分43秒
CG50       10秒

(参考)
TI-NspireCX2 TI-Basic 40秒
TI-84CE TI-Basic   6分47秒
CG50 CasioBasic   13分8秒
CG50 C.Basic1.47   23秒(CasioBasicと同一プログラム)
CG50 C.Basic1.47   9秒(最適化プログラム)
プチコン3号     0.12秒

やはりPrimeの爆速ぶりが際立ちますね。ほぼ一瞬で描画完了します。プチコン3号も変わらず爆速ですね。
TIはNspireCX2も84CEもTI-Basicから2~3倍という速度差ははて?(^^;
まさかCASIOに速度レベルを合わせたということでも無さそうですが、
CG50のCasioBasicは84CEのTI-Basicに追い抜かれているのではCG100で廃止という決断に至ったのも仕方ないことかもしれません。(^^;

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、お晩です。

> ほんの数日前にスレッドが伸びてますね。

そうでした !
以前に見たときは、「オッ、C.BASIC の話題があるんだねぇ」と思ったので、後でよく読んで見ようと思ったんですが、
まさか、CalcLoverHK 様のスレだとは思わず ... 。

> ココだけの話(でもないですが)N-QueenベンチマークはC.Basic開発時のメインベンチマークプログラムだったのでその高速化に関してはあれこれと工夫をしたところがあります。(^^;

アレ、ベンチマークでよく使いますけれど、どういう計算をしているのか、未だにワカランのです。スマソ。

> 例えば、
> X=A+B
...
> 単純ながら速度的には有効に効いてきたりします。

興味深いです。
ユーザーサイドで、式parsing を最適化する工夫という具合ですネ。

> 試食版ありましたね!
> DOSコンパイラとしては試食版というにはもったいないくらいお世話になってた感じですけど、小さなプログラムでちょこちょこ遊んでたりしました。

DOS/V でCプログラムの勉強を始めたので、試食版はホント、勉強になりました。
数学関数の使用で、libm のリンクオプションが要る、なんて、知りませんでしたからネ。

> 現在のClassWizシリーズはそのままファーム入れ替えたらfx-5800Pになりそうなくらいに進化してますが、

そうですね。漢字表示が出来る液晶まで使えるんですから、あとはメモリ容量くらい ?

> fx-5800P筐体はそのままで構わないのでCPU刷新+液晶ハイレゾ化と現行世代の仕様を取り入れたファームアップ位でも良かった感じですよね。

ああっ、それ、イイです !
fx-5800Pにある様な数式記憶の出来るプロ電、後継機種がないので、コレはJust meet ですネ !

> 電卓同士で繋がるリンク関連もTakumako様のCcLinkerありますからfx-5800Pとの互換性さえ保ってくれれば十分と言えるので、
> それだけの改良で相当魅力あるプログラム電卓になっていたと思うと惜しい限りです。

そういや、ClassWiz にはプログラム機能がありませんから、fx-5800Pの後継機種、未だにないのですネ。
fx-CG50とかで代わりが出来る ? からなのかも知れませんが、機能付加と削減した機能があって、このあたりが「隙間」になっている ... 。

> fx-9860GやCGシリーズの仕様やCasioBasicを見るとその仕様的にTIの後追い的な感じが強いですが、

確かに、TI-83+ にもあった正規分布などの統計計算機能とかの充実をみると、TIの後追いっぽい感じ、解ります。

> OSが共通なPCとは違い電卓では他機種間での完全な操作互換性があるわけではないので、
> より格安高性能となってもおいそれと乗り換えるというわけにはいかないのが難しいところですよね。。

そこは、ハードウェアとソフトウェア、両者が渾然一体となって初めて電卓製品として成立する性質のもので、各社の「持ち味」があり、相互に影響しあって、ですネ。

> それが、仏方面ではNumworksが新規参入組としてはあっという間に驚異的なシェアをとってしまったことで、

確かに、Numworks が upython で打って出たのは、一大 Epoch ではありました。

> 教育現場での機種選定の絶対的な権限を持つ先生の支持をいかにして得られるかというところでCG100への流れになっていったのでしょう。

仰る様に、Numworks upython 電卓が、教育市場への一つの潮流を惹起した所は大きい様です。
並行して、イギリスでも micro:bit なんてガキどもに使わせるためのエレキ玩具が登場していて、これも upython が動作するとか。
ヨーロッパあたりを震源に、ガキどもに upython プログラムを調教しようみたいな策謀が、どこかの時点で決まったかの様な印象すらあります。
まあ、プログラミング自体は面白いのではありますが、昔はポケコンなんか、プログラムと言ってもゲームを主にやるもんでしたヨ。ガキ共のハートを鷲掴みにするのは、やはりゲーム。
その点、Numworks の upython には、key fetch API があったりしますネ。

> アジア圏では中国やインドの教育現場へ売り込みかけてると思われますが、まずは欧米のように試験に使えるようになるかどうかが最大の課題ですね。

CASIOは、中国の教員向けにセミナーを開催して売り込みに熱心とか。
そういや、fx-CG100 (Graph MATH+) なんかも、最初はおフランスの教員向けにプレゼンしておりましたネ。
はやり、教員を抱き込まないとならぬのか ... 難しいなぁ。

>> そういや、SuperH って、最新のはどうなっていうんだろう ?
> 私もそのへんの事情はよくわかってないのですが、wikiとか見ると顧客がいる限りは生産を続けるみたいなこと書いてありますね。

日立と三菱の半導体部門がRenesassとなって、SuperH, R8 ... と沢山製品ラインをやっているとかですが、
日本の半導体製造は、この20年くらい、金額ベースで横這いなんだそうで、製造は増えていない模様。
もう少し、グラフ電卓に使える半導体とか、出して欲しいヨなぁ。
Sharpなんかも、昔はポケコンの半導体 (8 bit)を自社開発していたそうですが、今は外資の傘下なんで、電卓事業は熱心ではなかったり。
まあ、今時は電卓にロマンを見るご時世でもないのだろうか、と悲観論でもありますが。

> 今やアプリダウンロード一発で大抵のことが事足りる状況ですけど、
> その昔は電卓というかポケコン買うと分厚いマニュアルと分厚いプログラムライブラリが付属していて、
> 自力でプログラム作ってなんぼというところがやはり大きかったですよね。

ソレなんですヨ !
webで様々なモノは入手できる今日、書店も大分淘汰された感じではありますが、
それでも集約的な知識の取得には、ある程度の「書籍」の力、というものがあってイイ筈。
TIの電卓、NAOCO様が国内販売をしておりますが、抄訳となっているものの、翻訳マニュアルが添付されている筈です。(最近の製品では無かったのかな ?)
そして、そういう書籍なり文書なりを読みながら、じっくりと電卓を操作して、問題解決の道具とする、というのは、プロ電、関数電卓、遡れば計算尺の様な道具の原点の様な、そんなロマンを思う所ではあります。

> 小さいながらもQWERTY配列のキーボードが付いていたのは紛れもなくポケットに入るコンピュータでした。(^^)

ソレだから「ポケコン」だったのですが、CASIOのFX-702Pなんかをみると、出自がFX-で始まるプロ電っぽい感じもあって、ポケコンとプロ電って、どこか共通した印象があったりするんですよネ。
PB-100なんかでも、内部に「関数キー」の基板端子が設けられていて、後に関数キーを設置した姉妹機種が出たり、なんて話もあります。

> Z80や8088はあれど68000採用のポケコンとか日本では出なかったですし、
> この頃のTIはポケコンの発展版的な意欲的な製品を出してきてなかなかに惹かれるものがありましたね。

ソレ、そうでしたネ !
68000 なんて、Macintoshに積まれていて「エエーッ,これが電卓に !?」って、衝撃でした。
当時は、そこに日米の彼我の差、の様なものを思ったものでした。

> メニューでコマンド選べるとか工夫はあれど、本体でポチポチ入力するには激しく向いてないですよね。
> 教育業界では電卓キーボードはABC配列しか認められないとかほとんど嫌がらせの世界です。(^^;

何か、そういう「縛り」がないとイケナイのか ?「緊縛プレイ」ですネ。
尤も、電卓のformをしていれば、教員でもガキ共でも、使いにくさのハードルは同じ、という余慶が ... ?
upython を採用した時点で、何かデザインを変更するなどの方策があっても良かったのかも知れませんが、そうすると「では、この製品は何ぞや」。ウーム。

> 最初のNumworksは商売上手かったですね。
> 一旦普及してしまえばあとはどうにでもなるという典型ですが、新規メーカーが電卓市場に入りこめる余地があったことがある意味驚きでした。

確かに仰る通りではあります。
そこはグラフ電卓製品の「停滞期」にちょうど「はまった」かの様な、そんな印象すら受ける程です。
まだ、製品が市場に受け入れられる可能性はあるのですが、昔ほど、ポンコロポンコロと製品を出していられず、尻込みしている。
多くの人々は、みょうちくりんな製品を買うんだったら、スマホの通信量の心配、また音楽やゲーム配信の課金などにカネを使う方を優先しますヨ。

> 今ではスマホ/タブレットアプリに置き換わってますよね。
> やはりどこでも通信が出来るメリットにはかなわない状況なので、業務で電卓を使用するという場面はどんどんニッチな状況になりつつ…

ウーム ... 。
確かに、今はプロツールとしては、PCとかを使うのが当たり前ではあります。
スマートフォンもPC並みの計算資源ですから、電卓の出番は少ないのか ... 。

> 世界初のグラフ電卓、世界初のカラーグラフ電卓と来てますから次もまた世界初の???が出てくることに期待したいです。(^^)

ソコは大いに期待したい所です !

akatuki さんのコメント...

> ちょこっと遅くなりましたが、各電卓での純正PythonでのMexican Hatの実行速度です。

お知らせ、多謝です

> やはりPrimeの爆速ぶりが際立ちますね。ほぼ一瞬で描画完了します。プチコン3号も変わらず爆速ですね。

クロック上等 ! ですネ。

> TIはNspireCX2も84CEもTI-Basicから2~3倍という速度差ははて?(^^;

BASIC は中間コードinterpretor, upython/PPL は p-code JIT compiler という差が大きいのかなぁ ?

> まさかCASIOに速度レベルを合わせたということでも無さそうですが、
> CG50のCasioBasicは84CEのTI-Basicに追い抜かれているのではCG100で廃止という決断に至ったのも仕方ないことかもしれません。(^^;

いやぁ、BASIC がなくなる、ちうのは、BCDでプログラム計算が出来ない、ということでもありますから、そこはどうすんの ? という心配があります。
CASIO BASIC の BCD は 1E+100 までしか計算できませんが、upython では double precision なので、1+E320 くらいは計算できたかしらん 。
でも、小数点数も2進数表現しているので、電卓の様に計算できない問題もあり。
ただ、upython では arbitrary precision integer つうか、とっても長い桁の整数が使えるので、これを使えという「教育的配慮」なのか ?

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>アレ、ベンチマークでよく使いますけれど、どういう計算をしているのか、未だにワカランのです。スマソ。

同じく計算内容についてはよく分かってないところなのですが、(^^;
電卓のベンチマークとしては結果が載ってる電卓も幅広いですし重宝してます。


>ああっ、それ、イイです !
>fx-5800Pにある様な数式記憶の出来るプロ電、後継機種がないので、コレはJust meet ですネ !

fx-5800PもしばらくはCPU等が謎でしたけど、今ではスタンダード関数電卓と同じ沖電気製だったということがわかってますし、
関数電卓と同じCPUをクロックアップして外付けのROMとRAMを付加した派生品だったわけですね。
なので、後継機種を出そうと思えばすぐにでも出せるはずなのですが、
すでにfx-5800Pなどのプログラム電卓の開発に関わるエンジニアが居なくなってしまってる可能性大ですし、
グラフ電卓がプログラム電卓の上位版と位置づけられているフシもあるので仕方ない側面はありますが、
手頃なサイズ&価格でユーザー本位の実用になるスタンダード関数電卓+αとしてのプログラム電卓はありだと思うだけに惜しいです。
ま、ClassWizシリーズに取り込まれて中途半端な製品が出てくるくらいならfx-5800Pで有終の美とした方がというのもあるのかもしれませんが。(^^;


>CASIOは、中国の教員向けにセミナーを開催して売り込みに熱心とか。
>そういや、fx-CG100 (Graph MATH+) なんかも、最初はおフランスの教員向けにプレゼンしておりましたネ。
>はやり、教員を抱き込まないとならぬのか ... 難しいなぁ。

開発段階からも先生等に積極的に加わってもらってると、
関わった先生は当然その機種を推薦するのであっという間に普及の段取りが…
NumWorksも最初から学校向けに先生巻き込んで仕様が決められていったような感じありますし、
販売戦略としてはとても上手いやり方と思います。(^^;
CG100とか一般的にはかなり?な仕様ですが、先生の希望が99%通ったような電卓ですし学校での販売には問題無さそうな気はしますね。


>もう少し、グラフ電卓に使える半導体とか、出して欲しいヨなぁ。

かつてのSHARPのように内製CPUとかもう絶望的な状況ですが、
沖電気が電卓に特化した省電力CPUを出し続けてるので次の世代ではグラフ電卓にも搭載される可能性が?


>TIの電卓、NAOCO様が国内販売をしておりますが、抄訳となっているものの、翻訳マニュアルが添付されている筈です。(最近の製品では無かったのかな ?)

手持ちTI-84Plus CE PythonがNAOCO様販売のですけど、分かりやすい翻訳マニュアル付いてましたが、プログラミングのところはTi-BasicもPythonもTI公式WEB参照ってことで日本語化されてないです。(^^;
今は自動翻訳の精度も上がってるので翻訳マニュアルも必要なくなりつつも、やはり書籍としての翻訳マニュアル付属というのはかなり貴重なところありますね。



>BASIC は中間コードinterpretor, upython/PPL は p-code JIT compiler という差が大きいのかなぁ ?

TIの場合はそれはありそうですね。
ただ、Basicは10進演算、Pythonは2進演算なのを考えるともっと大差がついても良いような気が?
XCASのNspireCX版のPythonだとPrime並の速度が出るそうなので、純正Pythonは本来の速度よりもわざと遅くされている可能性も?(^^;


>いやぁ、BASIC がなくなる、ちうのは、BCDでプログラム計算が出来ない、ということでもありますから、そこはどうすんの ? という心配があります。

あ、そこは大問題かもですね。
電卓といえば10進演算が普通でしたから、2進演算が基本のPC一般からすればある意味特殊な事情だったわけですよね。
それ故に電卓の動作速度がクロック差以上に大きく速度差がついてしまっていたわけですが、
誤差のない10進演算前提での小数点以下にもデータを埋め込む裏技的なプログラムも結構あったりしましたよね。(^^;

整数演算における無限桁精度はCAS電卓では確保されてましたけど通常の電卓では10桁が基本だったので、
2進演算と長整数演算のPythonが標準の言語になったことは10進演算との違いを身につけるには案外最適なのかもしれません。

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、おばんです。早々のお越し、多謝です。

> 同じく計算内容についてはよく分かってないところなのですが、(^^;
> 電卓のベンチマークとしては結果が載ってる電卓も幅広いですし重宝してます。

そうでしたか ! ちょっと安心(?)しました。
内容がわからないと、どれほどのパワーの差なのかが実感できないのかなぁ、なんて。

> すでにfx-5800Pなどのプログラム電卓の開発に関わるエンジニアが居なくなってしまってる可能性大ですし、

そこは、エンジニアの存在よりも、おそらく「企画」が持ち上がって来ないから、だと思われます。
ClassWiz の新型の方は、「新しい学習向け関数電卓を作る」と意気込んだ社員が企画を出したそうで、
「新しいプロ電を作るッ!」と意気込んだ社員が稟議書なりを出して行かないと、後継製品なりは出にくいのでしょう。製品開発も、何か「アイデア」の様なものが忽然と閃き、それを具現していく様な所があります。
そのアイデアが、CASIOの上層部で「面白そうだ、ヤレ !」となるのかどうか、なのだと。

> グラフ電卓がプログラム電卓の上位版と位置づけられているフシもあるので仕方ない側面はありますが、
> 手頃なサイズ&価格でユーザー本位の実用になるスタンダード関数電卓+αとしてのプログラム電卓はありだと思うだけに惜しいです。

fx-5800P、大きさがイイですネ。カバーヒンジが割れやすいそうですが、このあたりを改変するだけでまだまだイケる。後継機種が待たれる製品です。

> ま、ClassWizシリーズに取り込まれて中途半端な製品が出てくるくらいならfx-5800Pで有終の美とした方がというのもあるのかもしれませんが。(^^;

確かに、プロ電自体の需要が「?」の様な所ではあり、fx-5800P, fx-72F しか残っておらず。Advanced はfx-CG50となっている現状であり。
CASIO上層でも、プロ電については、需要判断が難しい所で、新規に開発をするには、何かしら訴求するモノ、アイデアが欲しいのだと思うのであります。

当方としても、何か、アイデアがあればイイのですが ... 。

> 開発段階からも先生等に積極的に加わってもらってると、...

CASIO education で電卓を展開している様でもあり、目下、電卓製品は教育向けで展開するのが確実な情勢である様ですネ。

> かつてのSHARPのように内製CPUとかもう絶望的な状況ですが、
> 沖電気が電卓に特化した省電力CPUを出し続けてるので次の世代ではグラフ電卓にも搭載される可能性が?

CASIOが製品開発を続けている間は、色々とプロセッサを探して作り続けてくれるであろう事を期待したいものです。

> 手持ちTI-84Plus CE PythonがNAOCO様販売のですけど、分かりやすい翻訳マニュアル付いてましたが、プログラミングのところはTi-BasicもPythonもTI公式WEB参照ってことで日本語化されてないです。(^^;

あちゃー !
TI-83+ の時は、かなり立派な日本語マニュアルがついており、勉強になったのですが ...
日本語翻訳も結構大変で、更に製本までするとコストに見合わないのか ? ウーム。

> 今は自動翻訳の精度も上がってるので翻訳マニュアルも必要なくなりつつも、やはり書籍としての翻訳マニュアル付属というのはかなり貴重なところありますね。

まあ、言われてみたら、今や小学生のガキから英語を調教する御時世ですから、英語マニュアルくらい、テメェで読んでくれや、なのかも知れません。コストダウンの末、TI本社でも「PDF manualヲ読ンデクダサーイ」だったなぁ。
それでも、NAOCO様では、抄訳とは言え、製本マニュアルを付けているのは、ありがたいです。

> TIの場合はそれはありそうですね。
> ただ、Basicは10進演算、Pythonは2進演算なのを考えるともっと大差がついても良いような気が?

言われてみれば、ですネ。
TI の upython, BCD 演算だったして ... (流石に、ソレはないか)

> XCASのNspireCX版のPythonだとPrime並の速度が出るそうなので、純正Pythonは本来の速度よりもわざと遅くされている可能性も?(^^;

あっ、それですね !
p-code runtime をビシビシに実行すると、爆速になってしまい、電池の消費も激しいから抑えているのかなぁ ?

そういや、TI upython のグラフィクスの扱いですが、キー入力検出とか、イベントループにCallback を設置とかで実現したりなのかなぁ ?
すると、system 内部的なイベントループでwaitが入っていたり、なんてネ。

> あ、そこは大問題かもですね。
> 電卓といえば10進演算が普通でしたから、2進演算が基本のPC一般からすればある意味特殊な事情だったわけですよね。

仰るとおりであります。

> それ故に電卓の動作速度がクロック差以上に大きく速度差がついてしまっていたわけですが、
> 誤差のない10進演算前提での小数点以下にもデータを埋め込む裏技的なプログラムも結構あったりしましたよね。(^^;

電卓では、よく使われておりますネ。
HP15Cとか、レジスタの小数点数部分にループカウンタの終端値と間隔をセットしたり、
fx-CG50でも、日付計算のAPIで年月日を小数点数にしたりとか、ですネ。
電卓出自で、メモリ資源が貴重でしたから、レジスタのデータも有効活用するという努力だったのだと思います。

CASIOの電卓だと、BCD 計算でも 1E+100 が上限でしたが、HP50G では、1E+499 までは計算できました。TI NSpireでも同程度の計算はできそう ?
fx-CG50では、メモリ資源も充実しているので、この位の拡張はあれば、プログラミング教育のupythonと、数値計算のBASICは、まだ「共存」できたのかナ、なんて。

> 整数演算における無限桁精度はCAS電卓では確保されてましたけど通常の電卓では10桁が基本だったので、
> 2進演算と長整数演算のPythonが標準の言語になったことは10進演算との違いを身につけるには案外最適なのかもしれません。

プログラミングを教育させる目的に十分配慮している事は理解できます。
電卓機能の計算部分と比較して、計算誤差への理解、とか。

なんだか、電卓部分とupython部分が「相互乗り入れ」出来ないのは、「もったいない」ような ...

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>内容がわからないと、どれほどのパワーの差なのかが実感できないのかなぁ、なんて。

一応、プログラムの行単位での通過回数等のプロファイリングはしてましたが、
四則演算と条件判断、比較、配列アクセスなど基本的なコマンドのバランスの良いベンチマークになっている感じはありました。(^^;
その他、円周率の計算などもベンチマーク的によく使われますね。


>そこは、エンジニアの存在よりも、おそらく「企画」が持ち上がって来ないから、だと思われます。

あ、確かにそこが最初の関門ですよね。
「学習向けの」関数電卓というのは今の教育市場向けの方向性に激しくマッチしてますが、
「学習向けの」プログラム電卓となると、それグラフ電卓でよくね?ってなるのがオチなわけで。
「実用向けの」プログラム電卓となると、それ売れる?はい、次!みたいなのも容易に想像できるわけです。
「面白そうだ、ヤレ !」となる空気は今の時代、なかなか難しい感じではありますね。(^^;


>fx-5800P、大きさがイイですネ。カバーヒンジが割れやすいそうですが、このあたりを改変するだけでまだまだイケる。後継機種が待たれる製品です。

初代のfx-9860Gとデザイン上の共通感を持たせた上でより軽く薄く手軽にを実現しているのが秀逸ですね。
まさか20年以上モデルチェンジ無いまま現役機種で継続するとは誰も思わなかったところですが、
それだけ完成度の高い製品だったということですね。


>TI の upython, BCD 演算だったして ... (流石に、ソレはないか)

Python仕様通りの2進数演算でした。(^^;
電卓用PythonはBCD演算オプションがあってもよいですよね。


>p-code runtime をビシビシに実行すると、爆速になってしまい、電池の消費も激しいから抑えているのかなぁ ?

瞬間的な消費電力上昇を考えると確かにそれは一理ありそうですね。
とはいえ、速ければ速いほどすぐ終わってアイドル状態に入れるので総合的な消費電力としてはほぼ変わらずということからすれば、速度制限等は無い方が良さそうではあります。(^^;


>そういや、TI upython のグラフィクスの扱いですが、キー入力検出とか、イベントループにCallback を設置とかで実現したりなのかなぁ ?

CASIOのPythonのように明示的にコマンドでグラフィックス表示させる必要はないのでそういう感じの仕組になってそうですね。


>CASIOの電卓だと、BCD 計算でも 1E+100 が上限でしたが、HP50G では、1E+499 までは計算できました。TI NSpireでも同程度の計算はできそう ?

NspireはもちろんCASIOのClassPadもですがCAS電卓はほぼほぼ1E±499の範囲で共通してますね。
1E±999じゃないのがスペック的に微妙な中途半端感がありますが実際の計算でそこまで必要とされる場面はないということなのでしょう。(^^;


>fx-CG50では、メモリ資源も充実しているので、この位の拡張はあれば、プログラミング教育のupythonと、数値計算のBASICは、まだ「共存」できたのかナ、なんて。

スタンダード関数電卓は内部演算23桁に拡張されてますが、CG100は従来通りの内部15桁のBCD演算ということなので
グラフ電卓を上位機種に位置づけるなら精度スペックが同等でないのはちょっと不思議な感じがしてましたが、
もしかしたらノンサポートながらCasioBasicも残すために内部演算精度の変更がされなかったのかもしれません。
TIがPython加えてもTI-Basicを残してるところは真似して良いと思われるだけに今後の展開が注目されますね。


>なんだか、電卓部分とupython部分が「相互乗り入れ」出来ないのは、「もったいない」ような ...

今のPython電卓の最大の問題点はそこですよね。
電卓内蔵のプログラミング言語はあくまで電卓をより便利に使いやすくするために装備されていたものですが、
いざ教育用となると実習さえ出来れば良いというような付け刃的に実装してる感があるのがもったいないですね。
今後Pythonで電卓の機能を自由自在に操れるくらいのライブラリが実装されるかどうかも怪しいところですが、
教育機器となってしまった以上はそのあたりはなかなか進展しなさそうなのが惜しいところです。

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、お越し !

> 一応、プログラムの行単位での通過回数等のプロファイリングはしてましたが、
> 四則演算と条件判断、比較、配列アクセスなど基本的なコマンドのバランスの良いベンチマークになっている感じはありました。(^^;

なるほどです、了解しました !
いや、何だかチェス盤とかでコマの動かし方の組み合わせを延々計算するとかナントカで、
とっつきにくいなぁ、なんて思っておったものですから。

> その他、円周率の計算などもベンチマーク的によく使われますね。

言われてみれば、ですネ、ハイ。

> あ、確かにそこが最初の関門ですよね。
> 「学習向けの」関数電卓というのは今の教育市場向けの方向性に激しくマッチしてますが、
> 「学習向けの」プログラム電卓となると、それグラフ電卓でよくね?ってなるのがオチなわけで。

確かに、グラフを見せると、ガキ共 ... 失敬、お子様の学習意欲にも訴求するものがあると。

> 「実用向けの」プログラム電卓となると、それ売れる?はい、次!みたいなのも容易に想像できるわけです。

ウーム。それを言われるとクルシイ ...

> 「面白そうだ、ヤレ !」となる空気は今の時代、なかなか難しい感じではありますね。(^^;

そこなのです。
fx-FD10 proなんかがあったので、何か「突破口」がありはしないのかなぁ ...

> 初代のfx-9860Gとデザイン上の共通感を持たせた上でより軽く薄く手軽にを実現しているのが秀逸ですね。

なるほど !
fx-5800Pで「手帳型カバー」を付けたのって、小型化した事で、液晶保護のスライドケースよりも、本体に付けた方が可搬性があるからでしょうから、デザイン的には9800G と 5800P は「兄弟」的な感じ、なのかも。
言われてみれば、型番もそんな感じ。

> まさか20年以上モデルチェンジ無いまま現役機種で継続するとは誰も思わなかったところですが、
> それだけ完成度の高い製品だったということですね。

仰るとおりです。
ヒンジの部分は改良が望まれるも、本体は申し分なかった、という事だったのでしょう。

> Python仕様通りの2進数演算でした。(^^;
> 電卓用PythonはBCD演算オプションがあってもよいですよね。

流石に2進演算ですよネ。
「BCDオプション」、いい感じです !

> 瞬間的な消費電力上昇を考えると確かにそれは一理ありそうですね。
> とはいえ、速ければ速いほどすぐ終わってアイドル状態に入れるので総合的な消費電力としてはほぼ変わらずということからすれば、速度制限等は無い方が良さそうではあります。(^^;

そこは、ソレ、速いとなれば、無理をさせたくなるのが人情、絶え間なく使っていたら、バッテリーがすぐに空になり、充電を頻繁に行わないと ...
今般、電気自動車が流行しておりますが、高速道路のPAで充電しようとしたら、どこも充電中で充電できない、なんて話もあります。
充電式、充電に時間が掛かるのネ。

> CASIOのPythonのように明示的にコマンドでグラフィックス表示させる必要はないのでそういう感じの仕組になってそうですね。

イベントループがシステム側との仮定なら、ループ側にてwait ticks が効いて、実行速度と消費電力を抑えている ?
まあ、どうなんだろう。

> NspireはもちろんCASIOのClassPadもですがCAS電卓はほぼほぼ1E±499の範囲で共通してますね。

オッ、ClassWizって、結構行きますネ ! これは朗報。

> 1E±999じゃないのがスペック的に微妙な中途半端感がありますが実際の計算でそこまで必要とされる場面はないということなのでしょう。(^^;

そこは、exponent部が10bit長で、1bit分をsignにしているからかしらん ?
仰るように、以前はここまでの桁数は不要でした。ここまで増えたのは、やはりTIの電卓とか、研究しているからなのでしょう。

当方、なんでこんな事を申したのか、と。
行列計算なんかで、要素の累積掛け算が行われますが、ちょっと大きめの数を要素にした行列の計算なんかを行うと、1E100の範囲では、Overflowする場面がありまして。
まあ、行列の計算では、LU分解とか掃出し法とかで、Overflowを起こさない工夫が出来るのでしょうが、
そういうのは電卓の機能に任せて計算出来るのが理想で、これでOverflowになってしまうと、ショボーンなのヨ。
ClassWizにも行列計算能があったので、計算数値の範囲を拡大した ? という解釈でいいのかも。

> スタンダード関数電卓は内部演算23桁に拡張されてますが、CG100は従来通りの内部15桁のBCD演算ということなので
> グラフ電卓を上位機種に位置づけるなら精度スペックが同等でないのはちょっと不思議な感じがしてましたが、
> もしかしたらノンサポートながらCasioBasicも残すために内部演算精度の変更がされなかったのかもしれません。

ウーム。
ClassWizがそこまで進歩していたのも驚きですが、CG100の方は、従来どおりというのは、チョット惜しい ?
あるいは、電卓App部分含めて大幅な刷新を図る準備中という可能性も、期待したい所です !
そうでなければ、CG50からCG100へ、2倍になった理由がワカラナイ ...

> TIがPython加えてもTI-Basicを残してるところは真似して良いと思われるだけに今後の展開が注目されますね。

そこは、日本でもCG100相当の製品が出ていないので、大いに期待したいものではあります !
でも、ストレージが少ないというのも気になりますネ、どうなんじゃろ ?

> 今のPython電卓の最大の問題点はそこですよね。
> 電卓内蔵のプログラミング言語はあくまで電卓をより便利に使いやすくするために装備されていたものですが、
> いざ教育用となると実習さえ出来れば良いというような付け刃的に実装してる感があるのがもったいないですね。

そうなのですヨ !
CG100でBASICがなくなると、「グラフ機能電卓」と「upythonプログラム機能」が、並んで「置いてあるだけ」で、何か、広がりがない、というか、「ウキウキ」が少し足りないのです。

> 今後Pythonで電卓の機能を自由自在に操れるくらいのライブラリが実装されるかどうかも怪しいところですが、
> 教育機器となってしまった以上はそのあたりはなかなか進展しなさそうなのが惜しいところです。

仰るように、libraryの問題は大きいですネ。

例えば、正規分布やt分布などの統計グラフ計算機能がありますが、BASICには、これらの計算機能があって、プログラムで応用計算も出来たり、行列や数値微分/積分の利用も出来ました。
upythonで統計計算機能を実現するとなると、Gamma functionなどが要りますが、それにはSciPyなどのmoduleを使うのが慣例の様です。
やる気になれば、自前でそうしたmoduleでも作れるのでしょうが、電卓のハードウェアをハンドルするようなシステム的なmoduleとなると、もうお手上げ。

upythonはプログラミング学習用と割り切るか、あるいは、TIの様に同梱moduleを充実させるか、の方向もあるかも知れません。そのTIも、BASICは残しておりました。

fx-CG100を土台として、将来的に、どこまで改良を進めていくのか、そこを長い目で注視するのが、ユーザーサイドで出来る事なのかも知れません。

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>fx-FD10 proなんかがあったので、何か「突破口」がありはしないのかなぁ ...

なかなかに志の高い専用電卓でしたが、あの時期のニーズにぎりぎり間に合ったというか今だったら絶対に企画通らないですね。(^^;


>そこは、ソレ、速いとなれば、無理をさせたくなるのが人情、絶え間なく使っていたら、バッテリーがすぐに空になり、充電を頻繁に行わないと ...

あ、なるほどです。
CASIOもSH3やSH4電卓となるとそのMax能力の数分の一に抑えて製品化してたわけですから、
継続的なバッテリ消費を考えるとわざと遅くするというのは普通にありそうですね。(^^;


>イベントループがシステム側との仮定なら、ループ側にてwait ticks が効いて、実行速度と消費電力を抑えている ?
>まあ、どうなんだろう。

基本的にNspireはWindowマシンですからそれは当たってると思います。(^^)


>オッ、ClassWizって、結構行きますネ ! これは朗報。

あ、ClassWizではなくてClassPadというのは置いといて(^^:
あのタッチパネルCAS電卓は出た当初は斬新だったはずが、今考えれば最初からタブレットのアプリで展開していた方がよかったですね。
実機は機能的には頑張っていたと思うのですが、そのもっさりした動作速度の遅さ故に今や黒歴史化しつつあります。(^^:
CG50と同じハードでWindowマシンを動作させてるようなものですから最低でもPrime級のハードで製品化すべきでした。


>そこは、exponent部が10bit長で、1bit分をsignにしているからかしらん ?

BCD演算といえども内部はやはり2進数が基本なのでそんな感じしますね。


>行列計算なんかで、要素の累積掛け算が行われますが、ちょっと大きめの数を要素にした行列の計算なんかを行うと、1E100の範囲では、Overflowする場面がありまして。

普通では滅多にない事としても桁数がすぐに上がってしまうような計算繰り返すと指数は1000あっても足らないですよね(^^:
DM42とかだと仮数34桁指数±6143とかカバーしてるのもそういう要求に応えたものなんでしょう。


>ClassWizがそこまで進歩していたのも驚きですが、

CPUとか8ビットから16ビット化してるといわれてますね。
もうほとんどそのままでグラフ電卓にもなってしまうくらいの進化をしてるわけですが
スタンダード関数電卓の過剰ともいえる高性能化は真似する製品がすぐに追いつけないようにするためもありそうですね。


>そうでなければ、CG50からCG100へ、2倍になった理由がワカラナイ ...

CG10/20の次がCG50でしたからCG70とかCG80ではさすがにキリが悪いっていうのでしょうかね。
仏方面では今まで(Graph 90+E)と違った新たな名前(Graph Math)が付けられてますし、
完全に仕切り直しのグラフ電卓なので従来の延長的な誤解される品番ではなくClassWizCGとかでも良かったかもしれません。


>でも、ストレージが少ないというのも気になりますネ、どうなんじゃろ ?

AU版がCG20の頃よりストレージ容量が4.5MBに制限されてたのですが、それが学校的には好評で?それに倣ったとも言えますが、
XCASとか大規模アドインを使わせないという固い意思表示でもありますね。


>そうなのですヨ !
>CG100でBASICがなくなると、「グラフ機能電卓」と「upythonプログラム機能」が、並んで「置いてあるだけ」で、何か、広がりがない、というか、「ウキウキ」が少し足りないのです。

合せ技一本みたいな製品が日本のお家芸だった時代もありましたが、
それぞれの機能が高レベルで統合されていのが従来のグラフ電卓だったはずで、あっちはあっちこっちはこっちみたいな分断はもったいないですよね。


>fx-CG100を土台として、将来的に、どこまで改良を進めていくのか、そこを長い目で注視するのが、ユーザーサイドで出来る事なのかも知れません。

従来機から完全なハード刷新していないところに一途の望みはありますね。
ソフト的にブロックしても、TIの84CEやNspireみたく結局ハッキングはされてしまうわけで、CG100のメモリ制限もそのうち解除されるでしょうし、アドインも…。
CG100の発売以降は今までになかった怪しげな雰囲気がCASIOのグラフ電卓の世界にもやってきそうな感じがしますね。(^^;

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、御来訪、多謝であります !

> なかなかに志の高い専用電卓でしたが、あの時期のニーズにぎりぎり間に合ったというか今だったら絶対に企画通らないですね。(^^;

確かに、今では通りそうもないですね、残念。

> あ、なるほどです。
> CASIOもSH3やSH4電卓となるとそのMax能力の数分の一に抑えて製品化してたわけですから、
> 継続的なバッテリ消費を考えるとわざと遅くするというのは普通にありそうですね。(^^;

電卓製品ではありますから、電池はそこそこ長持ちして欲しい所ですネ !

> 基本的にNspireはWindowマシンですからそれは当たってると思います。(^^)

エエーッ ! そうだったの !?
これは迂闊だった。

> あ、ClassWizではなくてClassPadというのは置いといて(^^:

あっ、これは当方の勘違いでありました ...
fx-CP400/500とか、あちらの話でしたのネ。

> あのタッチパネルCAS電卓は出た当初は斬新だったはずが、今考えれば最初からタブレットのアプリで展開していた方がよかったですね。
> 実機は機能的には頑張っていたと思うのですが、そのもっさりした動作速度の遅さ故に今や黒歴史化しつつあります。(^^:
> CG50と同じハードでWindowマシンを動作させてるようなものですから最低でもPrime級のハードで製品化すべきでした。

CASもあって、意欲的な製品だったと思うのですが、
なるほど、あまり話を聞かなくなったのは、そうした事情でしたのね。
新しくハードを用意するには、需要を見込まないとならずで、今は休止中 ?

> BCD演算といえども内部はやはり2進数が基本なのでそんな感じしますね。

なるほどであります。

> 普通では滅多にない事としても桁数がすぐに上がってしまうような計算繰り返すと指数は1000あっても足らないですよね(^^:
> DM42とかだと仮数34桁指数±6143とかカバーしてるのもそういう要求に応えたものなんでしょう。

ゲーッ ! 何ですか、ソレ !?
化けもんじゃないの ... さすがは Thomas Okken 先生。

> CPUとか8ビットから16ビット化してるといわれてますね。

そうでしたのね !
漢字表示も出来るくらいですから、16bit processorになるのも道理ではあります。

> もうほとんどそのままでグラフ電卓にもなってしまうくらいの進化をしてるわけですが

確か、おフランスではGraph 90+E の下位機種みたいなのがあって、グラフ表示までは出来た様子。このあたりと同等のハードになっているのかなぁ ?

> スタンダード関数電卓の過剰ともいえる高性能化は真似する製品がすぐに追いつけないようにするためもありそうですね。

その様でもありますね。
CASIOの互換製品みたいな中国製の関数電卓、Amazon JPでも結構見られます。
このあたりでハードを刷新して、追従を振り切るみたいな ?

> CG10/20の次がCG50でしたからCG70とかCG80ではさすがにキリが悪いっていうのでしょうかね。
> 仏方面では今まで(Graph 90+E)と違った新たな名前(Graph Math)が付けられてますし、

そうでした !

> 完全に仕切り直しのグラフ電卓なので従来の延長的な誤解される品番ではなくClassWizCGとかでも良かったかもしれません。

そういや、fx-CG100 の型番では、日本展開も未だでした。fx-CP400/500 も日本じゃ売っておりません。
欧米方面での展開のみだとすると、fx-CG100の型番、ちょっと「やっつけ」で始めちゃったのかナ ?

> AU版がCG20の頃よりストレージ容量が4.5MBに制限されてたのですが、それが学校的には好評で?それに倣ったとも言えますが、
> XCASとか大規模アドインを使わせないという固い意思表示でもありますね。

ウーム。
各国の事情に合わせた展開というのも、良し悪し、でありますネ。
教育市場向けの宿命。

> 合せ技一本みたいな製品が日本のお家芸だった時代もありましたが、
> それぞれの機能が高レベルで統合されていのが従来のグラフ電卓だったはずで、あっちはあっちこっちはこっちみたいな分断はもったいないですよね。

それであります、まさに !
Numworksの電卓が、そんな感じでありまして、これに倣うような方向。そこがサミシイ。
これも、教育市場向けの宿命なのか ?

> 従来機から完全なハード刷新していないところに一途の望みはありますね。
> ソフト的にブロックしても、TIの84CEやNspireみたく結局ハッキングはされてしまうわけで、CG100のメモリ制限もそのうち解除されるでしょうし、アドインも…。

確か、Graph MATH+ なんかでは、AddOnsみたいに、あとから機能を追加するという話がありましたから、fx-CG100 でもあとから機能拡充がありそうで、そう考えると「Hacking待ち」みたいな ? ですネ !

> CG100の発売以降は今までになかった怪しげな雰囲気がCASIOのグラフ電卓の世界にもやってきそうな感じがしますね。(^^;

それは「楽しみ」です !

Sentaro さんのコメント...

akatuki様、皆様、こんにちは!

>確か、おフランスではGraph 90+E の下位機種みたいなのがあって、グラフ表示までは出来た様子。このあたりと同等のハードになっているのかなぁ ?

毎度おなじみCritor様による超絶詳細レポートによれば、スタンダード電卓からCPU等ハードはほぼ同じで、液晶のインジケータ拡張と単4電池採用で一回り大きいサイズという感じでしたね。
https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?t=26653
https://www.planet-casio.com/Fr/forums/topic17752-last-test-casio-graph-light-calculatrice-hybride-de-rentree-2024.html

一足早く発売されているスタンダード関数電卓で大問題化?していた[x10^]の仕様変更設定が出来たりフォントサイズ変更できたりとか、最初からそれで発売していればという大きな改善点が見られるので、価格次第ではいずれはこちらが売れ筋の関数電卓となっていく感じもありますね。
単4電池仕様というのも、さらなる派生品としてfx-5800Pの後継機種も期待したくなるところです。


>CASIOの互換製品みたいな中国製の関数電卓、Amazon JPでも結構見られます。

近年の技術力の向上を見れば、互換製品とていつまでも二番煎じでいいということもないでしょうし、CASIOが教育市場特化な製品しか出さないでいると、そのうちfx-5800P後継機種に値するような上位互換製品も登場してくるかもしれないですね。


>そういや、fx-CG100 の型番では、日本展開も未だでした。fx-CP400/500 も日本じゃ売っておりません。

ひょっとしたら日本ではCG100よりも先に、現行製品の直系の上位機種or後継機種としてGraph Lightを日本語化した製品が出てくる気配もしますね。
現在CG50がどれだけ普及してるかにもよりますがCG100は市場の様子を見てから遅れて投入するという感じもありそうです。(^^;


>それであります、まさに !
>Numworksの電卓が、そんな感じでありまして、これに倣うような方向。そこがサミシイ。
>これも、教育市場向けの宿命なのか ?

結局のところ授業と試験で使うのが第一目的の製品なので、統合されてない方が何かと都合が良かったのですよね。
メーカーからしても余計な手間がかからず実装できますし、メーカーと教育市場のニーズが合致したというか…(^^;


>確か、Graph MATH+ なんかでは、AddOnsみたいに、あとから機能を追加するという話がありましたから、fx-CG100 でもあとから機能拡充がありそうで、そう考えると「Hacking待ち」みたいな ? ですネ !

公式アドイン限定でも載るとなればそれはもうハッキングしてくれくれ状態なわけなので、CG100も案外早い時期にハッキングされそうですね。(^^;

akatuki さんのコメント...

Sentaro 様、お越し戴きありがとうございます。

> 毎度おなじみCritor様による超絶詳細レポートによれば、スタンダード電卓からCPU等ハードはほぼ同じで、液晶のインジケータ拡張と単4電池採用で一回り大きいサイズという感じでしたね。
> https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?t=26653
> https://www.planet-casio.com/Fr/forums/topic17752-last-test-casio-graph-light-calculatrice-hybride-de-rentree-2024.html

オッ ! コレ,コレです !

> 一足早く発売されているスタンダード関数電卓で大問題化?していた[x10^]の仕様変更設定が出来たりフォントサイズ変更できたりとか、最初からそれで発売していればという大きな改善点が見られるので、価格次第ではいずれはこちらが売れ筋の関数電卓となっていく感じもありますね。

なるほど、ClassWizっぽいですネ。でも programmable ではないので、ClassWiz にグラフ機能を追加した感じでしょうか ?

> 単4電池仕様というのも、さらなる派生品としてfx-5800Pの後継機種も期待したくなるところです。

期待したいのではありますが、おフランスでは prgrammble だと Graph 25-E II, Graph 35-E II (fx-9750G III 相当 ?) があるらしく、fx-5800Pの後継としての Graph Light の programmable 版は市場的に難しいのかな ?

> 近年の技術力の向上を見れば、互換製品とていつまでも二番煎じでいいということもないでしょうし、CASIOが教育市場特化な製品しか出さないでいると、そのうちfx-5800P後継機種に値するような上位互換製品も登場してくるかもしれないですね。

それはそれで、面白そうです !
しかし、関数電卓、プロ電の企画、どこまで練り上げるのか ? そこは市場の「需要」次第 ...

> ひょっとしたら日本ではCG100よりも先に、現行製品の直系の上位機種or後継機種としてGraph Lightを日本語化した製品が出てくる気配もしますね。

仰るように、その線はありそうですネ。
先にお知らせ戴きました、Critor様による超絶詳細レポート見た所、Graph Light って、紙パッケージなのね。
先日、CASIO の電卓のサイトに、順次、ブリスターパックから紙パッケージへ移行すると出ていて、そこにfx-9750GIIIの紙パッケージ写真がありました。
全世界的に、紙パッケージへ移行との事で、Graph Lightも日本販売、期待できるのかな ?

> 現在CG50がどれだけ普及してるかにもよりますがCG100は市場の様子を見てから遅れて投入するという感じもありそうです。(^^;

日本では fx-CG50 は「現行商品」ですから、fx-CG100 は後回しですネ。
マニアは海外販売の製品でもAmazonなどで買い求めるし、
日本では、fx-9750GIIIのようなモノクロ液晶製品も出しておらず、 ラインナップを絞っているような所もあります。

> 結局のところ授業と試験で使うのが第一目的の製品なので、統合されてない方が何かと都合が良かったのですよね。
> メーカーからしても余計な手間がかからず実装できますし、メーカーと教育市場のニーズが合致したというか…(^^;

ウーム。
そこは無理からぬ所とは言え、何か「訴求力」が ... 。

> 公式アドイン限定でも載るとなればそれはもうハッキングしてくれくれ状態なわけなので、CG100も案外早い時期にハッキングされそうですね。(^^;

「そこに一筋の光明をみたのであった ...」